5人は教室のセカイにやって来た。
「あ、みんな来たんだね。いらっしゃい」
「ミクちゃん!ルカさん。こんにちはー!」
「今日はいつも以上に元気だね。咲希」
「何かいいことでもあったの?」
と、MEIKOもやって来た。
「ここに来る前に、プロになるためには?
って、みんなでミーティングをしていたよ」
と、志歩が説明した。
「志歩ちゃんのバイト先のライブハウスで、
ライブが出来るから、そこで腕を磨くことになったよ」
「へぇ~ライブ?いいね、楽しそう!」
「でしょ?あたし達が羽ばたくんだよ!
もう、ドキドキだよ~!」
「咲希ちゃん。まだ、早いよ…」
「でも、今まで以上に頑張らないとね」
「その分、練習は多くなるよ?」
「わかっているよ~!でも、頑張るって決めたから、大丈夫だよ~!
だから、ミクちゃん。これからもご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願いします!」
「私たちが力になるよ」
「ありがとうございます」
すると…
「おーい!みんなー!」
「この声は…リン?」
「みんなー!リンも混ぜて―!
これから、ミクぴょんと一緒にやる事になったよ!
鏡音リンだよ!これから、よろしくねー!
サッキ―、イッチー、ほなっち、しほぴょん、ふたりん!」
「う、うん…よろしく…」
「って、しほぴょん…」
後藤ふたりが思わず笑う。
「しほぴょん…」
「悪いけど、呼び方変えて」
「えーなんで―!」
「恥ずかしいし」
「でも、あたしは、しほぴょんが良いって思う!」
「あたしも!」
「私も!」
「じゃあ、しほっちは、どうかな?どうかな?
「わ、わかった。それでね」
「よろしくね。しほっち」
「リンちゃんが来てくれたから、これからもっと楽しくなるね!」
「リンちゃんがセカイにきた理由っていあるのかな?」
「いつの間にかここにいたよ?だから、よくわからないよ…
でも、ルカ姉やメイコ姉、ミクぴょん、
それに、この5人の力になりたいから!」
「一歌達は、今度、ライブをやるらしいよ?
お手伝いには、丁度、いいタイミングだね」
「すごい!すごーい!どんな曲にするの?」
「まだ、決まってないけどね…」
「えーそうなの?」
「5人で聴いてくれた人の心に響く演奏がしたいって気持ちは、
その想いはみんな同じ」
「志歩ちゃん…」
「いいね~!みんなの絆や力!
みんながハッピーなライブが出来る様に、リンも協力するよ!」
「よーし!今日も頑張るぞ~!」
練習後
「はー疲れた…」
「志歩。さっきの歌の感想は?」
「私も!」
「ふたりの歌唱力が凄いのは、やっぱりだけど、
一歌は前よりは上手になっているけど、
でも、二人共、油断しちゃダメだよ?」
「そっか。わかった。ありがとう」
「志歩ちゃん!私も!」
「アタシも!」
「穂波は安定しているけど、
Bメロの時にリズムショットが弱くて、
目立つなって思っている」
「よく自信が無くて、叩きずらいって時が目立つから、
頑張ります!」
「咲希は…リズムの変化に、指がついていっていない」
「自主練はしていたけどな…」
「シンセのソロで始まるところは前より良くなっているから、
あの感じを崩さないようにしないとね」
「よーし!ソロの感じを崩さない様に…」
「この調子で、ライブ本番も気合を入れるよ?」
しかし、咲希は思い込んでいた。
(入院生活が長引いていたから、練習が出来なかったけど、
でも、もっと練習しないと!)
と咲希が、気を引き締めた。