忍界を生きる白銀兄弟   作:millseross

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※本作品のハクは閲覧注意となっております。自己責任でお願いいたします。

ハク(通常)

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ハク(※※※※)

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Side White

周りの人達の反応を見れば、自分がどう言う存在なのかなんて理解するのは簡単だった。

 

山林を下った先にある村に薪を売りに行った時には、必ず容姿や態度、言葉使いを褒められた。自分の見た目が客観的に見て良いことも知っていた。

 

でもそれなら、なぜモモをそんな目で見る?ボクの双子の弟なのに。容姿そっくりな筈なのに。

 

髪はボクと真逆の純白。それはまるで雪の中から生まれたかのような、ぴょんぴょんと跳ねている毛先が兎のようで愛らしい。その瞳は1度見たら吸い込まれてしまう程に紅く深みのある輝きを放ち、年齢にそぐわないその大人びた精神は、大人っぽく振舞っていた幼いボクにとっては酷く魅力的で。

 

狂おしくも愛おしい、雪兎のようなモモ。頭の良いモモ。大人っぽいモモ。笑顔が可愛らしいモモ。声が可愛らしいモモ。言葉使いが勇ましくて格好いいモモ。

 

(モモ)の中に(ボク)がある。

 

小くて白百合の花のような口でボクの名前を呼んでくれる度に、酔い痴れてしまいそうになる。

 

母さんに忍術を教わってから直ぐに忍術の修行を行ったから、目に見えて成長が確認できた。母さんもボクを天才だと褒めて、氷遁もすぐに扱えるようになった。

 

モモがボクを天才だと言ってくれた。母さんに言われた時とは比べ物にならないほどの多幸感に溢れ、もっともっとボクのことを見てほしいと思うようになった。それからは、より一層修行に取り組んだ。

 

忍術なんて、チャクラと印さえあれば簡単に出来るものだった。母さんに教わった忍術も、巻き物に書いてあった氷遁だって、難なく使えるようになっていった。後は練度を上げるだけの簡単な作業だった。ボクが忍術の修行をしている間、モモはずっと立ちすくんでいた。

 

母さんはそんなモモを見て、残念そうにしていた。モモにはボクのように忍術の才能が無いと思ったんだろう。ボクもそう思った。

 

でも大丈夫、大丈夫だよモモ。何も心配いらないからね。ボクが全てから守ってあげるから。モモを害する存在、その尽くをボクが祓ってみせる。なぜならボクは、モモの兄だから。

 

父親が帰ってきた日はいつも体が傷んだ。蹴られるからだ。酒癖が悪かった父親だったが、酒に酔っていない時もあった。モモは知らないみたいだったが、ボクの頭を撫でながら不甲斐ないと謝ったこともある。

 

でもモモのことは撫でたことがなかった。ただの1度たりとも。ほんの少しだけ後に生まれたと言うだけで弟と呼ばれ、ほんの少しだけ先に生まれたと言うだけで兄と呼ばれるこの状況に、ずっと気持ち悪さを感じていた。そしてそれを当たり前だと思っている環境そのものに嫌気が差していた。

 

水の国では、双子は忌み嫌われる。でも正確には少し違う。双子の弟だけが、忌み嫌われる。兄は先に生まれた被害者で、弟は後に生まれた加害者。村の大人や子どもたち、実の父親からそんな扱いを受ける可哀想なモモを見ていられなかった。

 

周りの大人なんてどうでも良い。村の人たちも、血の繋がっただけの赤の他人も、本来子どもを守る立場にある大人たちのことも、どうでも良かった。等しく無価値な人たち。

 

必要なのはモモだけ。モモがボクのそばに居てくれるだけで良い。

 

父親によって傷つけられたボクの身体はモモが治してくれたから、別に蹴られることはなんてことは無い。大事なのはその後のモモからの癒しの供給だ。

 

モモがボクに手のひらを当ててくれる。ボクに触れてくれる。ボクを思って、可愛い顔を歪めてくれる。ボクを抱きしめて、怖くない、大丈夫だと優しく声をかけてくれる。

 

