「僕が運営側……ですか!?」
「そうですね、はぁ……いつもの先生からの命令ですよ……」
「いっつも大変ですね……はぁ、ほんとお母さんが迷惑かけてますね……」
「ちょっ!そんな顔しないでくださいっ!?大丈夫ですからっ!!」
「そうですか……それで?運営側って何をすればいいんですか?」
「運営側と言ってもやることは簡単です!鬼ごっこの鬼をやってください!」
「「へ?」」
鬼?
……本物の鬼ですけど?
いや冗談は置いといてね……?
どういうこと?
「鬼ごっこですか……?一体どういうことです?」
「プログラムにあった謎のやつを覚えてますか?例の???って書いてあるやつです」
「あー!アレですか?」
「そうですアレです!そのプログラムの正体は鬼ごっこという訳なのですが……」
「ですが?」
「コレ見てもらったら早いですね……これ見てみてください。イベントの没チラシです」
そう言って校長先生は僕に一枚の紙を胸元から取り出し僕たちに渡す。
ナニコレ?
「えぇっと……翠ヶ丘高校体育祭特設イベント鬼ごっこ……?でも特におかしなところは……」
「スポンサー欄を見てみてください。多分違和感に気づきますよ……はぁ」
「スポンサー欄?……神崎医院っ!?もしかしてお母さん!?」
「そうですよ……あの人何を血迷ったか神崎医院名義で私に多額の支援金を送ってきたんですよ……しかも聞いたところによると実費だとかなんとか……」
「ちなみのおいくら……?」
「数十……」
「万!?」
「億です……」
「億っ!?そんなに何に使うのっ!?」
「それは……本番のお楽しみですね?流石に運営側と言っても一生徒ですからお楽しみはとっておかないと……ですよね?」
「あ、ありがとうございますっ!」
最初生徒に運営側回れってどゆこと……?って思ったけどやっぱいい人だよねぇ……
「とりあえず僕は鬼ごっこの鬼をやればいいってことですか?」
「そうですね!お願いできますか?」
「あ、あの〜私はどうすればいいですか?」
「えっと……鬼灯朱莉さんですよね?どうしましょう……」
「じゃあ一緒に鬼やるのはどう〜?」
「せ、先生!?」
「お、お母さん!?どうかしたの!?」
「私スポンサーだし〜?口出す権利はあると思うのよね〜?」
「うぐぅっ……そうですけど生徒を巻き込みすぎるのは私も気が引けましてね?」
「いいじゃないの〜!それくらい気にしない気にしない〜!」
「はぁ……そうですかぁ……朱莉さんお願いできますか?」
「だ、大丈夫ですっ!」
「そうですか……先生?あまり振り回さないであげてくださいよ?教育者として一応思うところがあるのでね」
「私も教育者だったわよ?それくらい心得てるわ〜」
「だったらあなたはどっちかというと狂育者でしょうに……」
「誰が狂った教育者ですって〜?」
「い、いやそんなこと言ってませんよっ!?というかっ!そう思うなら私の扱いなんとかしてくださいよっ!?」
「それは……作者が恵梨ちゃんの扱いはコレっ!って決めちゃってるから私にはなんとも……ねぇ?」
「お母さんっ!?それ言っちゃダメなやつ!?」
「はぁ……ほんと先生は破天荒ですね?」
「まぁ私はそういう人だからね〜!」
人ではなくない?
『3年生の競技が終わりましたぁっ!続いては……私も何も知らされてないんですけど?
えっと……全生徒はグラウンドに学年ごとに集まってください!それしか指示されませんでした!何かあっても私は悪くないですからねぇっ!!』
ほんとあのナレーター自由人だねっ!?
アレ誰やってるの……?
ていうか棒刺さりかけてたし後で謝りに行かなきゃ……
* * *
「皆さん集まりましたかー!それじゃあこの腕輪を腕につけてくださーい!」
グラウンドに集合したら腕輪を渡され白線の中に学年ごとに集まるように言われた。
なんでだろ……?
後この腕輪はなに……?お母さんのことだから安全ではあるだろうけど……
するとアナウンス席にお母さんがマイクを持って座ってるのが見えた。
あ、放送室と別なの?
なんで分けるんだろ?
あ、マイクに電源が入った。
『皆さん初めまして〜!神崎記念病院の代表としてきました須波夜です〜!』
すると周りがザワザワし始めた。
そりゃいきなり知らない人が来たらびっくりするよね……
「よ、夜さんっ!?なんでこんな学校に!?」
「お忙しいんじゃないの!?」
「あ、あそこにいるぞ!?」
「本物だー!」
え!?なんでそんな芸能人みたいな扱いなの!?
なんでぇ……?
「あ、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「ま、まどかちゃん!?ど、どうしたの!?」
吃りまくってるね?大丈夫?
「みんな盛り上がってるけどそんなに有名な人なの?」
「え!?知らないの!?夜さんはね?自身も医者として働きながら薬の開発に尽力したりして日本の医学会に多大に貢献してるすごい人なんだよ!その美貌もあってかテレビで引っ張りだこなんだよ!?本当に知らないの!?」
そうだったの!?いつも掲示板かゲームしかしてなかったからわからなかった……
あ、でも確かに家を空けること多かったなぁ……それだ!?
