転生にわかポケモントレーナーの冒険録   作:Sleipnir666

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今日の分です。

やっぱ、ポケスペ混ぜるなら、このポケモンは出しときたかったので、書きました。

まあ、本作でもアニメでも複数体いる設定なので、問題は無いかと思います。

感想や評価などいつでもお待ちしております。

では、どうぞ。


第42話 幻のポケモン現る! ▼

俺とブルーのバトルが終わった後は、昼食を取り、その後補足や注意点などを話して、子どもたちにもポケモンバトルの実践を行って貰った。

 

と言っても、子どもたちの手持ちのポケモンは、捕まえたばかりのポケモンなので、先に説明した状態変化技などは覚えていない。

 

なので、攻撃技は『たいあたり』ばかりで泥臭い闘いになっていたが、『すなかけ』や『なきごえ』なんかの技は午前中の講義内容やレッドとグリーンの闘いで、使うタイミングやその有用性を教えていたので、みんな率先して使っていた。

 

アニメだと、攻撃一辺倒だったサトシくんですらも、この段階で、キャタピーに『いとをはく』を足元だけに出させて転ばせるなんていう、トリッキーな闘い方をしている。

 

また、子どもたちはバトルを終えるごとに、自分のポケモンたちが回復するまで、今のはどこがよかった、どこが悪かったのかを真剣に話合っており、それを次に活かして、別の子たちとバトルを続ける。

 

この年の内から、これだけ考えられるのなら、この子たちが旅に出る頃には、本当に強くなっている気がする。

 

少なくとも、アニメのように挫折する子どもが出たり、凡ミスみたいな闘いをすることは無いだろう。

 

俺たち講師組は満足気に、みんなを眺めていたのだが、そんな中、エミリーが不意にピクリと反応して、俺がレッドと出会った林がある方の方角をジッと見つめた。

 

俺は不思議に思い、エミリーに声をかける。

 

「エミリー、どうしたの?あの林の方を見つめて。何か気になる気配でもした?」

 

そう俺が聞くとエミリーは、

 

(うん。なにか大きな力を感じるんだ。正確なことは分からないけど、僕に近い?そんな感じの存在がいる気配がする。)

 

自身の感じた事を教えてくれた。

 

(でも、別に邪な感情は感じないし、そこまで気にすることはないかも?まあ、気になるなら行ってみればいいんじゃない?僕が案内するよ。)

 

エミリーはそう提案してくれた。

 

だが、今は子どもたちを見ておきたいし、行くのならば、今日のキャンプが終わり、解散した後でもいいだろう。

 

まあ、その時にもう居なければ、それはそれでしょうがない。

 

俺はエミリーにそう伝えて、子どもたちを眺め続けるのだった。

 

==========

 

やがて、キャンプ解散の時間がやって来る。

 

子どもたちは、皆一様に嬉しそうであり、同時に満足気な面持ちだった。

 

まだやりたりなさそうな子もいたが、手持ちのポケモンのことを鑑みてくれているのか、解散の時間になったら、みな俺達の言うことを聞いて集まってくれた。

 

俺はみんなが、集まり終えたのを確認して告げる。

 

「じゃあ、今回のポケモンキャンプはここまで。みんなどうだった?楽しかったかな?」

 

子どもたちが、口々に応える。

 

「俺、凄い楽しかったです。もうポケモンが貰えるなんて思ってませんてした!」

 

「僕もこれまでの勉強で、充分だと勝手に思い込んでましたが、全く足りてないということを自覚するいい機会になりました。」

 

「わたしも、ポケモンともっと仲良くなれるようになったって実感があります!」

 

そう話す子どもたちの表情は、みんな喜びに満ちていた。

 

うんうん。よかったな、みんな。

そんなに喜んでもらえたなら、お兄さん頑張った甲斐があったよ^

 

俺は子どもたち全員の話を聞き終えると、このキャンプに持ち込んでいたあるものが入った箱を取り出し、みんなに渡す。

 

箱に入っているのは、ポケモンの捕獲実習の時や、イエローにもあげたモンスターボール、ネストボールだ。

 

それを全員に10個程纏めて配る。

 

子どもたちは、不思議そうに箱を受け取るが、中に入っているのがモンスターボールだと分かるとみんな大喜びだった。

 

特にネストボールは、ただのモンスターボールではなく、レベルの低いポケモンであれば、モンスターボール以上に捕獲がしやすいことを実習の際に教えているので、それを幼い内から沢山もらえれば嬉しいだろう。

