過去編(投稿時にはプロットのみでまだ書いていない)のキャラクターが出てきますが問題なく読めます、多分
2026/2/4
前中後で収まらないようなので数字に切り替えました
ブラックシティ______ 道の片隅にて
「わやじゃ!?」
「なんだこの人混み!?」
「小声で叫ぶとか器用だなお前ら!?」
タクシーから降りて発着場を出るとそこは大勢の人間で混み合っていた
トレーナー、マニア、会社員、金持ち、貧乏人______老いも若きも男も女もそこにいた そんなバラバラのソイツらには共通点があった
「なんだかちょっと怖いべ」
「バトルしてる時のヨヒラの目みたいだ」
そうだ、目だ 皆どこか目がギラついているのだ 富、名声、夢、強さ、種類こそ違えど求めているナニカがある者達の目だった‥‥‥バトルしてる時の俺あんな感じなの!?
「リュックとか前に回した方がいいかな‥‥‥」
「ぶつけたら申し訳ないしその方がいいんじゃないか?」
こういう時に脅すような言い回しは良くないとか、まあ流石にぶつかってくる奴はこの人混みじゃ居ないだろうけど
「とりあえず一旦ポケセンに向かおうよ、迷子になっても合流できる場所があった方がいいじゃん!」
「アカマツ冴えてるべ! あ、でもおれスマホ持ってないべ」
「しまった! どうしよう?」
「あ、そうだその件で渡すものが幾つか二人にあったんだが‥‥‥ポケセンについてからの方がいいな」
「じゃあそれまで手を繋いでいこう!」
「ええ!?」
「まあこの人混みだしな、相変わらずだよ此処は」
いやしかし昨夜のバトルですっかり忘れていた 念のためきのみ類も渡しておきたかったが街中なら特に心配は要らないだろう
「じゃあ行くぞ、ぶつからないようにな」
「おう!」
「だべ」
分かりやすいように標識が設置されているものの何処か違和感がある、よく見てみればポケモンセンターが増えたらしい 場所は______黒の摩天楼前だな、一般の挑戦者が増えたから宿泊場所も必要になったのか?
「今回はこっちだ」
ビル群を抜ける、特徴的な建物が見えてきた
「なんか一気に人が減ったべ」
「なあヨヒラ、あの建物は?」
「マーケット この街のボスの根城だったり 貴重な商品が売ってたりしてるけど相場より高いし今日の目的地じゃないからパスで」
悪いなボス!
「じゃあ何処へいくんだべ?」
「あそこ以外にも市場があるんだけどその中で競りをやってる場所があるんだ ポケモンの進化に必要な道具だけを取り扱う競りもあってな、お互いに必要な道具を商品として売りに出したりしたんだ」
やみのいしだけは何故か俺の手元に入ることはなかったけどな!
