ts吸血鬼が行くっ!   作:黒色火薬

30 / 40
28日目 この中から二人……落とし穴ぁあああ!?

「朱莉ちゃんっ!!のこり何分かわかるっ!?」

『残り十分っ!でも二人だよっ!?』

「それでもここまで来たなら勝ちたいっ……!」

『まどかちゃんって結構負けず嫌いだよねっ!?』

 

残り十分で二人……どうしても見つけたいっ!

だってここまで……えっと何人だっけ……383人見つけたんだよっ!?

そこまで来たら全員見つけたいじゃんっ!!

 

『どこらへんに隠れてるのかな……?私の方には湖と洞窟くらいしか隠れる場所ないけど……』

 

湖と洞窟かぁ……洞窟の中とか隠れてないかな?

 

「洞窟の中に隠れてたりしない?魔法で入り口爆破してみてっ!!」

『流石にそれは人の心なくない……?』

「いや流石に加減してねっ!?」

 

イヤホンの先から爆破音が聞こえてきた……が人の声はしない。

やっぱりそんなところには居なかったか……

あ、コレももしかしてお小遣いから引かれていくのっ!?

コレからは爆破とかできないかぁ。

 

『居ないよっ!私どうしたら良い?』

「朱莉ちゃんはそこから羽で飛んで空から探してっ!僕は地上を走って探すから!円とかはもう気にしないでいいよっ!」

『わかったけど……羽って使っても大丈夫なの?』

「お母さんの科学研究所の開発中の最新技術ってことにすればいいからっ!僕も朱莉ちゃんも巻き込まれた身だしもう好き勝手やっちゃおうっ!」

『わ、わかったよっ!見つけたらすぐにしらせるからっ!』

「ありがとっ!」

 

そこで通信を切った。

て言うかどこに隠れてるんだっ!?洞窟もいないんでしょ!?

ここにはジャングルと滝しかないし……

 

「あ“ぁ”あ“あ”あ“っ!?もうどこに居るのっ!?」

 

その場で地団駄を踏む事しかできないよぉっ……!!

 

がこん

 

「え?がこん?」

 

足元からいきなり何かが動く音が鳴った。

足元に一体何があるのっ!?

そして急いで足元を見ると何もなかった。

……地面すらも。

 

「なんでまた落ちるのぉおおおおおおおおお!?」

 

なんか最近落ちてばっかな気がするなぁああああ!?

 

 * * *

 

「あいだぁああああああああ!?足がぁあああ!?」

 

時間がないのに足がぐちゃぐちゃで動かせないっ……!?

あぁもうっ!踏んだり蹴ったりだよっ!!

 

「て言うかここどこっ!?こんな隠し要素お母さん作……るねあの人なら絶対……」

 

とりあえず先に進まなきゃだよね?

あたりは洞窟のような道が続いていてとても暗く腕輪の赤い光も相まって不気味な雰囲気になっていた。

お化けとか出たらやだなぁ……

それから数分歩くとプリンターで立てれる壁を見つけた。

ここにいたのかぁっ!!そりゃ見つからないよ……ルール違反でしょルール違反っ!

いやそんなルールないけど……ズルだっ!

……子供みたいな事言ってないで壁壊すか……

 

「えいっやっ!……っとぉ……」

「「ひぃっ!?」」

 

奥から怯えるような声が聞こえてきた。

なんか聞いたことある声じゃない……?

なんか、こう、ムカつくような耳障りな声なんだけど誰だっけっ……?

 

「お……鬼っ!?」

「壁の素材は金属なのになんで壊せてるのっ!?それになんでここの場所がわかるのっ!?」

「……あ“?」

 

あーこいつらか……

朱莉ちゃんと僕をいじめてきた明美?と名無しの子がそこに居た。

こいつらならこういうの見つけそうだな……

 

「ていうか今の声あのクソレズ野郎のまどかでしょっ!?壁壊せたりさ!人間じゃないだろお前っ!」

 

めんどくさいなぁ……?

あと野郎じゃないんだけど?今は女の子ですけど?

もういい全部言っちゃえ!

い、一応朱莉ちゃんの魔法で記憶消せないか聞いてからにしよ……

 

「もしもし朱莉ちゃーん?聞こえるー?」

『途切れ途切れだけど聞こえるよっ!今どこ!?残り十分だよっ!』

「今は地下の隠し部屋で二人を見つけたんだけどね〜?一つ聞いてもいい〜?」

『聞きたいことって?』

「ちょっと気になったんだけど記憶を消すことってできる?」

『記憶の消去?多分できると思うけど……何かあった?』

「ん〜?ちょっと人じゃないってバレちゃっただけだよ〜?」

『バレちゃったのっ!?大丈夫っ!?』

「別に正確にコレだってバレたわけじゃないし大丈夫だよ〜!ことが終わったら二人を連れて上に行くから最初に合流した滝で合流しよっ?」

『わ、わかったけど……気をつけてね?』

「わかってるよ〜!それじゃあ後でね〜!……さてと?」

「な、何さ?私たちに何かするの!?この化け物っ!?」

 

初めて言われたけど……思ったよりキツイなぁ。

しかも完全に化け物を見る怯えた目だもん……

まぁ記憶消しちゃうからいっそのコト楽しんじゃおうかな?

 

「化け物って……まぁ人間って自分の普通から逸れたものを悪とするもんね?」

「人間はって……やっぱり人じゃないんだ!?」

「コレみたらわかるかな?ほらコレあげる」

 

創造でハンドガンを一個作りそれを明美に投げる。

 

「じゅ、銃っ!?なんでこんなもの……」

「創ったんだよ?今ここでね」

「それってどういうこと……?」

「今から死ぬのに知る必要あるの?」

「え……?」

 

ちょっと悪役の演技楽しいかもっ……!

