レプリロイドは電子狼の夢を見るか 作:きしめん陰陽師(五寸釘装備)
何時からだろう。
『ゼロ』のパーツが欲しいと思ったのは。
あれは元々私が手にするものだった。
「初めまして。
目の間には、嘗てシグマの反乱から人類を救った英雄エックスがいる。
本日から私の上官となる対象だ。
「君のこれまでの成績は聞いている。
頼りにしている。宜しく頼む」
「はいっ」
敬礼を向ける相手であったエックス隊長よりも、偶々彼の近くにいた別部隊のゼロの事が気になったのは、何故だったのだろうか?
そのヘッド、ボディ、レッグのパーツから目を離せなくなる。
私は視界を閉じる事で、それを断ち切った。
後で周囲の者に聞くと、それは恋ではないかと言われたが、それは全く持って馬鹿馬鹿しいと思った。
相談以降、私はゼロに良い所を見せたくて頑張っているという勘違いから、生暖かい視線を向けてくる同僚もいる。
成程、ゼロはモテるのだろう。
しかし、あの駄犬のカラーリングがそんなに良かったのだろうか?
一瞬良くわからない思考が流れたが、確認してもログには残っていなかった。
まあ、どうでも良い。
私が恋などする筈もないのだから。
ゼロといえば、そのアームパーツとセイバーこそ有名であるのに、不思議とそこには何の興味も沸かなかった事も不思議であった。
私は性能が良い。
自分で言うのも何だが、客観的な事実だ。
予算を度外視して作られた私は、極めて優秀な戦闘力を持っていたレプリロイドを元に作られただけでなく、将来に残すべき技術の
要するに、予算と時間をかけて作られたから、そうでないレプリロイドよりは優秀ということだ。
私は破壊される前のセントラルコンピューターで作られた存在であるが、イレギュラーハンターというよりは、政府直属のプロジェクト『
つまりは、政府肝入で高性能機を作れば、イレギュラーハンターとしてどの地位まで占められるかという、事後の計画にも繋がっている。
シグマの反乱以降、イレギュラーハンターの隊長格の離反が目立っていた。
自身の戦闘力も高く、指揮能力の実績もある隊長格が、だ。
そもそもシグマ自身が総隊長であった事も大問題だ。
故にイレギュラーハンター本部そのものが永遠に人間の支配下から離れない様に、政府がその気になれば、どれだけ組織の隊長格の席を実力で埋められる戦闘用レプリロイドを作れるかという実験も兼ねている。
私はパワーとスピードの二種類のモードと、
基本武装はジャイロ効果を応用した質量武器と、翔ぶ斬撃であり、殆どの有象無象はそれで蹂躙可能だった。
だからこそ、試験期間が終わった後は異例の速度でこの第17精鋭部隊の幹部候補として加入出来た。
私は政府の敵となる集団を消したい。
政府の為に作られたのだから、それは当然である。
しかし、エックス隊長は平和主義で、話せば分かる『イレギュラー疑い』のものに対しては、説得を試みている。
正直体制に不満を抱えている事が事実な時点で、速やかに破壊すべきだと進言したいが、英雄とされるエックス隊長の不信や不評を買う必要も無い。
今回の交渉相手も、待遇改善や弱者の保護とは嘆かわしい相手であった。
我々レプリロイドは壊れるまで制作者に最大効率で尽くす。
それ以外の何に本分があるというのだ。
中々尻尾を見せない『レプリロイドのレプリロイドによるレプリロイドの為の世界』(仮称:アルカディア)とやらや、政府に何の委託を受けてもいないのに自警団を気取り、勝手に自治をする者共は抹殺に値する。
生かす意味もない。
究極の武装を以て、抹消すべき存在だ。
所属してからそれなりの月日が流れた。
私も実質的な第17精鋭部隊の第三席となり、他部隊との共同任務や、私がトップとなって部下を率いてイレギュラー共を抹殺する機会も与えられた。
しかし、単純にイレギュラーとなっただけのものを破壊するたけでは、物足りないものがあった。
正しい私が
特にエックス隊長が説得でイレギュラー容疑者を破壊せず拘束した後はモヤモヤしていた。
知り合いのエイリアの様に、上層部にとって排除すべきレプリロイドなら、敢えて生きて帰れぬ任務に向かわせる、実質的な死刑執行を命じられる立場であれば、そのモヤモヤも解消する事が出来たかもしれない。
そのエイリアは不調をきたしてしまったが、政府の邪魔になるイレギュラー候補を消したのだから、光栄に思うべきだと諭したものの、塞ぎ込んだままであった。
見知った仲で無ければ、政府反逆の兆しありと『通報』していたかも知れないが、心配ではないかといわれるとそうでもない。
…必要とあれば通報するが。
何故、エックス隊長は敵を破壊しない方法を優先するし、友人は成すべき事をした己を誇りに思えず不調をきしたのか。
私には未だに分からない。
そうやって溜まった非効率への嘆きを、解消する機会が与えられた。
辺境での使い捨て用レプリロイドの待遇の悪さに憤った女性型のレプリロイドが謀反。
それに加えて、政府プロジェクトの熱帯雨林の開発と、政府要人による
後者も破壊の必要はあるが、個人的には前者を倒してみたい。
例の女性型レプリロイドは、元イレギュラーハンターの隊長であったという経歴が目を引いた。
元とはいえ、イレギュラーハンターの隊長。
私がハントするに相応しい相手だと、心の奥底が静かに叫ぶ。
「隊長達はお忙しいでしょう?
