転生者は闇堕ち少年の夢を見るか?   作:ニョホ

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 調子に乗って書くと前話までの設定とズレてる時がありますよね
 ついでに誤字も見つかると何やら複雑な気持ちになります

 2025 12 17 一部内容を修正


でんしゃでいこう!

 

「次、ワソバさん七行目まで読んでくれ」

 

「はい、自然の起こす地殻変動と比べると_____」

 

 金曜日の午後一番の授業、担任は自習になることが殆どない*1代わりに

 眠くなってくる時間に授業時間があることで有名な先生だった。

 ‥‥‥ごく普通の真面目な先生では? *2

 

「_____だがそれには致命的な障害が存在する」

 

 普段は眠気を抑えるためにこっそりガムを噛み締めつつ*3参加しているが今日は別の意味で集中できていなかった。

 

「最後は‥‥‥ヨヒラ君、ちょっと長いが全部読んじゃってくれ」

 

「はい、結局伝説のポケモンの寿命というのは______」

 

 少しもたつきながらも音読していく______先生の言う通り、ちょっと長いがなんとか読み切れた。

 

「あまり集中できていないな? いつものようにガムは噛まないのか?」

 

「!?」

 

 あっれバレてる!? 

 

「どうりていつも寝てないと思ったら!? 今度秘密を教えてもらおうと思ったのに!」

 

 あまり良いやり方じゃなくて悪かったなアカマツ! 

 

「ああ別に怒ってるわけじゃない、君が私の授業で寝ない様に気を付けているだけなのはわかっている。そもそも授業中の飲食は校則に違反するわけでもないのだから」

 

 ん? 思ったより緩いぞ? 

 

「授業中の飲食に限って言えば先生方の方で注意しなければならない人が何人もいるぐらいだしな」

 

 おいおいおいおいマジかよ先生方‥‥‥。

 

「何より私だってこの時間はコーヒーを一杯飲んでから授業に臨んでいる」 

 

 あ、空気が一気に和んだ。

 

「授業に戻るぞ」

 

 よーし、集中集中! さーて明日の買い物大丈夫かなあ? *4

 

 ___

 ______

 _________

 

 本日最後の授業は移動教室だった。

 

「それで、なんでヨヒラは今日ガム噛んでなかったんだ?」

 

 教室に戻って帰る準備をしようとしていたらアカマツがすっ飛んできた。

 

「ちょっと心配事があってそれどころじゃなかったんだよ」

 

「なんだよ水臭い、言ってみろよ!」

 

「実は今夜から泊まりがけでスグリと出掛けるんだけどよ、予定通りに上手くいくかちょっとな‥‥‥」

 

「どんな予定なんだ?」

 

「ライモン行きの地下鉄に乗ってポケセンに泊まって早起きしてエアームドタクシーに乗る、そんで終電までにこっちに帰ってくる。ただちょっと朝起きれるかなーって」

 

「アラームつければいいだけじゃん!」

 

「‥‥‥」

 

「なんで黙るの!?」

 

 いやだって言えるわけないだろ、同年代の()()とこうやって出かけたことがないなんてさ? まあ他にも理由はあるんだけどさ、

 

「スグリー! ヨヒラが冷や汗ダラダラで動かないんだー!」

 

 異性ならまだあるんだよ、相手はタロで妹の付き添いだけど。

 それに目的地だってライモンの遊園地が殆どな上にどこへ行きたいかは二人が決めている‥‥‥お陰様で身長制限があるアトラクション以外は網羅している。

 

「わやじゃ!? すぐそっち行くべ!」

 

 でも今回は訳が違う! 

