真ハイスクールD×D   作:ガブメント

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俺の身体おかしいです。

【起きてよ。パパ!ねぇねぇ、それじゃキ…キキキキスしちゃうよ///】

 

イッセー「うーん」

 

今日の目覚ましはファザコン娘か…俺はそういう趣味ないんだけどな。

この目覚まし時計は万能(笑)だ。ボイスは2万通り毎日違うボイスが聞けます。みたいな事があって即一目惚れ衝動的に買ってしまった物である。

 

イッセー「また、同じ声優かよ…」

 

そうこの目覚ましは2万通りボイスがあるが全て同じ声優。セリフが変わるだけで声は変わらないなんとも言えない目覚ましである。

 

……最高の目覚めだ。目覚ましの同じ声優のセリフがなければ。

 

また、あの夢を見てしまった。ここ最近あの夢ばかりだ。夕麻ちゃんのおっぱいが見れる夢。なんて幸せなんだろう!前までは自分が死ぬ所で目が覚めていたがここ数日の努力でデート>おっぱい>胸を手で隠すの所で目が覚めるようにしている。我ながら凄い才能だ。だが、満足している訳ではない。あの時は見れたからいっか的な思考だったが今は、吸いたい 触りたい 揉みたいの煩悩のコンボが押し寄せてきて見るだけでは飽きてきたのだ。

 

イッセー「ハァ〜。生殺しかよ…」

 

だがいつまでもこうしているわけにはいかない、その内母親が俺を起こしに来るだろう。

 

母親「イッセー!起きなさ〜い。」

 

ほら来たよ。

 

イッセー「わーってるよ!もう起きてるよ!」

 

いつも通りのテンプレな返事をしながら学校の制服に着替える。今日も始まりは最悪だ気が滅入る…夢の中なら最高なのにな…

 

イッセー「行ってくる」

 

ため息を吐きながらとぼとぼと歩みを進めていく。あー怠い。最近、太陽が苦手だ。いや、外かな?いや、太陽だ!外が苦手ならニートになってしまうからな。太陽が苦手なんだそう信じたい。最近はもっぱら朝に弱い、全然起きない俺に痺れを切らして起こしにくる。夢がおわる。イライラする。の究極コンボを決められた日は学校をサボろうかともおもった。逆に夜だと活発になってしまう。身体の内側から色々なものが湧き上がってくて、ハイテンションな状態になる(べ、別に変な…意味じゃないんだからっ!)誰も得しないテンプレなツンデレは辞めて、だから、さっきのは本当に深い意味はないんだからな!ノリで言っただけだノリで。まぁ、今の俺の状態は正しく夜型人間だろう。

 

おかしい。夜更かしはするほうだったが深夜の1時いけば奇跡くらいだったのにいまでは3時4時くらいまで起きられたりする。だが、それだといつもムフフなシーンまでいかないから頑張って日付が変わらない内に眠れるようになった。身体が生殺しを拒否してるのか。そんなわけないだろう腐っても俺いつもいつでも俺の行動原理は主に性欲だからなあのシーンは身体も欲してるに違いない。

まぁ、考えてもわからないんで試しに外に出てみる。

 

イッセー「おお!すげぇ!」

 

足取りが軽い。何と無くダッシュもしてみたりした。速い!今までも100m11秒第を出していたけど今まは最速く走れてる気がする。しかも長い距離ダッシュしても息がまったく切れない。

 

イッセー「すげぇ!すげぇよ!俺、将来オリンピック選手だろ。この身体能力」

 

いきなり身体能力が上がった理由はわからないが某巨大な人を駆逐する漫画のキャラみたいに脳のリミッターが外れたんだと思うようにした。

……えっ?それまずくね?俺の身体壊れた?何処にも以上が無かった為仕方なく家に帰ったのだった。

 

私立駒王学園ー。

 

俺の通う高校。現在は共学だが数年前まで女子校だった為女子の比率の方が高いし発言力も女子の方が高い。男子が強く出れない学校である。それでも俺は通っていた。

 

単純な話だ。

 

家が近かったからだ!家から近かった為共学ってなるって分かった瞬間から勉強して夏休み冬休みを潰して必死こいて勉強を…嘘です。ごめんなさい。女子が多いからです。難関と言えるこの学校の試験を突破したのは全て我がスケベ魂のおかげだ。