子鹿のようにか弱く震えるフリ(・・)をするだけで、いつもよりもっともっと優しく接してくれる。単純で純粋で純白で清廉なモモ。

 

ボクが守らないと。ボクを片割れと呼んでくれた、何も知らない真っ白でまっさらなモモのことを。ボクだけがモモのことを守ってあげられる。1番近くで、すぐ傍で、すぐ隣で。モモの視界には常にボクがいて、ボクの視界には常にモモがいる。そう思うだけでボクは幸せだった。

 

守ってあげなきゃと思っていたモモ。ボクの方が忍術に長けていて、忍者の才能があると思っていた。

 

忍術の習得や行使といった点では、確かにボクの方が才能はあったけれど。ただ、忍術を扱うに当たって根幹となるチャクラへの理解の深さ、そしてチャクラコントロール。その点において、モモは紛れもなく天才だった。

 

「チャクラには五大性質変化と呼ばれる基本の五つがある。それぞれがじゃんけんのように相性を持っていて、図で書くとこんな感じな。んで、ハクが使う氷遁はこのどれでもない。二つの性質変化のチャクラを混ぜ合わせた特殊なもので、誰にでも扱えるもんじゃない。そう、誰にでも...氷遁いいなぁ」

 

「チャクラって極限まで圧縮するとさ、それだけで簡単に地面に穴開けれんだよ。こんな感じで。あっ、やべ、やりすぎた。そんな時は掌仙術っと。あとチャクラって形も自由自在なんだよな。数字とか文字とかも作れるんだぜ?おんもしれーよな」

 

「性質変化が起きてない純粋なチャクラと、性質変化を起こしたチャクラ。忍術を扱う時は性質変化のチャクラを使うんだ。ハクが使ってる氷遁は水+風の血継限界だな。ちなみに純粋なチャクラでも、こんな感じで刃物みたいに切れ味を出したり、粘液みたいにしたりもできるらしい。奥が深いぜ」

 

チャクラの形態変化?なんだそれは。

 

チャクラの性質変化?なんだ、それは。

 

氷遁を使う時も、チャクラの性質なんて特に意識したことなかった。忍術なんて、ただチャクラを練って印を結び、発動するだけ。ただの作業。

 

ただの作業を、モモは言語化した。モモは言語化においても天才的だった。

 

「Elementary,my mirror」

 

言語化の天才だったモモは、独自の言語を作った。この辺りからは、もう理解の範疇を超えていた。開発や発想という分野において、ボクはモモを理解することを諦めた。文字通り次元が違う。

 

それからもモモはボクの理解の外側を生き続けた。チャクラを圧縮し氷の強度をあげる手法を始め、チャクラを使わず、ただそこに落ちてる木くずを混ぜ合わせるだけで強度を上げる手法。科学という分野のパイクリートという現象、と言っていたはず。

 

チャクラを使わずに氷を、ボクだけの血継限界を、ボクだけ忍術を強くする?これでボクがどれだけチャクラの節約に繋がったか、モモはきっと知らないだろう。画期的すぎて意味不明だ。

 

そしてモモは、ついに自分で忍術を作り始めた。螺旋丸に螺旋弾。ここまで来るともういっそ笑えてくる。天才だと言われて浮かれていた自分が、とんだピエロみたいだ。

 

そして銀遁と言う血継限界を手に入れたモモは、その時点でもう忍者としてはもちろん、開発者としての才能を伸ばし始めた。

 

氷遁の巻き物には忍術が書いてあったのに、銀遁の巻き物には何も書いてなかったと言っていた。つまり自力で忍術を作る必要があったらしい。たった4歳の子どもが、アカデミーにも通っていない忍術の素人が、忍術を作る。

 

異常だ。

 

これで天才じゃなかったらなんだと言うのだろう。異才?鬼才?麒麟児か。

 

銀遁のみに飽き足らず、ボクの氷遁の忍術も考案してくれた優しくて才能溢れるモモ。百年氷牢。ふふふ、モモが考えてくれたボクの技。

 

「時空凍結って可能性がある時点でもうやばいっしょ。夢あるよな~」

 