 場所はそれぞれ1〜3回行ったかどうかのホワイトフォレストと最後に行って一年以上が経過しているブラックシティだ

 どちらかにはおうじゃのしるしが売られているはずだ

 ‥‥‥ホワイトフォレストなら一万あれば足りるはずだがブラックシティはちょっと難しいな、五万を越えたら諦めてもらうかもしれない

 

「一応スグリに聞いておかねえと」

 

「何をおれに聞くんだべ?」

 

「ああ、お前が幾ら用意出来てるのかを‥‥‥ってスグリ居たのか」

 

「わやじゃ!?」

 

「お前ら同じクラスだろ!?」

 

「あーびっくりした」

 

「「びっくりしてる顔と声じゃないぞ/べ!」」

 

 二人共ナイスツッコミ

 

「漫才は置いといて、目的地で買いたいものがあるんだけど幾らぐらいするかちょっと分からないんだ」

 

「そーなんだ! それで二人は何処に行くんだ?」

 

「漫才じゃないべ ヨヒラ! ‥‥‥ええとホワイトフォレストとブラックシティの両方って聞いたべ」

 

「ホワイトフォレスト!? 頼む、俺も連れて行ってくれ!」

 

 あれ、なんかアカマツのスイッチが入った。

 

「前々からあそこで採れる食材に興味があったんだ! 行きに連れて行ってくれれば帰りは自力でなんとかするからさ!」

 

 そういやあそこは毎日安定した量のきのみが採れるからイッシュじゃ珍しくきのみ中心の食事生活が送られているんだっけか。

 数年前と比べて技術も進歩したとはいえまだまだイッシュではきのみはトレーナーでも手が届きにくい種類がある。状態異常を治すきのみやオレン、オボン、ヒメリはそこそこ安定しているのだが‥‥‥。

 

「スグリはどうしたい? 早く決めねえと外泊届け出すのが遅れちまう」

 

 今日は金曜日なので本当に急いだ方がいい

 

「別に構わないべ! アカマツ急いで準備して!」

 

 まさかの即答、そして了承

 

「やったありがとう! ところで外泊届けってどこに出すんだ?」

 

「俺が全員分まとめて出してくる、ポケセンに泊まるから着替えは用意しとけよ!」

 

 何も書いていない一枚をアカマツに渡した。

 なんなら10枚ぐらいはかばんに常備しているので一回ぐらいは書き損じてもいい。

 書き終えるのを待っている間にスグリの分を受け取った。

 

「そういや俺のは大丈夫か?」

 

 外泊の理由がほぼいつも実家の手伝いだからうっかりそのままだったりするとまとめて出すのに理由が揃ってなくて説明が面倒だ。

 

「問題無し、だな」

 

「書けたぜヨヒラ!」

 

 どれどれ‥‥‥

 

「大丈夫そうだ」

 

「よっし!」

 

「だが正直助かった! 今まで同年代と出掛けるなんてタロ以外とはしたことなかったからな! ムードメーカーがいてくれると気まずくならなくて済む!」

 

 瞬間、教室はこごえるせかいと化した。

 

 ______脳破壊でほうふくが成功しそう

 

 ______今ならやつあたりの威力204だわ

 

 ______は? わたくしなんて集中無しできあいパンチ打てますわ! 

 

 流石タロ、女子にも慕われているな*5‥‥‥おや、アカマツの様子が? 

 

「おーい、アカマツ?」

 

「俺、今ならしっとのほのお吐けそう」

 

 お前もかい! 

 

「妹の付き添いで行っただけだぞ!?」

 

 ______両手に華じゃねーか! ロズレイドかよ

 

 ______お前今タロ先輩に毒があるって言った? 

 

 ______シスコンとウチのロズレイドを比べないで下さる? 

 

 ______え、ちょ、誰か助け

 

「よし、アイツ囮にするか! 二人は俺と別ルートで! 合流はホームな!」

 

「うわ‥‥‥む、惨いべ‥‥‥」

 

「ヨヒラ、タロ先輩とどこ行ったか後で詳しく! 絶対だぞ!」

 

 俺と二人で別れて教室から退散した______犠牲(おとり)になった彼の机にはよく効く塗り薬とどくけし、モモンのみとラムのみを置いておいた。

 