女子に囲まれて授業を受けたい。女の子特有の甘い香りを年中嗅いでいたい。ただ、それだけの為に俺はここに来た。スケベで何が悪い!これは俺の人生だ!文句は言わせん!ここで俺はハーレムを作る!と、まぁこれが俺の目標だったんだかな。今はハーレムどころか女の子が誰も近づいてきやしない。一部のイケメンが女子を根こそぎ奪ってくからだ今畜生めっ!溜息を尽きながら俺は教室の自分の席へと深く腰をおろした。

 

松田「よー、心の友よ。貸したDVDはどうだった?エロかったろ〜?」

 

ワイルド○ぎちゃんみたいな事をいいながら声をかけたてきたの丸刈り頭の見た目爽やかスポーツ少年、中身変態の松田である。中学時代様々な記録を塗り替えてきたほどのスポーツ少年だが、所属は写真部被写体は女子高生のみの欲望に忠実な奴である。別名【エロ坊主】【セクハラパパラッチ】という不名誉な名前をつけられている。

 

元浜「ふっ…今朝は風邪が強かったな。おかげで朝からおにゃのこの下着と挨拶する事ができたぜ。」

 

キザ男のようにカッコつけながら危ない発言をしているのが元浜である。こちらはメガネを通し相手の体型を数値化する能力を持っている。ちなみに本体はメガネな。こいつも不名誉な名前を持っている【エロメガネ】これは分かる。見た目通りだ。【スリーサイズカウンター】なんだこれは?あれか、ドラグ・ソボールに出てくる。ス○ウター付けてんのかこいつは。そんな疑問を他所に松田が極めて下衆な笑みを浮かべたと思ったら。

 

ガラガラガラ

 

松田「いいもん手に入ったぜ!」

 

松田が自分のカバンを開けて、惜しげもなく俺の机の上にカバンの中身を置いていく。ドカドカと机の上に積み上げられていくなあ見るからに卑猥な題名の本やDVDだ。

 

「「「「「「ひっ!」」」」」」

 

クラス中の女子が軽く悲鳴をあげる。まぁ、そりゃそうだ朝からこれだもんな。

 

モブ1「朝から最低〜」

 

モブ2「エロガキ死ね」

 

などの罵倒がクラス中から上がる。

 

松田「騒ぐな!これは俺らの楽しみなんだ!ほら、女子供は見るな見るな!脳内で犯すぞ!」

 

相変わらず発言が最低だし。相手のいやな所をついている。才能なのかこれは?少し前の俺なら机に置かれたものを見て、「おおっ!なんだ、この秘宝は⁉︎」と言ってただろうが朝は如何せん苦手なのでその気になれない。そんな俺の興味のなさげな冷めた顔を見て松田が嘆息する。

 

松田「おいおいおい。これだけのお宝を目の前にしてなんだ、その顔は」

 

元浜「最近、ノリが悪いぞ。おかしい。実におかしい。今までのお前らしくもない。」

 

こんな事を言ってるが遠回しな「心配してんだぞ。お前を」発言をしてくれてるんだ。実際はとてもいい奴らなんだ。

 

イッセー「俺だって【すげえなんだこれ俺を猿にする気か!】って言いたいところなんだがな。いかんせんここんとこ精力撃退しててさ」

 

松田「ふんっ!そんなお前に伝説の物を見せてやる。」

 

松田がバックから取り出したのはビニール袋で包まれている正方形の形をしたものだった。松田がゆっくりと周りのビニール袋とっていく。今まで、そういう話を聞いてきて見せてもらったものは、大体値段が高くて学生には手に入りにくいものかそれ以外の理由があるものだ。松田が取り出したものを興味なさげに見る。

 

 

瞬間ー

 

 

衝撃が走る。今までの朝の倦怠感すらも吹き飛ばしてしまうほどの衝撃何故こんなレア物を奴が持っているかの疑問それよりも遥かに大きい見たいという感情。色々な感情が混ざり今の俺にはさっきまでの倦怠感など吹き飛んでしまった。

 