自分が恥ずかしくなった。氷遁をただ氷を生み出すだけの忍術だと考えていたボクにとって、''凍結''という自然現象そのものに焦点を当てて技を考えるモモの発想と来たら。

 

しかも時空を凍らせる?もしそれが出来るのなら、ありとあらゆる概念そのものを凍結させられる可能性を秘めているということ。

 

さすがに疑った。いや、疑うことしか出来なかった。でもモモは言ったんだ。

 

「さぁな、できるかどうかはハク次第だろ。んでも俺のイメージではもうできてる」

 

モモの頭の中には、既に時空凍結のイメージが出来ている。そしてチャクラコントロールにおいて、重要なのはイメージだと言っていた。

 

もしモモが氷遁を使えていたなら、現時点で時空凍結の忍術を作っていたのかもしれない。

 

必ずなしとげてみせる。必ず。その時はモモが考えてくれた名前を貰うんだ。楽しみだなぁ。

 

モモと初めて戦闘訓練を行った時、きっとボクは背中に宇宙を背負っていただろう。理解不能な言語を操り、印を結ぶことなく、変幻自在の銀色に輝く硬く重い液体でボクを追い詰めた。

 

言葉が分からないから、何をされるかも分からない。全ての対応が後手に回る。そもそも硬くて重い液体の金属って時点で意味がわからない。何だこれは、何なんだこれは。

 

蒸発し気化すれば人体には毒となるのだと教えてくれたから、怖くなって氷遁しか使えなくなってしまった。火遁に相性が良いのは水遁だが、天敵は水遁じゃない。モモの銀遁こそが、火遁の天敵だ。

 

ボクのスピードにはついて来れないフリをしつつ、全ての攻撃に完璧に対応してくる。ボクに花を持たせようとしてくれていたのかな。優しいモモ。

 

極めつけは最後の術。ボクは全身全霊であの時の最高傑作、モモが考えてくれた氷戟乱舞を発動した。

 

そしてモモは、その尽くを撃ち落として見せた。全ての武器を、一片の狂いなく。

 

すごい...すごいすごいすごいすごいっ!!!

 

モモは最高に強くて最高に可愛い、ボクの弟なんだ。

 

ボクの弟、なのに。

 

母さんが父親に殺されて、モモが父親を殺して。心が壊れてしまうと思った。咄嗟に声をかけたけど、あの時は本当に危なかった。ボクを見てくれて、しっかりと前を向いてくれた。良かった。

 

口寄せ動物と契約したのは、まぁ良い。ボクも契約したし、あの忍兎も実力はあるみたいだからモモの近くにいることは許そう。あくまでも護衛としてだけれど。モモの強さに惚れてるらしい強面の忍兎は、認めたくは無いがボクより速くて強い。つまりボクよりもモモの護衛には適任だ。今はまだ、ね。

 

でもあの男。あの男はダメだった。

 

モモを利用する気満々の、ボクたちを手足と呼んだ男。霧隠れの桃地再不斬さん。そう、モモチ。モモチ ザブザさん。

 

モモの事を数日間監視していた?キッショいな。そう言うの、ストーカーって言うんだよ。モモが教えてくれたから知っているんだ。ストーカーには気をつけろって心配してくれた。

 

「モモ同士じゃん、奇遇だな。仲良くやろうぜ」

 

「だまれ、馴れ馴れしいガキだ」

 

いけ好かない男の名前にモモが付いているという事実に、気が狂うかと思った。

 

モモに対する言葉使いも、気配も、声も、視線も、匂いも全てがモモへ悪影響。実力だけはあるという点が不快指数を増加させる。

 

絶対に拒否して拒絶して否定して、すごすごと惨めったらしく帰らせるか、寝てる間にでも始末しようと思っていたのに。

 

「俺たちを助けた、が正しい。親父が母さんを殺して、忌み子の俺を殺そうとして、そして俺が返り討ちにした。もう数ヶ月も前の話だ」

 

は...?助けた?この男が、ボクたちを?モモの命を救った?恩人?