 ‥‥‥‥やっぱりラムのみは回収した

 

 ___

 ______

 _________

 

「なあ、ヨヒラの奴さ」

 

「なんだべ?」

 

 部屋から適当な着替えを引っ張り出してはカバンに詰めながらアカマツは話を切り出した。

 

「なんか他にも隠し事してないか?」

 

「どういうことだべ?」

 

 アカマツの脱ぎっぱなしの衣服を纏めながらスグリは促した。

 

「ライモンには近くにジョインアベニューだってあるのになんでわざわざホワイトフォレストに行こうって言い出したんだ?」

 

「確かに‥‥‥言われてみればちょっと不思議だべ」

 

 ジョインアベニュー______人と交流する程に発展する大通りである。

 オーナーがスカウトした雇われ責任者の手腕によって店が不定期的に入れ替わるそこならば入手手段の限られた品物を扱う店があるかもしれないのだ。

 確かにわざわざ遠くの街に行かなくともそちらへ行った方がいいように思える。

 

 あまりSNSを見ない二人には知る由もない

 

 現在ジョインアベニューは何を血迷ったか雇われ責任者の手によって全店舗が飲食店という殺伐とした環境となっているのであった。

 

「でもなんでブラックシティの方まで行くんだろうな?」

 

「何かあるんだべか?」

 

「なんでも手に入るらしいけど売ってるものとかがすっごい高いんだってさ! それに昔ほどじゃないけど危険だって噂も聞くし‥‥‥」

 

 ヨヒラは前世の記憶が一部曖昧なせいでどちらの街でおうじゃのしるしが売っているか覚えていない。

 

 そしてヨヒラは忘れている。

 

 闇の石がブラックシティで売られていることを、

 

 まあ平日でないと買えないので覚えていても今は仕方がないが‥‥‥

 

「準備終わったし行こーぜー!」

 

 燃えてきたー! と元気よく部屋を飛び出すアカマツ

 

「ああ待つんだべ、アカマツ!」

 

 肝心の荷物ではなくいつもの通学に使うカバンを肩に掛けていたが、

 

 ※この後気がついて戻ってきた

 

 〜一方その頃事務室にて〜

 

「アナタの外泊理由が家事手伝いじゃなくて友達とのお出かけ? 珍しいわね」

 

 すっかり顔馴染みの事務員さんに外泊届けを提出した。

 

「あ、渡し忘れてましたけどこれがその友人分です」

 

「まとめて出してちょうだい! 全く‥‥‥」

 

「ごめんなさい」

 

「ところで日程が月曜日のギリギリなのはどういうわけかしら?」

 

 うん、まあ突っ込まれるよな

 

「最近ワンダーブリッジで点検が始まったじゃないですか」

 

「確かにそうだけどここまで日程を延ばさなければならないほどタクシーに乗る人が増えるとは思えないわ」

 

「そっちの理由も多少あるんですが最近リバースマウンテン周辺で悪夢を見る人が増えているみたいなんですよね」

 

 彼女は全く訳がわからないという顔をしていた。

 

「万が一地下鉄が駄目になった場合徒歩で別の駅まで行かねえといけなくなりそうで」

 

「流石にそんなことはないでしょー? 一応日曜の夕方にサザナミから此処(学園)へ来る船もあるのよ?」

 

「ところがどっこいサザナミ周辺の海域は日曜月曜共々雷を伴う大時化の予報が」

 

 それを聞いて彼女はあらどうしましょう、と呟いた。

 

「さっきサザナミ行きの子たちの外泊届受理しちゃったわ」

 

「‥‥‥生徒の名簿からスマホロトムの番号分かりませんか?」

 

「なんなら此処に外泊予定者のリストがあるわ」

 

「それ俺が見ちゃよろしくないヤツ!?」

 

 俺は慌てて後ろを向いて見ないようにするのだった。

 

「大丈夫よー? 悪用する人間なんて私以外にいないわ」

 

「一番ダメじゃん!?」

 

「冗談よ冗談! 全員の外泊届を受理したわ! いつかの時みたいに怪我して帰ってこないでよねー!」

 

「‥‥‥ハイ、ソノ節ハゴ迷惑ヲオ掛ケシマシタ」

 

「ほんとびっくりしたわよ! ‥‥‥ところで早く支度した方がいいんじゃない?」

 

 壁時計を見る‥‥‥拙い、部屋に急いで戻らないと電車に乗り遅れる!

