グレンタウンに生まれたから町を噴火から守りたい。 作:ヒノウジ
グレンタウンのポケモン研究所に入り受付に要件を伝えたところ、地下へ職員と一緒に向かうことになりました。地下に到着し、主任が迎えに来てくれました。
主任「久しぶりだね、トウジ君。ジムチャレンジの最中にも関わらず、お使いを頼んで申し訳ない。」
「お久しぶりです。主任。こちらとしても、ロケット団が活動しているお月見山を通らずに済んだので、助かりました。」
主任「そう言ってもらえると嬉しいよ。それと、これがクチバシティ行の船のチケットだ。受け取り給え。」
「ありがとうございます。」
主任「それでは、ついてくるといい。面白いものを見せるよ。」
そう言って、歩き始めましたのでついていきました。
厳重な扉の前に着くと言いました。
主任「ここが、この研究所で最も重要な設備がある部屋だ。」
扉の隣にある装置にカードを刺すと開きました。
主任「どうだ、素晴らしいだろう。これが化石からポケモンを復元する装置だ。」
中には、巨大な装置がありました。装置の中央は巨大な透明なカプセルがあり、3名の職員が周囲で作業をしていました。
職員「主任。こちらの準備はできております。」
主任「そうか、なら早速行うとしよう。トウジ君、君の持ってきてくれたひみつのコハクを出したまえ。」
言われた通り、バッグからひみつのコハクを出して主任に渡しました。
主任「このコハクをセットして復元を開始する。危ないからトウジ君は外に出た方がいい。」
主任と共に外に出ると、扉は締まりカチリと音を鳴らしました。
主任「この装置であればすぐに古代ポケモンの復元ができる。だが、暴れる可能性があって中は安全ではないから出てもらったのさ。」
「中で作業している人は大丈夫なのですか?」
主任「大丈夫。中の職員は装置を起動次第、ポケモンを出してすぐに対処できるようにするからな。」
「そういえば、今日はプテラや他の職員たちを見かけませんが何かあったのですか?父さんもいないようですし。」
主任「ああ、ほとんどの職員はふたご島にいっているのさ。君の父さんも同行している。詳しいことは話せないが発見があったとだけ言っておくよ。」
「そうなのですか。」
「(もしかするとフリーザーの痕跡を見つけたのかもしれないな。痕跡さえ見つかれば後は姿をカメラでとらえることができれば、フリーザーを捕獲するためにジムリーダーを動かすことができるようになるかもしれないか)」
主任「そろそろ復元を開始するところだろう。」
扉の向こうから機械がうなる音が聞こえ始めました。
主任「この装置は、シルフカンパニーにも協力してもらって完成したものでね、研究データもシルフカンパニーに送っているのだよ。今回、トウジ君へのお礼がこちらで用意できなかったが、シルフカンパニーに頼んだのもそのつながりによるものだ。どうやら、こちらが送ったデータはあちらにとって、大いに役立ったらしくてね。」
「お礼の内容って聞いていますか?」
主任「ああ、聞いているとも。ただ、教えないでおくよ。シルフカンパニーについてからの楽しみにしておきたまえ。トウジ君の助けになることは間違いないからね。」
どうやら、シルフカンパニーで受け取るまで教えてもらえそうになさそうです。
「わかりました。楽しみにしておきます。」
主任「とても驚くとだけ言っておくよ。そういえば、シルフカンパニーに連絡したとき、ジムについて大変なことが起こったと聞いたな。」
「大変なことって何ですか?」
主任「どうやら、半年後にジムが格闘ジムからエスパージムに変わるそうだ。エスパージムが完成するのが今は4月だから8月になるのかな。どうやら、公認ジムをかけて勝負を行った結果だと言っていたかな。」
「(そうだった。マサラタウンで主人公達が来年にジムチャレンジを行うなら、エスパージムにいつ変わってもおかしくない時期だ。自分が調べた時はまだ格闘ジムだったし、エスパージムに変わるニュースなんて出ていなかったから忘れてた。)エスパージムに変わるなんて聞いたことないですけど。」
主任「まだジムが完成する目途が立っていなかったからだろうね。随分と凝った内容になるらしくて、シルフカンパニーに色々注文が来ているらしい。詳しい時期を聞けたのも、シルフカンパニーがジムの設計に関わっているからだしね。1か月もしないうちに告知されるだろう。格闘ジムを想定しているなら急いで挑戦した方がいいだろう。」
「(エスパージムはワープパネルで部屋から部屋へ移動するから、その装置を作るのに時間がかかっているのか。なら、早く行って格闘ジムに挑戦しよう。)情報ありがとうございます。急いでヤマブキシティに行って、格闘ジムに挑戦します。」
主任「エスパージムに変わるのは半年後だからまだ大丈夫だと思うけど、何があるかわからないからね、急ぐに越したことはないだろう。クチバシティからヤマブキシティまでは道路を一つ越えればすぐだから今月中には挑戦できるだろう。」
「はい、今月中に挑戦しようと思います。」
主任「応援しているよ。そろそろ復元が終わるころだろう。」
思ったよりも、復元は速いらしい。少し待っていると、プテラと思われる鳴き声が聞こえてきました。
主任「どうやら、復元できたポケモンはプテラのようだ。」
すると、扉が開いて職員が出てきました。
職員「プテラの復元が完了しました。モンスターボールによる捕獲も完了しました。」
主任「よくやった。それでは一度、広場で出して様子を詳しく見よう。トウジ君もついてきたまえ。復元したばかりのプテラの様子をみたいだろう。」
「はい、ぜひ見てみたいです。」
主任と職員についていくと広場に着きました。広場はよくカブトやオムナイトとポケモンバトルをしていた場所でした。主任はオニドリルを、職員はフーディンを出しました。
主任「それでは、プテラを出すぞ。」
主任がプテラを出すと同時に、オニドリルとフーディンは身構えました。モンスターボールから出たプテラは鳴き声を上げると、広場の壁を壊そうと動きました。
主任「プテラ、モンスターボールに戻れ!」
主任がモンスターボールに戻そうしましたが、プテラはモンスターボールから出た赤い光線を避けて、壁に向かいました。
主任「オニドリル、プテラにドリルくちばしだ!」
職員「フーディン、サイコキネシス!」
オニドリルとフーディンがプテラに攻撃を行いました。それを察知したプテラは迎え撃とうと、岩を飛ばしました。
主任「げんしのちからか。」
プテラはげんしのちからで対応しようとしたようですが、フーディンのサイコキネシスを受け動けなくなったところを、岩を避けながら、接近してきたオニドリルのドリルくちばしを受け、動けなくなりました。
主任「プテラ、戻れ!」
今度は、モンスターボールにプテラは戻りました。
主任「やはり気性が荒いな。トウジ君、プテラはまだ危ないから見せるのはここまでだ。今日はもう帰りたまえ。」
「プテラを見せていただきありがとうございました。」
主任と職員に挨拶をして、地下から地上にでてポケモン研究所を後にしました。
クチバシティ行の船に乗るのは明日の朝にして、今日は久しぶりに家に帰りました。