イッセー「すげぇぇぇぇぇ!何処て手に入れたんだ!あの人気すぎるが故に生産が間に合わず生産中止となった知る人ぞ知る伝説のビデオ【おっぱい戦国時代】せめぎあい♡を!何処だ!何処だ手に入れたぁぁぁぁ!」

 

俺は人目も気にせず松田の襟元を掴み激しくゆする。

 

松田「や〜め〜ろ〜で〜ち〜ま〜う〜ぞ〜」

 

その言葉を聞き激しくゆするのを辞める…クラスの女子全員から軽蔑の目を向けられている。

 

松田「ふぅ〜たくっ。そんなにおっぱいが好きかなら見せてやるよ。」

 

馬鹿野郎いまこの状態でその発言はアウトだ!松田の言葉が発火剤になったのかクラスの女子から

 

「最低っ!変態!エロバカ三人集」

 

などの数々の暴言が吐かれる。それを松田達は

 

元浜「よし、そんなに見たいなら今日は放課後に俺の家寄れ。松田のDVDと一緒に俺の秘蔵のコレクションみんなで見ようじゃないか。」

 

松田「もちろんだよ、元浜君。俺ら欲望で動き男子高校生だぜ?エロいことしないと生んでくれた両親に失礼というものだ。」

 

よくもまぁ、この状況でそんな会話ができるな〜と俺は関心していた。それもそのはずだ。女子の怒りを勝ったのか暴言はたまた物まで投げられてるのに松田、元浜はそれを避けながら会話をしていたのだからな。

 

ほとぼりが冷めた後松田達に俺の彼女?夕麻ちゃんの事を聞いたら知らないと言っていた。そもそも先に彼女ができたら俺をなんとしてでも殺しにくるらしい。ひぇ〜怖い。あんなに堂々と写真を見せ、松田達の綺麗な絶望顔を、見たのにあれは全部夢だったのか。あぁ〜もう!いくら考えても全然わかんねぇ〜!もうこの際夕麻ちゃんの事はこの際保留だ!保留!

 

イッセー「おい、お前ら。今日は無礼講だ!炭酸飲料とポテチで祝杯をあげながら、エロDVDでも視聴しようじゃねぇか!」

 

半ばヤケクソ気味に俺も賛同する。決しておっぱい戦国時代が見たい訳じゃない友達との付き合いです。はい。

 

松田「おお!それだよそれ!それこそイッセーだ!」

 

元浜「そのいきだ青春をエンジョイしようではないか!」

 

そんなふうに俺たちは男の固い約束を結んだのだった。その時、俺の視界に紅が映る。鮮やかな紅。教室の窓から見る校庭で1人の通学風景が俺の瞳を釘付けにする。確かあの夢の最後にも映っていたの紅の色をした髪の毛を持つ女性だったはず。まさかな、と思いつつも目が離せない。

やはりこの学園のアイドルなだけある。その美貌に男女問わず釘付けだ。彼女の名前は、グレモリーこの学園の3年生俺の先輩にあたる。

だが、何時からだろうかいつの間にかその美貌を少しだけ怖く感じるようになった。そう思い始めた時と夕麻ちゃんが皆の記憶から消えた日と重なる。まさかな、と思い教室に視線を戻そうとする。その時、彼女の視線が多く透き通るような碧眼が俺を捕らえていた。

 

 

ーっ。

 

一瞬で心まで掴み取られるような感覚に陥る。なんだ、この感覚。圧倒的強者ににらまれたような、だがそれでいて不快じゃない。むしろ心地良いとさえ思えてしまうようなこの感じは…いけない、自分にそんな趣味はないと頭の中の思考を書き消そうと頭をブンブン降る。

そしてもう一度窓の外を見たときに彼女の姿はもう既になかった。

 

 

松田「おっぱい揉みてぇなぁ!」

 

