ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第三十六話 ふたりとひとりのカラオケ

後藤ひとり、後藤ふたり、星乃一歌、天馬咲希の4人でカラオケに行っていた。

 

「はははは、はじ、はじめまし、て…

後藤ひとりですっ!」

 

「おねーちゃんはね、結束バンドってバンドで、

ギターをしていたんだ!」

 

「ふたりちゃんのお姉さん、ギターしていたもんね」

 

「あ、はい…」

 

(JKオーラが凄まじいよ!この三人!死にそう…)

 

「おねーちゃんはね、アルバイトしているんだ!

来年、大学に進学する予定なんだ!」

 

「合格しましたけどね、音楽大学に」

 

「おねーちゃんはね、ギターが上手なんだよ!」

 

「じゃあ、今度、教えて貰おうかな…?」

 

「わ、私が一歌さんに…?むむむ、無理です!無理ですって!

教える程、上手じゃないし…」

 

「そ、そこをなんとか!」

 

「おねーちゃん!めんどくさがったら、ダメだよ?

キラキラするんじゃなかったの?」

 

「それは、若い時の話です…わたし、来年で二十歳なんで…」

 

「ホント、おねーちゃんは、友達付き合いが出来ない上、

めんどうな、おねーちゃ…」

 

と、ひとりが恐ろしい目と顔で、ふたりを見ていた。

 

ひとりが何かふたりに向けて、テレパシーで、

そう伝えるのだった。

 

「ひゃい…ごめんなひゃい…」

 

「ふーちゃん?どうかしたの?」

 

※咲希からの、ふたりちゃんのあだ名。

 

「ううん、優しくなる!人にも虫にも優しくなる!」

 

(うん。そうだよ。一人一人の優しさが、

平和に導くんだよ…?)

 

と、ひとりが心の声を、ふたりに送った。

 

「それじゃあ、歌おっか!

どの曲にしようかな…?あっ、パスパレとか!」

 

「私が歌うね!」

 

「どの曲にする?」

 

「それじゃあ…」

 

と、後藤ふたりは、パスパレの歌を、

三曲ほど、歌った。

 

「次は、おねーちゃんと歌いたい!」

 

「どの曲にしようかな…?デュエット曲は…

あっ、おねーちゃんが決めて!」

 

「えっ…でも、ふたりの好きなのにしてよ」

 

「じゃあ!ミクちゃんの曲!」

 

ひとりとふたりは、ミクの曲をカラオケで、

デュエットした。

 

「すごーい!ひとりさんって、歌まで歌えるんですね!」

 

と、咲希がはしゃいでいた。

 

「もう、咲希ったら…」

 

「ねぇ、いっちゃん!アタシ、いっちゃんと歌いたいなー」

 

「咲希が喜ぶなら、わたしは幸せだから」

 

一歌と咲希は、一緒にミクの曲を、

デュエットで歌うのだった。

 

ひとりはマラカスを振り、ふたりはタンバリンを叩きながら踊っていた。

 

(若いっていいな…リアルに充実しているし。

特に女子校は。ふたりの通っている宮女は芳醇な香りが漂うな…)

 

と、ひとりは心の中で、そう感じた。

 

後藤ひとりは就活を優先しているはずだが、

何故か上手くいかない。

 

 

 

 

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