私に行かせて頂けませんか?」
「君には未だ早────」
そう言おうとした隊長を、ゼロが止めた。
「コイツの戦闘力は十分だ。
戦闘力は、な。
指揮だって正確だろう。
太刀筋には
何かあれば俺も出よう」
「ゼロがそうやって気に掛けるのも珍しいな」
そう言ったエックス隊長に、「下世話な想像をするな」とゼロは突っ込んていた。
ゼロには、戦闘訓練に付き合って貰った事はあるが、未だにバラバラに出来る未来は見えぬ程に、隔絶した格差がある。
………さて、二人の天才科学者とは誰と誰の事だっただろうか?
私は巨大ダムに巣食う敵の駆逐へと向かった。
部下達は包囲体制で進ませている。
逃げる敵は、一切の例外も躊躇もなく全て抹殺する為だ。
こういった作戦に反対するエックス隊長がいないのは、少し気持ちが楽だ。
ゼロ…呼ぶ時は第0特殊部隊長と言っているが、彼もまたイレギュラーに躊躇をしない性質だ。
少し懐かしい感情を持つのは何故かは分からないが、もし同じ制作者が私とゼロを作っていたら、私はゼロを兄と呼ぶのだろうか?
それとも弟と呼ぶのだろうか?
私とイレギュラーとして発掘されたゼロとが、制作者が少しでも重なる事など決して有り得ないが。
ゼロからの私の評価は、「前世が誰かの飼い犬みたいな忠誠心。エックスにも分けて…いや、それは駄目だな」といったところだ。
そもそもゼロが飼い犬への一家言を持っていた事には驚いたが、それを伝えるとゼロ自身も不思議そうな顔をしていた。
私はゼロのボディカラーが私の様な寒色系であれば、犬を飼っていても似合うのに…。
いや、ゼロではない、けれど何かが同じ兄弟の様な誰かが────
何故か分からないが、そう思っている。
ゼロに関しては不思議と悪い感情はなく、そのゼロの指示の通り先にゼロは中枢へと進み、敵が大規模反抗の意思を見せ次第、その中枢を爆破する工作活動を行う為の、陽動を兼ねた説得役として私は割り当てられた。
一応はこの場を任せられた責任者なのだから、私が説得役をするのは間違ってはいないか、明確な人選ミスだと思う。
「ダムの水は私達が制御します。貧困層に対して余りにも厳しい水道料金を要求する政府のやり方には賛同出来ません」
元隊長格にしては、水分と線の細い如何にも嵶やかな見た目だが、私が躊躇する理由にはならない。
何せ彼女は元第6艦隊長。
あの平隊員にさえ特A級を保有する上に、自分勝手な理由で離反者を続出させた、強過ぎる問題児共が彼女の在籍中は大きく問題を起こさなかった事からも、只者ではないと分かる。
但し、そうでなくても私のやる事は何一つ変わりはしない。
「投降する意思がないと最初に告げてくれて助かりました。
手間が省けて実に結構です。
これでイレギュラーではないかも知れないと、丁寧に接する必要もありませんね。
────戯言は、お前が力で全てを捩じ伏せられた後に聞くこととしよう」
ダムの上を飽和している大蓮は足場になるかと考えていたが、彼女の戦闘意志に呼応するが如く、その一部が襲い掛かってくる。
本物の
なるほど、防衛戦として十分な準備が行われていた訳だ。
つまり、ずっと前から計画的に反逆の意思があったと見做して良いだろう。
「喜べ、スイリリー。貴様は完全にイレギュラーと判定された。
長期的な戦略があるとは、流石元艦長と言える。
しかし彼女の戦略には欠けているものがある。
彼女の配下らしき防水タイプの重装甲レプリロイド・メカニロイド達は、睡蓮の葉の上にいる。
それらの葉は足場としての機能を期待されている故に、彼女の武装として襲ってくる兵器の一つにはならないだろう。
当然、私の足場にもなるという訳だ。