号泣する松田を抱き寄せ、俺は何が悲しくて野郎と一緒におっぱい戦国時代を見なきゃいけないのだろうと考えていた。学校から帰宅して、無駄に高いテンション(修学旅行の夜)のままDVDを野郎だけで見ていた。枚数を重ねる内に興奮が冷めていき、今みんなは御通夜みたいなテンションであった。松田は3作品目から涙が止まらないらしい。元浜はクールを装おっているが、メガネの奥で涙をあふれさせていた。30分前に小声で「…俺、この前、女の子に体育館裏に呼ばれたんだ…。生まれて初めてカツアゲされたよ…」呟いた時はもう笑うしかない。人間極限状態になると笑うしかないってこの事だね。あははー。エロDVDで鬱になる野郎3人組。なんだこれ?絵面的に何にも面白くねぇよ!まだ、倒産寸前の会社の方が雰囲気が増しだと思えそうなくらい雰囲気が重い。皆、ゾンビのような虚ろな瞳で画面を見ていた。ちくしょうっ!今頃同年代のイケメン共は…イケメン共ときたら…

涙が出てきた。今なら生霊出せそうだなとか思っている兵藤一誠であった。そんな葬式のような雰囲気のなか最後の作品を見終えると、すでに空は黒かった。そう、あの時の夕麻ちゃんの翼のように冷たくて黒い色だった。そんなポエム紛いな事を考えながら時計を見ると、夜10時親には伝えてあるがこれ以上はまずい。

 

イッセー「んじゃ、もう帰るわ!」

 

その言葉をきっかけに帰り支度をし出す。

 

イッセー「じゃ、俺帰るわ!またな。」

 

 

玄関で松田と別れると、俺と元浜は歩き出す。

 

元浜「いい夜だ。こんなにいい夜だもんな。エロDVDを見たくなるのも頷ける。」

 

夜空を見上げながらわけのわからないことを言う元浜だが、ため息が大きい。そりゃ、葬式みたいな雰囲気で見て自分がどれだけモテないか再起認識したんだ。テンションが上がる訳がない。まぁ、明日になれば戻るだろう。こうみえてもあんがい頼もしいからなこいつは。

 

イッセー「じゃあ、また明日な」

 

元浜「ああ、いい夢みろよ」

 

そうして元浜と別れる。元浜の背中が何故だか寂しげにみえた。家に帰ったら励ましの電話でも送るしよう。帰り道を歩いて数分、やっぱり夜になると力が溢れて疼くのがわかる。身体能力が上がるのは嬉しい限りだが聴覚、視覚が尋常じゃないくらいによく働く。周囲の家の中から会話が聞こえてくる、そのおかげで愛を囁きあっている者、夜の営みをしている者の声が鮮明に聞こえてしまう。ハッキリ言って迷惑だ。今までだったら【爆発しろっ!】で済んだがさっきの様な事の後に、これは酷い。全く【爆発しろっ!塵も残さずなっ!】って叫びたくなる。まぁ、それと光のない場所が良く見える。日に日にこの現象が強くなっている。それにさっきから他者の視線を感じる。ヤバイ、身体が逃げろと言っている。震えが凄まじい。視線を感じる方へ自らの視線を移すと…

男だ。スーツを着た男が俺を睨んでいる。とんでもない睨みだ。視線が合うだけで尻の穴が閉まる。もしかして、○られる?初めてがあんな厳ついおっさんになっちゃうの。男が静かに歩みよってくる。俺に向かってきている。変質者⁉︎危ない人⁉︎ガ○ホモ⁉︎ヤバイよな、震えと尻の穴の締まり具合が半端ない気がする。こんな人にエンカウントしたくないんだけど俺‼︎

 

変質者?「これを数奇なものだ。こんな都市伝説でもない地方の市街で貴様のような存在に会うのだものなな」

 

……?

 

何言ってんの?俺、有名だけどこんな人の事知らないよ。もしかして、頭が残念な事になっている人なのかな。うん、こっちくんな。本当に危ない人だったらナイフとか出しちゃうの。一応、身体も鍛えてるし。それなりに護身術もできるが。相手はとんでも変質者。俺の溢れ出るパワーで逃げた方がいい。そうに決まっている。うん、そうしよう。ゆっくりと俺の方に歩いてくる変質者オーラ全開のおっさん。

 

変質者?「逃げ腰か?主は誰だ?こんな都市から離れた場所縄張りにしている輩だ、階級の低い者か、物好きのどちらかだろう。お前の主は誰なんだ?」

 

バッ!