「競りって……スグリ、お金は大丈夫なのか?」
「先週のうちにヨヒラに頼んでアイテムを換金してもらったから心配いらないべ」
「そもそもこれから行く競りはマーケットより高く売るものには制限があるからな、高くても5万ぐらいで買えるはずだ」
「なら大丈夫……なのか?」
「パルデアとかだと店売りらしいけど交通費とかジムバッジとか色々必要だろうしこっちにした、というのもあるけどな あの店は基本的にお互いに欲しい石が手に入らないトレーナーやマニアだった奴らが営業してるから心配はないさ」
悪質な奴らは無事に目的を果たした奴らや店員達に叩きだされているのをよく見てるし問題ないだろう
「最後に来たのは一年前だからもし店が変わってたら諦めてホワイトフォレストに行くけど大丈夫か?」
「問題ないべ! それにアカマツの方の目的さあるから丁度いいよ」
「マジ? サンキュースグリ! なんなら二人にお昼奢るよ!」
「お、いいのか? じゃあ後で店を調べておくか」
……ところでホワイトフォレストに飲食店はあったか? こっちに新しくポケセンができたし白の樹洞近くにも何か出来てておかしくはないよな
「お、そろそろだ」
赤い屋根が見えてきた、摩天楼に挑戦しに来たときはよく通い詰めたっけな
「もう手を放してもいいんじゃないかな」
「なんだかんだガッチリだったべ」
「でもはぐれないでよかった マジで」
片手だけホカホカだ
__
___
____
「やっと着いたー!」
「人がすごかったべ でもまた突っ込むのか……」
「今度はまだ少ないほうだから大丈夫さ、多分」
ポケモンセンターのロビーで人心地ついた 競りが開くにはまだ充分に時間があるし問題ない
「でもまあ逸れたらヤバいからこれを二人に渡しておくからな」
そう言って二人に貸しておきたかったものを渡す
「これは? 腕時計にしてはなにも表示されてないけど……」
「ライブキャスターじゃん! 珍しい!」
ライブキャスター___最大4人で通話ができるテレビカメラ付きの腕時計型通信機器だ
今ではスマホロトムの便利さに押され、所有者は少なくなってきているもののイッシュ全土で通信制限がほとんどないから便利だ
「これなら同時に連絡を取れるし腕に付けておくから失くす心配もいらないからな、通信のやり方は___」
二人に通話の仕方を教えた ミニゲームは……別に教えなくていいだろう
『___とまあこんな感じだ 本当は昨日の電車で渡しておきたかったんだけどすっかり忘れてたよ』
少し離れて実際に二人にかけてみた 問題なく出てくれた
『すごい! 二人と顔を見て連絡できるべ』
大興奮のスグリ、やっぱもう一度確認した方がいいだろうか
『二人のしか登録してないから間違ってかける心配もないから必要な時に遠慮なく使ってくれ』
『これで逸れても少しは大丈夫そうだな!』
少しなんかい! 無理もないが
『返すのは学園についてからで良いぜ、充電もこっちでやるから心配しなくていい、一応二人がちゃんと連絡できるか試したいから一旦切るぞー』
『じゃあどっちが先にかける?』
『アカマツでいいべ』
『分かった、よーし切るよー!』
『じゃあ切るべ』
ピッ!
「‥‥‥」
果たして上手くいくだろうか?
〜♪
ライブキャスター特有のコール音が鳴った、相手はアカマツのものなので通話に参加した
『もしもしアカマツ?』
『ちゃんと繋がったべ!』
『よっしゃ二人ともちゃんと出たな! じゃあ次はスグリだね』
ピッ!
『アカマツ!?』
『いや早いって!?』
『‥‥‥よーしまずは』
『先に通話を終わらせないとだな』
『あ、うっかりしてたべ』
ピッ!
〜♪
お、ちゃんと出来たか
『これで3人共大丈夫だな!』
それ俺のセリフ!
『さっきはちょっと切るの早すぎだったべ』
『え、ごめん!』
『いいよ』
『気にしてないぞ ‥‥‥確認も出来たしそろそろ行くか?』
『うん!』
『行こう!』
ピッ!
「ヨヒラー、どっちに向かえばいいんだー? あっちか? それともこっちか?」
「だから早いべアカマツ!」
「どっちでもないぞアカマツ!」
「そんなー!?」
スグリを見ると笑っていた 俺の口角も上がっていたと思う
___
______
_________
「やっと来やがったなヨヒラ!」
「絡まれたべ!?」
「いや誰!?」
「‥‥‥店員じゃねーか!?」
店の前で俺たちと同じ年頃のチンピラに絡まれたと思いきや服装が店員のものだった しかしこんな顔は店員にいただろうか? 記憶を探るも心当たりがさっぱりだ
「ここであったが百年目だ! オレと勝負しやがれ!」
「俺たちは客だぞ接客しやがれ」
店長は何でこんな奴雇ったんだ
「お前は腰にヌンチャクつけるような奴じゃねえ、大方そこの二人の案内だろ!」
「ヌンチャク?」
「多分巾着の間違いだべ」
「‥‥‥しまった!」
「案内だとしても俺も客だが? そもそもそれだと競りで何も買えなかった奴だって客じゃ無くなるよな?」
お金落としてないんだしさ
「というか一体誰なんだお前は」
「オレだよチンピだよ ほら! ブラックシティに来たお前によく絡んでた!」
‥‥‥あ!