…水中対応タイプのカエル型の敵だけは、水中に落とされても動けるてあろう関係上、その足場がスイリリーの攻撃である可能性はある。
…けれどもその程度なら、この私には関係のない話だ。
「モード:パワー」
圧倒的な質量の重量武器を振り回せば、全て片が付く話だ。
奴等の重装甲程度紙のように潰せるか、ダムの底へと叩き落とせる。
実にお誂え向きの兵装だ。
私はこの武装が割と気に入っている。
戦いの師であるゼロが刀を使う関係上、彼の前では刀ばかりを練習していたが、今は別に良いだろう。
以前エイリアに見られた時には女の子らしくないとドン引きされたが、スッキリとするのはこちらの武器だ。
重量物の中はヨーヨーの様になっていて、見た目からは想像も付かない意外にもテクニカルな武器だが、質量武器には違いない。
何も考えずに振り回しても何とかなる。
さて、始めよう。
「アラウンド・ザ・ワールド」
ただ重量物を振り回すだけの技であり、それだけに力を伝えやすい。
敵の雑兵共は掠れただけで、塵屑へと変わる。
前方の蓮を足場に駆けながら、力技で叩き壊して・捻り潰して・沈める。
「ループ・ザ・ループ」
軌道無駄を省いて指向性を加えた技であり、頻度を高めた連続的な攻撃が可能となる。
「チェーンプレイ・スパイダーベイビー」
重量物を繋ぐ接続鎖を以て敵を纏めて破砕する技であり、その真骨頂は直線に戻す際に蜘蛛の巣に掛かったものを、全て締め千切るというものだ。
スイリリーも想定していなかったのだろう。
これ程の戦闘力を同性のレプリロイドが持っているとは。
実に愚かだ。
よりによって、女性型レプリロイドが女性型レプリロイドを侮るだなんて。
さあ、仕上げだ。
「────ドッグバイト」
彼女のスカート状の脚部に食い込ませる形で私の兵装を引っ掛けて、此方へと引き込む。
足元の蓮────己の足場さえ壊しかねない武器で戦ってやろうというのだ。
感謝して貰いたい。
「話を聞いて下さい!!」
「イレギュラーの言葉は全てノイズだ。
イレギュラーハンター時代に習わなかったか?」
食い込ませた鋭角を抑えながら、私を説得しようとするイレギュラーに、何故私が説得される側になるのかと、疑問と怒りを感じてしまう。
どの立場で正しい事を伝えて分かって貰おうとする側の行動を取るのか。
今、一瞬思考にノイズが走った。
イレギュラーの声を聞いたせいだろう。
「政府の在り方は間違っています。この様な優勝劣敗では苦しむ弱者がいるんです!!」
「それを主張する方法が既に法律違反だ。
故にスイリリー。お前はイレギュラーだ!!」
元イレギュラーハンター隊長だろうが関係ない。
そのために私は作られたのだから。
「朱苦含ノ惨禍」
私の視界が真っ赤に染まるが、それは私がおかしくなった訳では無い。
本当に周囲が紅くなる程に、高密度のエネルギーで埋め尽くしているだけだ。
まるでダムの水さえもオイルの様に赤く紅く朱く染められている。
この技は相手のボディを破壊しない。
ただ、その中身だけを強制的に停止させて、再起動もさせなくする私のとっておきという奴だ。
エックス隊長の『ギガクラッシュ』を見ていたら、そういえば私にも似たような事が出来るという事を、初めて思い出した。
スイリリーは奇跡的に動いているが、ほぼ全ての機能が停止している筈だ。
動いているのは奇跡か、完全に停止し切る前に、各部位の動かし方を全て事前にその頭脳が示していたか、だ。
「私は既に死んているでしょうけれど、いつか…、どうか貴女にも分かって欲しいの」
そう言いながら前に進んで来る。
既に頭脳からの新規の命令は止まっている筈だ。
頭脳から身体への連絡回路は完全に焼き切れている筈だ。
何故話せる!?
