志歩がいる、舞台裏へ…
「話って?」
「私たち、考えたの。
咲希と穂波、それに、ふたりと!
この先、どうするかって」
「4人で考えて、決めてきた。
だから、聞いて欲しい!」
と、志歩に対し、ふたりと一歌が言いだした。
「半端な気持ちじゃないから聞いて欲しい!」
「わかった…」
と、志歩が言いだす。
「あ、あのね!志歩ちゃん!
アタシ、すっごく考えたけど…
やっぱり、志歩ちゃんと一緒にバンドがしたい!
憧れのポピパさんと共演がしたい!
Roseliaと共演したい!」
と、咲希が志歩に思いをぶつけた。
「えっ!?」
「志歩ちゃんの練習は厳しいし、プロになる覚悟が出来ているかは、
わかんないけど…でも…っ!
でも!志歩ちゃんと一緒にバンドがしたいの!」
「咲希…」
続けて、穂波が言いだす。
「わたしも、志歩ちゃんと一緒にバンドがやりたい!
志歩ちゃんのベース、大好きだよ!
リサさんにも負けない演奏技術だって、知っているから!」
「うん」
「最初は、ドラムはうまく叩けなかったけど、
でも、志歩ちゃんに、あこちゃんが、
教えてくれたから、少しずつ自信が持てるようになったんだ」
「ドラムだけなら、あこの方が詳しいと思うけどね」
「そうかもしれない、けど、
わたしが志歩ちゃんから、教わったのは、それだけじゃないよ!
「…?」
「志歩ちゃん、わたし、中等部を卒業するまで、
一人でずっと悩んでいたんだ。
自分を守る事で精一杯だった。
でも、そんな、わたしを叱ってくれて、
前に進ませてくれたよね」
「私は何も…」
「そんなことない!わたしは気づけたの。
相手の気持ちに寄り添うだけが、優しさじゃないって。
だから、自分で答えを出したの。
志歩ちゃんに、この気持ちを伝えたいから!」
「…!」
「志歩、今まで甘えてごめん…
これまでは、一緒に演奏出来たらいいって思っていて…
でも、だから、今だけでは、志歩をサポートできるようになったら!
って、そう思っていたから、志歩を苦しませたんだよね…」
「…」
「でも、私、思ったの。
この間、志歩がベースの練習をしていて、
その演奏を聴いていて、志歩と、
穂波と咲希、それに、ふたりと五人で、
演奏がしたいって!誰かの心に響く演奏がしたいって!」
「え…!」
「演奏している時、誰かの心に響いたらいいなって、
思っていて、ふたりの歌がみんなに届けたらいいって、
考えたんだ」
と、ふたりも言いだす。
「一歌…ふたり…」
「私も…ううん、私たちは!
いつか、ポピパさんだけじゃない、
Roseliaみたいに、プロを目指したい!
道があるなら、目指したい!」
「ありがとう…みんなの気持ち、わかったけど…」
志歩はしばらく考え込んで…
「わかった。やろう。
Poppin'Partyだけじゃない、
Roseliaと同じくらい、すごい演奏が出来るように、
全力で行くよ」
「うん!」
「おーっ!」
「はい!」
「あっ、はいっ!」
こうして、プロになる決意をした!