「そういやいたな!」
「だろ! 思い出して______」
「一度も名乗らなかったから名前知らなかったわ! 悪いな!」
「そんなことあるの!?」
「______なん‥だと‥?」
ガクリ、とチンピは膝を付いた
「お前に勝ち逃げされてから確実に戦うために摩天楼で鍛えて途中で街のボスにボコられて更に鍛えて給料の半分でこの店の用心棒になる代わりにお前と会ったら仕事中だろうが絶対にバトルさせてもらうって約束までさせたのに‥‥‥?」
「そもそも名前すら覚えて貰えなかった? 」
「名前聞く前にポケセンに駆け込んでたからな、何度も繰り返されてまあ聞かなくてもいいやってなったぞ」
「自己紹介とか挨拶って大事なんだな‥‥‥」
「俺らも気をつけなくっちゃだな」
「ふざけんじゃねーよ! 」
一方的に絡んできたのはお前だよね? でもまあ
「‥‥‥流石に無下にしたく無いしバトルしてくるか、
というかここで相手しておかないと絶対面倒な奴だ
「俺たち審判やろうか?」
「いや大丈夫、この封筒店長に渡してくれれば問題ないから」
「随分重いべ 何が入ってるんだ?」
「店長に渡そうと思って渡せなかったモンと念の為用意しといた手紙」
中身は店長宛の紹介文とうちのブイズ一家三体の写真集である
店長はブイズ好きなのだ そして全進化持ってるから世話の相談にも何度か乗って貰ったことがある ちなみに最初はネッ友から譲られたらしい
「昨日書き直したからアカマツも問題なく入れるはずだ」
「本当に用意周到だべ‥‥‥」
「楽しみすぎてこういうことになったらどうしようって心配症拗らせただけさ」
良いことなのか悪いことなのかどっちだか分からないが良い方へ向かえばそれでいいはずだ 今はそれよりも‥‥‥
「終わったら連絡入れてくれ、店長によろしくねー」
「叩きのめす叩きのめす叩きのめす‥‥‥! 」
「お、おう‥‥‥頑張れ?」
「引きずられてるけど何処行く気だべ‥‥‥?」
今のメンバーでどうやってコイツらと戦うかだ
最後に戦った時の手持ちはジュカインとトゲチックだったか? それ以前だとジバコイルもいた気がするな‥‥‥記憶が曖昧な以上は自分の手持ちからも作戦を考えるべきだ
ラグラージには頑張ってもらうしかない キーストーンらしきものが見えた以上はジュカインをメガシンカさせてぶつけてくるだろう かなりキツイがれいとうパンチは今まで以上に痛手になりうる
エーフィは出せない 今朝からパワーを溜めているがコイツらに対してじゃない 別の厄介ごとがありそうだが今は目の前の相手を見よう
グレイシアは全力でエーフィをアシストするつもりだろうから同様に出せない可能性が高い ラグラージがやられたら出てもらうことになりそうだ
コアルヒー、がむしゃらとアクアジェットがあるから一体は道連れにできそうだが経験に差がありすぎるから厳しいだろう タクシー内で頭を打ったのは一応診てもらって大丈夫とは言われたが無理はさせたくない
ランプラー‥‥‥やる気いっぱいだな 多分八つ当たりがしたいだけだろうが頼もしいのでヨシ
最後にナットレイ 安定して対応できそうだがサブウエポンには気をつけたい
まあこんなところだろうか? いい加減制服が伸びそうなので歩くことにした
「‥‥‥なあ」
隣に立つとチンピが声を掛けてきた、どうやら少し落ち着いたらしい
「どうした」
「いつのまにかこの街からいなくなったけどお前って今何してんだ」
バンジロウに負けてから見なかったし、だと? いやそれは余計だぞお前!
