ts吸血鬼が行くっ!   作:黒色火薬

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19日目 体育祭準備……え?僕たちって出て良いの?

 

「はーいそろそろ体育祭の時期です!出場したい種目とやっていたい係を選んでくださーい!」

「もうこんな時期か〜」

「みんな何するの〜?」

 

翔子がそんな告知するとクラスのみんなのテンションが上がった。

体育祭?何それ?男だった時は陰キャだったからわかんない……

ていうかここ母校じゃないしね?

 

「まどかちゃんって運動できるの〜?体大丈夫なん?」

 

わぁクラスのギャルだ……

今でも少し怖かったりする……昔よりは大丈夫だけどね!?

 

「最近は落ち着いてきたし大丈夫だよ?最近少し運動してるしね!体育は今度から出れそう!」

「そうなん?よかった〜!ウチらみんな心配してたんだよ?」

「ホントに?ありがとう!体育祭頑張ろうね!」

 

お得意の演技で何とか誤魔化せたぁっ!

 

「ふぅ……」

「まどかちゃん大丈夫?」

「いや少し話して疲れただけだよ……」

「あ、これお茶いる?」

「ありがと……ぷはぁ……っ!?」

「どうしたの?」

「い、いや大丈夫っ……!」

 

か、か、かかか、間接キスでしょこれっ!?

朱莉ちゃん迷いなく出したけど大丈夫なのかな……?

 

「あ、ありがと!助かったよ!」

「どういたしまして!っていうかまどかちゃんって出る種目決めた?」

 

あ、特に気にしてないのかな?

女子ってそんなノリな感じ?

僕が気にしすぎなだけ?

 

「特に決めてないかなぁ?何があるんだっけ」

「えっと、一年生はリレーと借り物競争と棒倒しがあってあと???ってのがあるよ?」

「え、何それ?」

「わかんない……校長先生主導で限られた先生しか知らないんだって……」

 

え?校長先生ってそんなことするタイプ?

苦労人だとは思うけどそういうサプライズをするようには見えないんだよなぁ……?

 

「一人三種目選ばなきゃダメだってさっき言ってたけど……どうする?」

「じゃあリレーと棒倒しと……???ってやつ?かな」

「じゃあ私は借り物競争とリレー、そして謎のやつかな?棒倒しは……まどかちゃんが圧勝してくれるだろうしね?」

「確かにこれどうしたら良いの……?吸血鬼パワーで圧勝にきまってるよ?」

「そうだよねぇ……」

 

僕たち吸血鬼は力が強い。

身体能力が極端に高いのだ。

だから人じゃない動きもできてしまう。

だから身体能力を晒す場でどういった動きをすれば良いか悩むのだ……

体育を休んでたのもこれが原因だよ……

体育好きなのに……!

 

「まぁなんとかするしかないよね……?」

「そうなんだよねぇ……」

 

そうして僕らは参加用紙を書き始めた。

 

 * * *

 

「とりあえず一緒に紅組でよかったね!」

「そうだけど……ナニコレ??」

「っしゃあ気合い入れて練習するぞぉぉぉぉぉぉおおお!!」

 

グラウンドの真ん中でで叫んでる男、名前は確か……

 

「俺が紅組団長の酒中暦(さけなかこよみ)だぁっ!」

 

あ、自己紹介ありがと。

ぱっと見の印象&感想はとても暑苦しい男で鬱陶しい感じ……

 

「とりあえず自己紹介をして行こうっ!名前と学年、趣味などを頼む!」

 

うへぇ……こういうの苦手なんだけど?

そうして自己紹介が進み僕と朱莉ちゃんの番になった。

病弱設定言った方が良いよね?

 

「1年A組、須波まどかです!趣味は……最近は運動にハマってます!体が弱く入院していたので世間を知りませんがよろしくお願いします!」

 

紅組のみんなは少しざわついた。

まぁそうだよね?

これでサボってても許されるはず!

……朱莉ちゃんの?そんな目で見ないでおくれ?

 

「……同じく1年A組、鬼灯朱莉です!趣味は格闘技ですかね?よろしくお願いします!」

 

まぁ嘘ではないなぁ……

殺し合いだけど……

 

「よし、これで全員か!それじゃあ各自練習したいところに集まって練習を開始してくれ!」

 

え?もうしていいの?

先生も特に何も言ってないし……

良いのかな?

 

とりあえずあかりちゃんと目配せをして行く場所を合わせ一緒に動くことにした。

 

「リレーでいい?それが一番ルール簡単だし」

「わかったよ!でも結果は見えてるんだよね……」

「まぁそれはなんとかしよ?じゃあ力加減でもしつつ走ろうか〜」

「そうだね!」

 

とりあえずどんな感じで走るば良いかを探ろうかな?