 

というかモモ、今、忌み子だって。何も知らないはずだったのに、何も知らないと思っていたのに。知ってる素振りなんて見せなかったから、だって、だからボクが守ろうと思って。

 

知って、いた?双子の弟が忌み嫌われると知っていたのだ。知っていて、何でもないと振舞っていた。

 

なぜ?

 

決まってる。いつもそばにボクが居た。ボクに心配させまいと、ボクのことを考えて、ボクのことを思ってくれていたんだ...っ。

 

「ここまで長く追っ手に見つからないなんてありえない。絶対に。見つかってたんだ、見つかっていて泳がされていた」

 

なんて馬鹿なんだ。ボクは天才で、モモも天才で、血継限界を持っていて、モモの発想力は異次元のそれで。だから、だから。

 

完璧にやれていると思っていた。誰の助けも必要とすること無く、2人だけで生きていけると錯覚していた。

 

モモが助けてくれてありがとうと頭を下げた。それに対して、否定の言葉がなかった。

 

つまりは、そういう事。

 

モモは気づいていた。ボクは気づけなかった。悔しいなぁ。やっぱり凄いなぁ、モモは。

 

ボクの命と、何よりも大切なモモの命を救った恩人。認めたくは無いけれど、認めざるを得ない人。

 

ボクが獲物を逃がしていることを知っていたモモ。知っていて、なお許してくれていたモモ。ボクのエゴをかばって、守ってくれたモモ。優しい優しいボクのモモ。

 

片割れだと言ってくれた。守ると言ってくれた。必ずボクを守ると、それがモモの忍道なのだと初めて知った。

 

再不斬さんより強くなれるとモモが言ってくれたから。必ず強くなってみせる。

 

成長が楽しみだと笑ってくれた、その笑顔にボクも誓うよ、モモ。

 

でもね再不斬さん。

 

モモが囮になるなんて、有り得ないからね?

 

貴方のことは仕方がなく認めてあげるけれど、それとこれとは話が別。物事には優先順位がある。何よりも大事なのはモモだから。

 

当然でしょ?だって、ボクとモモは片割れ同士。2人でひとつなんだから。

 

発想力が異次元のモモは、戦闘方法も異次元だ。自分で作ったという言葉を用いて印を結ばず血継限界を使う。

 

五代性質変化のみを使って再不斬さんと2vs1の模擬戦をした時は、独自に開発した忍術で中距離攻撃をしたり、援護に徹していた。前半は。

 

往々にして、距離をとって戦う人は体術が苦手な傾向にある。再不斬さんもそう思ったのだろう、近づいて蹴り飛ばそうとしていた。でも出来なかった。足で印を結び幻術をしかけると言う前代未聞の超人技を披露し、雷遁による肉体活性とチャクラコントロールの極地、瞬閧を使い逆に再不斬さんを蹴り飛ばしてしまった。ざまぁ。影分身だったのが残念だ。

 

モモは気づいてなかったみたいだけど、再不斬さん、あれ見て冷や汗流してたからね。ボクもなんて惨い戦法なんだろうって思ったもん。初見殺しにも程があるよ。

 

何でもありのサバイバル演習形式ならボクも再不斬さんも勝算はあるけど、対面からのよーいドンならモモを相手するのが1番厄介だ。幻術や忍術を駆使した足止めからの中距離攻撃。例えそれを掻い潜って近づけたとしてもチャクラコントロールによる怪力、チャクラ量も半端じゃない。何だこの化け物は。可愛い顔して鬼の戦法だよ。

 

しかも何が怖いって、モモの一番得意かつ一番厄介な血継限界、銀遁を使用していない状態でこの強さだってことだ。もうなんかずる過ぎて笑えるよね。しかも、モモにはあのウサギさんも居るし。模擬戦では本来の実力の半分も出せてないんだろうな。

 

モモの音声による銀遁に追いつくために、足で印を結ぶやり方と天泣(てんきゅう)は習得した。そして最近は片手で印を結ぶ修行を始めたが、これが出来ても声には追いつかないだろう。両手で別々の忍術を使えるようになれば、今よりも戦術の幅が広がるから頑張ってはいるが。