 

後ろでそんな事が聞こえるがそんな事はどうでもいい。とにかくあいつから逃げる事が重要だ!あと、こんな時の為の対策も忘れちゃだめだよ!

 

イッセー「だれかぁぁぁぁぁ!助けてくださぁぁぁぁぁぁい!変質者ですううぅぅぅぅぅ!」

 

速い。超速い。夜の闇を駆け抜けて俺はひたすら逃げた。途中道を曲がったりしながら見知らぬ街道を走る。息は上がっていない。まだ走れる。こうなったら、絶対に逃げ切ってやるさ!

 

15分くらい走ったところで、開けた場所に出た。

 

ー公園だ。

 

どれくらい走っただろうか俺は走るのを止め、歩みに帰る。少し息を整えながら何処か座れる場所を捜した。そして、俺は辺りを見回す。

知っている…俺はこの場所を知っている。そうだ、ここは俺が死んだ場所でもあるし、大人の階段を登った場所にある。おいおい、なんつー偶然だ。すげぇな、俺。

 

ゾクリ

 

背中に冷たいものがはしる。何かが後方…いや、信じたくはないがあいつだ。俺は、この感覚を知っている。奴だ。どこから攻撃されてもいいように感覚を研ぎ澄ましながら、ゆっくりと振り返ると、俺の眼前を黒い羽がまった。カラスの羽?違う。

 

変質者?「逃げ切れると思ったかたかが下級悪魔の存在で」

 

俺の目に飛び込んだのは、夕麻ちゃんと同じ黒い羽を生やしてたスーツ姿の男。さっきの変質者である。何あれ。空飛ぶ変態…最近はそんなのがいるんだな〜。

 

変質者?「お前の属している主の名を言え。こんなところで邪魔されると迷惑だからな。こちらとしてもそれなりの……。まさか、お前、【はぐれ】か?主なしならば、こちらとしても好都合だ。」

 

ぶつぶつと訳の分からない事を、一人で喋って一人で納得しちゃってるよ。全く…あいつが黒い翼を生やしてここに居るって事はあれは、夢じゃなかったのかな?夢と違う点は美少女が変質者になっていることだけだ。この展開は頂けない!どうせなら美少女をよこせ!

 

変質者?「ふむ。主の気配も仲間の気配もなし。消える素振りもない。魔法陣も展開しない。状況分析からすると、お前は【はぐれ】の可能性が高い。少しでも、リスクは減らした方がいいな。」

 

訳の分からない事をごちゃごちゃと。こっちみんな!そういう俺の願いも虚しく、変質者は俺の方に手をかざしてくる。手を向けてる先は俺だ。これあれだよな。夕麻ちゃんも使ってとあれだよな。その男の手に光が集まっていく。光は槍のようなものに形成される。あの時と同じだ。相手から感じるのは殺意だ。

なら、殺られる前に殺れ。相手は、化け物人間じゃない。ここから生きて帰る為には何が必要か考えろ……

ここから生きて帰るには…

 

あいつをぶっ倒す事だ!

 

そう思った瞬間、俺は赤い光に包まれた。

 

変質者「くっ!なんだこれは。」

 

変質者が目を庇いながら言う。光が消えた後には、俺の腕には奇妙なものが着いていた。確か同じような物をド○クエで見たことがある気がする。

 

変質者「神器持ちか。ふっ、どんなものを持っているかと思ったら龍の手か笑わせる。1の力を2倍してもそれはただの2だ。」

 

訳わかんねぇ事言ってっけどようは力を2倍するって事か。後丁寧に説明してくれやがって。

変質者「ふんっ、雑魚中の雑魚だが、神器持ちを生かしておくわけにはいかない。ここで始末しておこう」

 

変質者の手にまた光の槍がらけいせいされていく。

 

変質者「喰らえっ!」

 

変質者の手から放たれた槍は此方に向かっている。俺はそれを後方に跳ぶ事で難なく光の槍をよける。今が、夜でよかったぜ。そのおかげで身体能力が高まっているからな。

 

Boost!

