あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
「調子はどうだ、スグリ?」
昼休みの食堂にて、自分の弁当箱を開けながらスグリに問いかける。
あんな大量のメニューをいつもは食い切れない。
「ニャビー達が進化して‥‥‥‥。ニョロゾがニョロトノに進化したがってる」
最近スグリは部内での勝率が良いらしいからそこら辺を聞いておきたかったのだが。それはそれとして。
「となるとおうじゃのしるしか‥‥‥‥。手に入れるアテはあるがお前にも来てもらいたい、土日は空いているか?」
「空いているけど何処さ行くべ?」
「ライモンシティから東のホワイトフォレストとブラックシティ*1だ」
確実ではないがテーブルシティよりは近いし安いからな。
「帰りに寄る所があるし、始発になりそうだが行くか?」
「行く!」
食いついたか、途中歩きがあるがスグリの体力なら余裕だろう。
どうしようもなければタクシーを使うのもアリだろうか?
「あ、それと放課後なんだけど空いてるべか?」
「残念だが部室に顔を出さないとヤバい」
2週間位出入りしていないからそろそろ行かないと忘れられかねないんだ。
「そっか‥‥‥‥」
心苦しいので詫びの代わりにでもとこの時間は相談に乗っておくとしようか。
「他に聞いておきたいことはあるか」
「ニャヒートが結構バトルでの勢いが強くて‥‥‥‥」
性格が一気に変わるからな、下手に構いすぎなかったのは良かった*2と思うぞ。かなり懐かれるのも早かった*3と思う分、戸惑いも大きいというのもあるだろうが。
「ニャヒートの時点でもかなり力が強く*4好戦的になるが進化したらまた一悶着あるかも*5な。心の準備だけはしておいた方が良いかもしれない」
「進化すると体の構造も変わって戦い方も変わるが四足歩行から二足歩行に変わる場合は特に変化が多いらしいからな、動きに慣れるまではどうしてもという時以外は無茶はさせない方がいいと思う」
力が溢れて暴走、なんてこともあるからな。
「ポケモンの調子優先、だべか?」
うん大体あってる、ただ‥‥‥‥。
「自分を顧みない、なんてことがない程度のがつくけどな?」
ご馳走様でした。
〜エントランスロビー:バトルコート〜
___
______
_________
______頃合いだ!
「ドラピオン、クロスポイズン!」
▼こうかは ばつぐんだ!
▼きゅうしょに あたった!
▼あいての ドリュウズは たおれた!
▼ポケモントレーナーの タロに 勝った!
バトルコートの上で相手のドリュウズのテラスタルハートが砕け、ボールに戻っていく。
いや本当に今回は運が良かったと思う。思うのだが‥‥‥‥。
「本当に! そういうの! 良くないと思います!!」
「ドラァ‥‥‥‥」
シングルの一対一とはいえいささか運が良すぎた。対戦相手の学園のアイドル___ブルベリーグ四天王のタロが涙目になってしまっている。
「前回つのドリルで半分以上もっていったんですからコレでおあいこでしょうよ」
かたやぶりにスカーフつのドリルはがんじょうでも貫通されるから本当に厄介だ。
「‥‥‥‥まあ、そうかもしれないですね」
「だそうだドラピオン、だからお前は気にするな」
指示を出したのは俺だが最善を成し遂げたのがお前だっただけだから!
最初に飛行テラスでじしんを透かして!
ツボをつくをやりまくったらぼうぎょとこうげきが上手い具合に上昇して!
偶然相手の有効打ががんせきふうじかしか無くて!
急所に当てられる前にこっちが急所に当てただけだったとしても!
お前は俺の指示に従って全力を尽くしただけじゃないか!
「ドラァ‥‥‥‥」
よし諦めた、気分が晴れるまでそっとしといてやろう!
それにしてもコイツ‥‥‥‥いや、今はどちらでもいい
「ボールに戻して大丈夫か?」
コクリ、とドラピオンが頷く。
「ゆっくり休んでくれ」
せめてもと労りの言葉を掛けてダークボールに戻す。
「にしても今回はなんでテラスタルを発動させたんですか?」
どくタイプのドラピオンにわざわざフェアリータイプで挑む意味とは?
今回はクロスポイズンがあったからどうにか勝てたが。
「その、恥ずかしい話なのですが前回貴方とバトルした時は色んな戦い方を試すあまり、可愛いへのこだわりを捨てていたように思えたので」
「確かに前回はほろびのうたとうずしおのコンボも使ってましたよね」
最後にアシレーヌはクイックターンで逃げるから結局どうにも出来ずにグレイシアが倒された。やっぱりフリーズドライはあったほうがいいね!
