転生にわかポケモントレーナーの冒険録 作:Sleipnir666
上手く表現出来て入ればいいのですが。
また、感想や評価などいつでもお待ちしております。
お手すきであれば、今後の展開の為、アンケートにもご協力いただけると嬉しいです。
では、どうぞ。
暴走族と一悶着あったあとは、ポケモンセンターまでほど近かったこともあり、何事もなく無事に辿り着くことがあった。
ポケモンセンターに辿り着いた後は、今日1日の度重なる連戦により疲れ切った俺は、食事とシャワーなどの諸々を済ませると、まだ比較的早い時間帯だったにもか変わらず、即時ベットに入り、眠った。
翌日、普段ならば俺のほうが早く起きているのが、アラームを掛け忘れたため、起こしに来てくれたニアによって目を覚ますという珍しい体験をした。
ちなみに、いつも一緒に眠っているエミリーは、俺が起こさない限り、絶対に目を覚まさないので、当然ながら眠りこけていた。
その後、ニアと一緒に食事を取ったのだが、その際にニアからある頼まれごとをされたのだった。
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食事を終えたニアが俺を見据えて、真剣な表情で話しかけてきた。
「リューくん。私、お願いがあるの。」
珍しい。ニアは、あまり自己主張が激しくない、お互いにタメ口で話すことになり、普通に冗談や軽い話題なんかで話したり、笑い会えるようにはなり、出会った当初よりも格段になかよくなり、もうほぼ友だちと言っても、差し支えのないような関係にはなっているが、ニアの方から、頼まれごとをされるのはこれが初めてだ。
俺も食事を1度中断して、彼女に向き直り、続きを促した。
「聞いてくれてありがとう。それじゃあ、さっきのお願いについてなんだけど…」
そう言って彼女は、1度言葉を区切って、頭を下げて言った。
「リューくん、いや、リュウキくん!私にポケモンバトルを教えて下さい!!」
詳しく聞いてみたところ、昨日までの道中で、俺のバトルセンスが高いことに気付いたらしく、今までバトルをしても、満足に闘えないことを不安に思うようになったらしかった。
頼られたことは素直に嬉しい。
自慢ではなく、これまで見てきたが故の確固たる事実だが、この世界で出会ったトレーナーは今のところ、すべてにおいて、バトルのレベルが低い者たちばかりだった。
俺も、シンオウに居た頃のバトルセンスは、前世の固定観念に囚われ、今ほどなかったが、ゲームなどの前世知識が元々あり、技によってどういった効果を及ぼすのかだったり、どういった威力になるのか、どのような現象が起きるのかなどは、最初から知っていたので、比較的すぐに順応することが出来た。
更に、エミリーのポケモンたちとの間における完全な意思疎通によるものもあり、前世におけるステータスを変動させる技が、見た目では分からないがキチンと作用することも確認できたので、今では当初は効果があるか分からず否定的だった、りゅうまいやつるまいなどのぶっ壊れバフ技の有用性も理解している。
当たり前だが、他のトレーナーたちにはそんな知識などもないので、どうしてもレベルが低く見えてしまう。
だからこそ、ニアが提案してくれたことに対して、素直に嬉しい気持ちと同時に、そんな前提知識のない普通のトレーナーに俺の持つ知識を共有して、教え込めばどれほどの強さになるのかが知りたくもあった。
俺は喜んで彼女の提案を受け入れ、ポケモンセンターを出る前にある程度、バトルの知識を彼女に伝えて、彼女の持つポケモンたちと修行を行った。
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修行を行ったこともあり、普段ならば起きてすぐに向かうのだが、それをせずに、早めの昼食を取ってから、俺達は13番道路を歩き始めた。
道中、彼女には理論だけでなく、先に伝えた知識を用いた上での実戦も経験してほしかったので、似たようなレベル帯のポケモンを持っているトレーナーが入れば、俺の代わりに闘っても貰おうと思い、昨日とは売って変わり、自分たちの方からトレーナーの姿を探した。
ある程度進んだところで、とある人影を見かけたので近付いて行ってみた。
その人は、俺達よりも背の高い、大人の女性だった。
俺が彼女に、ニアが強くなるため、バトルの相手をしてくれる人を探していることを伝えると、まだ、比較的育成が進んでいない、最近捕まえたばかりのポケモンがいるとのことで、彼女は快くそれを了承してくれた。
よかったな、ニア。
さっそく機会が巡って来たぞ。
俺達はお礼を言って、さっそくバトルを始めることにした。
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【Side:ニア】
リューくんが、率先してお願いしてくれたことによって始まった、バトル。
相手をしてくれることになったのは、ユミという綺麗なお姉さんだ。
見ててねリューくん、私頑張るよ!
リューくんから学んだことを、精一杯出し切る!
そう気持ちを強くして、ユミさんに向き合うと、ユミさんは準備はいい?と聞いてくれたので、私はお願いします!と普段とは倍近く、大きな声で返事をした。
ヤバい、私緊張してる!
落ち着け、落ち着け私!