何故、前へと進める!?
何故、何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故────────
私のエラーは、動けなくなった私の眼の前で、スイリリーが蓮から落ちて水底で沈んだ事で収まった。
これがイレギュラーハンターの隊長格…ッ!!
破壊される事さえ想定した後に、予め一分近い指示をガラクタになった己のボディに先行入力で打ち込んでいた。
あの、たった一瞬で…!!
だが、だが私はそれに勝った。
元イレギュラーハンター隊長に、カウンター出来た。
私はハンターをカウンターしたのだ!!
ああ、嬉しい。
私のボディも喜びをあげている。
今回は使わなかった刀も、次は私を使えと言っている様だ。
良いだろう。
次は刀でイレギュラーを屠ろう。
そうだ、そうしよう。
「エックス、話がある」
「どうしたゼロ」
レトナが己の湧き上がる衝動に酔い、それを自覚して冷却を行っていた頃、ゼロはエックスに秘匿通信をおこなっていた。
「レノォークに注意した方が良い」
「どうしてだ? 他でもない君がそういうとは」
エックスにはレトナがゼロに懐いているようにさえ、見えていたので、ゼロの発言は理解出来なかった。
だがリアリストな親友がそう発言する以上は、何かしらその根拠はあるはずだ。
「聞け、エックス。
違和感の正体は掴めた。
レノォークは見たことはない武器を持っていた。
俺は記録で知っただけで直接見たことは無いが、お前ならよおく知っている筈だ」
「──まさかっ!!」
嘗てシグマに与した三人組の姿がエックスの脳裏に浮かび上がる。
しかし、美少女といっても過言ではないレノォークと、到底重なるものてはなかった。
──今、この時までは。
「法的には現状何の問題も無いが、その背後は完全に真っ黒としか言えない。
アイツが出た内に部下を使って、調べさせた結果がそれを裏付けている。
気を付けろエックス。
その構成パーツは、───────あのカウンターハンターだ」
ネタバレとか伝わらない小噺を含む登場人物説明↓
レトナ・レノォーク
英語を逆さに読むと、COUNTER HUNTERとなる。
開幕からネタバレしていくスタンス。
これ程分かりやすいのに周囲が知らないのは、美少女戦士や怪盗少女の正体を皆が知らないのと同じ。
ケイン博士は、レプリロイドを開発した自分が簡易なメンテナンスしか出来ない事から、
元々カウンターハンター達は『ゼロのパーツ』持ちだったので、その影響が冒頭等に表れている。
未来に繋ぐ技術とかいって、試作型のアームドフェノメノン持たせているのは、
政府直属のレプリロイドが、イレギュラーハンターの重要席を埋めることで影響力を高める事が目的の、プロジェクトゴスペルにて制作された完成品だが、プロジェクト『ゴスペル』という名前で察する人は察すると思うが、元の中枢パーツは
エグゼ2で使ってくるブレスオブゴスペル(本来はBREATH OF GOSPELの綴り)という技は、新たにレプリロイドのCPUに身体への新規コマンド入力をさせなくする技として今回は設定。
元ネタが情報世界での戦いなので、明確な物理効果は無し。
でもレジスタに事前入力された分は実行されるから、それをやられて一瞬ちょっとメンタル圧された感じである。
他者から見るとゼロに懐いているのは、ゼロと関係が深い誰かの元飼い犬?だから仕方が無い。
ゼロの元が、ロックマンやフォルテを元にロールちゃんの髪とラッシュのカラーとライトットのボディを参考にワイリーが作った説があるので、多分
レトナのモデルは某W博士がそれなりに知った博士の娘として、誘拐して監禁したカリンカ・ミハイロヴナ・コサックという設定だが、大人びた顔付きと高身長や寒色系カラーリングが大きく印象を変えている。
髪型は上半分がストレート寄りで、下半分がカール寄りのロングヘア。
元々カリンカはスタイルバカクソ良いので、そこも踏襲。
ゴスペル(GodOrder-SUPERbia)のSUPERbiaは