 

まあ、そこそこ痛い出費だし、こっちでは買えず、態々母さんたちにお使いを頼んでしまうハメになったが、これだけ喜んでもらえたなら、よかった。

 

「それを使ってこれからも、沢山ポケモンたちを捕まえて見てね。でも、昨日と今日で学んだことも忘れないように復習はちゃんとするんだよ?あと、手に入れたポケモンたちの体調なんかも、ちゃんと見てあげて、無理はさせないようにね。約束だよ?」

 

俺がそう言うと、みんな大きな声で、返事をしてくれた。

 

==========

 

無事に夕方前には、予定通りキャンプを終えることが出来たので、子どもたちを家に帰した後、俺達は使用したテントなどの片付けや、調理場や浴場なんかの掃除を行った。

 

1人でやれば、膨大な時間がかかっただろうが、7人で手分けをしてやれば、2時間も掛からなかった。

 

そして、全てを終えた頃には、夕方にこそなっていたが、まだ日が沈むまでの猶予はあったので、俺達は昼間、エミリーが感じたという気配を探して見ることにした。

 

レッドは、新種のポケモンかも知れない!とメモに書き殴って、ワクワクした様子で林の中へと突っ込んでいった。

 

それを慌てて、リーフが追い掛ける。

 

グリーンは、やれやれと首と手を振って、2人の跡を追ったが、追い掛ける前にしていた表情は、レッドと同じようにちょっと期待しているようで、口元がニヤけていた。

 

そして、最後に俺とカイトとニア、ブルー、エミリーで3人の跡を歩いて追いかけた。

 

ニアは、マサラ組の中で1人だけ追いかけなかったブルーに問い掛ける。

 

「ブルーさんは、よかったんですか?リーフさんたちを追いかけなくても、エミリーちゃんが反応するような気配なので、レッドくんの言った通り、新種とか伝説のポケモンかもしれませんよ?」

 

そうニアが聞くと、

 

「まあ、新種とか伝説のポケモンなら、お金になりそうだし、捕まえたい気持ちは勿論あるけど、今手持ちに色んな道具こそあれど、モンスターボールは1個も無いからね。アタシのポケモンも昼に闘って貰ったプリンを除けば、後1体しか居ないし、捕まえるとなるとちょっと心許ないかな。」

 

そう言って、ブルーはニアに返した。

 

ポケモンをお金としか見ていないとなると、普通は嫌悪感とかを抱かれてしまうかも知れないが、彼女には、幼少期に離れ離れになってしまった両親を探すため、お金が必要であるという事情があり、俺は昨晩の内に、ニアやカイトにもそれを伝えていたので、ニアも何も思うところはないようだった。

 

「それに、新種とか伝説ってなると、相当強かったり、特殊だったりするだろうし、準備をしっかり立てないと土台無理な話だと思うのよね。まあ、リッちゃんとグリーンもその辺理解してると思うけどね。…レッドは分かってなさそうだけど。」

 

ブルーはそう言って、俺達と共に歩みを進める。

 

やがて、俺とエミリーが前方から戦いの気配を感じて、前を見る。

 

(やってるね。ちょっと、急ごうか。)

 

エミリーの考えに同意して、俺達は少し歩みを早めた。

 

やがて、少し開けた場所に出ると、そこではレッドとグリーン、リーフの3人がとあるポケモンと対峙していた。

 

そのポケモンは、白に近い桃色の体に、猫みたいな顔つきの小さなポケモンで、エミリーと同じように宙に浮いていた。

 

おっ、本当に珍しいポケモンだったんだな。

 

カントーでは、新種とか未発見とか言われてる、幻のポケモン、ミュウだ。

 

俺は、そういや、ポケスペだと1話でレッドたちがコイツを捕まえようと頑張ってたなぁと呑気なことを思った。

 

ブルーは、ミュウを見てめちゃくちゃ驚いており、

 

「ミュウ?!嘘でしょッ?幻のポケモンじゃないの!やっぱ無し!アタシも捕まえる!リュウキ、アンタ、ボール寄越しなさい!」

 

そう言って、俺の肩をガクンガクン揺らして来た。

 

なんだ、やっぱり欲しいんじゃないか。

 

俺は、リュックをゴソゴソと漁り、スーパーボールを10個程取り出して、ブルーに渡す。

 

ブルーは、アンタ最高よ!なんて言いながら、満面の笑みで俺からボールを受け取る。

 

