グレンタウンに生まれたから町を噴火から守りたい。   作:ヒノウジ

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モンスターボール以外のボールって、出しづらいということに気づいたので、基本はモンスターボールで行きます。


最初のポケモン

 

 トウジの父であるユウジは、ジュゴンに乗って、急いでふたご島に戻るように指示を出していた。なぜなら、プテラの上に人が乗っている姿が見えたからだ。

 

父「(おかしい、プテラが人を乗せて空を飛ぶ訓練は、現在はあまり進んでいないはずだ。なのに人が乗っているということは、何かが起こっているのかもしれない。)」

 

 

 ふたご島に戻ると、調査員主任と調査員の一人が戻っていて、ジムトレーナーと洞窟に入っていた調査員も戻って、カメラの情報を確認していました。

 

父「今戻りました。何か変わったことは起こっていませんか?」

 

主任「ユウジ、戻ったか。変わったことと言われても、予想以上に別の地方のポケモンが多くて、また確認しに行く必要があるな。だから、回収したポケモンを置いたらすぐに、確認しに行ってもらえないか?」

 

父「(なっ!?まだいるのか。)その前に確認したいことがあります。」

 

主任「なんだ?確認したいこととは?」

 

父「こちらに戻る途中にプテラが飛んでいる姿が見えたのですが、人が乗っているように見えました。プテラの飛行訓練はあまり進んでいなかったはずですが、プテラに乗れる人は今回の調査に参加しておりましたか?」

 

主任「いや、プテラに乗れる人は今回の調査に参加していないはずだ。まだ、人を乗せて飛ぶには不安要素が大きく、安全性が確立できない場所では行わないと決められているからな。見間違えじゃないのか?」

 

父「(見間違えだったのか?だといいのだが。)そうかもしれません。」

 

主任「なら、カブトが見つけてきたポケモンの場所まで、案内してもらい、対処してきてください。」

 

父「はい、わかりました。(そういえば、トウジの姿が見えないな。)主任、息子の姿を見ませんでした。?」

 

主任「いや、戻った時にはいなかったな。着いてきていた少年が、今どこにいるのか、知っている人はいないか?」

 

 

ジムトレーナー「一度、洞窟に入って、ポケモンの様子を見ている姿を見ましたが、自分たちが引き上げるよりも前に、洞窟から出ていくのを見ました。」

 

父「(島のどこかにいるか、船の中で海のポケモンを確認しているのかな?)船の中にはいませんか?」

 

調査員「いや、洞窟から戻った後、船の中を見ましたが誰もいませんでしたよ。」

 

父「(なら、島のどこかにいるのか?……いや!?まさか、プテラに本当に人が乗っていて、それがトウジだったのか!?)主任!?さっき見たプテラに乗っている人がトウジだったかもしれません!?」

 

主任「何!?…まさかそんなはずはないだろ。プテラは人を乗せた飛行になれていないんだぞ。ましてや、君の息子のトウジ君は小さいのだから乗れるはずがないだろ。」

 

父「(確かにそうだ。トウジはまだ小さいのだから、プテラに乗れるわけがない。ましてや、プテラはまだまだ人に慣れていない。少なくとも、今日会ったばかりの人を背中に乗せるとは思えない。)確かにそうですね。ならトウジは今どこにいるんだ?」

 

カツラ「少し確認したいことがあるのだが聞いてもいいかね?」

 

主任「カツラさん!?はい、大丈夫です。」

 

父「(カツラさんは確か、中間地点のカメラの班だったはず。もう戻ってきたのか。相変わらず仕事が速い。)」

 

カツラ「プテラの飛行訓練は、今、どれくらい進んでいるのか聞いてもよいか?」

 

主任「はい、大丈夫です。プテラの飛行訓練は、比較的小柄な研究員を乗せて行っているところです。少なくとも、今回調査に参加している人員を乗せての飛行は、失敗しています。」

 

カツラ「なら、トウジ君だったか。彼ならばプテラも乗せた状態で飛行することは問題なくできるのだな。」

 

主任「たっ確かに、子供であれば可能かもしれませんが、プテラに自力で乗れないのにどうやって?」

 

カツラ「訓練はどのような内容だったのか聞いてもよいか?」

 

主任「はい、…今回の調査内容を踏まえて、目標を見せて、飛んで行ってもらい、目標以外の物が発見できた場合に戻ってきて、人を乗せた状態でその場所へ飛行していく訓練です。」

 

