メタルギアの世界に転生したので少しでも救える人を救いたい。   作:名無しのダンボール兵

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今回も書きたいように書きました。
楽しんでいただければ幸いです


平和の日

あれからしばらく、ボクはマザーベースに滞在した。

ピースウォーカー事件は終わり、マザーベースにも馴染んだ。

 

「いつまでそうしているつもりなんだ?」

「飽きるまでだよ。ストレンジラブ」

「……そうか、なぁアオイ」

「ボクは死ぬまで、誰かの隣に落ち着く気はないよ」

「そうか。わかった、なら私の隣は空けておく」

「─────ありがとう。」

──────────

さて、今日は平和の日の3日前、彼女を救うためのタイミングはたった一度だけだ。

メタルギアZEKEの格納庫へと向かう。

ZEKEに破壊工作を行おうとするパスをチコが発見したその瞬間を狙って液体金属をフラスコから解放し、パスに絡みつかせ硬化させることで捕縛する。

そして、翌朝にチコの証言を得てパスは一時的に懲罰房に入ることを罰として、どうにか平和に解決した。

そうして、平和の日は訪れた。

マザーベース全体で行った祭りは、とても楽しく煌びやかなものだった。一生忘れない、そう誓える日だった。

パス……パシフィカは彼女の歌を最後まで歌い切った。

ならば、あとに残るのは、ボクがやるべき事だ。

 

だからボクは、たった一人マザーベースを出る。

ボクならばそれができる。

なんたって発明家だからね、なんだってできるのさ。

作ったボートと用意した食料のみでここから出る。

マザーベースの君たちも、ボクと同じ寂しさを感じてくれるだろうか?

もしそうなら、ボクを本当の仲間だと思ってくれていたなら、それほどに嬉しいことはない。

 

ストレンジラブには悪いことをした、代わりに謝っておいて欲しい。

君たちはボクの残す資料をしっかり利用してくれるだろうか?

絶対に使って欲しかったから丁寧に書いて残したが、もう少し細かくするべきだったかもしれない。

 

パスは追放されやしないだろうか?

そうならないように手を回したつもりだが、少し気掛かりだ。

そうやって、幾つもの後悔に後ろ髪を引かれながらマザーベースを後にする。

 

目指すのはサイファー。

この身一つでだ。ボクの持つ頭脳はストレンジラブ達には及ばなくとも、彼女たちと共にあの兵器を作ったと言えば売り込むことくらいはできるだろう。

 

そうして交換条件にすれば、パスが死ぬこともないはずだ。

あの平和の日にもう一度わかったんだ。

ボクのすべきことは、この身を挺してでも皆を少しでも良い最期に導くことだって。

だから、ボクはこのマザーベースからは去らなきゃいけない。

決してボスが嫌いになったわけじゃない、MSFも大好きだった。

ただ、これからの未来ために。

 

 

さよならだ。

──────────(テープ:科学者の日誌4)




読了ありがとうございます。
ストレンジラブはエメリッヒとはくっ付かなかったので殺されません。
しかし、エメリッヒは別の女科学者とくっついてハルは生まれるし、その女科学者はやっぱり死にます。
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