調子のいい奴だな、コイツ。

 

まあ、彼女から完全に信用されるようになったんだろうと思い、特に気にしなかった。

 

ニアとカイトは、

 

「えっ?リューくん良かったんですか?!そんな簡単に譲っちゃって。リューくんもあのポケモン捕まえようとは思わないんですか?」

 

「そうだぞ、親友。ミュウなんて言ったら、このカントーじゃ見たこと有る人間なんて、ほとんどいない幻のポケモンだぞ?!」

 

そう言って、ちょっと鼻息荒めに詰め寄ってくる。

 

まあ、珍しいし、全く捕まえたくない訳ではないのだが、ぶっちゃけ、ミュウのステータスって、ALL100のステータスしてるから、尖ってなくて、どう育てりゃいいのか分かんないんだよな。

 

確か、全技を覚えるって言う珍しい特性を持っていたと思うけど、この世界だと、プリンが『どくづき』覚えたり、ヒコザルが『つつく』を覚えたりと、前世のポケモンと同じ仕様という訳じゃないから、なんだがシッカリ教えさえすれば、物理的に不可能な技以外、覚えてくれる気がする。

 

だから、この全技を覚えるという特性もそこまで惹かれないのだ。

 

それにピンクのマスコットなら、俺にはもうエミリーという、バチクソプリチーなポケモンが仲間にいるので、ミュウに構ってあげる暇はないと思うのだ。

 

なので、俺はステータスとかの部分は暈しつつ、2人に伝えた。

 

「俺には、もうエミリーが居るし、伝説とか幻のポケモンってのは、間に合ってるんだよ。それにぶっちゃけ、エミリーとタイプも、立場も似通ってるから、あんまり興味ないんだ。技も基本のものは、使いにくいし。」

 

俺がそう言うと、2人はミュウのタイプや覚える技なんかも知っているのか?!と驚いていたが、とりあえず納得してくれた。

 

あっ、そっかぁ。幻のポケモンだから、図鑑とかにも全く記載無いのか。

 

これ、ミュウのことがオーキド博士やナナカマド博士にバレたら、面倒なことになりそうだな。

 

頼むぞ、レッドたち。出来るなら、お前たちでソイツを捕まえてくれ。

 

そう祈りながら、彼らの戦いを見守ったのだが、やはりというべきか、レッドたちは軽くあしらわれて、投げたボールも全部跳ね返されていた。

 

レッドたちは、手持ちのポケモンたちが全滅して、悔しそうにしている。

 

そして、レッドとブルーが俺に向かって走ってきて、レッドはメモを、ブルーはミュウを指差して言った。

 

『リュウキ、俺達じゃ無理だ!でも、どうしてもミュウをもっと知りたいから、君が捕まえてくれ!』

 

「行くのよ、リュウキ!もうアンタに全てをかけるしか無いのよ!頑張りなさい!アタシの為に!!」

 

いや、ブルーさん。

 

せめて、レッドくんみたいな言い方にしてくれませんかね?

 

俺は、じゃあやるだけやってみる、と言って、ミュウに向かって行く。

 

ミュウは逃げるかなと思ったが、意外なことに逃げることはなく、エミリーのことを凝視している。

 

おや、ミュウもエミリーが気になるのか。

じゃあ、エミリーに頑張ってもらうか。

 

俺はエミリーに向かって、頼む。

 

「エミリー、とりあえず、あのミュウも君のことをご指名してるっぽいし、やってみてくれる?多分、同じぐらいのレベルだとも思うから。」

 

俺がそう言うと、

 

(まあ、危険は感じないけど。そうだね、僕もあのポケモンとはそれなりに関係があるから、別に構わないよ。というか、君の下で戦う機会が出来たのはこれが始めてだし、ちょうどいいよ。)

 

エミリーはそう言って、やる気になってくれる。

 

何が関係しているのか少し気になるが、まあ後で聞けばいいだろう。

 

俺はエミリーと共に、ミュウに向き合った。

 

ミュウはエミリーを見詰めており、様子を伺っているようだったので、俺はとりあえずエミリーに指示を出した。

 

「エミリー、『わるだくみ』。」

 

エミリーは、これからの展開を見据え、わるだくみを行う。

 

ミュウは、そんなエミリーを不思議そうに見詰めていた。

 

ミュウさんよ、もうバトルは始まってるよ。

悠長にしてる暇はないぜ。

 

