転生にわかポケモントレーナーの冒険録 作:Sleipnir666
文字数短めですが、ここで少し出すか悩んでいたポケモンを手持ちに加えさせます。
まあこの場所なら、なんとなくみなさんも想像が付いてるかも?
また、感想や評価などいつでもお待ちしております。
お手すきであれば、今後の展開の為、アンケートにもご協力いただけると嬉しいです。
では、どうぞ。
12番道路へと足を踏み入れた俺達だったが、そこで思わぬ事態に直面して、足止めを食らっていた。
12番道路に入ってすぐの場所、シオンタウンへと繋がる堤防沿いの道の前で大きなポケモンが寝ており、道を封じている。
うーん、この世界はゲームじゃないし、大丈夫だと思っていたんだけどな。
ニアは、初めて見るのか、とってもおっきいです〜と、呆けたような表情でソイツを見ていた。
そこにいたのは、何らかの因果を感じさせる、深緑のとても大きな身体をした、なにか気を抜けさせられるような呑気な顔つきのポケモン、いねむりポケモン、カビゴンだった。
コイツは困ったぞ。
ゲームだと、『ポケモンのふえ』を使ってコイツを起こしていた記憶があるが、俺の記憶が正しければ、それが手に入るのは、俺達の目的地である、この先のシオンタウンで貰えたはずだ。
そのため、当然だが持っている訳がない。
まあ、俺が思い切り殴るなり、蹴るなりすれば飛び起きるんだろうが、当たり前だかコイツはただここで眠っているだけ。流石にそんな非道なことは出来るはずがない。
エミリーにサイコキネシスとかで、なんとか動かせないかお願いもしてみたが、退かす事自体はできるけれども、退かした後に寝かしておいて上げる場所がない、浮かすなりして、一時的にその下を潜る案もあるが、それをしたところで自分たちはいいかもしれないが、後から来るトレーナーなどがいた時、結局立ち往生させてしまい、根本的な解決にはならないだろう、とのことだった。
確かにそうなんだよなぁ、1番いいのはこいつを起こして、自分から退いて貰うことや、捕まえてしまうことなんだがどうしたものか。
俺が悩んでいると、エミリーはふと気付いたように俺に声を掛けた。
(ねぇ、リュウキ。この子、普通に捕まえるんじゃ駄目なの?)
エミリーは、俺にコイツを捕獲するように提案してきた。
俺も1度考えたが、ある懸念があったので、それをエミリーに伝えた。
「俺もそう考えたんだが、コイツは寝てるから体力も満タンだと思うし、それは難しいんじゃないか?」
そう、自分の思いを口に出すと同時に、ここがヒスイだったら、ヘビーボールとかギガトンボールで捕まえられたのになぁと残念に思う。
しかし、俺の言葉を聞いたエミリーは、
(体力があるから、抵抗されるってリュウキは考えてるみたいだけど、それってリュウキが前話してた時の考え方なんじゃないの?それに今『寝てるから』って言ったよね?ねぇ、それって同じように前に話してた、ポケモンの『ねむり』っていう状態異常と何が違うの?)
そう不思議そうに問いかけてきた。
俺は、それを聞いてハッと気付いた。
どうやら、俺はゲームにおける捕獲方法に気を取られ過ぎていたようだ。
確かに戦闘を行わずに捕獲した例としては、カーミラがいるがアレはどう見ても、疲れで弱っていたから試そうと思えたのだ。
今回は違うのだから、初めから諦めてしまっていたが、言われて見れば確かに寝ている状態と、バトルにおける『ねむり』状態と何が違うのかと言われるとまるで分らない、というか同じな気がする。
だったら、試す価値はあるだろう。
幸い、本来ならニアと出会う予定はなく、マサラタウンからニビシティまでの道のりで、トキワの森などでポケモンを沢山捕まえる予定だったため、空のボールは、20個近く買ってある。
そうと決まれば、俺はエミリーとニアにコイツを捕まえてみることを話してから、ボールを投げた。
投げたボールが当たった瞬間、カビゴンは赤い光に包まれボールの中に収まり、カチッカチッと、ボールが揺れる。
あれ?もしかして、一発で行けるのか?と驚き半分期待半分みたいな気持ちになったが、ボールが壊れ、カビゴンが出て来てしまった。
まあ、流石にそう上手くは行かないか。
これで起きてくれるだけでも、ありがたかったのだが、残念ながら、そんな気配は微塵もなく、相変わらず、カビゴンは眠りこけている。
その後、2.3個ほど、ボールを投げたところ、カチリという音と共にカビゴンは、ボールの中に収まった。
本当に数個で捕まえられてしまった。
予想外のGETとなったが、元々こちらに来たら捕まえたいと思っていたポケモンだ。
俺はポーズを決めて、
「カビゴンGETだぜ!!」
と高らかに叫ぶのであった。
