田楽狭間の戦いから一週間俺は落ちてきたという男が起きるのを待っていたら起きたらしいので話をすることにした。
最初はどうやら久遠様が話したらしく質問責めをしたらしく男、新田剣丞は戸惑っていたらしく出身が東京で今は神奈川県の山に伯父さんの家に住んでる学生らしい。
それを聞いた俺は新田君は異世界の未来から来たのだろう。それならここの事は殆ど分からないだろうな。
そう思った俺はすぐさま会うことにしたので今は久遠様の家に向かっている。久遠様の家に着くと入り口に久遠様の妻の帰蝶様がいて俺を案内してくれるらしい。
ちなみに帰蝶というのは本名ではない。他の武将には真名というのがあるのだ。それと本人が呼んでいいと言われるまで真名を呼んではいけないというのがある。
俺は最初何も知らずに真名以外の所を呼んでしまい、諱で呼ぶなと言われた経験があった。
それで案内してくれて襖をあけたら新田剣丞がこっちを見た。身なりを見てみるとやはりこの時代にはない格好をしていた。
「やぁ、君が新田剣丞君だね、はじめまして俺の名前は上白裕也だ、よろしくね。」
「あ、はいはじめまして。」
俺が頭を下げると慌てて新田君も頭を下げる。俺は帰蝶様に二人で話したいと言ったら部屋を出てくれたので。
「それじゃ聞かせてくれ、君は未来から来たんだよね。」
「(久遠さんから聞いたのかな)「ちなみにその服は高校の制服だと思うけど」!?(何で知ってるんだ!?もしかして)あなたも未来から来たんですか!?」
「うーん、半分正解半分不正解かな。」
「それってどういう事ですか?」
俺は新田君に俺の事情を話した。
「それで俺はここを去年きて旅をして日本を一周してここに戻ってきて久遠様に仕えないかと言われてな。」
「そうだったんだ…………ちなみに俺を元の世界に戻れないですか?」
「残念ながら君の異世界には行ったことがないから帰せない、
申し訳ないな。」
「いえ、気にしないで下さい。」
「それで聞きたいのだけど君がここに来た経緯教えてくれるかな。」
「あ、はい分かりました、実は……。」
どうやら伯父さんの家の蔵に刀を取りに言ったら銅鏡があってそれを見ていたら目の前が明るくなり意識を失って目を覚ましたらここにいたという事らしい。
「それは大変だったね…………おそらく元凶はその銅鏡だと思うけどね。よし、ならば君が元の世界に戻れるまで俺が君を守る事にしよう。」
「え?いいんですか?」
「構わないよ、君も時代が違くて不安だと思うしね。それじゃ俺は織田軍に入る事を報告するために城に向かうよ。新田君はまだ戸惑ってると思うから今日はゆっくりしててね、それじゃ。」
「うん、ありがとうございました。」
俺は部屋を出て久遠様がいる城に向かった。
城につくと赤い髪の女性が向こうから歩いてきた。
「む、そなたは天の御旗様だな、何のようがあって参った。」
「どうも柴田殿、久遠様に話があって参った次第です。」
「そうか、分かった殿の所に案内しよう。」
「ありがとうございます。」
俺は柴田殿の案内のもと久遠様の所に辿り着いた。
「裕也か、話しとはなんであるか?」
「先日話した仕官の事です。条件を飲んでくれるのなら仕官してもいいと思い話にきたのです。」
「そうか!!それで?その条件とは?」
「まず出来る限り新田剣丞の近くにいること。それと出来ればどこでもいいから家を用意してもらいたい。それと自由に動けるようにしてほしい。」
「ふむ、すまないが剣丞の事をまだみんなが認めてないからその返事はまだ出来ない、申し訳ないな。」
「そうか、分かりました俺は暫く辺りを見て回る事にします。」
俺は久遠様と別れて城を出た。
城を離れて夜になるまで散歩をしてると鬼の気配がして向かうと金髪の女性と少女が鬼を斬殺していた。その近くには剣丞君と柴田殿と丹羽殿がいた。
「おや剣丞君、危ない所でしたね。」
「裕也さん!」
「おいてめぇ何もんだ?」
剣丞君が驚き金髪少女が睨みながら俺に問いかける。金髪女性の方も俺をギラギラした目付きで見てくる。
「はじめまして俺は上白裕也という者です。」