 

「ありがとうございました失礼します!」

 

 急いで俺は自室へと向かった。

 

「あったあった、ワソバちゃん‥‥‥豊穣の社出身の子ね」

 

「______もしもし? 私です、20分ぐらい前にアナタと話した事務員のサラシナです」

 

「実は日曜日と月曜日にサザナミ周辺の海域で______」

 

「だからきちんと手続きをすれば単位がマイナスになる心配は______」

 

「え? あれ? シアノ校長!? え? ちょっと!?」

 

「______あ、切れた」

 

「‥‥‥仕事増やすな〜!」

 

 


 

 

「おーい、ヨヒラ! こっちこっち!」

 

「こっちだべー!」

 

 電車が来る3分前にホームに着くもどの辺に二人がいるかは分からないので電話をかけてみようとスマホロトムを取り出した途端声を掛けられた。

 

 声の方へ向くと二人が居た、ホームに人が少ないおかげですぐ分かった。

 

「すぐ見つかってよかったぜ」

 

「とっても遅かったから何かあったんじゃないかと心配したんだべ!」

 

「そうだそうだー!」

 

「いや悪かった、ちょっと二人に用意したものがあったんだ」

 

 電車に乗ってから渡すからな。

 

「それよりどの辺で乗るか?三人だしボックスの方が良さそうだよな?」

 

「じゃあこっちの方行こうぜ!」

 

 そう言うとアカマツは先頭車両が止まる方へと駆け出して行った。

 

「あ、待って‥‥‥」

 

「そっちだと人多くて座りにくいから最後車両の方がいいぞー!」

 

「そんなー!」

 

 正直すまんかった

 ___

 ______

 _________

 

「あー疲れたぁ‥‥‥」

 

「なんとか到着までに辿り着きたべ‥‥‥」

 

「あーきっついぜー」

 

 三人共割と移動までに走ってたせいで電車に乗り込んだ途端気が抜けてグロッキー状態と化したがどうにかボックスシートまであるいて上の籠に荷物を置いた。

 そして俺の目の前にスグリ、スグリの隣にアカマツと云った並びで座った。

 

「ようやく人心地つけるべ‥‥‥」

 

「適当に菓子パンと飲み物買ったから腹減ったら食べろよ」

 

「まじー? ヨヒラサンキューな!」

 

 ガサガサと俺の隣に置いたビニール袋を漁るアカマツ、現金だなオイ

 

「麦茶貰うぜ! はいスグリの分!」

 

「ありがとうだべ‥‥‥」

 

「ポテチ開けていいか?」

 

「「もちろん!」」

 

 そこから他愛無い世間話をしながら20分ほど経ってからだろうか?

 アカマツが「あ、思い出した!」と言い出したのだ。

 

「忘れてた!」

 

「「何をだよ/べ!?」」

 

「おれヨヒラに聞かなきゃって思ってたことがあったんだ!」

 

「お、おう」

 

「頼むからはっきり答えて欲しい! タロ先輩と遊園地に行くきっかけは!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、親父が死んだから?」

 

「‥‥‥」

 

「‥‥‥」

 

 言ってから気付く、いくらなんでもこの返答はあり得ないぞ!