「そうだったんだ……ありがとね!」
「どういたしまして……!」
なるほどぉ……それはゆうこさんが食いつくわけだよ。
あの人は多分そんなすごい人とお友達の私すごいでしょっ!って思ってるよねぇ……
『なんで病院の人間が学校にいるんだっていう話なんですけど最近私が開発したものを皆さんに一足早く体験して頂こうと思いましてここに来ました〜!まぁ娘たちがここに通ってるっていうのもあるんですけどね〜?』
お母さん……何作ったの?
ちょっと怖いんだけど?
『では皆さん白い線の内側にとどまってくださいねー!腕輪の説明は現地に着いたら説明しまーす!』
すると校長先生は手元にある赤いボタンを押した。
なんのボタンだ?
「では皆さん楽しんでくださいね〜!行ってらっしゃ〜い!」
お母さんがマイクの電源を消した瞬間床が落とし穴みたいに割れた。
へ?なんで?
「うそでしょぉぉぉぉぉぉ!?」
そのまま僕たちは落下して行った……けどコレ保護者方のクレームひどそうだなぁ。
* * *
「あいたぁっ!?」
アレから落ち続けて地面に着地……を取れるはずもなくぐちゃっと弾けた。
みんなは……いない!?
落下していく途中で僕はみんなと別のところを通ったみたいだ。
「ていうかここどこなの?」
辺りを見渡すと真っ白な部屋の中にいた。でもさっき確実にグラウンドから落ちてきたはず……
『まどかちゃん〜!聞こえるかしら〜?』
「お、お母さんっ!何してるのコレっ!?」
『さっき言った通りのことよ〜?で、まどかは鬼って言ったわよね?それで鬼の準備室に一回来てもらってるのよね〜』
「そうなの?」
『そう!他の子供達はもう会場に到着してるわよ!』
「ちなみにコレって地下何mくらい?」
『そうね……大体5〜6mくらいかしらね〜?』
「普通死ぬよ!?何考えてるの!?みんなは!?」
『別の場所に安全に落ちてるわよ〜?とりあえ腕輪の説明をしてもいいかしら〜?』
腕を見ると腕輪が赤く光っていた。
なにこれ……?
『それは通称プリンターっていうものでね〜?例えばそうねぇ……3番のボタンを押してみてくれないかしら〜?」
「3番?押したけど……ってうわぁっ!?ナニコレっ!?……壁のホログラム?」
『そう!そして横にある決定ボタンを押してみて?』
「押したよぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!?なんで!?なんでこうなったの!?」
壁のホログラムがあった位置に壁ができた……なんでぇっ!?
『簡単にいうと今のホログラムが設計図みたいなもので、そこに必要素材を分子レベルで送って生成する技術!すごいでしょ〜?』
なんかコレ……食らったことあるな?
あぁっ!?分子レベルって朱莉ちゃんと僕の頭落としたやつだなっ!?
確かに死体の一部持って帰ってきてって言われたけどそういうこと!?
いやでもおかしくない?
「でもお母さんの権能って読心でしょ?そんなことできたの?」
『昔のお母様の配下にコピー系の子がいてね〜?その子と一緒に化学研究所って名目で吸血鬼保護施設を作ったのよ〜!私すごくない〜?』
「いつのまにそんなことを……お母さんって何人いるの?5人くらいいないと時間たりなくない?」
『私は一人よ〜?』
「いやお母さんならやりかねないなーって……」
『分身なら保護施設にいるけどね〜?』
「いるんだそんな人……」
ちょっとお母さん人類の科学の発展に貢献しすぎじゃない?
いや元々権能だから魔法なの?
なんなんだろうなぁ……?
「コレ創造が権能の僕とローズはどうしたらいいの……?」
『創造と違うのはお金が結構かかることと設定したものしか作れないことねぇ……』
「あ、そこはそうなんだ?科学はやっぱり魔法には勝てないと……」
『正確には権能だけどね〜?あ!そうだ!』
「ん?どうかしたの?」
『それ使いすぎたら赤字になっちゃうからお小遣いが欲しかったら権能でなんとかしてね〜?あとそれつけちゃうと権能と同時に使えないから外して行ってね〜!
バレなように頑張って〜!』
「え!?お小遣い無くなっちゃうの!?なんでぇっ!?」
『それじゃあ皆さん鬼が解放されます!プリンターをうまく使って鬼から逃げてください!鬼は運動神経がとても良くなる装置を使ってますので逃げることはお勧めしませんよ〜!それじゃあスタート〜!』
「お母さぁぁぁぁんっ!?」
なんでっ……なんでぇっ!!僕ばっかりこんな目にあうんだぁっ!!
え?吸血鬼だからでしょって?
……言い返せないなぁ……はぁ。
はいどーもっ!
いやー現在風邪をひいてまして!誤字などがあったらお教えください!
さて、謎の種目の正体は鬼ごっこでしたね〜!
まぁ本物の鬼が数名紛れ込んでますけどねw
こっからどうなるんでしょうね〜?
さて体がだるいので早めに失礼……
では次回もお楽しみに〜!