転生にわかポケモントレーナーの冒険録   作:Sleipnir666

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ちょっと前にリーフグリーン買って、本作の為にもプレイ続けてるんですけど、やっぱ止め時見つからないですね。

昨日は、ずっとゲームコーナーでスロット回してました。

発売当時は取れなかったポリゴン取れて、めちゃくちゃ気分いいです。

とりあえず、今日の分です。

次話までの繋ぎの話になってます。

感想や評価などいつでもお待ちしております。

では、どうぞ。


第28話 暗躍する影 ▼

カイトの準備も終わり、フレンドリィショップでの買い忘れなどもないか、最後の確認を終えた俺達3人とエミリーは、ハナダシティを出発して、ニビシティへと繋がる4番道路へと進んだ。

 

マサラタウンに文字通りの最短距離で向かうならば、海岸沿いの森の中を突っ切って行くのがいいのだが、せっかくの自転車もある上に、道中『おつきみやま』に寄るという目的もあるので、そのような道順は辿らなかった。

 

なお、徒歩の時は、徒歩の時で景色を眺めたり、草むらや道外れなんかの木々の中にいる、ポケモンたちを観察出来たりして、それはそれで楽しいものだったが、自転車にはこれまでになかった、俺達が進むことによって流れていく風景と、風や自転車を漕ぐことによる爽快感があり、また違った楽しさがあった。

 

そんな感じで、俺達は軽くしゃりべりながらも、順調に4番道路を進んでいたのだが、突然ニアが急ブレーキを掛けて、自転車を止めた後、とある方向へ走り出した。

 

俺とカイト、そしてエミリーは、ニアの突然の行動に驚き、すぐにブレーキをかけた後、同じように自転車を止めて、彼女の後を追いかけた。

 

==========

 

俺達は、ニアが何故止まったのか疑問だったのだが、彼女に追い付くと何故、彼女があのような行動に出たのかを理解した。

 

ニアの膝元には、1体のポケモンが倒れており、荒い呼吸をしている。

 

それは、ようせいポケモン、ピッピだった。

 

その姿はボロボロで、何かに襲われたような、その何かから逃げて来たように俺の目には、映った。

 

「大丈夫。大丈夫だから、ゆっくり呼吸してください。ああ、酷い。誰がこんなこと。」

 

そう言って、ニアはピッピにきずぐすりを当てて、手当を施している。

 

何だ?何にやられたんだ?

 

このあたりには、俺の記憶にある限りは、そこまで凶暴だったり、強いポケモンだったりはいない筈だ。

 

考えられるとしたら、せいぜい集団で襲ってきそうなオニスズメやズバット、常にキレてるマンキーぐらいなものだと思うのだが、野生であるとしたら、そうレベルも変わらない筈なので、全く分からない。

 

俺達もすぐに、ニアとピッピの下に駆け寄り、治療を手伝った。

 

手当をしながら、俺は実際にすぐ近くの街のハナダシティに住んでいて、この辺に詳しいだろうカイトに、聞いてみた。

 

「なあ、カイト。この辺に、ここまでピッピに大きな怪我をさせられるようなポケモンって住んでるのか?」

 

そう聞いてみたが、カイトは首を振り、

 

「いや、そんな話を俺は聞いたことがない。この辺りのポケモンたちは気性も穏やかだし、何故かピッピはこの辺りのポケモンたちから狙われることが全く無いんだ。だから、やったのは少なくともこの辺のポケモンじゃあないと思う。」

 

と言った。

続けて、

 

「可能性があるとしたら、トレーナーとのバトルによるものか、大型の鳥ポケモン、例えば、オニドリルやピジョットぐらいなんだがな。前者のトレーナーであれば、希少なピッピを見つけた場合は、GETの為、多少は攻撃するだろうが、目的がGETなんだから、ここまで痛めつけることはしない。また、後者の鳥ポケモンの場合は、襲うとしたら、捕食のためだろうから、そのまま、空に連れ去ってしまうだろう。このピッピが暴れて、鳥ポケモンから逃げ出した可能性も無くはないが、それならそれで、近くにその鳥ポケモンが居ないのも妙だ。」

