仮面ライダーディケイド Journey through 作:Wandarel
私の名はウォズ。
この本によると我々の歴史には無いもうひとつの仮面ライダーの歴史が記されているようです。
では早速、このお話を少しづつ紐解いていきましょう。
~エリアシブヤ~
「はぁ……はぁ……。」
一人の少女が走る目的はただ一つ。
夢にまで見たリアルタイムでその目に焼き付けるために。
会場につくと既に戦いはクライマックスだった。
仮面ライダー
伝説となったその英雄譚は憧れのものではなくライセンス制で実際になれるものとなった。
ここ、ライダーシティではかつての伝説となったデザイアグランプリをベースとした仮面ライダー同士のバトルが盛んに行われている。
無論、歴史にあったアナザーライダーのライセンスも存在する為、アナザーライダーが仮面ライダーに勝利する事も少なくは無い。
ライダーシティでは生まれた時にライダーの適正がある程度約束されており、その中でもライセンスのランク分けがなされている。
Cランク
量産型ライダー等に変身可能で、レジェンドライダーライセンスの取得すれば、制限は多いものの変身可能である。
Bランク
Cランクの特典にレジェンドライダーの基本フォーム、強化フォームが解禁される。
Aランク
Bランクの特典に最強フォームが解禁される。
Aランクの特典に最終フォームが追加され、後の歴史で開示されたフォームも使えるようになる。
レジェンドランク
かの伝説のランク。CLIMAXと同じ特典だがその称号はライダーシティの出身ならば誰しもが欲しがる。
その会場にはオルフェノク、ワームなどもいるが、この世界において怪人と人の差別はほぼない。
今、その決勝戦が繰り広げられてる。
相手は前度のデザイアグランプリ・レジェンドクラスの王者仮面ライダークウガと
今回のジャイアントキリングとなるかもしれないと言われているスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ。
レジェンドランク・仮面ライダーギーツが戦っていた。
「お姉ちゃんこっちこっち!!」
「すぐ行くから待ってて!」
幼い双子の少女はその戦いを見据えていた。
お互い強化フォーム、最強フォーム、最終フォームは使って基本フォームのみとなった。
クウガ「さぁて……ここまで面白い戦いは久しぶりだ!流石はエースと言ったところか。」
ギーツ「……まぁ、伝説のアンタの引き出しをここまで出せたのは光栄だ!」
クウガが構え、足に炎をまとい紋章が浮び上がる。
BOOST TIME !
ギーツもまたブーストライカーを呼び出し、一気に跳躍した。
クウガ「うぉりゃああああああ!!」
クウガが走り、ギーツに向かって跳躍し紋章の刻印が入った蹴りを撃ち込む!
ギーツ「ここからがハイライトだ!」
マグナム ブーストグランドビクトリー
対するギーツもクウガに向かいギーツのライダーズクレストが浮かんだライダーキックを撃ち込む。
最高の一撃が中央でぶつかり、大爆発が起きた。
???「Zzz………」
という過去の夢を見ている少女がいた。
???「おっはよぉぉ!!」
???「ぐえっ!!?」
そんな寝ている少女にのしかかり起こしたのはその妹である。
???「日駆……重い……。」
彼女の名前は
CLIMAXランクの龍騎ライセンスホルダー。
理由は不明だが変身しなくてもドラグレッダーを呼び出したり、ミラーワールドの出入りができる不思議な少女。
ヒカゲ「奨子姉が起きないからでしょー!」
起こされた少女の名は
Aランクのディケイドライセンスホルダー。
生まれた時から天才肌でその才能は遺憾無くは発揮されている。
なお読書狂。
ショウコ「だからってのしかかる必要ないでしょーが。」
文句を言いながらショウコがヒカゲの頬を引っ張る。
ヒカゲ「イテテテテ引っ張らないでェー!」
ライダーシティは中央、東都、北都、南都、西都の四つに分かれている。
セントラルには風都タワー、ユグドラシルなどの大手の企業の建物などが集まっており、デザイアグランプリを開催するのは基本中央がメインとなる。
その中央にある中等学校の生徒達は日夜勉学、実技に励んでおり、ライセンスランクアップを務めている。
ヒカゲ「そういえば奨子姉は進路決めた?」
ショウコ「うーん、もう適当でいいかなって。」
ヒカゲ「私はもっちろん、中央高校に行ってみたい!」
ショウコ「へーガンバレガンバレ。」
ヒカゲ「……なんだよその態度はよー!」
ヒカゲが仕返しとばかりにショウコの頬を引っ張る。
ショウコ「あだだだ……。」
大体の人間は仮面ライダーに憧れを持ち、それになる努力をするが、奨子は違った。
ショウコ(退屈なんだよな……なんでも出来るから。)
生まれつきディケイドライセンスランクがBだった彼女は程なくしてAランクとなった。
ショウコはハンデを持ちながらも何人もCLIMAXランクの人間をいなしたことからCLIMAX予備軍と呼ばれている。
「奨子さんはどうしてランクアップしないの?もうAランクは十分でしょ?」
ショウコ「CLIMAXに行ったところで退屈だから。」
だがショウコはランクアップする気は一切なかった。
勝てるからだ。
ショウコ(CLIMAX相手に勝てるんだからもういいでしょ。)
彼女のやる気の無さに反感を買われることも多いが、それすらも実力でねじ伏せている。
ショウコ(ヒカゲとアイツらと戦うのは楽しいけど他のは奴らは大したことないなぁ。)
「お前らー席に着けー!」
ホームルーム教員が急に入ってきた為クラス全員が慌てて座る。
「今日は転入生が来るはずだったんだが遅刻してるらしい!」
その話を聞いた数人が初日から遅刻とかなどと言い始める。
「で、ソイツは今着いたらしい!入ってくれ!」
扉を開けた先に、ものすごくボロボロになった制服を着た男子が居た。
「!?お前どうしたんだ!?」
さすがの先生も狼狽える。
???「すいません、道端でおばあちゃん助けながら危うくはねられる所だった子供を助けたら遅くなりました。」
ショウコ(言い訳にしてももっとマシなやつにしなよ。)
クロト「あ、そうだ。名前名前……俺は
この出会いはきっと無駄じゃない事だと知るのは後の話である。
次回の仮面ライダーディケイドは!
ショウコ「アンタ、全く適正ないのにやるつもり?」
クロト「やらなきゃ守れるものも守れないだろ?」
ヒカゲ「ゴーゴーレッツゴー!ク・ロ・ト!」
ショウコ「しょうがないから手を貸してあげるわ。」
クロト「え?」
カメンライドディケイド!
第一話「心のライダー」
ショウコ「大体わかったわ。」