ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第六話 土曜日の夜

土曜日の夜。咲希の部屋。

 

「ふっふ~ふっふ~」

 

ずいぶんと、咲希は機嫌が良かった。

なぜなら、明日は5人でお出かけだからだ。

 

「何着ていこうかな~?

めいっぱい、オシャレするぞー!」

 

すると、ノックが鳴った。

声は兄の司である。

 

「咲希、入っていいか?」

 

「どーぞー!」

 

「うわっ!服だらけじゃないか!

ファッションショーでも、やるつもりか!?」

 

「ううん、デートに着ていく服を選んでいるんだ!」

 

「デ、デート!?!?!?!?!?

そうだったか…咲希は、もうそういう年頃だったか…」

 

と、司は困惑気味。

 

「オレは全力で応援するぞ!気合を入れていってこい!」

 

「え?ちょっと、お兄ちゃん!お父さんみたいだよ!

いっちゃんと、ラブラブデートしに行くんだ!

それに、しほちゃんと、ほなちゃん、ふたりちゃんともだよ!」

 

「そ、そうなのか…ビックリした…

心臓が止まりかけていた…」

 

「それで、お兄ちゃんは、何か用?」

 

「あぁ、明日の日曜日、母さんが旅行に行くらしくてな、

念のため、咲希の予定を把握したくてな」

 

「オレは明日、学校で補習を受けることになってな…

父さんも急に仕事だから、咲希だけ、残す訳にもいかないからな」

 

「あ、それなら、大丈夫だよ!

その日に、いっちゃんと一緒だから!」

 

「そうか。それなら、大丈夫だな!」

 

「って、いうか、心配しすぎだよ!

お医者さんも薬剤師さんも、大丈夫って言っていたし!」

 

「あーわかった。だが、車に気を付けるんだぞ!」

 

「はーい!」

 

司が退室した。

 

「もーう、お兄ちゃんは、心配性なんだから…

でも、ありがとう。お兄ちゃん。

でも、確かにデートの日に、体調を崩したら、

元も子も無いよね?

次のデートも、体調を整えないと!」

 

夜の20時に雨が降っていた。

 

「うぅ…明日、晴れるといいな…

でも、雨だからな…体調はばっちりだけど…」

 

ノックが鳴った。

 

「咲希、大丈夫か?ココアを入れたぞ」

 

「ごめんね、今は食欲が無いから」

 

「そうか、飲みたくなったら、

下に来て欲しい」

 

「わかった」

 

咲希は、思うのだった。

 

「明日は、いっちゃん達に会えるのに…

星、見たかったな…」

 

咲希は眠りについた。

 

そして、こんな夢を見た。

 

小さな教会の中、真っ白なウェディングドレスに、

身にまとう、一歌が、

真っ白なウェディングドレスを着た、咲希に、

手を差し伸べていた。

 

「咲希、お迎えに来たよ」

 

「いっちゃん!」

 

咲希は、一歌にメロメロの状態だ。

 

「そうだよね、アタシといっちゃんは、運命だったんだね。

出会った時から、運命のパートナーだったもんね」

 

「幸せになろうね、咲希」

 

「うんっ!」

 

こうして、一歌と咲希は、永遠の愛を誓い、キスをした。

 

周りの天使たちが祝福をしてくれた!

 

と、咲希は、ぬいぐるみを抱いて、寝ていて、

夜中中、妄想しまくっていた。

 

 

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