「見て分かんだろ、コレ制服だぞ学生だよ 行きてえ大学があんだよ」
「あー‥‥‥確かに他二人の服装も言われてみれば学生服だったな、なんか赤いのだけフライパン持ってたから飲食店にでも就職したのかと思ったわ」
「調理道具兼護身用具だからいつも持ってるんだってさ、お前こそなんだそのクラシカルなメイド服は まさか店長がカフェでも始めたのか?」
ピタリ、と硬直したチンピ おいおい‥‥‥とうとうやったのか
「お前の制服にまだ付いている体毛からして開いたのはイーブイカフェ*1、しかも複数の進化系を取り揃えているな? 一体いつからだ?」
「なんで分かんだ‥‥‥半年前からだよ これでも競り以上に儲けを出してんだぜ? 居場所のないイーブイ達だって相性のいいお客さんに出会って出て行くことが多いしな」
‥‥‥そういや半年前から定期的にイーブイ系統を引き取りたいって店が出来たらしいけどコイツのとこだったのか 後で報告して一応あそ、調査しとかないとだな まあ店長の人柄は確実に問題ないだろうけど
「しっかしお前が学生とか似合わねーな!」
おまいう
「苦労してるよ、やりたいこといっぱいありすぎて欲張ってたら最近留年しかけたし興味のあること以外は殆ど頭に入って来ねーんだもの お陰様で自分に合うやり方探すのが苦しくて楽しくて仕方がないね!」
マジでどうしよ とりあえず3倍に増やされた再来週までの課題は9割方終わらせたけど放課後の追試が何かやらかした先生への罰ゲーム*2染みてきたから一周回ってなんか大丈夫な気さえしてきてる
「‥‥‥チッ」
「気に食わねえか?」
「ああ、そうだよ!」
襟を掴むな、伸びると直すの大変なんだ
「お前見てえにバトルも強くて! 学校も行ける経済力もあって! 挙句に最近留年しかけた? 自分に合うやり方を探すのが楽しくて仕方ない? テメエどんだけ恵まれてんだよ! 」
結局のところ、コイツは自分に似た立場だと思っていた俺が羨ましくて俺に何か一つでも勝る部分が欲しかっただけなのか?
「なあ」
「あ“?」
「俺はバンジロウに負けたってことはお前はバンジロウより弱いって事だよな?」
「‥‥‥戦ってねえから分かんねえ よく知らねえし」
そこで理性的になるなよ面倒臭い
「この街のボスは妬ましいか?」
「んな訳ねえだろ! ジジイに比べたらこれからの時間は俺たちの方がたっぷりあるんだからよ!」
俺と同じ意見だが嬉しくなってる場合じゃないな じゃあ‥‥‥
「なあチンピ?
俺を見下していたのか?」
「え‥‥‥?」
畳掛けてみるか
「コイツには強さしかねえ、ポケモンがいなくなれば自分以下だ コイツは甘ちゃんだ、稼げなくなればすぐに野垂れ死ぬ コイツはアイツほど強くねえ、ポケモン達をちょっと鍛えれb「んなわけねえだろ!」本日二度目!?」
今朝エーフィにやられた箇所を殴られた、これは悲しい予想外だ まあ……
「俺は、俺はお前に勝ってお前と対等になりたかっただけだ!」
もっと嬉しい予想外がきたので良しとしよう!
「言ったな? ならいい加減手を離して位置に着け! そして構えろ! この勝負も勝たせてもらうぞ!」
ドリームボールを握りしめて離れる、いつに間にか最寄りのポケモンセンターちかくにまで戻っていた
「いいや勝つのは俺だね! 舐めてんなら速攻で負かしてやらぁ!」
そうして同時に俺達はポケモンを繰り出した
最早語ることはない、戦うだけだ
……そういやコイツ、店長に抜けるって連絡入れたのか?