変身されても面倒なので、俺はミュウの行動を制限するべく、続けて、エミリーに指示を出す。

 

「エミリー、『ちょうはつ』。」

 

エミリーは、チラリとこちらを見たが、すぐにミュウに向き直り、ミュウに向かって手を向けて、指でクイクイと挑発した。

 

それまで様子を見ていたミュウも、少しムッとした様子で、エミリーに向かって、『ねんりき』によって浮かせたと思われる木を投げつけて来た。

 

「エミリー!『サイコキネシス』!」

 

エミリーは、ミュウが投げつけて来た木を軽々と、そのサイコパワーで受け止めると、そのまま投げ返した。

 

ミュウは、ほぼ動きを見せることなく、受け止めて見せたエミリーにオドロイタ様子で、慌てて自身も先程よりも力を感じる念力、恐らく『サイコキネシス』で受け止めていた。

 

あんまり、痛めつけるのも可愛そうだし、程よくダメージを与えるか。

 

俺はエミリーにダメージが少ない、攻撃技を指示した。

 

「エミリー、『でんきショック』だ。」

 

エミリーは、『かみなり』や『10まんボルト』に比べると弱めの雷光をその身から走らせると、ミュウにそれを浴びせた。

 

ミュウは、サイコパワー的な奴でその身を守っていたのだが、エミリーの出した雷光は、生き物のようにそれを潜り抜けると、ミュウに纏わりつくように直撃させた。

 

ミュウがビリビリと痺れた様子で、地面に落下する。

 

弱めの攻撃とはいえ、一応特攻上げてるから、そこそこ効いたらしい。

 

ミュウは、許さんとばかりに怒りに満ちた目で赤黒い、闇に満ちた、『あくのはどう』の放って来た。

 

もう俺は技を使い切っているので、防ぐ手段はない。

 

エミリーに俺は回避の指示を出したが、エミリーは白く輝く、『ひかりのかべ』のようなものを幾つか展開して、直撃を防いだ。

 

(イタタ、防いでもちょっと痛いねコレ。あと、リュウキ、普通のバトルし過ぎ。これ、野生のポケモンとのバトルなんだから、制限ないよ?)

 

そう言って、エミリーは俺を嗜める。

 

そういや、そうだった。

最近はトレーナーとのバトルばかりで、スッカリ忘れていた。

 

これまで戦った野生のポケモンも、旅を始めたばかりの頃のギャラドスを除き、そこまで高レベルのポケモンは居なかったこともあり、4つで充分だったのだ。

 

俺はエミリーにごめんごめん、と謝り、ならばと思い次の指示を出す。

 

「じゃあ、必中技で削ろっか。エミリー、『でんげきは』!」

 

エミリーが先程の『でんきショック』と似たような雷光をその身から放つ。

 

ミュウは再び、浮き上がって、ダメージを受けたことで静まったのか、慎重な様子でエミリーと同じように、『ひかりのかべ』を展開した。

 

しかし、エミリーから発された雷光はそれを直角に曲がって避けて、ミュウに命中した。

 

ミュウは再び、地面に落下する。

 

俺はそれを逃さず、エミリーに指示する。

 

「エミリー、『さいみんじゅつ』!」

 

エミリーはイエローと共に、ピカチュウに催眠をかけた時と同じく、落ちてきたミュウの正面まで移動して、指をクルクル回して、ミュウに催眠をかけた。

 

ミュウはそれを目に入れてしまい、フラフラとした様子で浮かび上がろうとしたが、途中でポテリと倒れて眠ってしまった。

 

「やったわ!今よ、リュウキ!ボールを投げなさい!」

 

ブルーを始めとした、外野が酷く興奮した様子で言ってくる。

 

おい、静かにしてくれ。せっかく、寝かせたのに起きちゃうだろ?

 

俺は、ミュウが起きる前にリュックから出した、スーパーボールを投げて、ミュウの捕獲を試みる。

 

眠っているミュウは、避けたり弾いたりすることもなく、スーパーボールに吸い込まれて行った。

 

ミュウを吸い込んだスーパーボールは、1回、2回と動いて捕まえたかな?と思ったタイミングで割れてしまい、中から再び、ミュウが姿を表した。

 

やっぱダメか。

と俺は思ったが、ミュウはまだ完全には起きておらず、目を擦って、起き上がろうとしていた。

 

「リュウキ、もっかい投げて、早く!」

 

グリーンたちもそうだそうだ!と続ける。

 

