てかそういうやつが大っ嫌いなタイプなんでっ!
どうか誤解しないようお願いします!
暦先輩たちにみんなが保健室に行った旨を伝えて数分後、みんなが帰ってきた……
気まずっ!?これどうしようっ!?
「あー、まどか?さっき助け求めてたのに助けれなくてすまんかったな……?」
あれ?謝罪?
冷やかしが来るかと思ったのに……まじで?
「いえ気にしないでください!自分で何とかできたんで!」
「そうか……ホントすまなかった!」
「大丈夫です!本番で体の弱い自分の代わりに活躍してくれればいいんで!」
「……これで負けられなくなった!みんな頑張るぞぉぉぉ!」
「「「おぉぉぉぉぉ!」」」
暦先輩化したぁっ!?
収集がつかないなぁ……と悩んでいると後の方から人がいっぱいが歩いてきた。
白鉢巻……?
「君たちは練習もせずに何やってるんだい?今年は僕たちの勝ちかな?」
「お前……!何しにきた!」
「ん〜?今年はどんなもんか見にきただけなんだけど……まさか練習もせずに乳繰り合うレズカップルがいるなんてね!」
「あ、あなたは誰ですか……?」
朱莉ちゃん?そんな輩はほっとくに限るよ?
関わるだけ疲れるだけだよ?
「さっきのカップルの片方かい?僕は白組団長の佐々木実だ!」
「何ですかその覚え方……」
「事実だろう?そもそも白昼堂々、公衆の面前で乳繰り合う君の方が……ふふっ」
「あ“?」
「ま、まどかちゃん?」
実害がないなら何もする気はなかったし体育祭でボコす気もなかった。
ただねぇ?大事な友達笑われて黙ってるのは違うよねぇ?
「ふっ……何だよ?事実だろう?それとも大事な大事な恋人傷つけられて怒ってるの?」
「僕が悪く言われるのは別にいいさ……僕は何も気にしないからね?」
「何だよ!マゾですってカミングアウトかよ!」
「ただね?友達が傷つけられるのはいやだなぁ……?」
「はっ!じゃあ体育祭の結果で黙らせてみなよ!さっき聞こえたけどお前病弱なんだろ?できっこないよなっ!」
先輩は自分挑戦を叩きつけてきた。
多分病弱なら勝てるだろ的な算段なんだろうなぁ?
「いいよ、受けて立つよ!先輩の出る合同種目は?」
「リレーと棒倒しとあと謎のやつだ!」
「そっか、奇しくも同じなんだね?じゃあ全部で君を叩き潰してあげるよ!」
「君、敬語はないのかい?僕は先輩なんだけど……?」
「はっ!君相手に礼儀を払う?尊敬できるところなんて一つもないのに?」
「お前……!舐めてるのかっ!?」
そして先輩は蹴りを放ってきた。
これ、よけて反撃するのもいいけど……いやわざと受けよう。
そして大袈裟に反応すればいいんだ。
そうして立位置を調整して先輩の足がちょうど下腹部に来るように……と。
「うぐぅっ……!?お腹がぁっ……!?」
ここで血を軽く創造して……
ちなみにこの地には魔素がないから回復にならないよっ!
「ち、血……!?」
「おいこれってヤベェんじゃねえの……?」
「ちょっと!?あんたたち何してくれてるのっ!?そこ退けなさい!」
「まどかちゃん!立てる?」
「お、お腹っ……お腹がぁっ……!」
「無理か……先生呼んでっ!!暦くんっ!」
「おおっ!今すぐ行ってくる!」
そして暦先輩は走って行った。
さて、これだけは言っておこう。
「先輩……!自主退学なんかして逃げないでくださいよ……!先輩は僕がぶっ潰すので!」
そして僕は女子の先輩に保健室に運ばれて行った。
先輩は……あ、先生に連行されてった。
でも反省してるようには見えないなぁ……プライドが高いのかな?
* * *
「先生っ……!」
「何だい?また君たちのクラスか?あの子たちが今度は本番でもやったのか?」
「そんなふざけてる場合じゃないですっ!まどかちゃんがっ!」
「お、お腹……!」
お腹の異常を訴えると先生は服をめくってみてきた。
きゃぁ……!