 

とカイトの見解を述べた。

 

治療をしてから、しばらくすると、ピッピの呼吸も落ち着いて来たので、俺達はエミリーに頼んで、ピッピから話を聞くことにした。

 

そこで聞いた内容は、酷く胸糞悪い話だった。

 

このピッピは、俺の知る通り、この先のお月見山で暮らしていたようなのだが、突如として、黒い服を来た連中が大挙して押し寄せてきたらしい。

 

そして、山を破壊したり、重機で掘り始めたり、山に住むポケモンたちを手当たり次第に襲い、捕まえたりし始めたそうだ。

 

このピッピは、家族に助けられ、逃げ出すことに成功したのだが、道中その黒い服を来た連中のポケモンたちからなんども攻撃され、命からがら逃げ延び、ここで倒れてしまっていたのだと、ピッピは泣きながら語った。

 

こんなことをする奴らなんて、俺には1つしか浮かばなかった。

 

ロケット団の奴らだろう。

 

原作ゲームにおいても、このお月見山には何人ものロケット団がいたし、ゲームでは無かった、『イワヤマトンネル』への襲撃なんかもして来た連中だ。

 

こんなことをする奴らを許してはおけない!

 

俺は強い意志を持って立ち上がり、お月見山へと向かおうとした。

 

だが、その前にニアとカイトから、待ったが掛かった。

 

「待ってよ、リューくん。リューくん、今から、1人でお月見山に行くつもり何でしょ?」

 

俺は静かに頷き、

 

「ああ、勿論そのつもりだ。こんなことをする奴らのことは許せないし、あそこのポケモンたちの為にも、放ってはおけない。ニアも気付いていると思うが、これはロケット団共の仕業だ。アイツらがここに来たのは、『イワヤマトンネル』での失敗があったことによるものかも知れない。そうであれば、間接的に俺が原因の可能性もある。だから、俺をどうか止めないで欲しい。その代わり、ニアとカイトはハナダシティまで戻って、ジュンサーさんたちを呼んできてくれ。あと、エミリーのことも預かってくれると嬉しい。」

 

そう俺は自分の中で出した、結論を伝えた。

 

だが、ニアは首を振って、

 

「止めないよ、私は。リューくんは、一度決めたことは曲げない人だって、これまでの旅の中で分かってるつもりだから。」

 

だが、だけど、とニアは続けた。

 

「だけど、1人で行くのは認められない。ロケット団が何人いるのかも分からないし、お月見山が実際どういう場所なのかも私達は分かってない。いくらリューくんが強くても、そんなところに1人で行かせるなんて、私には出来ないよ。」

 

そして、決意を秘めた瞳で俺に向かって告げた。

 

「だから、私も行く。前は、私はリューくんの後ろで震えているしか無かった。リューくんに全てを任せて、何もかも押し付けてしまった。でも、今度は違う。もう最初から危険なんだってことが、分かってる。だからこそ、私はリューくんを1人にはさせない。無茶なことはしてほしくないから、私が敢えて、貴方を縛る重荷になる。」

 

そう言う彼女の顔は、意志を固めた人間の顔付きをしていた。

 

俺を縛る重荷になるだって?

 

そんなことを言われるとは、思わなかった。

 

でも、そのとおりだ。

 

俺は今回も、自身の力を全力で使い、ロケット団の奴らを潰すことしか考えていなかった。

 

今もその意思は、変わらない。

 

だが、確かに彼女が俺に付いて来てしまうのだとすると、俺は彼女を守るため、無茶なことは出来なくなる。

 

それに、彼女の言う通り、何が起こるのかも、何があるのかも、何もかも未知の状態だ。

 

見学会の時とは違いは、お月見の内部で、ロケット団以外の脅威に直面するかも知れない。

 

あらかじめ、コースとして進んでいて、ある程度情報を持った上で参加していた見学会の時とは、全くの別物なのだ。

 

俺は、少し威圧するように彼女を睨んだのだが、彼女は怯えることも、考えを変えるような素振りを見せることもせず、先ほどと変わらぬ表情のまま、俺を見ている。

 

