逆転世界で生きるモブBの日常。 作:南鳥
特にDLCが楽しくてね。
ふふ、夏油スグリのインパクトは凄かった。
エレベーターを降りエントランスを抜け外に出る、すると日の暖かさが俺を迎えてくれた。
あまりの暖かさに「…来世は植物でも良いかもな、…タンポポ、タンポポが良いな」っと考えながら俺は屈伸とかのストレッチで身体をほぐしていく。
前までは外に出たら準備が出来次第すぐに走っていたが前にフーチューブでストレッチ不足で靭帯が切れてしまうという動画を見てからビビってやるようになった。…いや、自分の身体からもあんなエグイ音が出る可能性があると思うと…ね、いや本当に怖いからね。っねー。
「…っうし、適当にブラブラするかー」
…でも、今でも自分の身体の強さには妙な自信があるのでワンチャン、俺ならいついかなる時でもストレッチ無しで即ダッシュしても問題ないのではないかと思っている。
まぁ、慎重な俺はこの妙な自信のせいで何度か痛い目を見ているのでこれを一種のフラグと見て今は信じないようにしている。……でも、俺ってば若いからいつかまたやらかしそうではある。…そしたら、その時は潔く痛いと泣き喚こうと思う。
「フゥー…スー…フゥー…スー…フゥー」
ここで説明するとランニングコースは日によって違っており俺の気分次第で変わるのだ。
時には少し遠くの公園まで行ってベンチで微睡んだり、時には近くのスーパーまで行って店内を練り歩いたり、時には坂のある場所で上がったり下がったりを繰り返したり、時には本気ダッシュ一本してから帰ったり………いやもうこれただ外に遊びに出てるだけだな。はは。
ぶっちゃけ趣味でウロチョロしている。
「あっ、あのすみません」
…………
………
……
…。
「はい、なんでしょう?」
実のことを言えば俺が今日こうしてランニングしているのには趣味以外にも理由があったりする。
逆転世界を直接見て体感したかった。という理由だ。
やっぱり、テレビの画面越しでもB地区の素晴らしさはわかるんだけど、……生で見たほうがありがたみが違うよなってこと。
「私ここに引っ越してきたばかりで道がよくわかんなくて」
というわけで俺は釣ってみることにした。
つまり俺は
まぁ、そんなことはいいんだ。
そして、実際に垂らしてみたら一匹食いついてきたという訳だ。
「そうなんすかー、ちなみにどこに行きたいんすか?」
「えーと、ここなんですけどー…」
…俺よりも頭一つ分小さい。
肩まで伸ばした黒髪に近くの高校の制服…だろうか?を着ている。
釣り上がったキツそうな瞳、小さな唇、そして小さいながら実った二つの果実。
「ああ、そこならここから真っ直ぐに行って二つ目の信号を曲がった先っすよ」
「あっ、ありがとうございます」
「いいえ」
…それに微かに漂ってくる良い匂い。
…ランニングの途中で息切れしてるし………バレないよな?
…よし。
スーーーーーーーーーーッ
フゥーーーーーーーーーーーーー………
………余は満足じゃ。
「そっ、それと良かったら
「じゃっ、僕急いでるんで」
「あっ」
それはそれとして初対面の女性はいくら自分よりも頭一つ分小さくてもなんか怖いので早々に撤退する。
悪いね!!吸い逃げして!!
いやー、こういう面白いイベントがあるからウロチョロするのってやめらんないンだよねー!!
そのうちブライア先生とレホール先生が絡むストーリーが見たいですね。