通路での一幕② ハロウィン?ハロウィンかぁ
ブーディカがカルデアに来てから少し時間が経った。ブーディカは早速、食堂で料理を振る舞って皆を喜ばせた。それに、今までキャットがワンオペだった食堂に来てくれたので、キャットに休息を与えられる事になって僕としても嬉しい結果になった。キャットが所望した人参とお昼寝は早速、渡せる様になって一安心だ。猫の尾は踏むな、キャットの尾も踏むなと言うし、嫌われたくないしね。解決したのは食堂問題だけじゃ無くて、特異点での携行食もある程度改善された。これで以外にグルメな茨木も食べるだろう。後は、いつの間にかカルデアに来ていたヘシアン・ロボだろうか。いや、ローマに行っていた間に厩舎にいたみたいで、帰還した時に契約したんだけど、とっても落ち着いて賢い子のロボと身振り手振りが良い人のヘシアンの2人はすぐにカルデアに馴染んだ。基本的に厩舎で過しているけど、お腹が減ったら食堂に顔を出して来る。他のサーヴァントとも良好とまでは行かずとも、争う事は無く、金時とツーリングをやっていた事もある。クラスがアヴェンジャーだって言うのが心配だけど多分大丈夫と思っておく。
「あ、先輩、おはようございます」
「うん、マシュもおはよう」
「特異点での疲れは大丈夫そうですか?」
「うん、しっかりと寝たし、キャットとブーディカのご飯が美味しいからね」*1
「それは良かったです。ドクターが近い内に次の特異点に行くかも知れないと仰っていたのでどうかと思っていたんです」
「あー、そっかぁ、次かぁ」
「…辛いかもしれませんが、私も頑張りますので!」私もですよマスター
「ああ、うん、逃げる事はしないよ。ただ、先が心配なだけだよ」
「…そうですね、ローマでの事もありましたからね」
「うん、ブーディカやヘシアンとロボみたいに仲間が増えているけど、あの魔神柱がこれからも出る可能性を見ると不安なんだよね」
そう、魔神柱*2をレフが召喚したことで、*3これからの特異点にも出てくる可能性が出てきたのだ。レフはアルテラに斬られたけれど、*4どうもまだレフの様な者はいるみたいだから安心出来ない。
「…はい、魔神柱、相対した時には必死で判りませんでしたが、今に考えると、怖いですね」*5
「…そうだね」*6
「…お2人の心配も判るけど、次からは事前の対策が建てられるんだから、思い詰め過ぎるのもいけませんよ?」
「─わぁッ!また、リップ⁉」
「─リップさん⁉」
「はい、パッションリップです。お2人が歩いてられたので、ついてきました」
「声かけてくれても良かったよ⁉」
「フフ、驚かせたかったので」
「…びっくりさせないで下さい…」
「フフ、ごめんなさい。お2人が真面目そうに話していたので」
「そこは真面目に参加か入らないの択じゃないの?」
「そうですか?BBは乱入していた様な…」
「その、BB、さんは私達の常識の外なのかと」
「BB…役にたたないですね」
「まあ、僕達の常識も違うかもだし」
何だか締まらないが、不安も何処かに行ってしまっていた。リップに感謝、だろうか?うーん、悩ましいな。
「あ、そう言えば、ドクターさんが呼んでましたよ?」
「え、何だろ、通信無かったよね?」
「はい、私も聞いていませんね」
「そうですか?でも、微小特異点が見つかったって、言ってましたよ?」
「ん、まあ、行って見ようか」
「はい、そうですね」
そう言って、3人で管制室へ向かった。
「あ、3人共、良く来てくれたね」
「ドクター、微小特異点が見つかったって、聞きましたが」
「あれ、まだ君達に通信を送って無かったけど、良く知ってるね」
「あ、そうなんだ。リップに聞いたんだけど、リップは何処で聞いたの?」
「ああ、マスター達に会う前に管制室によったので」
「ええ゙、気が付かなかった」
「まあ、それは兎も角、微小特異点ですよ!」
「うん、どうなのロマニ?」
「ああ、うん、そうだね。さっきカルデアスが発生を確認したんだ。ごめん、モニターを映してくれ」
「はい」
モニターに半透明な地球が映る。そして、ヨーロッパの辺に赤く光る点が見える。
「見えるかい?あの赤い点が今回の微小特異点だ」
「ヨーロッパか、詳しくは何処なの?」
「スロバキアの辺りだね。…有名なのはチェイテ城か?」
「……チェイテ城、何か見た事、有るような」
「…そうですね、私も」
「…奇遇ですね、私もです」
「ああ、フランスと…ローマで出会ったエリザベート・バートリーだね」
「……そうだよね、エリザベートだよね。…まさか」
「えー、そんな、まさかぁ」
「フフ、そうですよ」
「……あーフラグですね」
自分のハロウィンはチェイテピラミッド、此処から始まりました。