※この作品には鬱や先天性疾患と言った言葉が結構出てきますが、決してそれらの方々を馬鹿にする意図は御座いません。何なら作者も鬱病患者です。
ご了承ください。
アイ可愛い。
これルナティックやない、詰みや。
俺の人生に夢はあっただろうか?
保育園の頃はあった。漠然とスポーツ選手になりたいと思った。
小学生の頃にもあった。ゲームクリエイターや医者になりたいと思った。
中学生で無くなった。自分には大した才能も頭脳も能力も根性も無いし、やりたい事も特に無いんだと分かったから。
高校生になってまた出来た。戦闘機のパイロットになりたかった。満足に高校に通うことすら出来ずに直ぐに挫折した。
生まれ変わりたいと思ったか?
保育園の時は無かった。小学生の頃もなかった。
中学生の時はあった。異世界転生でも起きればいいのにと思った。
高校生の時は無かった。でも、人生をやり直したいと思ったことは両手の指じゃ足りない。
そうやって生きて来て、期待して、失望して、挫折して、諦めた。
それで、疲れた。ああそうだ疲れたんだ。疲れて、豪雪の日に寿司食って軽く未成年飲酒して雪の上にダイブかました筈だ。
頭が暑くてふわふわして、体がひんやりとするのが心地よかったのを覚えている。まるでサウナのあとの水風呂の様な心地よさだった。
それに安心した。だってもう生きる必要が無いし何かに頑張る必要も無い。
「あ、死んだな」と思った。でも、そうじゃなかった。
俺は赤ん坊に生まれ変わったらしい。
「時流痕(ジルコン)〜いい子でちゅね〜♡」
推しの子の世界に。
ー
どうやら生後2ヶ月程度のようで、今俺が出来ることは寝る事、ミルクを飲む事、オムツを変えられることだ。
うん、取り敢えず神死ね、マジ死ね。
キリストの野郎でも分かるようにファッキンゴット。
んでジルコンって何やねん、蓮根の亜種か!ネーミングセンスどうなってんだよ頭でもぶつけたんか。どう考えても日本人につける名前とちゃうやろ!まぁ原作の愛久愛海と瑠美衣の時点で察してはおったけどな?
なぁ星野アイ!!
「ん〜?どうしたんでちゅか〜?アクアマリン〜?」
お前ほんの二、三十秒前までちゃんとこの体(俺?)の名前言ってたやんけ!どっちやねん!
1、アイが名前を間違ってるだけで俺が原作のアクアに憑依なりした。
2、原作の双子ではなく三つ子としてこの体に俺が入った。
さぁどっちや!
「あれ?ルビーだっけ?」
余計混乱させんな!こっちはほぼ何も見えんねん!多分やけどこれこの体何かしら先天性疾患持ってるやろ!元から精神病系患ってんのにそれに加えて先天性疾患付け足すなや!難易度ルナティックどころか人生終了のお知らせやんけ!
「ジルコ〜ン、おっぱいの時間ですよ〜」
だから結局どっちやねん!
あと乳は貰うわ、花京院の如くレロレロしたる。
ー
あれから多分1ヶ月くらいは立ったんかな?
んで確定したことが2つ。まず1つ目は3つ子であることと、原作通りアクアとルビーには中身が入ってるようだ。
で2つ目がこの体先天性疾患持ちやな。まず目が殆ど見えんし、匂いも分からんし味もわからん。つまりアイのおっぱいの味は分からんかった。聴覚もちょっと怪しいな。もう人生詰む詰むやんけ。
うんやっぱ神死ね。
んでアイはいま絶賛レッスンにお出かけ中や、あれでも16歳の現役アイドルやからな。
「…はぁ……なんで私がこんな仕事……一応私、社長夫人じゃないの?
…美少年と仕事できると思ってあいつと結婚したのに、与えられた仕事は16歳アイドルの子供の世話?そんで父親不明の片親とか…闇深すぎんだろ!そもそも私は、ベビーシッターをやる為に嫁に来たんじゃねぇ!」
そんでもって、目の前で騒ぎながら交換したオムツをぶん投げて見事シュートさせたのは、アイが所属する事務所の社長…の嫁さんであるミヤコさんや。
まぁ正直、この人の言うとることは完全に火の玉ストレートの正論や。本来はアクアとルビーの双子やったのに、この世界では俺っていうオマケが有るから余計やろな。
「……ていうかこれって、不祥事の隠蔽よね?…フフフフ…そうだ…週刊誌とかにこのネタ売ったら お金持ちに…もう全部どうでもいい!やったるか!」
(うわヤッバ…!どうする?殺す!?)
(無理だ……体格差がありすぎる…)
(…こっちは冗談で言ってるけど、もしかしてそっちは本気…?)
ミヤコさんが吹っ切れてアイの秘密を金に変えようと母子手帳を撮ってるぽい中、3つ子のうちの兄と妹であるアクアとルビーが原作通りコソコソ物騒な話ししてるわ。
まぁそんな中俺はミヤコさんのすぐ側におるわけなんやけど……。
「フフ……このお金で本担を月間売上1位に……!」
「哀れな小娘よ、貴様の心はシャンパンでは癒えぬ。」
「え、は、え、赤ちゃんが喋っ」
なんか始まったみたいやしそそくさ退散や。
ー
はー、生きるのって疲れるなぁ……。
それに今世は目が殆ど見えんから暇やし、音しか分からんから何やってるかわからんし……よし!死ぬか!別に生きる理由もないし、今世は前世より人生ルナティックやしな!
「ジル?もうおっぱい要らないの?」
本来ならめっちゃ可愛くて見てるだけで生きようってなるはずのアイの姿も見えんし、もうマヂ無理…縄探してこよ。
「……ジル、なんで同じところぐるぐるしてるの…?」
ああ、そうやった、俺目も見えんのやった。俺は自殺すら出来んのか。
自分で死ぬ事すら許されんのか。
俺転生させたヤツ誰か分からんけど、頼むから取り敢えずいっぺん死ね。
いつか呪い殺したるからな!
……それにしても、何目標に生きてどうやって死ぬかな〜……。
その時俺に電流走る。
ア イ を 曇 ら せ れ ば 良 い の で は ?
アイは原作で粘着激ヤバストーカー君ことリョースケ君に腹ぶっ刺されて死んだ。
そこで代わりに俺が刺されれば一番簡単に退場できるし、目の疾患が手術で何とかなるタイプならアイの美しい曇った顔も見れる。
持論やけど可愛い子が一番輝く時って泣いとる時と悲しんどる時やしな。
我ながら完璧な理論では?
よっしゃ、そうと決まればまずはアクアとルビーとのコミュやな!どっちも曇らせ現場に居合わせることになるんやし、それなら好感度高い方がより良い曇らせになるからな!
待ってろよ星野アイ!俺が必ず曇らせてやるからな!
あ、ごめんミヤコさん、その前にオムツ替えて欲しいわ。
アイの曇らせを自分なりに手軽に書きたかったので書きました。
絶対伸びないけど自己満の作品で5話くらいで終わる予定なので問題ないです。ホントは感想とかあったら嬉しいけどね。
それではここまで見てくれた人、メリークリスマスです。良いお年を。
Kill or love?
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kill
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Love
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ああ、やっと言えた……
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人の心とかないんか?