「その旗のような槍を持っているということはてめえが天の御旗という奴か。」
「えぇ、そう呼ばれてます。」
「そうか。」
俺が話していると脇道からもう一体の鬼が襲ってきたので俺は天の御旗を持ち凪払いにして鬼の頸をはねた。
「よし、鬼はもう残ってないな。」
「ほう、やはりかなりの実力を持っていたな。」
「それはどうも。」
「あぁ!?てめえ獲物取りやがって!!」
「仕方ないでしょう、向こうから襲ってきたのですから。」
金髪少女がギャーギャーと喚く。それを剣丞君と丹羽殿と柴田殿が呆然と見てくる。
「喧しいぞクソガキ、あ~あ興が削がれた、帰って酒だ!」
「応よ、付き合うぜ母ぁ!」
そういうと二人は帰っていった。すると残った三人は俺に話しかけてきた。
「やはりそなたの武勇は確かなものであったな。まさか鬼をたった一振で倒してしまうとは。」
「噂に違わぬものでした。」
「どうも。」
「それより聞きたいんだけどさっきの奴って。」
剣丞君が聞きたそうにしていたので説明する。
「奴については正直にいって分からんとしか答えようがない。」
「ですが私達は人を食らう妖の存在として奴らの事を鬼と呼んおります。」
「鬼か。」
剣丞君が呟くように言う。
「ってちょっと待ってよ。今奴らって言った?ってことは俺が鬼と殺り合ってるのを見物してたの?」
「うむ、貴様の力を推し量る為に隠れて検分しておった。」
「えー!ちょっともう、最悪なんだけどそれ。さっさと助けてくれても良いじゃないか!」
「ふん、貴様ほどの腕があるなら、助けなど不要であろうに。」
剣丞君と柴田殿が言い合ってるあいだに俺は丹羽殿に何があったのか聞き出した。
どうやら2人は剣丞君の事を認めていなかったらしく抜き打ちをしていたらしく剣丞君はそれを切り抜けたらしい。
そして剣丞君が散歩をしていたら先ほど鬼に襲われてしまいそれを斬り捨てたらしい。
そのあとにもう2体の鬼が襲ったらしいが先ほどまでいた二人、森三左衛門可成殿と森長可がその鬼を斬殺したらしい。
「なるほどねありがとうございました丹羽殿。」
「いえいえ。」
説明を聞いていたら剣丞君と柴田殿の言い合いは終わっており剣丞君達はもう帰る事になり俺達は別れた。
翌日俺が一発屋で食事を取っていたら久遠様から呼び出しが来てどうやら剣丞君を認めない者と一騎討ちの勝負をすることになってしまったらしい。剣丞君も大変だ。そしてその勝負を見学しないかという誘いだった。
俺は朝食を食べ終わり久遠様の家につくと剣丞君達がもうすでに来ていた。
「どうやら間に合ったみたいだな。」
「きたか、それではまずは誰が戦う。」
「はい!まずはボクが相手する!」
名乗りでたのは赤髪の少女のようだ。
「黒母衣衆筆頭、佐々内蔵助和奏成政!」
「新田剣丞。」
「では尋常に始め!」
柴田殿が言うと佐々殿が槍先から弾丸が放たれ剣丞の足の近くに着弾する。剣丞君が文句を言おうとしたが佐々殿は槍の穂先に棒のようなものを出し入れしている。
(何で敵の目の前であんな事をやるんだ?)
俺が呆然と見ていたら剣丞君が近づき玉薬を落とし鉄砲を封じた。それにより剣丞君と佐々殿が戦うが剣丞君の方が上手で剣丞君が勝った。
そのあとも紫色の髪の毛の少女と肌色の髪の毛の少女とも戦い勝ち抜けた。そのあとに丹羽殿と一騎討ちをしたのだが剣丞君は丹羽殿の胸を触り油断したところに一撃を入れて勝った。
「剣丞君、それはさすがにないよ……………。」
「本当にごめんなさい!!」
俺を含めた皆に謝っていた。丹羽殿には今度何でも言うことを聞くことで手をうったらしい。その後最後に柴田殿と戦うことになったが柴田殿が巨大な斧で戦うが剣丞君はなす術なく一撃で気絶してしまった。
(けど攻撃の瞬間に地面を蹴って飛び退りながら体の中心線を刀で防いだな。)
それにより柴田殿は剣丞君を認めて他の者も帰蝶様以外か納得した。
「デアルカ、それでは裕也も内に入るということでよかろうな?」
「あぁ、約束通り入らせてもらうよ、今後ともよろしく頼みます。」
俺も織田軍に入ることになった。