ヒッヒッフー、ヒッヒッフー。
そうして、何故か不意に浮かんだ妊婦さんが、赤ちゃんを産むときによくやるあの呼吸をしていると、ユミさんは、ボールを投げてポケモンを呼び出した。
「それじゃあ、行くわよー。お願い、ピッピ!」
破裂音と共に姿を表したのは、ピンク色で、頭に渦のようなモノがある、とっても可愛いいポケモンだった。
うわ〜、可愛い!何あのポケモン初めて見た。
私が慌てて、図鑑を取り出して、確認するとあのポケモンは、ようせいポケモン、ピッピと言うらしく、ノーマルタイプのポケモンであるとのことだった。
あんなに可愛い見た目のポケモンなのに、私のフーちゃんとは違って、フェアリータイプじゃないことにとても驚いた。
でも、私のフーちゃんも最初リューくんが草タイプと勘違いしていたこともあったし、見た目では判断出来ないなあと思い直した。
私は割と惚けた顔でピッピを見つめていたが、今がバトル中であることを思い出し、慌てて手に持っていたフーちゃんの入ったボールを投げた。
「よ、よーし頑張るよ、フーちゃん!」
赤い光と共に現れたフーちゃんこと、フラベベは、朝のうちにリューくんと修行していたこともあり、やる気万端で、上の白い本体の部分はリューくんの見様見真似でシュッシュッとファイティングポーズを取っていた。
凄く可愛い。
フーちゃんを呼び出すと、私がピッピに見惚れていたのと同じく、ユミさんにとっても、初めて見るポケモンらしく私と似たような様子で感激しているようだった。
「わ〜、ニアちゃんのポケモンもすっごく可愛い!お花の妖精みたい!!」
私が褒められた訳じゃないけど、フーちゃんを可愛く思って貰えるのは、凄く嬉しい。
ユミさんは、私と違って図鑑を持っていないようだったので、初めてリューくんにフーちゃんたちのことを紹介した時のように簡単な説明をしてあげた。
ユミさんは、それを嬉しそうに聴いてくれた。
喜んで貰えたなら、良かった。
その後、詳しい紹介や交流などは一旦バトルを終えてから、続きを話そうということになり、あらためてお互いに真剣な面持ちで向き合った。
ユミさんは、私があまりバトルに慣れていないということもあり、先手を譲ってくれるとのことだったので、さっそく、リューくんから教わった戦法を取ることにした。
「行くよフーちゃん!まずは、『おまじない』をかけて!」
フーちゃんは私の指示通り、祈りを捧げるように自分に、おまじないをかけた。
ユミさんはてっきり攻撃されると思っていたようで、とても驚いた様子をしていた。
私もこの技を実戦で使うのは初めてだった。
一応、技自体はフーちゃんをポケモンセンターにある機械で調べた時に覚えていたことを知っていたけど、いざ試して見ても、フーちゃんが可愛らしくお祈りのポーズをしているだけに見えて、なにか意味があるのか全然分からなかった。
でも、リューくんに聞いたところ、おまじないには相手のポケモンからの攻撃が、しばらくの間、急所に当たることが無くなり、継続して闘えるようになるとのことだった。
実際、フーちゃんにも頑張って貰って何度か試して貰ったけど、リューくんの攻撃を同じ回数受けても、使った試合と使わなかった試合では、まるで結果が違っていた。
使わなかった試合では、疲れとかちょっとしたことで、ミスをしてキツい一撃を貰って倒れてしまっていたけど、使った試合では、1度たりともそんなことは起きず、リューくんがあらかじめ決めてくれていた試合時間ギリギリまで、フーちゃんが倒れることはなく、最後まで立っていた。
フーちゃん、本人もこれを実感しているみたいで、こんな効果があることを全く知らなかったらしく、強くなったととても喜んでいた。
さて、閑話休題。
フーちゃんにおまじないもかけたし、ユミさんも驚いてピッピにまだ指示を出していないし、続けて行くよ!
「フーちゃん、続けて『はっぱカッター』!」
おまじないを終えたフーちゃんは、下半身のお花の部分を震わせて回転するはっぱを二枚発射した。
流石にユミさんも、このときには驚愕から立ち直っていて、ピッピにキチンと指示を出していた。
「初めて実戦で、そんな技を使う子に会って、驚いちゃったけど、流石にそのままそれを受けて上げるわけにはいかないわ!ピッピ、回避して!回避したら、あの子を『はたく』!」
ピッピは、回転する葉を避けて、フーちゃんに向かってきた。
フーちゃんは、はっぱカッターを発射した直後のため、まだ満足に動けないから、この攻撃は避けるように指示しても恐らく避けきれないだろう。
でも幸い、おまじないでほぼ確実に急所に貰ってしまうことはない。
だったら、敢えて受ける!
そして、このままただでは受けない!
「フーちゃん、頑張れ!避けずに『たいあたり』!」
フーちゃんは、防御の姿勢や回避の姿勢を取ることなく、寧ろそのまま突っ込んで行った。
バチンッッ!