「……何があった?何でこんなに腫れてる?」
「白組の団長ってやつがまどかちゃんのお腹を蹴って……!」
「はぁっ!?何だと!?そいつはバカなのか!?女の子の腹を蹴ってはいけないくらい常識だぞ!?」
「先生!なんとかなりませんか!?」
「今すぐ救急車を呼べっ!」
待って大事になってきたぞ!?
サボれると思って演技してたけど流石にこれ以上はやばいか?
そろそろネタバラシしよ……
「だ、大丈夫ですよっ!?」
「「えっ!?」」
「演技です演技!溢れた血も血糊ですっ!」
「「はぁっ!?」」
まぁそりゃあ心配するよねぇ……
ん?お腹蹴られて出血って結構やばいんじゃ?
吸血鬼でよかったぁ……
「昔から演技は得意なものでして……あいつに一泡吹かせたかったので頑張って演技をしました!」
「そ、そう?ホント心配したよ!?」
「すみません……」
「用意周到だなぁ……?先生としては感心しないが……個人としては拍手を送ろうか」
「先生!?」
この先生……結構トんでるな?
まぁこれぐらいぶっ飛んでる方が面白いよね!
ネットにこもってる時、ぶっ飛んでる方が面白かったっていうことが多かったし……
「……まぁそいつは反省するだろうな?女子の腹蹴って出血させたとなりゃよくて休学、悪けりゃ退学コースだろうし……」
うげ、退学もあり得るの?
ボコボコにできなくなっちゃう……!
「じゃあこれ演技なんで!じゃあ先輩戻りましょ!」
「う、うん!わかったけど……」
「ちょっと……!」
そうして僕らは保健室を出た。
「あの腫れは大丈夫なのか……?演技といってもあの腫れは骨折ぐらいしてるはず……」
* * *
あれから途中で先輩と別れて校長室に直行。
実先輩のことは耳に入っていたらしい。
てか職員室で現在説教中。
「とりあえず実くんは退学になると思いますね……今見てても反省してるようには見えないので……」
退学!?それは困る!
「そ、それについてのお願いできました!」
「どういうことですか……?」
「彼の退学を取り消していただけませんか?」
「……あなたはやられた側ですよね?」
「体育祭の結果で負かせたいんです!だからお願いします……!」
「……いい笑顔、先生譲りの怖い笑顔ですね……わかりました、彼はそのまま在学してもらいましょう」
「ありがとうございますっ!」
「それに、了承しなきゃ私が先生に殺されるのでっ…!」
お母さん何したの!?
「……休憩がてら世間話でもしましょうか。いまお茶を出しますね?」
「いえいえ!大丈夫ですよ!それに自分は一生徒なので!」
「……ほんとにあなた先生の娘さんですか?信じられないんですが……」
「正真正銘娘ですよ!?お母さん昔何したんですか!?」
「今でも思い出すのも嫌なんですが……昔高校生の頃、私は先生の生徒でした……ただ当時の私は少しやんちゃをしてて、喧嘩のたびに先生に怒られてきました……その説教が毎回怖くて怖くて、中には失禁しちゃうような子もいたんですよ?」
え、先生元ヤンなの!?わからないって!
だから写真が流出するのがいやなんだ……
てかお母さんそんな怒るの怖いの?
「でも、先生だけは手を差し伸べ続けてくれたんです……だから私も教師の道に進んだんですよ」
「いい話ですね……」
「そう?ただの私の黒歴史でもあり人生のターニングポイントってだけなんだけどね?」
そこでチャイムがなった。
あ、今日の楽しい時間がっ……
あのクソ先輩……絶対許さないっ!
今回の体育祭編、メインのやな奴登場です。
プライドが高くて常識に縛られてるやつが嫌いなんでこんなキャラにしました。
このあとどうなるかは……ねぇ?
お分かりですよね?
てか保険の先生をメインキャラにするか迷ってまして……どうしたらいいですかね?
いいキャラなんですけどねぇ……