 

そしてモモは再不斬さんを追ってきた雷刀使いを完封出来ると断言し、言葉通り完勝してみせた。仮にも再不斬さんと同じ忍刀七人衆の一人だったのに。本当に最初から最後まで、モモの掌の上だった。

 

水銀に雷遁を浴びせることで、揮発し発生した毒を操ったモモ。更にどこから仕入れたのか分からない知識で、発想の力で、水遁によって雷遁を制圧した。性質変化の相性を発想力で覆してるモモ、すごく格好いい。流石は天才開発者だね。自慢の弟だ。

 

その直後に起きた干柿鬼鮫さんとの戦闘。彼は本当に強かった。忍術のキレも、水遁の練度も、力も速度も負けていた。水分身1体を相手取るのがやっとと言ったところだ。再不斬さんは5人くらいを同時に相手にしていた。モモの元に行けって目で合図されたからそうしたけど。キツかったろうな。

 

そう、モモだ。あの子は本当に...どこまで成長するんだろう。ボクが足止めしている間、何かしているとは思っていたんだけど、確認する余裕もなかったんだ。

 

鬼鮫さんの身体を凍らせていたならば、肩に風穴が空くどころの話じゃなかっただろう。あの一撃で全身が砕け散っていたに違いない。ボクらのファンだって言ってくれたから、死ななくてよかった。鬼鮫さんの強さに感謝しないとね。

 

モモはソレを銃と言った。先駆する銀雷(Pris Silver)と呼んでいた。雷刀 牙を銃身として、その他を水銀で覆い形作ることで創造した武器。数百mの距離を瞬く間に撃ち抜くスピード。敵は気づいたら死んでいたなんてことも、十分有り得る。それほどまでに人を殺すことに特化した武器だ。

 

しかも今は飛距離を伸ばすだの、発射音を消すだの、銃身を見えなくするだの、衝撃をできるだけ無くすだの様々な改良を施しているらしい。モモの敵じゃなくて良かったって心底思ったよ。再不斬さんもモモの発想にドン引きしてた。

 

モモはどんどん強くなる。しかも強くなる理由が、ボクを守るためだって。もう、そんなこと言われたら、すごくすごく嬉しくなっちゃうじゃないか。ボクもモモを守るために強くなるよ。戦闘面での成長と、医療忍者としてのスキルの確立。やることは山積みだ。

 

人体の構造と機能については、モモもそうだが再不斬さんもとても詳しい。だから分からないことがあったらどんどん聞いてる。モモは最近すごく忙しいみたいで、あまり家に居なかったりする。寂しいよ、モモ。でも邪魔もしたくないから止められない。

 

何をしてるの?って聞いたら、木ノ葉隠れの里の地下に巨大な修行場兼避難所を作ったり、新しい忍術や道具の開発を行ったり、火影様と忍術談義というか、火影様に忍術講義?を行ったりしているらしい。プロフェッサーと話の合う子どもって...というか地下に巨大な修行場。なんでそんなことを。いや、気にしないでおこう。きっと常人には理解できないから。

 

だからモモでも分からないか留守なら再不斬さんに聞きに行く。再不斬さんも面倒くさそうな顔をしつつも真剣に答えてくれる。多分照れ隠しなんだろうな。なんだかんだ言って優しいんだよね。

 

そんな再不斬さんもあの戦闘を経て1から鍛え直してるみたいだ。きっとどんどん強くなるモモに触発されたんだろう。時間があれば瞑想し精神統一して、チャクラコントロールの修行を行ったり、カカシさんと模擬戦したりって光景をよく見かける。

 

この前はついに螺旋丸を作って小さくガッツポーズしてるのを見た。それをカカシさんに見られててニヤニヤされて、気づいた再不斬さんがブチ切れて襲いかかっててちょっと面白かった。でも照れ隠しに螺旋丸で仕留めようとするのってどうかと思う。カカシさんも雷切で迎え撃ってたけど。

 

再不斬さんの次の目標は瞬閧かな。負けてられない。

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