カツラ「なら、プテラは訓練通りに、目標以外の物を…いや、今回なら目標以外のポケモンを発見したから、トウジ君を背中に乗せてその場所へ飛行していったのではないのか?話している間にポケモンたちに島を確認させたが、小さな子供は島に見当たらなかったようだね。」

 

父「(いつの間にポケモンを出して指示を出していたんだ?いや、それよりも)なら、すいません。自分は急いでプテラが飛んで行った方を確認してきます!?」

 

 急いでジュゴンを出して出発しようしましたが、呼び止める声がありました。

 

カツラ「いや、その必要はもうないようだね。」

 

父「なっ!?どういう意味ですか!?」

 

カツラ「だって、プテラがもうこちらに向かっているからね。」

 

 見上げると、プテラが向かってきていました。

 

父「トウジは、トウジは乗っているのか?」

 

 プテラが、地面に降り立つと後ろに少年が乗っているのが確認、できました。

 

父「トウジ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 プテラに乗った後、タマザラシが落ちないようにしっかりとプテラとの間に挟んで、しばらくしているとふたご島が見えてきました。

 

 「(父さんを心配させて騒ぎになっているだろうな…。人もたくさん見えるし、カツラさんもいるし。怒られるだろうな。)」

 

 プテラがふたご島に到着すると父さんが声を上げました。

 

父「トウジ!?」

 

 「(やっぱり、すごく心配させたみたいだ。早く声をかけたいがそれよりも前に怯えて震えているタマザラシを安心させないといけないな。)タマちゃん、もう大丈夫だから。周りの人も悪い人たちじゃないから。」

 

 そういうと、タマザラシの震えも止まりました。

 

父「タマちゃん?抱えているそのポケモンのことか?」

 

 「うん、プテラが案内していた先にいたんだ。怯えているようだったから何とかして安心させて、連れてきたんだ。」

 

父「ボールも使わずに…暴れたら危ないだろ。」

 

 「うっ。ごめんなさい。でもボールを持っていなかったからこうするしかなくて…」

 

 「(確かに、暴れられていたら、プテラから落ちていたから危険だったな。)」

 

主任「しかし、どうやってプテラに乗ったんだい?」

 

 「えーと……プテラが僕を咥えて背中に乗せて連れて行ったんです。」

 

父「大丈夫か!?ケガはないか?」

 

 「ケガはないよ、父さん。」

 

主任「プテラが自ら乗せたのか…。訓練ではそんなことはしなかったのでがな。いや、それよりも、連れてきたポケモンを見せてくれないか?どこから来たのかを調べる必要がある。それに、ユウジ。息子が無事戻ってきたのだから、申し訳ないが、カブトの見つけてきたポケモンの確認を急いでしてきてくれ。」

 

父「………わかりました。急いで確認してきます。トウジも無事でよかった。父さんは、行ってくるが、ふたご島から離れるんじゃないぞ。

 

 「うん、わかった。(心配させてしまった。)」

 

 そう言って、父さんはカブトと共にジュゴンに乗っていきました。

 

主任「では、連れてきたポケモンを見せてください。

 

 「はい。タマちゃん、あの人は優しい人だから怖がらなくても大丈夫だよ。」

 

 そう言って、ゆっくりとタマザラシを主任へと渡しました。

 

主任「すごいな、別の地方から流されてきたポケモンは、暴れるか怯えているかのどちらかなのに、トウジ君には怯えている様子はないね。それじゃ、今からどの地方から流されてきたポケモンか確認させてもらおう。」

 

 そういうと、主任はタマザラシを抱えてパソコンの方に向かいました。

 

 「(ふぅ。何とかタマザラシを安心させて、連れてくることができた。しかし、プテラに咥えられて乗せられた時はどうなることかと思ったが、どうにかやり遂げられた。)」

 

カツラ「トウジ君だったかな?どうだったね、ポケモンに乗って空を飛んでみた感想は?とても気持ちよかったのではないかね?」

 

 「(カツラさんに声をかけてもらえた!?)はい、最初は怖かったですが、戻ってくる頃にはとても気持ちよかったです。」

 

カツラ「そうか、少年が調査に加わるとわ聞いていたが、すごいではないか!?プテラに乗って空を飛んでも怯えることなく、それどころか、怯えているポケモンを安心させて連れてくるとは!?将来が楽しみだよ。ぜひ、トレーナーを目指してもらいたい。」

 

 「(やった!?カツラさんに認めてもらえるなんて)はい、将来はポケモントレーナーになって、ジムチャレンジを行いたいと思っています。」

 

