バンドを結成後、咲希は自室で寝ていた。
「この前は、凄かったな…
バンドを、一緒に組むようになるなんて…
おかげで、いい夢が見れた!
でも、首が痛い!」
すると、ノックが鳴った。
「おーい!咲希!まだ、支度しているのか~?」
と、兄の司の声が!
「毎朝、身支度に気合を入れるのは良い事だが、
のんびりしていると、遅刻するぞー!」
と、兄の司の声がした。
「え?朝?今何時!?ね、寝坊しちゃった~!」
宮益坂女子学園 高等部にて
「はぁ…はぁ…ま、間に合った…
よかったーお兄ちゃんが起こしてくれなかったら、
どうなってたとやら…」
「おはよ、咲希。間に合ったね。
咲希が寝坊なんて、珍しいから、
連絡来た時、ビックリしちゃった。何かあったの?」
「いっちゃん!夢を見ていたの!」
「どんな夢?」
「そうだな…いっちゃんと、ケッコンする夢!」
「け、ケッコン!?」
「小さな教会で、チャペルを挙げて、キスをするの!」
「ふへっ!?!?」
と、一歌が照れだす。
「いっちゃん!アタシと、いっちゃんは、
恋人だから、キスして欲しいな~!」
「キ、キス!?ちょっと、わたし、
一度も、咲希とキスしたことなんて…」
結局、チャイムが鳴り、キスできず。
「授業が終わったから、練習に行こうよ!」
「咲希、今日はテンション高いね」
「朝は遅刻しちゃいそうになったけど、
今日は、もうバッチリだよ!
早くみんなに会いに行こう!」
「そうだね」
「あっ、咲希ちゃん!一歌ちゃん!」
「ほなちゃーん!授業お疲れさまーのハグ!」
「きゃっ!咲希ちゃん!いきなり、ハグしないでよ~!
ビックリする~!」
「何やっているとやら…それに、一歌が、
ヤキモチ焼いてるし」
「どうしてだろう…咲希が他の子とイチャイチャしていたら、
胸の奥がソワソワしてきて…」
「アハハ…ごめん!いっちゃん!
アタシは、いっちゃんしか、愛さないから!」
「うん」
「おーい!」
「あっ、ふたりちゃん!これで、5人揃ったね!」
そして、5人でスタジオの練習をしていた。
その後の夕方。
「じゃあ、アタシ、帰り向こうだから、
じゃあね!バイバイ!」
「バイバイ」
と、帰る咲希に一歌が手を振った。
「それにしても、咲希のテンション、
やけに高かったな」
「何かいいことでもあったのかな?」
「晩御飯が好きな食べ物とか?」
「咲希ったら、子どもみたいに、
はしゃいで、晩御飯を言うからな」
「なんだろう…」
「ま、元気な分が、いいか。
じゃあね」
「じゃあ、私は買い物だから!」
一歌と、ふたりの二人が残っていた。
「咲希ちゃんが、元気なのは、
私達と一緒にいるからかな?」
「ふたり?」
「だって、私や一歌ちゃんといる時の、
咲希ちゃん、キラキラ輝いている」
「そうだね。でも、何だろう…
モヤモヤする…私、咲希の事が好きなのに…」
「likeじゃなくて…?」
「むしろ、loveの方」
「女の子同士の恋人!」
「でも…咲希がケッコンするって言ってきて…はぁ…」
一歌はため息をついた。