俺は眠そうなミュウにもう一度、スーパーボールを投げる。

 

寝ぼけていたミュウは、またしてもスーパーボールに吸い込まれて行った。

 

再度、動き出すスーパーボール。

 

いやまあ、幻のポケモンだし、無理でしょ。

つか面倒だから、捕まらないでくれ。

 

しかし、俺の願い虚しく、今度は2.3回動いた後に、カチリッと音を立てて、ミュウはボールに収まってしまった。

 

瞬間、後ろから爆発的な叫び声があがる。

 

ブルーもレッドもリーフも、みんな興奮した様子で盛り上がっている。

 

あのクールなグリーンすらも、雄叫びを上げていた。

 

めっちゃ喜んでんね、君ら。

でも、幻のポケモンだししょうがないか。

 

俺は、後ろに向き直って告げる。

 

「とりあえず捕まえたけど、誰が欲しい?ブルーでいい?」

 

俺がそう言うと、ブルーはめちゃくちゃ嬉しそうな様子で俺に飛び付こうとしてくるが、それをレッドたちが止めた。

 

「ズルいぞ!ブルー!リュウキがくれるってんなら、俺だって欲しい!」

 

「ブル子!アンタのパパとママは、アタシが絶対見つけてあげるからアタシに譲りなさい!」

 

『俺だって、幻のポケモン育てられるなら欲しい!譲ってくれ!』

 

と口々に言い始める。

 

ブルーは、

 

「これはリュウキがアタシに譲ってくれるって、言ってるんだから、絶対駄目!あげるわけないでしょ!」

 

と言って、断固として譲る姿勢は見せず、俺か向けているボールに手を伸ばす。

 

ブルーの目的を知ってる分、彼女に譲ろうかなと思ったが確かに不公平かも知れんな。

 

そう思った俺は、1度ボールを引っ込めて言った。

 

「じゃあ、欲しいメンバーの中で1番バトルが強い人、ポケモンを育てるのに向いてる人でいんじゃない?」

 

俺がそう言うと、ブルーは、裏切り者ー!と愕然とした様子で言ってきたが、他のメンバーは異議なし!と言ったことで、ミュウを誰が受け取るかは決まった。

 

その後は、欲しがったメンバーである、マサラ組でミュウをかけた全メンバー総当たりのバトルを行った。

 

正直、俺はグリーンかレッドが勝つんだろうなと思ったのだが、ブルーが選出したプリンに根性みせなさい!と無茶苦茶な方を言って、本当に根性だけで最後まで戦いきり、彼女が受け取ることが決まった。

 

ブルーは、全員に勝利するとオッシャァー!と、女の子があげちゃいけないような勝利の咆哮を空に向かって叫んでいた。

 

君会ったときや、漫画とキャラ変わり過ぎてない?

 

グリーンとレッドは、バトルなら絶対負けないと相当自信があったようだが、馬鹿な、といった様子でショックを受けており、膝から崩れ落ちて、地面に手を付いていた。

 

リーフは、久しぶりに彼女と本気で何かを競えたことが嬉しかったのか、ミュウを手にするチャンスを逃してしまったとは言え、その表情は晴れ晴れとしたものになっていた。

 

こうして、俺がミュウの入ったボールを渡すと、ブルーはそれを大切そうに受け取るのだった。

 

▶TO BE CONTINUED...




■ジョージ(モウカザル) ♂ Lv.35
性格:むじゃき

■エミリー(エムリット) Lv.50→51
性格:ひかえめ

■チュンチュン丸(ムクバード) ♂ Lv.34
性格:ゆうかん

■バービー(ビーダル) ♀ Lv.33
性格:のんき

■カーミラ(ゴルバット) ♀ Lv.32
性格:いじっぱり

■トトロ(カビゴン) ♂ Lv.34
性格:わんぱく

■コウハク(ビリリダマ) Lv.32
性格:ずぶとい

■カスタード(プリン) ♀ Lv.28
性格:ずぶとい

■ドフゴン(ミニリュウ) ♂ Lv.20
性格:やんちゃ

■サブレ(ポッポ) ♀ Lv.13
性格:いじっぱり

突然ですが、これまで主人公のリュウキくんの戦績はなんとなくで決めておりましたが、これもルーレットにしたほうがよろしいでしょうか?ご意見くれると嬉しいです。(現地民よりは理解してる設定で、負け過ぎるのはマズイので比率的には勝利7:敗北3ぐらいで設定したものを回すつもりです。)

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