グレンタウンに生まれたから町を噴火から守りたい。 作:ヒノウジ
ふたご島の調査に参加するユウジから、息子のトウジ君を調査に同行させてもらえないかと打診があった。聞けば、ほのおタイプのポケモンを欲しがっているため、安全のため、みずタイプのポケモンを捕まえてあげたいとのことであった。
今回のふたご島の調査では、化石から復元したポケモンのプテラ、カブト、オムナイトが訓練通りに行動するかの実施訓練を行うことになっている。これらのポケモンは、研究段階であり、公にすることはまだ早いため、本来ならば同行は許可できないところだ。
……いや、秘匿するために一部の研究員しか見られないようにしてきたため、これらのポケモンたちはまだ、子供に接したことはない。ならこの機会に、子供に対してどのような対応をするか調べるのはよいことかもしれない。
念のために、手持ちのオニドリルをプテラの監視に着ける予定であるため、化石ポケモンと彼の息子が単独で接する機会を設けて、どのような対応をするか観察しよう。
そうと決まれば、彼の息子の動向を許可することと、息子にふたご島の調査で見たポケモンについて、外で漏らさないように注意するように伝え下がらせた。また、オニドリルに小型カメラにプテラの様子を収めるように指示を出して持たせた。
強い台風によって、別の地域のポケモンが今まで以上に流されてきている可能性を考慮して、カメラの回収班とは別に、自分を含めて6名が、別の地域のポケモンの回収を行うことが決定された。
ふたご島の調査当日、化石ポケモンを彼の息子の前で出すと、とても驚いていた。プテラを見て怖がらなかったあたり、ポケモンがとても好きな少年であることがうかがい知れた。化石ポケモンたちが周囲の探索に向かうと、少年は周囲のポケモンを観察し始めた。ふたご島に上陸しているポケモンや、海の中のポケモンを見た後は、洞窟の中に入っていった。その間に、オニドリルを出して、プテラを監視させた。
少年が、洞窟の中に入った後、すぐにプテラが戻ってきて、別の地域のポケモンを見つけ戻ってきたため、少年の父親であるユウジがジュゴンに乗ってその地点まで、プテラと一緒に向かった。その後、カブトとオムナイトも見つけたのか戻ってきたため、調査員についていくように指示を出した。
予想していたよりもほかの地域のポケモンが多かった結果、調査員が戻って来る前に、プテラが戻ってきたため、さらに調査員を向かわせた。するとすぐに、カブトもオムナイトも戻ってきたため、残り一人の調査員と自分がそれぞれに着いていくことにした。結果、ふたご島には誰もいない瞬間ができてしまった。
何とか、暴れている別の地域のポケモンを弱らせてボールで捕まえるて、ふたご島に戻ると、すでに1名戻り、もう1名が再びポケモンの確認に出発したことが分かった。
ユウジが戻ると、プテラに人が乗っていると言っていたが、今回の調査では安全性が保障できないために、人を乗せての飛行はおこなわないために、プテラが背中に乗せられる小柄な調査員の参加はしていないため、ありえないことだと考えた。
しかし、少年がポケモンを抱えてプテラに乗って戻ってきた。聞けば、プテラが咥えて背中に乗せた後に飛んだとのことだ。プテラは、人を乗せて飛行訓練をした成果がしっかり出ていることがわかったため、少年の動向を許可したことは正解であった。さらに、少年は怯えていたタマザラシをを上手くなだめて、懐かせることにも成功しており、タマザラシを欲しいとのことであったため、タマザラシをどのように成長させるのか観察するのもおもしろそうだと許可をした。
グレンタウンの研究所に戻った後は、オニドリルに持たせておいた小型カメラの映像を確認した。カメラの映像はとても乱れていたが、プテラが周囲のポケモンの様子を観察する様子や、少年を背中に乗せる様子、少年がタマザラシを宥める後ろでプテラが佇んでいる様子、少年が何指示を出すと背中を見せて乗りやすい様子が見て取れた。
プテラの飛行訓練の成果が出ていることが、カメラの映像からもしっかりと読み取ることができた。プテラはおとなしい性格をしているのか、ポケモンバトルには積極的ではないが、指示は素直に聞いてくれるため、人を乗せての飛行訓練を問題なく行えると判断したのは正解であった。今後も、プテラにはあの巨体を生かしてもらえるような訓練を行うのが良いだろう。
今回のふたご島の調査では、洞窟のカメラの映像には珍しいポケモンの姿はなく、成果は何も得られなかったが、別の地方のポケモンがたくさん流されてきていたため、それらのポケモンの研究を進めることができるだろう。発見したポケモンは、ホエルコが3匹、タマザラシが少年のも含めて4匹、チョンチーが2匹、茶色い魚のポケモンが1匹、シェルダーではない貝のポケモンが2匹だった。オーキド博士にこの情報を渡して、どの地方のポケモンであるかを尋ねることになっている。
少年が研究所に通い、タマザラシとカブト・オムナイトとのポケモンバトルを行うようになると、ポケモンバトルのセンスに驚かされた。タマザラシはデータから、陸では移動が遅く、泳ぐのも遅いため、ポケモンバトルには不向きであると考えていたが、少年はタマザラシが転がるのが好きな性格を生かして、回避や移動、攻撃に転がる行動を絡めることでポケモンバトルを有利に進めるようにしていた。
研究員は、ポケモンバトルが上手ではないが、それでも、ポケモンバトルの経験は少なくないにもかかわらず、少年はポケモンバトルに勝利することがあった。子供は慣れないポケモンバトルでは、展開においてかれて指示が遅れることが多いにもかかわらず、少年は遅れるどころか、バトルに慣れているかのように、自信満々に指示を
出して、できることできないことの判断や、相手に与えたダメージから残り体力を推測して、攻撃を押したり引いたりしている様子もあった。
研究所では、よくタマザラシやカブト、オムナイトとかけっこをしている様子も見られたが、その時にも、タマザラシは転がって移動しており、家でも、可能な限り転がって移動するように指示をしていると聞いた。たまに、ジグザグに転がるように指示を出したり、跳ねるように指示を出していることから、常にポケモンバトルに生かせる動きを考えていることもわかった。
少年は、将来ジムチャレンジを行うと聞いたため、彼がどのようにポケモンを育成するのか、ぜひ、データを取らせてほしいものだ。
オーキド博士が、茶色いポケモンがジーランス、貝のポケモンがパールルであること、両方ともホウエン出身であることが分かった。ぜひ、研究させてほしいとのことであったため、研究所に招いて一緒に研究してもらい、場合によっては向こうで研究してもらい、その結果を教えてもらうこともいいかもしれないと考え、共同で研究を行ってもらえるならありがたいと返信をした。