ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第三十五話 みんなの想い

志歩がいる、舞台裏へ…

 

「話って?」

 

「私たち、考えたの。

咲希と穂波、それに、ふたりと!

この先、どうするかって」

 

「4人で考えて、決めてきた。

だから、聞いて欲しい!」

 

と、志歩に対し、ふたりと一歌が言いだした。

 

「半端な気持ちじゃないから聞いて欲しい!」

 

「わかった…」

 

と、志歩が言いだす。

 

「あ、あのね!志歩ちゃん!

アタシ、すっごく考えたけど…

やっぱり、志歩ちゃんと一緒にバンドがしたい!

憧れのポピパさんと共演がしたい!

Roseliaと共演したい!」

 

と、咲希が志歩に思いをぶつけた。

 

「えっ!?」

 

「志歩ちゃんの練習は厳しいし、プロになる覚悟が出来ているかは、

わかんないけど…でも…っ!

でも!志歩ちゃんと一緒にバンドがしたいの!」

 

「咲希…」

 

続けて、穂波が言いだす。

 

「わたしも、志歩ちゃんと一緒にバンドがやりたい!

志歩ちゃんのベース、大好きだよ!

リサさんにも負けない演奏技術だって、知っているから!」

 

「うん」

 

「最初は、ドラムはうまく叩けなかったけど、

でも、志歩ちゃんに、あこちゃんが、

教えてくれたから、少しずつ自信が持てるようになったんだ」

 

「ドラムだけなら、あこの方が詳しいと思うけどね」

 

「そうかもしれない、けど、

わたしが志歩ちゃんから、教わったのは、それだけじゃないよ!

 

「…?」

 

「志歩ちゃん、わたし、中等部を卒業するまで、

一人でずっと悩んでいたんだ。

自分を守る事で精一杯だった。

でも、そんな、わたしを叱ってくれて、

前に進ませてくれたよね」

 

「私は何も…」

 

「そんなことない!わたしは気づけたの。

相手の気持ちに寄り添うだけが、優しさじゃないって。

だから、自分で答えを出したの。

志歩ちゃんに、この気持ちを伝えたいから!」

 

「…!」

 

「志歩、今まで甘えてごめん…

これまでは、一緒に演奏出来たらいいって思っていて…

でも、だから、今だけでは、志歩をサポートできるようになったら!

って、そう思っていたから、志歩を苦しませたんだよね…」

 

「…」

 

「でも、私、思ったの。

この間、志歩がベースの練習をしていて、

その演奏を聴いていて、志歩と、

穂波と咲希、それに、ふたりと五人で、

演奏がしたいって!誰かの心に響く演奏がしたいって!」

 

「え…!」

 

「演奏している時、誰かの心に響いたらいいなって、

思っていて、ふたりの歌がみんなに届けたらいいって、

考えたんだ」

 

と、ふたりも言いだす。

 

「一歌…ふたり…」

 

「私も…ううん、私たちは!

いつか、ポピパさんだけじゃない、

Roseliaみたいに、プロを目指したい!

道があるなら、目指したい!」

 

「ありがとう…みんなの気持ち、わかったけど…」

 

志歩はしばらく考え込んで…

 

「わかった。やろう。

Poppin'Partyだけじゃない、

Roseliaと同じくらい、すごい演奏が出来るように、

全力で行くよ」

 

「うん!」

 

「おーっ!」

 

「はい!」

 

「あっ、はいっ!」

 

こうして、プロになる決意をした!

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