ts吸血鬼が行くっ!   作:黒色火薬

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13日目 接敵……まじ?

さて現在絶賛探索中!

あれから血の匂いを朱莉ちゃんに教えてもらいながら校内を歩いていた。

だが3年教室辺りが一番濃いらしい。

これだけでも収穫かな?

せっかくなら行ってもいいと思うけどまだあの先輩いるんだろうなぁ……

ほんとああ言うのは家でやんなさいよホントに……

 

「朱莉ちゃん?今日はこの辺にして解散にする?」

「これ以上は収穫ないしね!それでもいいかな?」

「今日は修行どうする?ほとんど時間ないけど……」

「自習してみる!わからないことあったら電話するし……あれ?連絡先って交換してたっけ?」

 

やっべ!?まどか名義の携帯がない!?あとで買いに行かなきゃ……

お金はあるし……家のだけどね?

 

「スマホとかは持ってないかな。近いうちに買ってくるからその時教えるね?今は家の電話番号でいい?」

「いいよー!」

「番号は」

 

どすっ

え?

何か重たいものが落ちる音がした。

気がついたら目線の先の朱莉ちゃんがいない……

いや、頭がない……!?

視界の端では黒いモヤが浮かんでいる。

またお前かっ……!?

 

「お前よくも朱r」

 

視界どんどん下がっていく。

あかりちゃんと同様に首を切られたのだろう。

やばい創造をっ……

その瞬間僕の視界が暗転した。

 

 * * *

 

<朱莉視点>

 

私は不思議な空間に来ていた。

中世の一軒家みたいな風景の場所。

そこには一人の女性が椅子に座り本を読んでいた。

 

「すみません!ここはどこかわかりますか?」

「あら?あなたは……歓迎するわ!ようこそ異空へ!」

「異空……ってそうだ私首を斬られてっ……!」

「安心して?ここにいる限り魂は逝かないから。回復できる人が来るまでここで待ちましょ?」

「魂……!?今私死んでるんですか!?早く戻らないとまどかちゃんがっ!!」

「一回落ち着いて?お茶でも飲む?好きな茶葉はあるかしら?」

「……ダージリンでお願いします……」

「わかったわ!今出すから少し待ってて?」

 

すると彼は女手に持ってた本をどこかにしまい空中からティーポッドとカップを取り出してお茶を淹れ始めた。

すると紅茶のいい香りがあたりに漂った。

あ、この香り落ち着くなぁ……

 

「はいこれどうぞ?あと立ってるのもなんだからそこに掛けたらどうかしら?」

「は、はい!お言葉に甘えて……」

「礼儀正しくていい子ね?ふふっ……自己紹介してもいいかしらね?私はオリヴィア、あなたの特異よ!」

「え?特異?」

「そう、この空間と私があなたの特異になるわね。特異については聞いたかしら?」

「まぁ少しなら、確か才能ある吸血鬼が生まれ持つ権能とは違うもう一つに能力ですよね?」

「あら?そう聞いてるのね、あの子はまだ知らないのね……可哀想に」

「え?どういう……」

「いやこっちの話よ?まぁ合ってるわね?私やここを説明するのならば安全地帯かしらね?もしあなたが現実で死にかけても魂はここに来て冥界に行くことはない。絶対的な安全地帯。それがあなたの特異よ。だからあなたは基本死ぬことはない。それこそ寿命位じゃないかしら?」

「私に特異が……」

「それにしても権能がここまで強いとローズちゃんくらいの強さじゃないかしらね?」

「ローズちゃん……?あなたはローズちゃんとどう言う関係ですか?」

「簡単に言うならお友達かしらね?配下ではないわよ?彼女が始祖と言われる前からのお友達ねぇ〜」

「てことはあなたは吸血鬼ですか……?」

「それはノーコメントでお願いできるかしら?」

「……まぁ時が来たら教えてくださいね?」

「ふふっ……あら?回復が出来たみたいね?そろそろ時間みたい。少し寂しいわねぇ……

気が向いたらいつでも来てちょうだい!寝る時に来たいと願えばこれるから!恋愛相談とかも受け付けてるわよ〜?」

「っ〜!?それはあとでお願いしますっ!!……それじゃあ行ってきます!」

「また遊びにきてねぇ〜!」

 

気を失ったかと思ったら来れた不思議な空間。

これが私の特異らしい。

死なないのか……

少し寂しいかもなぁ……

そんなことを考えてるうちに意識は途切れた。

 

 * * * 

 

目が覚めるとまどかちゃんが私の隣にしゃがみ込んでいた。

多分まどかちゃんが創造で治してくれたのかな?

 

「ありがと!そうだあの靄はっ!?」

「それなら逃げて行ったわよ?窓からふわふわ〜って飛んでいっちゃった……私が追いかければよかったけど回復させなきゃ危ないと思ってね?逃しちゃったのは謝るわ……」

 

普段のまどかちゃんから発することはないであろう酷く丁寧な口調……

それに一つ一つ丁寧な所作……

まるでお嬢様みたい……

 

「……あなたは誰ですか?」

「あら?もう気づいちゃったの?とりあえずそうねぇ……私は味方。あなたを生き返らせたのも回復したのも私。これが何よりの証拠じゃないかしらね?」

 

味方ではあるのだろうが前に処刑されたらしいし……

信用するのはあとでもいいだろうか……

 

「私を生き返らせてっ……!?て言うことはこの前ローズちゃんが言っていた人……?」

「そうよ?今この子が気絶しちゃってるから来れちゃったのよねぇ……あとで挨拶しておこうかしら?と言うかローズちゃんは?あの子はいないのかしら?」

「あっ、えっと、今は旧友に情報をもらいにいくって海外にいますよ?」

「そうなの?あなた達を放置して酷いわね?実際問題死にかけてるし……私が居るからってのもあるんでしょうけど……」

「とりあえずまどかちゃんは無事なんですか?回復は出来てるみたいですけど……」

「あの子は今気絶してるだけよ?あ!もしかして……?そう言うことかしら?」

「へ?……っ!?いやいや違いますよ!?」

「それならやることはやったし戻った方がいいかしらね?いま起こしてくるわね〜」

「だから違いますって!?普通に心配しただけですっ!?」

「あ、そうだ。最後に一ついいかしら?」

「……どうかしましたか?」

「もう不貞腐れないで?……うちのまどかをよろしくお願いします。この子は色々頑張りすぎちゃう子だから……あなたがサポートしてあげて?お願いできるかしら?」

「はい、任せてくださいっ!……って何ですかこのムーブはっ!?違うって言ってるじゃないですかっ!?」

「親みたいなことやってみたかったのよね〜!ありがとうね?それじゃあ起こしてくるわね?またいつか会いましょう?それじゃあおやすみなさい」

 

そう言った瞬間電池が切れたかのように動かなくなってしまった。

何と言うか……嵐のような人だったな。

ただそうしないと行けないような癖がついてるように見えた。

言いたいことは言えるうちに……みたいな癖が……

 

「……うぅん……あれ!?朱莉ちゃん大丈夫っ!?あいつは!?」

 

あ、起きたっ!とりあえず状況の説明をしなきゃっ……!

 

 




今回は謎の女性が二人出てきましたね〜
一人は謎の多い特異……
もう一人は何もわからない女性……
いやーこの人たちの伏線回収が楽しみですっ!
まぁ結構後になるんですけどね〜(遠い目)

このお話が良いと思ったら方は高評価をお願いしますっ!

主人公はどの武器を使って欲しいですか?

  • ナイフ
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