 

「‥‥‥スマン、答え方を間違えた」

 

 吐いた唾は飲み込めないのでこのまま続けた。

 

「妹が一歳になるかならないかって時に親父が倒れちまってこの娘には何もしてやれなかったって言ってたのがなんでか耳から離れなくってな」

 

「親父が病死してから俺は妹の面倒を率先して見るようになった。その時には既にトレーナーズスクールも卒業してたから時間は結構あったんだ」

 

 だから家業を手伝いながら摩天楼に挑む準備なんかもしていたけど実際に挑戦出来たのは2、3回だったな

 

「二年前に珍しくお袋が平日にまとめて休みが取れて遊園地のチケットを貰ったと言うんで三人で行こうってことになったんだ」

 

「そしたら妹が迷子になった。急に人混みをすり抜けて走り出していくのだから本当にびっくりした。」

 

 手を握ってたのになぁ、ツルッと振り解かれたよ。

 

「他のお客さんには申し訳ないが追いかけるには邪魔だし、妹は止まらない。 今思えば人にぶつかることや怪我をさせることがなかったのが本当に幸いだった」

 

「結局探しながら敷地内放送を流して貰って15分ぐらいしてからか? 女の子が妹を連れてきてくれた」

 

「で、その女の子がタロだったというワケ」

 

 ‥‥‥なんかヤケに静かだな?

 

「どうしたんだってウワ滅茶苦茶泣いてる!?」

 

 慌ててティッシュを取り出して二人に渡す。

 

「お前ら取り敢えず顔拭け! 鼻かめ!」

 

 

 

 

 

*しばらくお待ち下さい*

 

 

 

 

 

「落ち着いたか?」

 

「ウン‥‥‥」

 

「ダイジョブダベ‥‥‥」

 

 うーん酷い顔、改めて思い返してみるとタロに救われた部分が多々あるな。

 流行り物で妹が好きそうなもの教えて貰ったり、俺も親父の言葉を無理に気にしないようになったし。

 そういや学園に来ないかって誘いもアイツからだったか‥‥・お陰で友達が出来たし毎日クソ忙しいけどクソ楽しいな

 今度何かお返しでも、とりあえず好きそうな食べ物とかファンクラブから聞き出せないか? 

 

「あー、ヨヒラ‥‥‥ゴメンだけどさ」

 

「どうしたアカマツ」

 

「泣いちゃって途中から内容あんま頭に入らなくって‥‥‥」

 

 うんうんとスグリも頷いていた。

 

「正直すまんかった」

 

 言葉選びが下手過ぎました

 

「‥‥‥どの辺まで頭に入ってるか?」

 

「おれはトレーナーズスクールを卒業してからってとこ、アカマツは?」

 

「そのすぐ後の遊園地からがあんまり‥‥‥」

 

 

「じゃあそこからだな‥‥‥今から二年前に珍しくお袋が平日にまとめて休みが取れて遊園地のチケットを貰ったと言うんで三人で行こうってことになったんだ」

 

 結局帰りにジョインアベニューには寄れなかったっけ

 

「ヨヒラのお母さんは何をしている人なんだべ?」

 

「ヒウンのバトルカンパニーってとこで会社員やってる」

 

「ああ、あそこか!」

 

「話を戻すと妹が迷子になった。急に人混みをすり抜けて走り出していくんだから本当にびっくりした。」

 

「わやじゃ‥‥‥」

 

「手はちゃんと繋がないとダメだよ!」

 

「それがよく分からんがすり抜けるみたいに振り解かれたんだよ! 他のお客さんには申し訳ないが追いかけるには邪魔だし、お袋はチケットを買いに行っていないし何より妹は止まらない。今思えば人にぶつかることや怪我をさせることがなかったのが本当に幸いだった」

 

 マジであん時何が起きたんだ?

