日曜日になり、晴れである。
午前10時半。
だが、咲希は、まだ来ない状態である。
「咲希から、返事が来ない…」
と、一歌がものすごく心配していた。
「体調を崩して、酷い状態だったら、
どうしよう…お見舞いも良いけど…」
「それなら、わたしが全力で、咲希を助けないと!
だって、咲希は、わたしとのケッコンを、
楽しみにしているから…死なないで…咲希」
「あのね、一歌、いつの間に、そんなに大袈裟になったの?」
「でも、一歌ちゃんと咲希ちゃんが二人きりの時、
いつも、ラブラブだってことは、
知っているよ?」
と、ふたりが言った。
「ラブラブ…かな?
何にしても、咲希が心配だから、行かないと!」
「そんなに、咲希を愛しているの?一歌は」
「え?」
「咲希のことを一番に思っているのは、
言うまでもなく、一歌。
でも、この前の咲希は、妙に変だった」
「何となく、そうだと思う。
たぶんだけど、咲希が昔言っていたことを、
思い出したんだ」
「昔、言っていたこと?」
「咲希が入院した時、みんなでお見舞いに行ったでしょう?
ある日、わたしがお母さんと一緒に行った時ね…」
一歌は咲希と一緒にいたことを、回想する。
「ってことが、あったんだ」
「そんなことがあったんだ…」
「咲希ちゃんは、私達の事…」
「咲希は私が大好きなのは、もう分っているけど…」
「咲希…」
「咲希ちゃん…」
「咲咲ちゃん…」
「咲希は、私達が思うより、ずっと、寂しがっていたと思う。
だから、4人で会いに行こう」
こうして、天馬家へ
司が出迎えてくれた。
「一歌達ではないか!
ということは、ズバリ!咲希の見舞いだな!」
「あ、はい」
「そうか!そうか!
じゃあ、俺は今から、学校で補習だから、
ゆっくりしていってくれ!」
「はいっ!」
と、司は神山高校へと向かった。
「よーし!早く補習を終わらせて、ショーの構図を、
さっさと書くぞー!」
と、司は走った。
「咲希に会わないと!」
「そうだね」
咲希の部屋にノックするが、なかなか、出ない。
「寝ているのかな?」
と、一歌達は入った。
「寝ているみたい」
「咲希、今日が楽しみ過ぎて、
ぐっすり寝ているみたい」
(むにゃ、むにゃ、いっちゃん、ケッコンしよ~)
ちなみに、今は午前11時である。
「咲希とイチャイチャしたい…」
「一歌、ヘンタイなの?」
「じゃあ、咲希を起こすね」
「どうやって?」
「えっと…キス!」
と、一歌は咲希の頬にキスをした!
パチッ!と、咲希の瞳が開いた。
「凄い位、ロマンチックな起こし方!」
と、ふたりは感心するのだった。
と、咲希は、伸びをして、一歌にキスをねだった。
「じゃあ、あたしからも、キス!」
と、一歌に咲希はキスをする。
「咲希、いくら、みんなの前でキスは恥ずかしい…」
「いっちゃん!ごめんね!
それに、みんな、来てくれたの?
ごめんね…楽しみ過ぎて、思わず寝過ごしちゃって…」
「ううん、わたしは、咲希と会えるだけで、
幸せだから」
「ありがとう。いっちゃん。
あっ、今晩、天文台に行こう!」
こうして、夜に5人で天文台に行った。