まぁ普通に走ると……

 

「え!?まどかちゃん……だよね!?いつの間にゴールについたの!?今スタートにいたよね!?」

「え!?いえ全然!!そもそも最近まで入院してたんで運動できるわけないですって!」

「そう……?とても速かった気がするんだけど……気のせい?」

「そうです気のせいです!」

 

あっぶなぁ!?やっぱり力加減はいるよね……

とりあえず100m走の平均を聞かなきゃ……

 

「えっと、先生?100mって平均何秒くらいですかね?」

「ん?速い子だと16秒くらいかな?それがどうかしたの?」

「いえ!平均を知りたかったので!それだけです!」

「お、おうそうか……?」

 

よし16秒か……あら?意外と遅くね?

あ、いや男子の時の平均と比べてた……

 

じゃあこれくらいかな?

 

「じゅ、16秒ぴったり……!」

 

やったーピッタリだ!調整も意外と効くのかな?

じゃあ本番もこれで良いかな?本気出すと地面壊れるし……

あとあサボろうかな〜

 

「まどかちゃん!タイム測るの手伝って!」

「へ?今ちょっと休もうかなーって思ってたとこで……」

「え?でも……」

 

吸血鬼だからそんなんで体力切れないよ?と言う視線が刺さる。

サボらせてくれなさそう……

これならどうだ!

 

「十分速いんだけど……休んだらダメ?」

 

そう言って僕はしたから覗き込む。

このロリフェイスで言われたらひとたまりもないだろ!

 

「ダメだよ?しっかり練習しなきゃ!」

 

効かないの!?やっぱ同性には効かないのかぁ……

 

「いやでも……」

「バレちゃうよ?」

「ひゃぅっ!?」

 

いきなり朱莉ちゃんが耳元で囁いてきた。

腰抜けちゃったし……!

ていうか変な声出ちゃったけど聞こえてないよね……?

 

「……えっちだ」

「……えっちだね」

 

うん聞こえてたな!?

ていうか先輩たち!?えっちって言うなぁっ!?

 

「まどかちゃん……!」

 

朱莉ちゃん!?悪い顔しないで!?

何で抱きつくの!?

あ、耳に息吹きかけた始めたぁっ!?

 

「わ、わかったからぁ!練習するからっ!!やめてぇっ!!」

「え〜?どうしようかなぁ?ホントにぃ〜?」

「ひゃぁっ……やめてぇっ……!ちゃんとするからぁ!」

 

朱莉ちゃんちょっと楽しくなってないっ!?

 

「ちょっとぉ!周りも見てないで助けてぇっ!」

「……です」

「え?」

「眼福です!」

「ちょっとぉっ!?」

 

周りの人が鼻血を出して倒れ始めた。

なんかそろそろやばくなってきたけど

あ、今周り気絶してるし……

 

「朱莉ちゃん!ごめん!」

「ふぇ?」

 

そうして僕はスタングレネードを作成。

ピンを抜き地面に投げた。

 

「目がぁ!?」

「よ……し!抜け出せた!」

「……ごめんね?つい楽しくなっちゃって……」

「はぁ……まずはみんな保健室に運ぶよ?」

「まどかちゃんっ……!ありがと」

「お説教は後で……ね?」

「ゴメンネ……!」

 

 * * *

 

「えっと……イチャイチャしてるところを見てたみんなが鼻血を出して倒れたってことかい?」

「いやイチャイチャは、してたか。まぁそうです……」

「すみませんでした……」

 

あの後保健室のみんなを運びにきたがちょうど保険の先生もいたため助けてもらった。

まぁ多分勘違いはされてるが……

 

「いやね?あたしは否定しないよ?同性愛とか理解はあるし……ただね?そういうのは二人だけの時にしなさいとは先生思うけどなぁ?」

「いや僕たちそういう関係じゃないんですけど……」

「いやいい大丈夫だ。先生は味方だからな?」

「いやだから違いますって……」

「ふふっ……すまない揶揄っただけだよ」

「えぇ?そういうので揶揄うのって結構ダメなんじゃないですかね……?」

「おっとすまない……申し訳ないことをしたな?」

「大丈夫です仕返しです!」

「この……!まぁいい、とりあえず他の生徒は預かるから練習してきな?」

 

なんかこの先生苦労人の気配がするなぁ……

 




はい今回はカワイイ回です。
やっぱ百合はいいんじゃあ……

はいこれ見て全員が思ったと思います。
「何でまどかは気が付かないの?」って。
それは恋愛トラウマがあるからですねぇ……
え?前に言ってるって?
……ほ、補足ですよ補足!

バトルでカッコよく戦ってるのも好きですけどこういう風に日常回でイチャイチャしてるのも好きなんですよねぇ……
同士はいますかね?いましたらぜひ感想欄で好きなシチュをお教えください!

では!次回もお楽しみに!

あ、ちなみにですがこの暦先輩ですが完璧モブくんです。
この先の活躍はございません。
暦先輩のファンの方申し訳ございませんでした!
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