「歌声もうずしおも可愛く決められました!」
良かったですね、いやほろびのうたがかわいいはないでしょうが! *6
助けてくれスグリ、俺やっぱりこの子の事が怖い。*7
「次の人が待っていますからそろそろ移動しましょうか?」
「‥‥‥‥そうですね」
心地よいはずの潮風は何故か寒かった。
理解出来ないものは怖い、という事だろうか?*8
〜リーグ部 部室にて〜
ガラガラ……
「戻りました〜」
「お邪魔します」
「おかえりなさいタロ、ところでヨヒラ、貴方も部員のはずではないのですか?」
資料から目を離して此方の方を向いた生徒会長___ブルベリーグ四天王のネリネが首を傾げる。
「殆ど居ないから参加している気になれないんですよ」
「テラリウムドームには結構いるのにな!」
フライパンを持った赤髪が特徴の男子学生______ブルベリーグ四天王のアカマツが話に参加し出した。
テラリウムドームを走り回っていることの方が多いがそれはもちろんタマゴ孵化のためだ。
「でもそれ、タマゴ孵化のためでしょ? 孵化させたポケモン達は一体何処へ行くんだろうねぃ」
全体的に緩い白髪のサボり魔______ブルベリーグ四天王兼現チャンピオンのカキツバタまでが絡んできた。せめて寝たまま喋るな、割と突っ込まれたくない質問なんだぞそれ。
「そりゃあ、行くべきところへ、さ」
孵化させたポケモンはある程度の段階で面倒を見て保護団体に送る。
もちろん唯の保護団体ではない。
1.生まれて来たポケモンの種類
2. ポケモンの本来の生息地
3. ポケモンの覚えているわざ
4. 遺伝技の場合おやの生息地
5.ポケモンののうりょく*9の度合い
といったことを調べ、タマゴが人為的に放棄された可能性がないかどうかを調べる。
人為的にタマゴが放棄された可能性が出てきた場合はタマゴの発見場所周辺で調査を行い、警察に届け出る。
悪質なブリーダー等が関与している証拠を入手した場合、警察と共にポケモンの保護に向かうこともあるゴリゴリの武闘派だ。
最近では親のポケモンにものまねハーブによる横遺伝が偶然起こり、覚えたわざがタマゴに遺伝していることもあるので調査が難航する。
‥‥‥‥ものまねハーブが発見された当初はタマゴグループの分類がまたやり直しになりかけたらしい。*10
閑話休題
誰に向けてかそんな事を考えつつ、カキツバタを無視して席に着き、ノートパソコンを開く。
「そういえばヨヒラ」
再びネリネが目を通していた資料から目を離して俺の方を向いた。パスワードなんだったけな‥‥‥。喉までは出かかってるんだが。
「貴方はこのままだと留年の可能性が極大」
アカマツがフライパンを取り落とした。
タロは目を見開いた。
そして俺の頭からはパスワードが吹っ飛んだ。
あとこっちみんなカキツバタ、何を期待しているんだ!
ヨヒラ 転生者 幽霊部員
手持ちがなにかと癖が強めなのが最近の悩みだがヨヒラ自身に似ているところは気づいていない。タロにはよく遊園地を案内して貰っていた。タロとの関わりではとあることに対して頭が上がらない模様。
スマホカバーはネイビーブルーカバー
そして留年案件とは何があったんだ。
ドラピオン カブトアーマー まじめ
くろいヘドロ ひこうテラスタル
ツボをつく クロスポイズン
こおりのキバ つじぎり
ツボをつくで自分と味方の能力を上げながら攻撃を耐えつつ殴りにいく。
こうげきわざは手持ちによってかわらわりやアクアテールとも入れ替えられる。
タロがテラスタルを使用したのはこれらを等倍にして短期決戦を仕掛けるためというのもある。
ポケモンのかわいい場面があまり見られない気がするが。
堅実なのはいいが時々上手い具合に上がりすぎて相手の心を折り、その真面目さから落ち込む。小さいものや脆いものは加減が効かなそうで触るのが怖い。
実は元々は別人の手持ち、出会った時とはあまりにも変わり過ぎたせいで本当にコイツはあの■■■■の手持ちだったのかとヨヒラは困惑している
タロ かわいい BB四天王
ヨヒラとは入学前から関わりがあった。ヨヒラと学年に差があるのはヨヒラが遅れて入学したため。
ネリネ 生徒会長 BB四天王
ヨヒラのナットレイ達を時々観察している。いつか専用の革手袋を買って触れてみたいらしい。
隠しているが殆どの人間にはバレているので多分誕生日にプレゼントされる未来があるのかもしれない。
喋り方が難しいので出番が少ないかもしれない
アカマツ 辛党 BB四天王
時々食材の買い出しで遭遇してマトマのみ等をバトルで取り合うが、基本的に仲は悪くない。
なおヨヒラは酸っぱいものが好み。
なので料理に関してはそこまで話が合わない。
カキツバタ ゆるい BB 四天王兼現チャンピオン
ヨヒラが部室に来るときは割と起きてる人。
あまり部室に来ないので気にかけているつもりらしい。
留年仲間が出来るかもしれないと聞いてどうからかおうとか考えているようだ。
(ポケットモンスタースカーレット 図鑑説明文より)
(ポケットモンスタームーン 図鑑説明文よ
り)
(ポケットモンスタームーン 図鑑説明文よ
り)
(ポケットモンスターサン 図鑑説明文より)