転生にわかポケモントレーナーの冒険録   作:Sleipnir666

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今日の分です。

リーフグリーンやった時に、久々に『おしえテレビ』を見たら、降ってきたので書きました。

次回は、いよいよマサラタウンに到着予定です。

感想や評価などいつでもお待ちしております。

では、どうぞ。

追記:
評価バーに遂に色がつきました。
投票してくれた皆様、ありがとうございます。

特にお気に入り登録までしてくださっている、『メミン』様、『コウメイ1984』様、『月琉』様本当にありがとうございます。

かなり励みになっております。

これからも更新停めぬよう努力いたしますので、引き続き本作をよろしくお願いいたします。


第33話 トキワシティでのアルバイト ▼

トキワシティにやって来た俺達3人。

 

マサラタウンはこの先の1番道路を抜ければ、すぐのため、俺達は少しだけこのトキワシティを見て回ることにした。

 

ニビシティやハナダシティに比べると、少し田舎臭い雰囲気があるが、自然に囲まれていることで、空気も澄んでいて、なんとなく気持ちがいい。

 

ただ、見るところと言われると、そう多くはなく、せいぜいジムぐらいである。

なので、俺達は3人でジムの前までやって来ていた。

 

トキワジム。

 

原作アニメ・ゲーム共に、ロケット団のボスである、サカキがジムリーダーを務めており、最初に訪れても、閉鎖中となっていたはずである。

 

そして、それはこの世界でも同じようで、ジムは閉鎖されていた。

 

そんなジムを見て、ニアとカイトの2人は、

 

「やっていないジムなんて、あるんですねぇ〜、知らなかったです。」

 

「いや?そんなことはないぞ、ここが異常なだけだ。基本的にジムというのは、ポケモンリーグから、そのジムの実績を以って、運営費が出されている。だから、よほどの理由がなければ、存続のため、ジムが閉められるなんてことは無いはずなんだ。…まあ、リーグから出される運営費がなくとも続けられるくらいには、ジムリーダーが金持ちとかなんじゃないのか?」

 

なんて、話をしている。

 

実際は金は持ってるだろうしな、サカキなら。

 

ロケット団のボスなんかやっているんだ。

金は腐る程あるだろう。

 

にしても、やっぱり閉鎖中なのか。

ニビシティにいた時は、グリーンがジムリーダーをやっており、普通に開いているのではないかという、可能性を考えていたが、イエローに出会ったことで、その可能性は消えた。

 

俺達が出会ったイエローは、まだポケモンすら持っていなかったので、恐らくレッドたちは、まだマサラタウンにいるはずだからだ。

 

まあ、カスミがまだ幼い、カスミちゃんだったりしたので、ポケスペの世界とは全く別の世界であるはずだし、そもそもどちらもいない可能性もあるが。

 

しばらく、トキワジムを眺めていたが、特に何も無いので、フレンドリィショップで、必要な物だけ買い揃えて、もうマサラタウンに向かってしまうかなんて、話をして、トキワジムを離れようとした時、

 

「おい、お前さんたち、トレーナーか?」

 

と誰かが、俺達に声を掛けて来た。

 

なんだ?と思い、そちらを見ると、1人のおじいさんが俺達を見ていた。

 

なので俺は、

 

「はい、そうです。せっかくなんで、ここのジムに挑もうかと思っていたんですけど、やっていないようなので、もう離れようと考えていたところです。」

 

すると、おじいさんは、

 

「なるほどのう。だが、残念じゃったのう、ここのジムはな、もう何年もやっておらん。たまに、明かりが点いていることもあるようじゃし、一応管理自体はされてると思うんじゃが。詳しくはわからん。」

 

そう言って、俺達に教えてくれた。

 

「そうなんですね。教えてくれてありがとうございます。では、また機会があった際に戻って、確認してみようかと思います。それでは、失礼します。」

 

俺はお礼を言った後、そのまま別れようとした。

 

だが、

 

「ああ、すまんすまん。お前さんたちに声を掛けたのには、別の理由があるのじゃ。少し待ってくれんか?」

 

と言って引き止めてきた。

 

俺達に3人は、顔を見合わせてから、おじいさんの話を聞いた。

 

曰く、おじいさんは昔教師をやっていたらしく、過去に初心者トレーナー向けに講座なんかを開いて、それをビデオに撮って、子供たちに見せたり、各地方のトレーナーズスクールや塾なんかに教材として渡したりしていたそうだ。

 

