ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第四十話 5人で練習

レッスンスタジオ

 

「それじゃ、今日の練習はここまでにしよう」

 

「みんな、お疲れ様」

 

「お疲れさまーふー疲れたー」

 

「みんな、お疲れ様」

 

「ふふ、今日の咲希は、一段と気合が入っていたね」

 

「うん。咲希ちゃんが張り切っているから、

私も一段と張り切らないと!って思った!」

 

「えへへ、みんなと演奏するの。楽しいんだもん!」

 

(でも、何か所か、間違っていたな…

自主練していて、思わず焦ったのかな…?気のせいか)

 

「ねぇ、咲希。

ひょっとして、この間、練習の後も自主練していた?」

 

「え?うん、自主練していたけど?」

 

「微妙に浸かれているような気がするのは気のせいか?」

 

「ううん!大丈夫だよ!ちゃんと、休憩を取っているよ!

練習する分、バイトの日も、少し減らしているよ」

 

「それなら良いけど、無理はしちゃだめだよ?

何かあったら、いつでも言ってね?」

 

「ほなちゃん!ありがとう!」

 

 

後日

 

「よーし!今日も頑張るぞー!いっちゃん、ふたりちゃん!

行こっ!」

 

すると、一歌がこう言った。

 

「あ、ごめん。さっき委員会のことで先生に呼ばれていて、

みんなと先に行ってくれる?」

 

「うん!わかった!じゃあ、アタシ、ふたりちゃんと一緒に、

先に行ってるね」

 

咲希とふたりは、志歩の元へ…

 

「咲希、ふたり、丁度、良かった。話がある」

 

「何?」

 

「オリジナルの曲だけど」

 

「あっ、ふたりちゃんとで考えたよ!

しかも、ふたりちゃんのお姉さんから、

アドバイスも貰ったんだ!

まだ、アタシ達の曲!って感じじゃないけど、

とりあえず、作り方を変えてみたんだ」

 

「でも、音が上手くつながらなくて…おねーちゃんの手も借りたけど、

なかなか、上手くはいかないよ…」

 

「やっぱり、最初だからか、曲作りは難しいんだね…」

 

「咲希。ふたり。頑張って作ってくれて、ありがとう。

でも、焦りはダメ」

 

「えっ?」

 

「咲希が頑張ってくれるのは嬉しいけど、今すぐにオリジナルの曲が必要という訳じゃない」

 

「だけど…」

 

「それに、最初から思い通りは出来ないから、

焦りだけはダメ。絶対に」

 

「アタシ…焦ったかもしれない…志歩ちゃんの言う通りだよ…」

 

と、咲希が自分で少し責めている。

 

「アタシは、今しか出来ない事をやっているの!

焦っているのはわかったけど…

でも、他の皆を観ていたら、思わず…

出来る事を増やさないと!って思って…

だから、もうちょっと、頑張らせて!

身体は、何とかするから!」

 

それを観ていた、穂波と一歌と合流した。

 

「あっ!いっちゃんとほなちゃん!」

 

しかし、志歩は…

 

「志歩、どうしたの?」

 

「何でも無い。練習に行こう」

 

志歩が何か考え込んでいた。

 

「それじゃあ、またね!」

 

「じゃあ、また」

 

志歩は一人で考え込んでいた。

しかし…

 

「志歩ちゃん!」

 

「穂波?」

 

「一緒に帰ろと思って…」

 

「志歩ちゃん、これから、アルバイトだよね?

それまで、一緒に歩かない?」

 

「うん」

 

「志歩ちゃんから見て、演奏の腕前はどう?」

 

「まだ、完璧じゃないけど、上手になっている」

 

「志歩ちゃんの教え方がわかりやすいから、

どんどん、上達していくよ」

 

「たまたまだよ。私自身、教え方は下手だと思う」

 

「そんなことないよ」

 

「ありがとう…穂波」

 

と、穂波と志歩が演奏の技術について語っていたが…

 

「最近の咲希ちゃん、非常に頑張っているから」

 

「咲希が私の為に無茶しているかもしれない…」

 

「えっ…?」

 

「咲希を見ていたら、尚更、そう思う。

一生懸命になっているのは良いけど、

でも、無茶をしている様な…」

 

「そんな事無いよ。志歩ちゃん。

咲希ちゃんは、咲希ちゃんがやりたいことでもあるから。

プロの道もそう。同じ道を進むって、言っていた。

咲希ちゃんも、プロになるって決めているから、

信じるしか他にないよ」

 

「…わかった。信じる」

 

一体、咲希はどうなるのか?

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