今まで被害者っぽい演技が多かったけどコレもコレで楽しいな……

 

「え?って何?正体がバレてるのに生かしておくのバカじゃない?そんなこともわからない?」

「い、いやっ……!殺さないでっ……!」

「やめてぇっ!明美ちゃんを殺さないであげてぇっ!」

 

あ、名無しの女の子……あ、いいこと思いついたっ!

 

「そうだなぁ……じゃあ先に君から死ぬ?」

「……え?」

「どっちからにしようかな〜?友達を売るなら売るで別にいいけど?命乞いでもなんでもすれば?」

「……殺すなら私だけにしてっ!明美ちゃんはすごい人だからっ!私より成功するからっ……!」

「東子……?何言って……?」

 

へぇ……?結構友達思いのいい子なんだね……?

でもそれは友達対する感情としては重すぎないかな?

まぁ秘密にしておいてあげるけどねぇ?

ていうか東子(あずまこ)っていう名前なんだ……

クラスメイトなのに知らなかったなぁ。

 

「いいね!そういうの僕は好きだよ……じゃあ先に東子からかな?」

「明美ちゃんっ!頑張ってねっ!それじゃあねっ……!大s」

 

ぱぁんっ

 

渡した銃とは別に創っておいた銃で東子の頭……の真後ろを撃つ。

張り詰めた糸が切れたのかばたりと気絶した。

まぁ緊張してただろうしショックで気絶するだろうからねっ!

そしてバレないように血糊で血飛沫を創ってと……

あ、結構リアルだっ!

しっかり気絶してるか確認してっと……よし、おっけー!

 

「はいまずは一人っと……次は明美ちゃんの番だけど何で死にたい?選んでいいよ?」

 

誠意杯煽りをわざと込めて話す。

 

「……てやるっ……」

「聞こえないけど?何言ってるの?」

「お前なんか殺してやるっ!!殺すっ!殺してやるっ!」

 

そう言って手で持ってる銃で僕の頭を撃ち抜いてきた。

とても痛い……でもそれだけ。

それ以上は何もない。

人間やめたなぁ。

うっ、結構心に来る……

とりあえず後ろに倒れてあげるか!

バタンっと……

 

「い、急いで逃げなきゃっ……!あ、東子も一緒だよ……!」

 

おっと触られたらばれちゃうなっ?

 

「はい残念効きませーん」

 

とりあえず創造で細胞治してっと……

眉間だったから脳みそにいかなかった……よかったっ!

 

「な、なんで効かないのっ!?化け物っ!化け物ぉっ!?」

「銃の乱射はあぶないよ〜?はいお休みなさーい!」

 

創造で睡眠ガスを創って速攻吹きかけた。

ビビってたのを見れて僕は満足っ!

……って思ってないと心がもたないなぁ?

 

 * * *

 

「朱莉ちゃんただいまっ!とりあえず捕まえてきたよっ!」

「ま、まどかちゃんっ!?お面が割れて血が付いてるけど大丈夫っ!?」

「大丈夫大丈夫!わざと撃たせただけだからっ!」

「それは大丈夫じゃないよ……?」

「それでさっきお願いしてたことなんだけどいけるかな?」

「記憶の事?とりあえずやってみるね……似たような事ならやった事あるんだけど……」

 

今のうちに僕は血糊を片付けてあげてっと……

あ、終わったっぽいかな?

 

「おはよー!大丈夫?隠し部屋で二人仲良く寝てたけど……」

「……どういう事?」

「あれ?今体育祭のイベントの鬼ごっこなんだけど寝ちゃってたから連れてきてあげたんだけど……覚えてない?」

「そうだった寝てたんだ……あ、ありがと?じゃあ私東子連れてくから」

 

そして明美は寝ている東子を抱き抱えて控え室に向かった。

 

「よし……コレで勝ちかな?」

「うん!腕輪も358になってるしねっ!」

『まさかのまさかで鬼側の勝利ぃいいいいいいい!?385名を1時間、それも二人でみつけだしましたっ!最後電波の乱れのせいでカメラで見れませんでしたが見つけきったという連絡が運営から来ましたっ!勝者は鬼チームっ!一体何者なんだぁああああああ!?』

 

あれ?お面割れてるけど言わないでくれたんだ?

意外といい子かもアナウンサー……

このイベント、個人的に復讐もできたし体も全力で動かせたし楽しかったっ!

お母さんナイスっ!

 

 * * *

 

「……まどかさんと朱莉さん?あれはなんですか?」

 

そうだ、校長先生は僕たちのこと知ってるんだっ!?

コレって言うべきかな……?

ただ言うのも嫌だしなぁ……

朱莉ちゃんは……固まっちゃってるっ!?

どうすれば分からなくなっちゃってショートしちゃってるっ!?

コレ僕どうしたらいいのぉ……?

 

 




体育祭編終盤です。
最近あまり悲鳴がかけてなくて栄養失調になってたので描きました。
まぁ元々そう言う予定だったし……ね?
綺麗な百合が見たい人は私が書いているもう一つの小説の『Vのガワはガワじゃない!?』をご覧ください。

さて実は途中で登場した銃なんですけど一般的なグロック17です。
昔映画かなんかで見たのを覚えてたみたいですね〜?
当初はSOCOM m23にしようと思ったんですけど爆音がないと気絶しないんで断念しました……
潜入の時に絶対持たせますっ……!

銃の音で気絶はしねーよw映画の見過ぎだろバカじゃねーの?wって思うかもしれませんが一般人が死の恐怖に晒されて死ぬっ!ってなったら気絶しませんか?まぁ想像ですけどね……

さてこの状況をまどかはどうするんでしょうねぇ……?
(実際展開に迷ってますなんて言えないっ……!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。