途中で紐ちぎれやがった首痛ってぇ。
まともな縄買っときゃ良かった、もう絶対やんねぇ。
というわけで再投稿です。心配させてすまんね。取り敢えず描き続けれる状態である限り書きます。
ジルのお葬式から、1週間くらいが経った。
今日は社長がアクアを、ミヤコさんがルビーを、それぞれご飯に連れていってくれている。
私は…親として終わっているだろう。
本来なら、私が1番早くジルの死から立ち直り、アクアやルビーのメンタルケアやお世話をしなければならないのに。
私は、未だに立ち直れていない。
あれからご飯も喉を通らないし、夜も眠れない。
お風呂に入る気すら起きないから、髪はボサボサで、目は泣き過ぎで腫れている様な酷い有様だ。
私は今、誰も居ないリビングのソファーに座ってぼーっとしている。
……もういっそ、死んでしまおうか?
そうすれば、この胸の痛みも、悲しみも辛い気持ちも、全部消えて無くなる。
……確か、首吊りは痛みも苦しみもないって聞いた事が―――
「君は、本当にそれでいいのかな?」
「……だれ?」
突然、誰かが私に話しかけてきた。
「私が誰、か……なかなか哲学的な問いだね。それは定義によるのでは無いかな?君たちの定義では神に該当するかもしれないし、肉体的な定義で言うのであればこの肉体は確かに人間の物だよ。なんなら触ってみるかい?特にほっぺたはもちもちだよ」
声のする方をむくと、ちょうどルビーくらいの女の子が、私の隣に座っていた。
「貴女は……誰?どうやってこの家に入ったの?」
「私がここに存在する理由が、今それほど重要かい?今君が知りたいのは、そんな事なのかな?」
「……なら、君は何を知ってるの?」
私は女の子を睨み付けながら、そう問い掛ける。
「私が何を知ってるか……そうだね、例えば君の最愛のジルくんが死んだ"理由"とか。」
「っ……!?知ってるの!?」
私は女の子に詰め寄って、問い質す。
「知っているとも。君が知りたい事を、全てね?」
「……教えて」
私は女の子に縋り付く様に懇願する。
「でもそれは君にとって辛い事かもしれないよ?」
「それでもいい!お願いだから教えて!」
私は女の子に縋り付きながら、必死に懇願する。
ジルが殺された理由なんてものがあるなら、私はそれを知りたい。
「分かった、教えよう。」
女の子はそう言うと、私の目を見つめる。
「彼が殺された理由はね―――
―――君だよ、星野アイ。君こそが彼が死んだ理由であり、原因だ。」
「……え?」
「君が彼を殺したんだ。彼が死んだのは、君のせいだよ。」
女の子は、私を指さしながらそう言った。
ー
「私が……ジルを、殺した?」
「そう。君が彼を殺したんだ。」
私は女の子の言葉に呆然とする。
「……なに、言ってるのかな?私がジルを殺した?そんな訳、無いじゃん!」
私は女の子にそう言って反論するけど、女の子は首を横に振って否定する。
「…いいや、君が殺したに等しいんだよ。」
「なんで!?私がジルを殺す理由なんて無いでしょ!?」
「……そうだね、"誰にも"彼を殺す理由もその気もなかった。だけど、結果的には君が殺したに等しい
んだよ。」
「だから!なんで私が殺したって事になるの!?」
私は女の子に詰め寄って、そう叫ぶ。
彼女の答えは、到底受け入れることなんて、出来なかったから。
「……君は、本当に分からないのかい?」
「分かるわけないじゃん!!」
私は女の子に怒鳴りつける様に言うけど、女の子は私を憐れむ様な目で見ながら口を開く。
「……君、事件の前に昔の男に連絡とったでしょ。」
「っ!なんで、それを……」
私は女の子の言葉に動揺する。
なんで、この子が知ってるの?アクアやルビー、社長やミヤコさんにも…ジルにも、話してないのに……どうして……?
「……で、でもそれがどうしたの!?それがジルが死んだ理由にはならないでしょ!?」
私は動揺を悟られない様に、女の子に反論する。
「あの男はある種の快楽殺人鬼だよ。」
「………え…?」
「カミキヒカル…だっけ?彼は自分が生きていることを実感する為に才能のある女を殺すクソ野郎だよ。」
「なに、それ……どういう事?」
私は女の子の言っている事が理解出来なかった。
いや、理解したくなかった。
だって……だって、つまりそれは……っ
「そして、君は彼に住所を教えた。」
「っ!違うッ!!私は、そんなつもりじゃ……」
「その結果、君を殺しに来た君のストーカーはたまたま居合わせたジル君を殺した。」
「…ぁ…」
「そして、君がジル君のストーカーに住所を教えなければ、適当な考えでインターホンを覗くのを止めなかったら、ジル君は殺されずに済んだ。」
「……あ……ぁ……」
私は女の子の言った事を必死に否定しようとしたけど、女の子はそんな私を嘲笑う様に淡々と事実だけを述べていく。
「つまり、君のせいで彼は死んだんだ。」
「……ぁぁ……」
私のせい……?私が住所を教えたから……?
私の代わりに、ジルは、殺されたんだ。
ピキリと、心にヒビが入る音が聞こえた気がした。
『アイは何も悪くないよ。』
「…え?」
存在しないはずの声が聞こえた気がした。
『アイは何も悪くないよ。』
「ジル……?」
私は、声のした方に振り向く。
そこには誰も居ないし、人形しか無かったけど……でも確かに居ると思ったから。
「ジル…そこに居るの?ねぇ、ジル……っ!」
私は人形に縋り付く。
いや、これは人形なんかじゃない……ジルなんだ!
そう!これはジルなんだ!
「ジル……っ!私、どうしたらいいの……?ねぇ、どうすれば良かったの!?教えてよ!!」
『大丈夫、アイは何も悪くないよ。俺が愛してるから。』
「っ……ジル、私も愛してるよ。」
『知ってる』
「うん、そうだね……」
私は泣きながら笑って、人形の頭を撫でる。
もう、涙で前が見えないけど……でも確かにここに居るんだと分かるから。
「……君、"誰"と話してるのかな?"それ"はただの人形だよ?」
「ねぇジル、ママと一緒に遊ぼ?」
『ああ、何して遊ぶんだ??』
「そうだね……ジルが決めていいよ!」
『そうだな……じゃあ、かくれんぼなんてどうだ?』
「うん!いいね!」
私は人形の手を引いて、リビングを出ていく。
「ねぇジル」
『どうした?アイ』
「私の事、愛してる?」
『当たり前だろ……愛してるよ。世界で唯一、アイだけを。』
「んふふっ…うれし。私も、ジルを愛してるよ。」
ロリ「……もしかして、やらかした?」
やらかしたよ。
君も私も。
あとどっちにしろ次で本編は完結です。
昨日は変なこと言って悪かったね、聞かなかったことにしてクレメンス。
読者年代調査(恥ずかしがらず答えてね☆)
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15〜19
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20〜29
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30〜39
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40〜49
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50〜59
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60〜以上