だが、もうその撮影したデータも大分古くなってしまったので、そろそろ新しいのを撮ろうかと思ったそうだが、歳には勝てず、昔ほどのキレがなかったり、そもそも余り思うような撮影が出来なかったらしい。

 

なので、どうしようかと悩んでいたところ、タイミングよく、ジムチャレンジを行おうとしていた俺達を見掛けたので、その撮影を手伝って欲しいとのことだった。

 

うーん、この話、受けてもいいけど、恥ずかしいな。

 

カントー内だけで、流通するなら、まだいいんだけどこれが、まかり間違って、地元とかでも流されてしまうようなことが起きると、絶対に噂される。

 

なので、俺は申し訳ないが、この誘いは断ることにした。

 

だが、その前におじいさんは、報酬について説明した。

 

「勿論、ただでやってくれ、なんて言うつもりはないぞ?これでも、ワシは昔それなりに名が売れておったしな。依頼料とは、別で『ギガインパクト』の技マシンとか、『ちからのはちまき』、『いのちのたま』などの道具を付けよう。若い頃に集めたものなんじゃが、ワシはもう使わんし、どうじゃろうか?やっては、くれんか?」

 

「やりますッッッ!!!」

 

こうして、俺のバイトが決まった。

 

==========

 

『良い子のトレーナーさん、こーんにーちはー!』

 

俺は、撮影したビデオを見ることになる、画面の前の子たちに向けて、挨拶をする。

 

まあ、実際にはカメラを向けているカイトに向かって言っているのだが。

 

『……………………ん〜??どうしたのかなァ??元気が足りないぞ〜?』

 

そして、そのままカンペに書かれていた通り、お茶目にその子たちに向けて、聞き返す。

 

『こーんにーちはぁー!!ゆっくりビデオのお兄さんだよー!』

 

そして、最初に挨拶をした時以上の明るく大きな声と、笑顔で再び挨拶をする。

 

あっ、俺を見てるニアがなんか鼻血吹いてる。

おい、やめろよ。なんで吹いてんのか、聞きたくなっちゃうだろ。

 

俺は、言うほどお兄さんという年では無いのだが、本当に初心者のトレーナーですらない、カスミちゃんのような年齢の子たちも見るとのことなので、まあ、問題は無いはずだ。

 

そして、今回のビデオの目的である内容について、そのまま、語り出す。

 

『今日はお兄さん、ポケモンとの戦い方を説明しに来たよー!歩いていると、突然ポケモンが飛び出してくるッ!、襲いかかってくるッ!、なんてこともあるかも知れないよね?そんな時に、どうすればいいのか。それは簡単だよね?君は自分の技を上手く使って、相手のポケモンの体力を減らして、勝つんだ!』

 

このビデオの目的は、トレーナーになった子たちに、トレーナーを志す子たちに、本当に基礎中の基礎となる、ポケモンバトルのやり方を教えて上げるというもの。

 

あんまりにも当たり前のこと過ぎて、俺は特にこういったビデオや情報すら仕入れることなく、初戦闘を経験してしまったが、よくよく考えればこういったもので事前確認しておくのが普通だと思う。

 

『…なに?やり方が分からない??大丈夫、そこを今日は、バッチリ見せちゃうじゃんね!』

 

なので、この仕事を引き受けた分には完璧かつ、分かりやすく教えるつもりだ。

 

『じゃあ、行くよー!スーパーお兄さんショー、はーじーまーるよー!ゆっくりしていってね!(デッデッデデデデ、カーン、デデデデン)』

 

そう、俺個人の中でのお決まりの挨拶で占めて、俺は撮影をしている2番道路の草むらの中へと突撃した。

 

草むらの中を掻き分けて、ポケモンを探すと俺の目の前に1体のポケモンが現れる。

 

そのポケモンは、茶色と薄黄色の小さな体躯に、同じく同様の色の小さな羽をもつポケモン、ことりポケモン、ポッポだった。

 

『あっ、出て来たね。こんなふうに草むらに入れば、すぐにポケモンは出て来るよ。だから、もし、自分のポケモンたちが傷付いていたり、弱っていたりしたら、逆に入ってはいけないから、注意してね。』

 

ポッポは、いきなり目の前に現れた俺にびっくりしたようだったが、ポッポにしては好戦的な態度で、俺を強い視線を持って、にらみつけてくる。

 

『おっ、この子もやる気だね!じゃあ、始めるよー!行けッ、ドフゴン!』

 

俺は最もレベル帯が近いと思われる、手持ちのポケモンのミニリュウを繰り出した。

 