 

そのような音声が俺の左腕から発せられる。その音声が発せられた時からますます俺の身体能力、五感全てがたかまっていく。

 

変質者「小癪な!」

 

中々当たらずイライラしているのか悪態をつきながらも光の槍を投げてくる。イライラしているせいか投げる時に大振りになり何処に向かって投げてくるのかが手に取るようにわかる。放たれた槍は、さっきまでは反応するのがギリギリだったのに今は遅いさっきよりも遅くみえる。

 

Boost!

 

何故だろう…俺は、なんでこれの使い方を知っているんだろう。何処か昔使った事があるような…今までずっと使ってきたかの様に使い方が分かる。

 

Explosion!!

 

力が湧いてくる。自分の身体だけど自分の身体じゃないみたいな感覚…これならいけるっ!あいつに一泡吹かせる事ができる気がする。いや、俺を襲った罰だ。絶対に一泡吹かしてやるぜ。

 

変質者「ひっ!なんだ、この魔力これじゃあ上級悪魔と同じレベルじゃないかっ!」

 

俺の力が倍になった瞬間あいつの顔が歪む何の事かわかんねぇけど好都合が今ならいける!俺があいつに近寄るとあいつが翼を羽ばたかせて逃げようとする。

 

イッセー「おせぇよ。」

 

ジャンプしただけで、あんなに差があったのにもう、あいつの近くにいる。高々4倍したくらいでこれって俺凄いんじゃないの?そんな事を考えながらも俺は変質者を殴り地面に叩きつける。

 

ドガアアアアァァァァァァン!

 

俺が叩きつけたあいつを中心にはんけい5mのクレーターができる。俺はその力に驚愕した。

 

変質者「クッ…分かった…ぞ。貴様の持っている神器は、龍の手なんかじゃない。赤龍帝の籠手だ…こんなところで目に見るとは…こいつは危険だ生かしてはおけん。」

 

肩で息をしながら手にさっきまでとは桁違いの光の槍を出現させる。あの攻撃を喰らってまだ、元気があるとは以外だ…それに、生かしてはおけないってそんなにヤバイ物だったのか、これって。

 

変質者「喰らえっ!」

 

変質者が極大な光の槍をこちらに投げてくる。それしか技ねぇのかよとか思ってしまったが。これは流石にヤバイ…それに、馬鹿みてぇにでかいから回避が間に合うかどうか。

えぇい!どうにかなるっしょ!一か八か!俺は、腰を深く落とし手を花のようにし腰に添える。俺の好きな漫画ドラク・ソボールの主人公が使う必殺技をイメージする。身体中から湧き出る力を両手に集める。俺ならできる。今の俺ならできる。そう自分を勇気づける。次第に手に赤いオーラが集まっていく今ならいける!そう思い手を光の槍に向けて突き出す。

 

イッセー「ハッ!」

 

俺の掛け声と共に赤の絶大なオーラが光の槍を飲み込んでいく。あの質量のオーラに耐えられるはずも無く光の槍はあっさりと消え、ついでと言わんばかりか変質者も飲み込んでいった。あれ程の攻撃だ声を発する暇すら無かっただろう。オーラを通過した所は深く抉れていた。すげぇなドラゴン波すげぇ威力だ。おっと名前がかぶってしまう。なんか新しい名前を考えないとな…うーん…ドラゴンショット!いいね!まんまだけどいいね!よし決めたこの技はドラゴンショットだ!…

 

 

イッセー「どうしよう…これ」

 

イッセーの目に映るのは抉れた地面クレーターだらけの地面、遊具はボロボロ木は折れ曲がっている。もしかしたら近日ニュースになるかもしれない。急に心配になってきたイッセーだった。

 

イッセー「気にしても、しょうがないか…俺になにかできる筈もないし…」

 

帰宅しようとして数歩、歩くと急に目眩が襲ってきた。目眩に耐えられずイッセーは地面に倒れる。身体を酷使しすぎたのだろうか。身体言うことを聞かなかった。

 

 

???「これ、あなたがやったのね。堕天使の羽もあるし、面白いわ…」

 

夢と同じだ…意識を失う直前にイッセーの目に映るのは、紅。鮮やかな紅が映りこんでいた。イッセーは安堵してしまったのか、そのまま意識を手放そうとしていた。

 

???「あら、気絶してしまうの?仕方ないわ。あなたの自宅に----」

 

 

そこから先を俺は聞きとれ無かった…

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