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俺はカビゴンを捕獲出来たことに気を取られ、完全にニアが隣にいるのを忘れて、デカデカと捕獲宣言をした。
それを真横で見られていたので、少し恥ずかしくなったが、当のニアは、いつも大人っぽくて本当に私より年下なのか、疑問に思っていたので、子どもっぽいところが見れて嬉しかったです〜と、なんだか微笑ましい目で見るような顔つきをしながら、そう言ってきた。
やっぱり、恥ずかしいが、彼女がもし普段の俺を見ていて、気後れしているようだったのならば、まあ、そんな気持ちは安らぐだろうと、思い、照れつつも、ならよかったよ、と返した。
あのセリフは、前世の子ども時代の時、サトシを見ていて、ずっと俺も言ってみたかったし、恥ずかしさよりも、憧れの方が勝つのだ。
今後も言っていくつもりだし、今のうちにこの気分を知っておけば、今後は気にならないだろう。
俺は、カビゴンを捕まえたボールを新たにケースに入れて、ニアと堤防沿いの道を進んだ。
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堤防沿いの、この12番道路では、これまでの道のりであった、呪いと思われる障害や嫌がらせが特に起きなかった。
なぜだろう?もうシオンタウンも間近だし、諦めたんだろうか。
そのため、ここでの旅路はとても穏やかに進めることが出来ていた。
トレーナーにバトルを仕掛けられるという可能性もあったが、この辺にいるのは釣り人らしき人ばかりで、皆海の方を向いて、竿を見ている。
ゲームの如く、話しかければバトルになったりもするだろうが、もうシオンタウンの目の前まで来ているのだ、ならば、さったと辿り着いて、ニアを安心させてやろう。そう考えて、俺は釣り人たちに特に話しかけることなく、ニアと談笑しながら進んだ。
しばらく、進んで日も傾いて来た頃、街のようなものが見えてきた。
長かったようにも、短かったようにも感じるが、とりあえずの目的地である、シオンタウンだ。間違いない。
俺達は、昨夜の暴走族共に絡まれたこともあるし、足早にシオンタウンを目指して、少し急ぎ目に足を進めようとしたところで、少し遠くから人の声が聞こえた。
お~い、お~いと俺達を呼ぶ声に、ニアと一緒にそちらを向くと、なにやら2人の男女が立っており、こちらに手を振っていた。
呼ばれているのに無視をするのも、流石に申し訳ないので、俺達はその2人の元へと向かった。
向かった先にいた2人は、どうやらカップルのようで、ここでの夕焼けの写真が撮りたいらしく、通りかかった俺達に写真を撮って欲しいとお願いをしてきた。
まあ、この程度であればいいだろうと思い、俺達は快くそれを引き受けた。
渡されたのは、見た感じデジタルカメラのようだった。
おー、懐かしい。
前世では、もうカメラ単体なんて使っている人はほとんどおらず、スマホだったし、こっちに転生してからも特に見かけなかったから、珍しいものを見るような目で俺はカメラを手に取った。
使い方は、前世と変わらなければ問題ないだろうと思い、2人の姿が影に掛からないような位置を、ニアが探してくれて、適切な場所から夕日を背景に、2人の写真を撮った。
撮れた写真のプレビューを見せると、2人から見ても満足出来るものだったらしく、とても喜んでくれた。
その後、俺達にお礼として、別の海で自分たちで作ったという、『かいがらのすず』をそれぞれくれた後に、2人は俺達の元来た方角へと去っていった。
思わぬ収穫を得た俺達は、いいことはするもんだね、と話しながら、シオンタウンへと繋がる道に戻っていき、無事にシオンタウンへと辿り着いたのであった。
▶TO BE CONTINUED...
■ジョージ(モウカザル) ♂ Lv.22
性格:むじゃき
■エミリー(エムリット) Lv.50
性格:ひかえめ
■チュンチュン丸(ムクバード) ♂ Lv.22
性格:ゆうかん
■バービー(ビーダル) ♀ Lv.23
性格:のんき
■カーミラ(ズバット) ♀ Lv.21
性格:いじっぱり
■カビゴン ♂ Lv.30
性格:わんぱく
突然ですが、これまで主人公のリュウキくんの戦績はなんとなくで決めておりましたが、これもルーレットにしたほうがよろしいでしょうか?ご意見くれると嬉しいです。(現地民よりは理解してる設定で、負け過ぎるのはマズイので比率的には勝利7:敗北3ぐらいで設定したものを回すつもりです。)
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ルーレット推奨派
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ルーレット非推奨派