ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第九話 合唱祭の準備

翌日。宮益坂女子学園 高等部。

1年B組。穂波とふたりのクラスにて。

 

もうすぐ、合唱祭の為、歌う自由曲を決める日。

今日から合唱祭の準備をするようだ。

 

「合唱祭!うぅ~楽しみだな!」

 

「わらわも、楽しみだぞ!」

 

と、えむと夢葉がはしゃいでいる。

 

「みんなで、笑顔になれたら最高だね!

ね、陽菜ちゃん!夢葉ちゃん!

楽しく歌って、金賞を貰うぞー!」

 

「かっかっかっ、魔性の美声が響き渡る時だわ!」

 

「夢葉ちゃん、カラオケで、歌っていたけど、

上手だね!」

 

「えっ?そ、そうかな…?ありがと」

 

と、夢葉が少し照れた。

 

「頑張ろうね、合唱祭」

 

と、陽菜がふたりに話しかける。

 

「頑張ろう!陽菜ちゃん!」

 

「ふふっ、えむちゃんも、ふたりちゃんも、

元気だね」

 

合唱祭の取りまとめ役を決めることになるが…

 

担任の先生により、穂波が指名された。

 

「え?わ、わたしですか?えっと…」

 

「大丈夫だよ、私も手伝うから」

 

「ありがとう、ふたりちゃん」

 

ふたりに励まされて、穂波は決意をした。

 

「わかりました!やってみます!」

 

 

ホームルームの時間になり…

 

穂波が第一声を放った!

 

「それでは、合唱祭の自由曲を決めていこうと思います!

後、練習時間のスケジュールも決めていこうと思います!」

 

「意見のある人はいますか?」

 

と、ふたりは穂波のサポートをした。

 

候補となっている曲を、えむが見つめていた…

 

「はいはいはーい!

あたしは、この曲がいいですっ!」

 

「明るくて、楽しい曲だね」

 

簡単な曲も候補になったが、

なかなか、意見が合わない。

 

全員で練習時間を合わせないといけない為、

難航を極めていた。

 

すると、ふたりが…

 

「多数決で決めるのか、どうかな?」

 

「それが良いと思います!」

 

と、穂波も言う。

 

「それでは、決を採りますね。

じゃあ、まず…」

 

ふたりと陽菜が、A案とB案を、それぞれ考え、

それで、決めることになっていたが…

 

「同じ数…」

 

B組の生徒は、全員で25人。

キレイに12票ずつに分かれていた!

 

「どうしよう…」

 

と、穂波が思い悩む…

 

「その…わたしは…」

 

チャイムが鳴ってしまう!

 

「ご、ごめんなさい…この件は次の時間に、

持ち越しさせてください!」

 

と、穂波が落ち込みつつあった。

 

「はぁ…ふたりちゃん、どうしたらいいんだろう?」

 

「そうだな…ふたりちゃんは、

合唱祭、思いっきりやりたいよね?」

 

「そうだね。えむも、夢葉も、陽菜も、同じ気持ち。

でも、どんな曲でもいいと思う。

頑張りたい気持ちもあるけど、曲を決める時に、

嫌な雰囲気だけは、避けたいから」

 

「そうだね…わたしも、そう思う」

 

「穂波が苦しいのは、嫌」

 

「えっ?」

 

「私は、穂波に笑って欲しい」

 

「ありがとう。ふたりちゃん」

 

話し合いで、揉めつつあったが、

どうにかなりそうだと感じた。

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