一方その頃___
「大丈夫なのかな、ヨヒラ」
「気にしても仕方ないべ、ちょっと怖いけど行くしかないって」
その場に残された二人は自分たちを途中で放り出したヨヒラを怒ることもなく、ためらいながらも店に入ろうとしていた
なぜなら店の看板は二人にはこう読めたからだ 「カフェ『倶楽部エボルブ』」
((本当に此処が会場なの?))
二人の戸惑いは無理もないものだった
冷たい黒一色のこの街に場違いな温かみのある茶系統の色合いの建物 競りの会場というよりもなにかの小規模ファンミ会場*3という感じなたっぷりの可愛い小物とぬいぐるみが窓際に飾られているのが外からも見えていた
意を決して扉をスグリが開く____ことはできなかった
ガチャ
「おやぁ? 新規のお客様ですかな? 生憎と本日はお休みなのでござる」
開くよりも前にエプロン姿の男が店から出てきた 胸元の名札には店長と書かれている
「______!?」
声なき悲鳴がスグリの喉奥から飛び出した
「スグリ! この人に競りの会場について聞こうよ!」
「あ、競りの売り物がポケモンを進化させる道具ならばここであってますぞ」
質問するまでもなく此処が会場だった 本当に会場だった
「ここなの!?」
「わやじゃ!? ……あれ、貴方が店長さんだべか?」
「あ、てことは…… スグリ!」
ここでようやく二人はこの男がヨヒラの話していた店長だと気が付いた
「あの……これ、ヨヒラから!」
「ヨヒラ殿からですと!? これは
いそいそと店長は封筒を開けた その重い感触はなんらかの書籍であることは分かったがその中身には検討もつかなかった
確かめたい気持ちを落ち着かせて先に手紙を読む 贈り物の中身は後でゆっくり見たっていいのだから
フラガリア様
前略。
ブラックシティの皆様方はお変わりなくお過ごしでしょうか この手紙を読むのが『店長』ことフラガリア様でないのであればどうか当人に届けて貰えると助かります。
本日、私ヨヒラは友人達と共に貴方が主催する競りに参加する予定でいます。
しかし、貴方がこの手紙がお読みになっている場合は私だけがなんらかの事情により参加出来ない事態に陥っています。
恐らく事情を友人達に話してあるはずなので必要であれば詳細は二人に尋ねて下さるようお願いします。
又、競りの支度や他業務で慌ただしいことを存じておりますがどうか友人共に競りについての説明を私の代わりにお頼み申し上げます。
最後に私事ではありますが私の手持ちのグレイシアとエーフィの間に出来たタマゴが孵ったことを遅くればせながらご報告します。
上記の事柄のお詫びにこの手紙を同封した封筒の中に今まで撮り溜めていた写真を一冊のアルバムにして送らせていただきます。
草々。
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(ヨヒラ殿ピンチ!? 救援がいるかいや先にご友人から事情をあっぶねアルバム落としそうになったわツンデレエーフィと元気っ子グレイシア夫婦子宝出来てまじめでてぇw御祝儀何がいいかなあとアルバム用に神棚作っちゃおうかいやそんな場合じゃないですぞ!? ご友人への案内もどうしようか拙者はちょっと事前の打ち合わせで外せないしチンピちゃんぐらいしか余裕のあるコはというかチンピちゃんおやつの買い出し行って戻ってこないけど何処行ったの? あの子給料半分なの嫌でトンだ!? でも自分から言い出したしその半分だって衣食住をこっちで世話してる分を天引きした残りはこっそり貯めてあるから辞める時に渡すつもりだけどあれ彼女なんで半額になんて言い出したんだっけってそうだヨヒラ殿と戦いたいと時々ボヤいていいやまさか!?)