カツラ「そうか、なら、最初のジムはぜひ、俺のところに来てくれ。全力で歓迎するぞ。」

 

 「はい、最初にチャレンジします。その時はよろしくお願いします。」

 

カツラ「それでは、俺は他にもすることがあるので失礼しよう。」

 

 そう言って、カツラさんはジムトレーナーのいる場所に行き、ジムトレーナーを連れて、洞窟に入っていきました。

 

主任「ちょうどよかった。トウジ君が連れてきたポケモンの名前と出身地と思われるん場所がわかったぞ。」

 

 「はい、今行きます。」

 

 近寄ると、主任に説明してもらえました。

 

主任「このポケモンはタマザラシと言って、ホウエン地方が主な生息地となっている。台風の特にホウエン地方が強かったからおそらくこの地方が出身地だと考えられる。

 

 そう説明している間にも、タマザラシは僕に近づいてくっつきました。

 

主任「どうやら相当、気に入られたようだな。聞きたいのだが、タマちゃんと呼んでいた理由はなんでだ?」

 

 「(やっぱり聞かれた。安心させるためには呼ぶ必要があったから仕方ないな。)えーと、見た目が真ん丸で最初はマルちゃんと呼ぼうと思ったのですが、マルちゃんはなんだか食べ物の名前みたいだったので、玉ような見た目からタマチャンにしました。(確か、マルちゃんという名前の企業があったはず。)」

 

主任「あぁ、マルちゃんという食品をとりあつかっている企業があったな。なら、たまたまか。」

 

 「(ふぅ。自然な理由を考えていてよかった。)タマちゃんはどうなるのですか?」

 

主任「うむ、この子も含めて、見つかったポケモンは、検査をしたり、研究したりしたのち、元の生息地に戻すことが多いな。場合によっては世話をしていた人になついて離れたがらない場合は、そのままその人の手持ちとなることもある。」

 

 「なら。タマちゃんをもらう事はできますか?(最初のポケモンはこの子にしたい。)」

 

主任「うーむ。先ほども言ってように検査もあるし、場合によっては研究もしたいのだが…。いや、父親と頼んでみなさい。大丈夫そうなら何とかしてやることもできる。タマザラシは君から離れたがらない様子だからな。」

 

 「(やった、この子が欲しいと父さんにすぐに伝えよう)ありがとうございます。」

 

主任「父親が良いと言ったらだぞ。ちょうど戻ってきたようだしな。」

 

 父さんが駆け寄っている姿が見えました。

 

父「今戻りました。確認したポケモンは、別の地方のポケモンであると考えられます。」

 

 そう言って、父さんはモンスターボールを主任に渡しました。

 

主任「なら、すぐに確認しよう。それと、息子のトウジ君が頼みたいことがあるそうだ。」

 

 主任はモンスターボールをもって離れながら言いました。

 

父「トウジ、なんだい、頼みたいことって?」

 

 「僕は、最初のポケモンはタマちゃんが欲しい。」

 

 父さんに頼みました。

 

父「……。わかった、いいだろう、そのポケモンをこのモンスターボールに入れてみよう。」

 

 何か考え込みながらもモンスターボールを渡しながら良いと言ってくれました。

 

父「ただし、研究所に何度か通ってもらう事になるがそれでもいいか?研究所の中で見たことは外で話すことは許されないし、万が一、話したことがばれたらただ怒られるだけでは済まないんだぞ。」

 

 「(やっぱり、プテラやカブト、オムナイトがいたことから研究所内は、まだ公にできない内容の研究を行っているのか。オーキド博士が関わっていることから悪いことではないと思うが、中で見た内容を誰かに言うのは父さんの迷惑にもなるから気をつけないと。)うん、わかった。絶対に研究所の中で見たっことは誰にも話さないよ。」

 

父「当然、母さんにもだぞ。」

 

 「(母さんにも話せないのか。家の中でも油断しないようにしないといけないな。)うん、わかった。」

 

父「なら、この子をボールに入れなさい。」

 

 僕は、ボールをタマちゃんに近づけて言いました。

 

 「タマちゃん、僕のポケモンになってくれないか。もし、なってくれるなら、このモンスターボールに入って欲しい。」

 

 そう言うと、タマちゃんはおそるおそる、ボールのボタンを押して入りました。

 

 「やった。タマちゃんが入ってくれた。」

 

 すぐにボールから出して言いました。

 

 「ありがとう。タマちゃん。」

 

 こうして僕は最初のポケモンを捕まえることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 




長くなってしまった。

もっと短くしたかった。
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