 

「結局自分だけでも探しながら敷地内放送を流して貰って15分ぐらいしてからか? 女の子が妹を連れてきてくれた」

 

「ってことは‥‥‥」

 

「おう、その女の子がタロだったというワケだ」

 

「それからどうなったんだべ?」

 

「どういうわけか妹とタロが意気投合しててな、それがキッカケで妹との付き添いでタロと遊園地に行くことが何回かあったんだ。」

 

「な、なあヨヒラはタロ先輩のことは______

 

 ______間もなく、ユナイテッドタワー、ユナイテッドタワー。ヒウンシティへの船旅を楽しみたい方はお降りになって改札右手側をまっすぐ行くと港がございます。反対側の方面にはご存じユナイテッドタワーがございます。

 

 ______ど、どう思ってるんだ?」

 

「恩人、だな」

 

 まあちょっと暴走した時の様子は気持ちは分かるが怖いけど

 

「??? どういうこと!?」

 

「あ、これの次でイッシュ本土に上陸するけど結構ここで乗り込んで来る人とかいるぞ、散らかしたものとかないよな」

 

「ティッシュが散乱してるべ」

 

「なーヨヒラー!」

 

「これ以上は秘密な!」

 

 そう言って口元に人差し指を当てた

 ちぇー仕方ねーと拗ねるアカマツには悪いがきっと意地悪な笑顔だったんだろうな。

 


 

 ヨヒラ しすこん? 主人公

 

 囮にした生徒へのアフターケアは多分ばっちり

 男友達とのお出掛けで内心ウキウキ、でもちょっとピリピリ

 話す内容が重くなったのは浮かれすぎである 

 自重せよ

 

 父親が死んでなかったらヨヒラが妹の面倒を見ることは減っていたし、遊園地でも人が多いからと父親が妹を肩車するから迷子にならずタロと出会うことは無かった筈なので一応間違ってはいないのがまた‥‥‥

 

 というわけでヨヒラにとってタロは恩人であるのだがそれはそれとして暴走した際の妹に対する態度はちょっと心配になるし怖い 

おまいう

 

 スグリ ともだち

 

 今のところ原作の様な状態になる気配はない

 友人の話す内容が重いんだけど‥‥‥

 今回ちょっと空気気味 ごめんよ

 これでも一応原作と比べると他者との関わりが多い

 

 アカマツ ほのお

 

 ひのこを放ったら雨天下最大火力眼鏡しおふきで返された気分

 はっきり答えて欲しいとは言ったけど! 言ったけどさあ!

 ヨヒラが楽しそうに悪い笑顔を浮かべてるのを見てこれ以上は追求出来なくなった。 なんとなくしたくなかった。

 

 せんせい こくご オリキャラ

 

 多分この学園で一番まともな先生 

 次に出てきたら名前をつける必要があるかもしれない

 受け持ちのコマ数が少ない代わりに一番眠くなる時間のため為人(ひととなり)を知らない人には苦手に思われている。

 音読文の内容は適当

 

 サラシナ じむいん オリキャラ

 

 ゆる〜い態度の事務員 ヨヒラとは顔馴染み

 仕事はしっかりやってくれるので安心ではある

 電話の時のセリフが不自然だと思ったので急遽名前をつけた

 

 ワソバ かおみしり オリキャラ

 

 ヨヒラの前に音読した女子生徒 豊穣の社出身 

 村内のバトルじゃ満足出来ないので入学 

 そこまで強くないが友達も出来てバトルも出来るので学園は好き

 家族が体調を崩したので急遽里帰り

 船内でシアノの仕事に巻き込まれた

 

 シアノ こうちょう

 

 サザナミ行きの船に乗船中

 ちょっと電話先のコとお話しさせて頂戴

 あ、そういえば君は豊穣の社出身だったね

 ちょっと案内して欲しいんだけど‥‥‥

 

 

 

 

 

 

*1
自習の時はあらかじめプリントを用意してくれている

*2
元々この学園の先生は研究所なので自分の研究を優先しがちなだけである

*3
喋る時は口蓋に押しつけて誤魔化す

*4
集中する方向が違う

*5
違う、そうじゃない





 次回は短くともギアステーションに着くまでのお話となりますが特に書けることがないので雑談回か何かになるでしょう
 書き詰まったら番外編を更新するのかも知れません
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