ミニリュウは、目の前のポッポを強く睨み返す。

 

『さあ、ポケモンが向き合ったことで、バトル開始だ!』

 

そして、俺が宣言すると、俺の言葉を理解している訳では無いはずだが、ポッポが『でんこうせっか』のような素早さで攻撃を仕掛け来る。

 

『避けろ!ドフゴン!』

 

そして、俺の指示に従い、その攻撃をドフゴンは躱す。

 

『こんな感じで、ポケモンバトルは始まるよ。基本的は、それぞれのポケモンのすばやさによって、先行後攻が決まるけど、状況や技によっては、その限りじゃないから、注意してね。』

 

俺が説明をしていると、攻撃を避けられたポッポは再び、行動に移ろうとする。

 

『おっと、次はやらせないよ!ドフゴン、『でんじは』!』

 

ドフゴンは、ポッポの行動を封じるべく、頭から青白いかみなりを放つ。

 

それを浴びたポッポは、麻痺して痺れたように、その動きを緩慢なものに変化させてしまう。

 

『今の攻撃は、『でんじは』。相手のポケモンを麻痺させることが出来る技なんだ。こんな感じで、まず初めは、相手のポケモンの動きを制限する、状態異常にする技を使うことをオススメするよ。』

 

そして、ポッポの動きが緩やかになったことを見た俺は、ドフゴンへ追撃を指示する。

 

『ドフゴン!『たつまき』!』

 

ドフゴンがその場で、ぐるぐる回転して、竜巻を起こし、それをポッポにぶつける。

 

麻痺したことで、満足に動けないポッポは、それをもろに受けて、吹き飛ぶ。

 

だが、吹き飛んでも、ポッポはまだまだ元気らしく、落下中に、麻痺状態の中、羽を羽ばたかせて、『かぜをおこし』、それをドフゴンへ当てる。

 

俺はドフゴンへ、避けるように指事をしたが、吹き飛んだポッポから反撃を受けるとは思っていなかったのか、ドフゴンはこの風を食らって、ポッポと同じように吹き飛んでしまう。

 

『大丈夫?ドフゴン!』

 

俺は心配して、吹き飛んだドフゴンに声を掛けたが、ドフゴンはほとんど怪我をしておらず、ピンピンしており、まだやれるというやる気を見せていた。

 

『よしっ、問題ないね。ポケモンの動きを制限するとは言ったけど、過信は禁物だよ。ポケモンも自然の中を生きる、動物だからね。命の危機が迫れば、今みたいに反撃をしてくることがあるよ。だから、そんなときでも、いかに臨機応変に対処するのかが、トレーナーの腕の見せどころだね!』

 

俺は、ポッポの動きを完全に封じるべく、新たな指事を出す。

 

『もう動かせるな!ドフゴン、『まきつく』!』

 

ドフゴンは、その長い身体を使って、降りてきていたポッポに巻き付く。

 

ポッポは、それを避けようとしたが、痺れている身体で反応することは出来なかったのか、ドフゴンに巻き付かれてしまう。

 

そして、ドフゴンはポッポを戦闘不能にすべく、絞め上げる。

 

ポッポも逃れようと、必死にジタバタしていたが、それは叶わず、やがて、体力が尽きたようで、目を回して気絶した。

 

==========

 

俺は、気絶したポッポに向けて、いつもの癖でボールを投げる。

 

ボールの中へと吸込まれたポッポは、少し動いた後に、ボールへと納まった。

 

俺は、ドフゴンをよく頑張ったねと撫でて、ポロックをあげてから、ボールへと戻した。

 

『どうかな?みんなもよく分かったかな?もし自分のポケモンの体力が、失くなって、戦えなくなっちゃっても大丈夫!すぐにポケモンセンターに連れて行けば、ポケモンは元気になるよ!』

 

俺はカメラに向けて、最初の挨拶の時と同じ、笑顔を見せて、負けてしまった時の場合を説明した。

 

『今回は、ついでにポケモンのGetもしちゃったけど、Get時のバトルも、普通のバトルも特に違いはないから、みんな安心してね。それじゃあ、まったね〜ッ!』

 

そう言って、俺は締めの挨拶に移ったが、カンペにもう1文有ったことを思い出して、慌てて締め直す。

 

『あっ、良い子のトレーナーの君ッ!一日、一善を忘れずにね!そんじゃあね〜!』

 

そして、俺のバトル講座の撮影は終了したのだった。

 

==========

 