ミハイロヴナなんて姫風ミドルネームの北欧系美少女のカリンカが成長した姿って、それはもうプライド姫なんよ。
ナイトマンも
水底の禍撃団長 アビスプラント・スイリリー
元ネタはあるがオリジナル。
命名は睡蓮の別名水百合から。
基本的に性格が終わっている第6艦隊の猛者達を、一時期とはいえ抑えていた元艦長。
とある諸島群の反乱の際に、ほぼ短期で制圧したことがある。
無力化した直後部下達が、抵抗しようとするがスイリリーの水棲植物型独立デバイスによって実質的に無抵抗となった相手を破壊し尽くした。
その頃から己の行動に疑問を感じ始め、全十八個の部隊が必要な程にレプリロイドが反乱を起こすのにも理由があると考え始めた。
空母に拠る強襲と制圧を任務とする自分達が侵略者ではないかと考え始め、それを部下達に説き始めた結果、部下達からの告発によって立場を追われて除隊した。
色々あって生きながら死んでいた様なアシッド・シーフォースを、更生させて生きる意味を与えたレプリロイド。
彼女の死後、再び彼は生きたまま死んでしまった。
彼女の特殊武器は、前方に落ちる種状の弾を撃ち、芽生えてきた睡蓮型のデバイスを生み出す。(花と蓮以外の部分は某魔界のオジギソウ風味)少し発生個数を落とせば洗脳効果も付与出来るので、イレギュラーハンター現役時代は使っていた。
又は、睡蓮の華が開き、散るような斬撃効果のあるエフェクトを全方位に水平方向で発生させる。
組織が存在する上で必要な闇を知ってしまった後に、苦しみながら黙認してしまったエイリアと違って、活動家に転じてしまったレプリロイド。
アシッド・シーフォース
ゼロの本当の目的が敵中枢壊滅ではなく、本部から切り離した上でのレトナの行動の監視であった為に何とか生き延びたが、スイリリーの水没を確認してしまった。
レトナへの復讐のみを胸に、しかして死んだように生きていたところ、ドップラー博士に「力が欲しいか? 欲しいなら────くれてやるッ!!」と勧誘され、力の増加と引き換えに洗脳改造を受け入れた。
ゼロ
何故かレトナに既視感を感じるが、彼の記録にはレトナに該当する記録はない。
冷静を通り越して冷酷なレトナに対して、唯一飼い犬の様だと他者からは目が節穴と思われてもおかしくない感想を持っている。
仮にほっぺたを舐められても、まあ犬っぽいしなと思うだろう。
アイリスが出て来るまでレトナが生きていたら、最初は無駄にモヤモヤさせてしまいそう。
エイリア
上からの命令によって、悪意のないレプリロイドを実質的な死へとナビゲートしてしまった事を、トラウマになる位に後悔している。(某スカラベや某狼の事である。)
彼女もまた、何処かレトナが犬っぽいと思っているレア枠だが、それこそがブリザード・ヴォルファングを思い起こさせる。
エイリアとしては仲良しのつもりであるが、そんな風に思っているレトナから、スカラビッチやヴォルファングを処分するという上司の命令に従った事は、誇りに思えば良いと真顔で言われた事で余計に深く傷付いている。
レトナの情報を一部だけ知らされており、もし彼女を処分する日が来たら、彼女はそれこそ「誇りに思って行え」とか普通に言い出しそうなところが、余計にエイリアを病ませている。
イレギュラーと判定されかねない行動を起こす手前くらいのストレスを抱えた苦労人。
上のやり方に逆らわなかったスイリリーと言えない事もない。
エックス
真面目で優秀だが、余りにも判断が早く法規的過ぎるレトナに、間違ってはいないと思いながらも、若干モヤモヤしている。
似たようにイレギュラーを即処分してしまうゼロと一緒にいたら、相性は良いものの今の考え方を互いに強め合いそうだなとか考えていた矢先に、ゼロは実はレトナを信用せず警戒していて、レトナの
そもそも優しさ故に悩む機能は、本来エックスの特権なのでそれを他者に求めるのも正しい訳ではないが…。
当初はゼロに恋人が出来るかと思っていたが、恋人というより妹分だなとか思っていたら、親友からの「身体はカウンターハンターで出来ている」の発言である。
そろそろ