ふたりは、ひとりとご飯を食べている。
「おねーちゃん、仕事見つかりそう?」
「あ、はい」
「見つかったんだ」
「うん」
「私は、おねーちゃんより、
すっごーい、高校生活送るんだ!」
「もう、送っていますけどね」
「自覚あるんだね!」
「ひどいな…」
「ねぇ、私、バンドを組むの!
幼馴染の子と!」
「すごい」
「私、おねーちゃん違って、歌を歌うの!」
「ボーカルなんだね」
「うん!おねーちゃんと違って、
ギターは弾けないけど、歌なら、自信あるよ!」
「満喫しているね。ふたり」
「うん!」
後日
「ふたりちゃん達!聞いて!」
「どうかしたの?」
と、ふたりは、首を傾げる。
「実はね…」
と、咲希がふたり達に、5人で遊びに行きたいと伝える。
「天文台?」
「そう!次の日曜日に、5人で行きたいの!
普段、見られない、天文台の中まで、見られるの!」
「あ、それ知ってる!たまにしか、一般開放されないよね?」
「星座の資料まで、置いてあるみたいだよ?」
と、ふたりが、パンフレットを読んでいた。
「わたしも、行ってみたかったんだ!」
「さすが、ほなちゃん星博士!」
「博士じゃないけど…有名なところだよ?」
「何だか、楽しそうだし、面白うそう!」
「後、昼間はどうする?」
「私は、カフェに行きたい!」
「いいね!アタシはカラオケに行きたいな!」
「逆に、それがメインじゃない?」
「ねぇねぇ、いっちゃん!
しほちゃんが、アタシのこと、イジメるよ~!」
「よしよし…」
と、一歌が咲希を撫でる。
「えへへ~、やっぱり、アタシのいっちゃんだ~」
「息抜きって感じかな?
じゃあ、バイトのシフト、考えないと」
「練習、毎日、しっかり、やってくれたら、
私も参加する」
「咲希、大丈夫かな?」
「大丈夫!昔と違うから!
それに、いっちゃんとのコンヤクまで、
いつかあるから」
「コ、コンヤク!?」
穂波が困惑する。
「はぁ…」
と、志歩が溜息する。
「みんなとキラキラな青春を送るためなら、
何だってやるからね!」
「よーし!私も、おねーちゃんより、
充実した、高校生活を送るぞー!」
「沢山、青春しようね!」
「うんっ!」
「ゆくゆく先は、いっちゃんと、ケッコンだ~!」
「は、恥ずかしいから、大声で言わないでよ…
変な目で見られるから…!」
「じゃあ、みんな!そろそろ、練習しよう!」
「はいはい。咲希、はしゃぎすぎないでね」
「もーう!アタシは子どもじゃないよ~!」
「じゃあ、練習しよ」
「そうだね」
5人は、スタジオに向かい、バンドの練習をした。
後藤ふたりの美声が響き渡った。