撮影を終え、撮ったビデオをおじいさんに見せると、おじいさんはぷるぷる震えた後、ガバッと顔を上げ、実際に動いた俺と、完璧なアングルでその様子を撮影したカイトに向けて、酷く興奮した様子で告げた。

 

「んんんんんんんんん、素ん晴らしぃ!完璧じゃ、完璧な内容じゃった!!お前さんたち、本当に初めてか?あり得んじゃろ、アレッ!リュウキくんは、あまりにも滑らかに説明してくれるもんじゃから、何も口を挟む必要が無かったし、カイトくんはそんな様子を余すことなく、全部カメラに収めておる!」

 

そう言って、続ける。

 

「もう、バッチリ!100点超えて、120点満点の内容じゃったわい!報酬は是非とも弾ませてくれ!」

 

そうして、おじいさんは大満足の様子だった。

 

よかったよかった。

 

1発でOKも貰えたみたいだし、そんなに長くなることなく、仕事を熟せたみたいだ。

 

俺とカイトがやったぜ、と拳を合わせていると、おじいさんは告げた。

 

「正直、バトル講座だけ手伝ってもらうつもりだったんじゃが、決めたわ。捕獲の方法も簡単に説明してくれたようじゃし、残りも全部やってもらいたい!今の調子なら、すぐに終わるじゃろうて!頼む!」

 

そう言って、おじいさんは頭を下げてきた。

 

もうここまで来れば、乗りかかった船だ。

 

恥ずかしさも、もう1度やり切ったことで、全く無くなったし、引き受けよう。

 

そうして、俺たちはおじいさんから頼まれた撮影内容を全て、熟していくのであった。

 

==========

 

俺達の撮影は、夕方になるまで続いた。

 

途中までは、サクサクと進んでいたのだが、撮影内容の最後にあったトレーナー同士のバトルというもので、俺はニアと闘ったのだが、最初は恥ずかしがっていたニアも、バトルが進むに連れて、いつもの調子の戻って、恥ずかしがるような様子はなくなり、非常に白熱したバトルを繰り広げた。

 

一応、その時の勝負は、俺の勝ちだった。

 

ハナダシティでは、真剣勝負の末、負けてしまったから、俺は凄く嬉しかった。

 

ニアも悔しがっており、次は勝って、また勝ち越しますッ!と俺に堂々と宣言してきた。

 

とりあえず、それで撮影内容自体は、全部終わったのだが、そんな俺達の様子を見たカイトが我慢出来なくなり、また同様に昔の血が疼いてしまったのか、おじいさんも熱くなって、俺達はカントーでは珍しいダブルバトルまで行ってしまった。

 

なお、その様子をエミリーが撮影してくれていた。

 

これまた、完璧に取れていたので、バトルを終えたおじいさんは、これも大事な教材として使わせてもらうと追加の報酬を約束してくれた。

 

その後は、おじいさんに本気で教師をやらないかと誘われたが、俺はまだ10歳で教師という年でもないし、それに旅を辞める気などは無かったから、丁重にお断りしておいた。

 

そして、最初に提示された倍近くの報酬を貰った俺達は全員ホクホク顔でポケモンセンターに向かって、道具を預けたり、全力で闘ってボコボコになったポケモンたちを回復させ、マサラタウンに向かわなければ行けなかったことを思い出し、慌ててマサラタウンに向かうのだった。

 

▶TO BE CONTINUED...




■ジョージ(モウカザル) ♂ Lv.34
性格:むじゃき

■エミリー(エムリット) Lv.50
性格:ひかえめ

■チュンチュン丸(ムクバード) ♂ Lv.31→33
性格:ゆうかん

■バービー(ビーダル) ♀ Lv.32
性格:のんき

■カーミラ(ゴルバット) ♀ Lv.30→31
性格:いじっぱり

■トトロ(カビゴン) ♂ Lv.33
性格:わんぱく

■コウハク(ビリリダマ) Lv.31
性格:ずぶとい

■カスタード(プリン) ♀ Lv.22
性格:ずぶとい

■ドフゴン(ミニリュウ) ♂ Lv.10→15
性格:やんちゃ

■ポッポ ♀ Lv.5
性格:いじっぱり

突然ですが、これまで主人公のリュウキくんの戦績はなんとなくで決めておりましたが、これもルーレットにしたほうがよろしいでしょうか?ご意見くれると嬉しいです。(現地民よりは理解してる設定で、負け過ぎるのはマズイので比率的には勝利7:敗北3ぐらいで設定したものを回すつもりです。)

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