終わりのアスタリスク   作:鉄血

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第六話

『さて・・・この礼儀知らずのせいで挨拶が遅れたけれど先に名乗らせて貰うわ。“異能に選ばれたお二人さん”。私の名前はノレア。貴方達の持つ”異能の管理人”をしているわ』

 

空中で浮かぶ犬の置物が優輝と理央の二人にそう挨拶をする。そしてそんな犬の置物に挨拶をされた二人は目を丸くし、優輝がポツリと小さく呟いた。

 

「・・・異能に選ばれた?」

 

その言葉に眉を顰め首を傾げる二人に、ノレアと名乗った犬の置物はその呟きに答える。

 

『そう。貴方達二人は選ばれたの。“星遺物“にね』

 

「いやいや、その星遺物ってなに?漫画やアニメじゃあるまいし。それにそんなの持ってないし拾ってないよ?」

 

『星遺物は持つものではないわ。宿すものなのよ』

 

「宿すって言われても・・・なんで俺達なんだ?理由がないだろ?」

 

優輝の言葉はごもっともだ。宿すような光に包まれたなどイベントがないと言いたいんだろう。

だが、そんな優輝の問いにノレアは答えた。

 

『理由?あるわよ。貴方達はあの光の柱を見たわよね?』 

 

「え?もしかして・・・アレ?」

 

『ええ。あの柱を見て、忘れなかったものだけが選ばれるの。選ばれなかった人は覚えていないわよ』

 

「ん〜?」

 

ノレアのその返答に理央が首を傾げる。

 

『どうかしたのかしら?』

 

首を傾げる理央にノレアは犬の置物の表情を顰め面に変える。何度も見たから平気だが、改めて見ると不気味なヤツだと思う。

 

「星遺物って光の柱を見て、忘れなかったらって言ってたじゃん?それだったら私とにいにの二人じゃなくて、お兄もその星遺物に選ばれている筈だよね?お兄も見たって言っているし」

 

・・・さっそく気づいたか。やはり天才、推測もずば抜けている。

 

『本当なのかしら?』

 

疑いの目かどうかは表情ではわからないが向けられる。

さてと・・・どうしたもんか。

 

(正直に話した方がいいか)

 

見たもんは見た。ソレがいい。変に嘘をつくよりは正直に言った方がいい。

 

「ああ。本当に見て今も覚えている」

 

(まあ、周回と原作知識でだけど)

 

『ふーん?おかしいわね・・・だとしたら貴方からも星遺物の反応がある筈なのだけれど』

 

そりゃ実際に持ってないし。

 

(俺の中に弟がいるだけだしな)

 

そのあたりは馬鹿正直に答える必要もないし。

疑わしい目をするノレアだったが、すぐに切り替えるように俺から目を外した。

 

『ま、いいわ。そういう星遺物もあるわけだし』

 

相変わらずの馬鹿だ。

 

(だから最後にヘマするんだよ。“ラスボス“の癖に)

 

そんな晴臣の心情を知らずにノレアは俺達三人にお願いをしてきた。

 

『さて、一通り話した所で貴方達にお願いがあるの』

 

「お願い?」

 

首を傾げる二人にノレアは言った。

 

『ええ。貴方達にはこの街に散らばった星遺物を回収して欲しいの。動けない私の代わりにね』

 




小倉唯 オグラ ユイ

ヒロインその一

最初に出てくるヒロインで人気投票ではその優しい性格と見た目で一位を独走した程の人気を誇る。
晴臣のバイト先の後輩件、優輝のクラスメイトであり、星遺物の保有者。ヒロインの中では一番攻略しやすい。
晴臣の周回の中で唯一攻略してしまった原作ヒロインで、そのルートが通常ルートの恋人ルートと、原作にはなかったヤンデレ化及び、監禁ルートである。
晴臣曰く、監禁ルートは知らねぇのこと。
バイト先やコスプレでは伊達メガネをかけて働いているらしいが、彼女曰く好きでかけているらしい。

能力は吸血鬼化

日光といった弱点が苦手になっただけらしく、晴臣曰くいいとこ取りした吸血鬼らしい。
吸血をしなければならない時があるらしく、我慢は出来るけど我慢し過ぎると理性がなくなるだとか。

あとお胸が大きい。かなり大きい。作品内で三番目に大きい理央曰く、自分よりも大きくてショックだったらしい。着痩せするタイプと理央は言っているが果たして?
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