情報と感情の過多により店長の動きは1分程停止した
「う、動かなくなったべ‥‥‥」
「ヨヒラは一体何を書いたんだ?」
「ハッ!? 大変失礼しました!」
どうにか店長は再起動した
「とりあえず、説明のためにも店内へどうぞ!」
「え? いいんだべか?」
もちろん強引な布教をするつもりはない だが店長にとっては競りとイーブイ、どちらの界隈に二人がのめり込もうと新参者には優しくしたいという思いがあった
「色々ヨヒラ殿には助けられたからこの程度は! それにこんな素敵な贈り物を今日のおわb‥お礼としてなんて! 最低でも無料券の10枚はつけないと寧ろ釣り合わないですな!」
そしてかつてヨヒラに助けられた恩を二人を通して少しでも返したいという考えもあった 自身で説明しようにも時間があまりないので店員達に任せることになってしまうのが少し残念だったが
「そんなに!?」
「モノの価値は人それぞれ、ですぞ」
ささ、どうぞどうぞ! そう言うと店長ことフラガリアは二人を店内へと導いた
ヨヒラ
チンピに邪魔されたり嫉妬に近い感情を向けられた
別に逃げてもいいが逆上して矛先が家族や友人に向かって欲しくないから勝負することにした
現に恩人の店に就職(偶然)しているのを聞いて危機感上昇
しかし手持ちにトゲチックがいることを思い出したので煽って本音を引き出させることにした 一発殴られたけど結果オーライ 時間以外なんの気兼ねもなくバトルを開始した
スグリ
大都会に圧倒されて萎縮
二人との手繋ぎと貸し出されたライブキャスターで回復
でも資金が意外と多くてまたちょっぴり萎縮
こういう通信機って特別感あって良いよね
競りの会場がカフェで大困惑
アカマツ
幼い頃に憧れた道具を身につけてテンションが強火に
ちなみにフライパンを持ったまま手を繋ぐためスグリが真ん中となった
競りの会場がカフェであることよりもどんなメニューがあるかの方が気になった
ランプラー
やる気まんまん ではなく競りに遅れるかもしれないのでおこ
無理に進化したいとは言わないけどイマイチやみのいしに縁がない
次回 多分大暴れ
チンピ
過去編(まだ書いてない)の登場人物だが一切名乗ることはなかった(予定)
元チンピラ 現ウエイトレス
名前の由来は柑橘類の皮から作られる香辛料の陳皮
ヨヒラに対する感情が重いが文中にあるように対等な相手になりたかったから
ヨヒラからしてみればよく絡んで来るなーぐらいの認識急いでる時また別の機会にしてくれるのも災いして更に印象が薄くなった というわけで発狂してる様子を見たヨヒラからは滅茶苦茶警戒されていた
トゲチックの存在を思い出してなければバトルのやり方が心を折る方向に向かっていたかもしれない(そうなった場合多分バットエンド)
店長に連絡し忘れているが全身全霊でバトル
トゲチック
幸運をもたらすポケモン
バットエンドになんて辿り着かせるわけないでしょ!
しかし現在は‥‥‥?
店長ことフラガリア
過去編(まだry)の登場人物で本編ではチンピとは逆に名前がほぼ出そうにないので今話で出した
名前の由来はオランダイチゴ属の学名であるFragariaから
ヨヒラは命の恩人でなんとかその恩を返そうとしているがとっくにヨヒラは恩を返してもらっていたと思っている
ブイズ推しの青年で手持ちも全部ブイズ
なんでこの人この街で暮らしてるの? とチンピとヨヒラは時々疑問に思う 半年前にカフェを開業して競りの運営と推し活に励んでいるようだ
過去編
今話のお陰でブラックシティ編の流れが決まりつつある
次回はほぼ確実にバトルになるでしょう
というわけでまた来年! 良いお年を!