僕のカルデア日誌   作:kanaumi

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遅くなりました、短いですが書けましたので投稿します


訓練での一幕③ あいつらはとまる事を知らなすぎる

 

 マスターと別れた後、クー・フーリンはシミュレータールームに来ていた。そこにはすでにスカサハ、モードレッド、ジークフリート、金時、茨木童子、佐々木小次郎とカルデア内でも実力者が集まっていた。クー・フーリンがシミュレータールームに入った時はスカサハ、金時、茨木童子対佐々木小次郎、モードレッド、ジークフリートで3対3の模擬戦を行っていた。物干し竿を巧みに操り、金時と茨木童子の攻撃を捌きつつも、返しの一撃を狙う佐々木小次郎、プリドゥエンで面射撃を行うモードレッドにスカサハと直接撃ち合い、宝具の悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)によって小さい傷を無視して攻めていた。一方、佐々木小次郎に抑えられているものの、隙を見てはモードレッドに叢原火を放つ茨木童子、それを佐々木小次郎に妨害させず返しの隙を潰す金時に手数でジークフリートの脚を止め、ルーン魔術を構えるスカサハ、両者譲らない為、今日何度目かの硬直状態を迎えていた。

「…セタンタ、やっと来たか。些か、遅かったな?」

「うへぇ、勘弁してくれよ師匠」

「おお、クー・フーリン殿良い所に参った。スカサハ殿、彼が来たので私はお暇させて頂こう」

「ああ、そうか楽しい時間だった。また、日を見て試合おうか」

「承知した、では、失礼する」

 そう言って、佐々木小次郎はシミュレータールー厶を後にした。…気持ち足早に出ていった様に見えたが何があったやら。

 

「クー・フーリンの旦那、こっちでチーム組まねぇか?見てたと思うがチーム戦って奴をやっててな」

「ふむ、セタンタを混ぜてか、それは良いな。もう一度再編させるか」

「俺もさんせーだ、ジークフリートとは今ので5回連続だぞ」

「……嫌だったか、それはすまない…」

「…違う、お前に不満な訳じゃねぇよ。何回か変えてんのに一緒だった頻度が不満何だよ、勘違いで謝んな」

「それよりも休ませろ、いくら何でもぶっ通しがすぎる、汝らはそこらの鬼より活気あり過ぎるだろ」

「ああ、茨木童子にはロビンの野郎から差し入れだとよ」

「本当かっ!寄越せっ!」

 此処に来る途中にロビンから届けてくれと渡されたバケットを差し出す。すぐさま茨木童子が奪い、その場で食べ始めた。中身はマフィンとか言ってたか。

 

「セタンタ」

「何だよ師匠、チームは決まったのか?」

「ウム、お前は金時とジークフリートとだ。小次郎が抜けたとは言っても男女比は3対3だ」

「あーそうだな、でも、大丈夫か?」

 

「あ、吾のまふぃんだぞ!」

「数あるんだから1個位良いじゃねーか」

「ならぬ!まふぃんは全て吾のものだ!」

「だがよ、これにはちゃんと書いてあるぜ?」

【マフィンはみんなで食べろよ】

「ヌヌ、緑の人め、余計な事をしおって」

 視線の先にはマフィンを取り合う茨木童子とモードレッドの姿だった。

 

「…あれくらいなら問題あるまい、儂がいかようにも出来るからな」

「そうかよ、まっ、始めるか」

「ああ、茨木、モードレッド、汝等始めるぞ」

「あん?これ食ってからで良いだろ…うまいな」

「吾は今忙しい、後で良かろう」

「………」

 少し、ムカッとしたがスカサハは強いので耐えた。だが、ムカッとしたのでチーム変更からの対面時に集中的に狙う事もあった。

「汝!吾を狙いすぎではないか!あっちにも向かわぬか!」

「くっそ、なんかこっちへの攻撃多くねーか!?」

「さあな、そら、止まっておると痛い目にあうぞ?」

「舐めおって、走れ叢原火!!」

「こっちもだ、いくぞ、プリドゥエン!オラッ゙!」

「フフッ、よい、よいぞ、──蹴り穿つ死翔の槍(ゲイボルク・オルタナティブ)!!(ランクB+)」

「おいぃ!ここで(シミュレータールーム)宝具撃つんじゃねぇ!!」

「──ハッ!ならば、吾もいこうか!大 江 山 大 炎 起(おおえやまだいえんぎ)!!(ランクB+)」

「あーもう、ヤケだ!!逆巻く波濤を制する王様気分(プリドゥエン・チューブライディング)!!(ランクA)」

「…退避ー!!」

「……ここは(シミュレータールーム)保つだろうか?」

「すまねぇ、俺っちには断言できねぇ」

 結果、何とか耐えた気がする。しかし、マスターにはトイレ掃除2日を言い渡された。

 

「うしっ、やろうぜクー・フーリンの旦那!」

「おう、期待してるぜ金時にジークフリート」

「ああ、任せてくれ」

 少し遡り、男性陣。後に女性陣が暴れる関係上、マスターに一緒に怒られる定めにある事は悲しいかな想像に難くない。

 

「……俺等も使うか?」

「…クー・フーリンの旦那、さすがにダメだぜ?」

「…だよなぁ」

「仕方ない、俺が使おう」

「ジークフリートの旦那もダメだって!」

「……灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)(ランクB)」

「──ダメだって!…くそ、俺っちじゃあこの場をとめるのには力不足なのか!?すまねぇ、マスター」

「金時、大丈夫だ任せてくれ」

「─!ジークフリートの旦那!?」

「俺には悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)がある。俺が受け止めれば被害は少ない筈だ」

「お、おお!!それは名案かもしれねぇ!…だが、良いのか?」

「フッ、心配ない。丈夫なだけで不器用な俺だが、それでも愛してくれた人がいた。ならば、何も問題ない」

「ジークフリートの旦那…」

「金時、後を頼む」

「ああ、頼まれたぜ…!!」

 槍に焔に津波に天変地異が広がるここでジークフリートは立っていた。金時からはその背中しか見えないが、その背中はとても大きく、偉大であり、何よりも頼もしかった。槍が刺さり、焔に焼かれ、津波に流されたが彼は立っていた。悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)によって威力は下がっているが、その身に纏う鎧は傷ついていた。そして、ジークフリートは耐えられてもここが(シミュレータールーム)耐えらえれる訳では無かった。…トイレ掃除2日は男性陣も対象となった。

 

 その後も、マスターが止めるまで何度も闘った。勝ち負けを明確に決める事は無かった、だから戦績は残していない。マスターやドクターがやり過ぎと後に心配してくれたが、こんだけやり合える奴らとやり合える場所があるなら誰だってやるだろう。本当に良い所に来たものだ、唯一不満はクラスがキャスターである事だけだろう。何度も言うが槍がねぇのは色々と不便な事が多い。先の特異点でのヘラクレスだって負けなかった筈だしな。まあしかし、持って来れるか怪しいか。兎も角、またやり合おうと約束して、お開きの流れになった。…気がしたのだが、遠吠えと共に投げ込まれたエリザベートとロビンフッド。そして、物凄く怒っているロボを落ち着かせる為に第2回戦が始まってしまったのは何故だろうな?エリザベート・バートリーさんよ。まとめてトイレ掃除4日に増加した。

 




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