フーちゃんとピッピ、お互いの身体がぶつかり合う音がなる。
フーちゃんの身体は、ピッピに叩かれた事によって、少し赤くなっており、ピッピもフーちゃんに激突されたことによって、少し呻いていた。
お互いに傷を負った形になるけど、それぞれの様子は違っている。
フーちゃんは、叩かれた箇所こそ赤くなっているけど、ピッピからは目を離さず、いつでも動けるように臨戦態勢を解いていないを
しかし、ピッピはまさか逆に向かって来るとは思っていなかったため、思わぬ一撃を受けたことにより、フーちゃんから目を離していた。
こういう時を逃しちゃいけないのは、リューくんに教わる前からでも知っている。
「フーちゃん!『はっぱカッター』!」
フーちゃんは、即座に再度下半身の花の部分から、回転するはっぱを二枚発射した。
「駄目!ピッピ避けて!」
ユミさんは、ピッピに避けるように指示を出したが、ピッピは一枚こそ避けたものの、もう一枚は避けきれず、ピッピの身体の表面を切り裂いた。
ピィッ!と痛みに悶える悲鳴が、ピッピから上がる!
このまま、決める!
「フーちゃん、とどめよ!『はっぱカッター』!」
勿論、ユミさんはピッピに避けるように指示を出したが、急所にあたったのか、痛みで動けないようだったピッピに、フーちゃんから、再度発射された二枚の葉っぱは今度こそ両方とも命中して、ピッピは倒れた。
やった!勝ったよ、リューくん!
駆け寄ってきてくれたフーちゃんと手を取り合い、喜んでいると、フーちゃんの身体がカッと強い光に包まれる、私は驚き目を瞑ってしまったが、やがて光が収まり、目を開けるとそこには、少しだけ大きくなり、花に座っていたような姿から、まるで傘を指すように花を手に持つ新たなフーちゃんの姿があった。
進化だ。私自信が捕まえたポケモンが進化するのを目にするのは、私にとって初めての光景だった。
私は今日のバトルを生涯忘れることは無いだろう。
初めて、1人の力でマトモにバトルに勝てた嬉しさや、これまで一緒に居てくれたフーちゃんが進化してくれたことによる感動やなんやらで私は感極まってその場で泣き出してしまうのだった。
【End】
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俺は、なにか色々決壊したのか泣き崩れるニアを褒めながら、その背中を擦った。
にしても、見事なものだった。
俺のいった通りのことは実践してたし、1度も相手のピッピから目を離すことはなく、隙を逃さず勝負を決めていた。
この分なら、すぐに強くなるんではなかろうか?
その後、ユミさんも近くに来てくれて、ニアの健闘を称えていた。
不慣れはだとは、まるで感じられなかったと、ニアのバトルセンスは凄いと絶賛していた。
ニアはとても恥ずかしがって、終始赤い顔をしていた。
お互いのポケモン同士の話でも、盛り上がっており、ニアもユミさんも別れ際には、それぞれのポケモンを見かけることがあれば、絶対に捕まえたいと強い意気込みを魅せていた。
いいよね、どっちも可愛いし。
ピッピは月の石で、簡単に進化するフェアリータイプだし、フラエッテ(進化した姿の名前と教えて貰った)も見たこと無いポケモンで可能性を感じる。
ピッピは、シオンタウンを出たら即時捕まえに行ってもいいかもしれない。
流石にフラベベの方はそうは行かないだろうが、もしもニアの故郷であるカロスに行くことがあれば、是非とも捕獲しよう。
ユミさんと別れたあとも、ニアは興奮収まらぬ様子で、次にフレンドリィショップを見かけた時には、沢山モンスターボールを買いたいと言っていた。
ユミさんから、いくらか賞金を貰ったようだし、俺もいいと思うな。
その後も昨日ほどではないが、何人かのトレーナーたちと闘いながらも、俺達は13番道路を抜け、遂にシオンタウンまで目前となる12番道路へと足をふみいれるのだった。
▶TO BE CONTINUED...
■ジョージ(モウカザル) ♂ Lv.20→22
性格:むじゃき
■エミリー(エムリット) Lv.50
性格:ひかえめ
■チュンチュン丸(ムクバード) ♂ Lv.21→22
性格:ゆうかん
■バービー(ビーダル) ♀ Lv.20→23
性格:のんき
■カーミラ(ズバット) ♀ Lv.21
性格:いじっぱり
おまけ
ニアの手持ち
■フーちゃん(フラベベ→フラエッテ) ♀ Lv.15→19
性格:おっとり
■ギルくん(ギルガルド) ♂ Lv.45
性格:しんちょう
突然ですが、これまで主人公のリュウキくんの戦績はなんとなくで決めておりましたが、これもルーレットにしたほうがよろしいでしょうか?ご意見くれると嬉しいです。(現地民よりは理解してる設定で、負け過ぎるのはマズイので比率的には勝利7:敗北3ぐらいで設定したものを回すつもりです。)
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ルーレット推奨派
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ルーレット非推奨派