彼女の意思が変わらないことを理解した俺は、その雰囲気を解いて、諦めて彼女の言う通りにすることにした。

 

「君の想いは理解したよ。参った、降参だ。分かったよ、君の言う通り、無茶はしない。ヤバいと思ったらすぐに逃げるよ。君が付いて来ることにも、文句は言わない。必ず、君のことは俺が守るよ。」

 

そう言うと、彼女はホッとした顔になり、先ほどとは別のキリッとした顔になって言った。

 

「それに私も、リューくんと同じ気持ちなんですよ!ピッピちゃんにこんなことをした、ロケット団の人たちのことは許せません!絶対に、止めさせて、お縄に着かせて上げます!」

 

フンスッフンスッと、彼女はやる気に満ちていた。

 

そんな俺達の様子を見ていたカイトも俺達に向かって、言った。

 

「おいおい、2人だけの世界に入られちゃ、困るな。俺のことを、忘れないでくれよ。」

 

そう言って、

 

「ここカントーを裏から支配していると言われてる、ロケット団に喧嘩を売るなんざ、あまりにも命知らず過ぎる。…いや、もう既に売り終えたあとなのか。」

 

「そうだぜ、カイト。付いて来たことに後悔したか?今から、別れることになっても、俺は何も言わないぜ。」

 

俺がそうカイトへと返す。

 

だが、カイトはニヤリと笑い、

 

「見縊ってくれるなよ、親友。お前たちに付いて行くと決めたのは俺の意志だ。今更、怖気づいて、1人だけ逃げますなんてことするはずないだろ。俺も行く。奴らの行いは、ポケモンたち相手だけじゃない。ロケット団の仕業と思われる犯罪が俺の住んでたハネダでもなんども起きてるんだ。そんな奴らが、また好き勝手にやってるなんて、許しておける訳ないだろ。」

 

と言った。

 

「それに奴らの行動は、素早い。俺だけ、ハネダに戻って、ジュンサーさんたちを呼ぶことも考えたが、俺が呼んできている間にも逃げられてしまうかもしれない。奴らを捕まえるなら、数は多いほうがいい。」

 

そうカイトは言い切った。

 

そして、最後にそんな俺達の3人を見ていたエミリーは、

 

(じゃあ、僕がハナダシティでジュンサーさんたちを呼んでくるよ。僕だったら、テレポートでここにいる誰よりも早く、戻ることが出来るしね。唯一の懸念は、ポケモンである僕の話を聞いてくれるかだろうけど、恐らく大丈夫だとは思う。最悪、カスミちゃんたち、ハナダジムの人たちを頼るればいいだろうしね。)

 

と提案してくれたので、俺達は、ジュンサーさんたちを呼んでくる役目については、エミリーに頼むことにした。

 

こうして、俺達の意思は1つになったことで、すぐさま自転車を止めた場所まで戻り、お月見山へと向かうことにした。

 

なお、ピッピの手当てをしていた場を離れる際に、ニアは傷付いたピッピに一度ボールを向けて、告げた。

 

「貴方をおいて、離れるのは凄く心配。だから、終わるまではこの中に居てほしいの。大丈夫、私達が絶対にあなたのお家も家族も取り戻して上げる。その後は、すぐにここから出して上げるから、安心して、この中で眠っていて。」

 

そう告げられたピッピは、安心して情緒がぐちゃぐちゃになったように再度泣いて、ニアの足元に擦り寄り、懇願するかのように鳴き声を上げた。

 

やがて、ピッピはニアに向けられたボールを受け取り、自ら中へと入って行った。

 

待ってろよ、ロケット団。

 

全員、豚箱にぶち込んでやる。

 

絶対に逃さないからな!

 

自転車に飛び乗った俺達は、お月見山へと急いで向かうのだった。

 

▶TO BE CONTINUED...

突然ですが、これまで主人公のリュウキくんの戦績はなんとなくで決めておりましたが、これもルーレットにしたほうがよろしいでしょうか?ご意見くれると嬉しいです。(現地民よりは理解してる設定で、負け過ぎるのはマズイので比率的には勝利7:敗北3ぐらいで設定したものを回すつもりです。)

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