【鬱の子】   作:湯タンポ

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無職転生三期……?幼女戦記二期……?エヴァ完全新作……?チェンソーマン二部次回最終回……?後二週間強で就職……??

何時までも情報が完結しない…





『TEST ME』

 

 

 

 

 

 

目が覚めてから一ヶ月が経った。

 

リハビリを始めたが、医者にはもう長時間激しい運動はできないと言われた。

 

まぁ生き残ったこと自体奇跡らしいし、残当じゃんね……。リハビリめんど〜。

 

 

 

 

二ヶ月が経った。

 

リハビリが取り敢えずひと段落ついて、やること無くて暇だね。

 

退院はまだ先っぽいけど、リハビリ終わったし暫く安静にしとけばええやろ(超意訳)的なこと言われた。……暇っすね。

 

 

 

 

三ヶ月が経った。

 

そろそろ退院出来そうな雰囲気が醸し出されてるんだけど、本当に暇すぎてやることが無い。

 

いやもちろんスマホとかはあるんだけど、前世の世代の、簡単で周回も楽でやりやすい成熟したゲームを散々遊んできてしまった弊害で新鮮味がないから微妙なんよね……。

 

10年の差があればモンスター引っ張る例のゲームですら別ゲーよ?なんで石使ったガチャで星3が当たり前のように出てくんの?舐めてる?

 

やっぱ時代は2画面スクリーンで妖怪と友達になるタイプのゲームよ。買って貰えてないけど。

 

 

……あとアイ達見舞い来すぎじゃない?週1で来んなよ、常連のラーメン屋かよ。

 

 

 

 

四ヶ月が経った。

 

 

ようやく退院したわよ☆

 

俺は病人を辞めるぞォ!ジョジョー!!

 

 

という訳で、当たり前のようにアイ達がお迎えに来てくれました。いやありがたいんですけどね?毎週会いに来る必要ありました?逆に疲れません?

 

 

自宅に着くと、アイとアクアとルビーがめっちゃハイテンションで俺を迎えてくれた。

 

そう、滅茶苦茶抱き締めてきた。

 

特にアイは正面からこちらを捻り潰す勢いで抱いて来たので、画面がアイのおっぱいで埋め尽くされて最高でした。

 

その後アイが自分の母親なのを思い返して凄く複雑な気持ちになりました。どうしてくれんねんこれ。

 

……俺なんも悪くないよね?

 

 

 

5ヶ月が経った。

 

 

ごめんなさい、保育園には行けません。

 

私は今、家から出ても何もできません☆

 

 

なんせ味覚障害、軽度難聴、弱視(ちょっと改善した)に極低体重児で生まれた身体に加え、刺された後遺症である腹部の痛みと運動機能の不足などなど、まあ到底保育園とか無理なんで行ってないし、最近はお家でずっとレゴとか妖怪友達にするゲームやったり、アニメやドラマ見たりして過ごしております。

 

 

あー楽しい〜!

 

 

 

 

 

 

「……つまんな」

 

 

 

 

 

 

 

半年が経った。

 

 

流石にアイ達のテンションは落ち着いて来たものの、未だに結構過保護で、何をするにも誰かが横についてる。

 

 

いや有難いんだけどね?でもちょっと鬱陶しい。

 

 

というか常に誰かいるせいでゆっくり出来ないのよ!俺にもプライベートタイムってものが欲しい!

 

 

あとアクアがやけに優しい。

 

「……何か悩み事とかあるのか?」とか心配してくれるようになった。なんでやねん。

 

 

最近なんかは「……大丈夫か?」って肩ポンしながら言ってくるぐらい。

 

ホンマにやめて欲しいわ。アクアのああいう態度はちょっと……なんかゾワッてくるからやめて欲しい。

 

 

それから、アイはどうやら最近仕事の量をセーブしても問題無いくらいには稼げるようにはなったらしく、週に2、3日位は丸々家に居る事も多くなった。

 

 

俺が刺された後は、ドームライブの延期やらアイのメンタルがぶれたことでゴタゴタが続いていたようで、最近になってようやく落ち着いてきたらしい。

 

 

……で、まあ最近はアイドルと言うよりは女優とかマルチタレント方面にシフトしてるらしく、ライブとかは少なめで映画やドラマの撮影とかの忙しい時以外は、さっき言った休みの取り方をしてるらしい。

 

 

すごいね(小並感)

 

 

ちなみに最近アイは過保護が爆発してるのか、俺の後をピクミンみたいに着いてくるし、隙あらば「大丈夫?疲れてない?」「膝枕してあげよっか?」「一緒にねよ?」とか言ってくる。

 

 

……ごめん、正直役得すぎて膝枕とか全然やって貰ってますわ……。

 

ちなみにアイに膝枕してもらってるとルビーも駆け寄ってきて「あー!お兄ちゃんずるい!ママ私にもして〜!」とか言ってくるんで最終的にはアクア含めた全員で一緒に寝ることになる。

 

微笑ましいですわね。

 

 

 

あっちなみにアイの膝枕最高っすよ、おすすめです。

 

 

 

 

 

一年が経った。

 

 

特に代わり映えはない。

 

アイの過保護は少しだけ落ち着いた。

 

 

 

 

二年が経った。

 

 

アイがB小町を引退した。

 

 

 

三年が経った。

 

 

アイが主演の映画が興行収入100億を超えた。

 

 

 

四年が経った。

 

 

アクアとルビーが小学校に入学した。

 

 

もちろん俺は通えてない。

 

 

大人になると小中学校の良さとか楽さって身に染みるよね。

 

 

 

五年が経った。

 

 

アクアやルビーと少し距離ができた気がする。

 

 

六年が経った。

 

 

アイの仕事がまた立て込み始めたらしく、学校に通うアクアやルビーも合わせて、日中は家に誰も居ないことも多くなった。

 

 

いい加減レゴ捨てようかな。

 

 

 

 

七年が経った。

 

 

最近、食欲があまりない。

 

 

1番の理由は、単純に味覚障害で味が無いから。最近気づいたけど匂いもあんまりわからんし。

 

 

味が無いってのは想像以上にキツくて、前世であんだけ好きだった家系ラーメンはニョロニョロした不健康飯になったし、馬刺しはモニョモニョした何かに見えるし、酒はただの水だし……何をどれだけ食っても変わんないから、最近はゼリー飲料とかいうチートアイテムで栄養摂ってんよ。

 

 

……元々食べるの好きだった分、流石に堪えて来たね。

 

 

 

八年が経った。

 

 

アクアとルビーが小学校を卒業して、中学校に入学した。

 

 

制服を着てるアクアとルビーの卒業式と入学式の写真、その間で二人に肩を回すスーツ姿のアイのスリーショット。

 

その後ろで微笑ましそうにそれを見て笑う斉藤社長とミヤコさん達5人の、集合写真。

 

 

 

そこに俺はいない。

 

行ってもないのに、それだけするのは違うと思ったから、自分で行かないと言った。

 

 

 

だけど、その写真を見て……俺は少しイラッとした。

 

 

理由は分かりきってるが、分からない。

 

 

 

 

九年が経った。

 

 

アイの仕事は落ち着きを見せず、相変らず日中は誰も居ない日が続いた。

 

 

アクアとルビーとは、いつからかもう殆ど会話も無くなった。まぁ俺がずっと部屋に居るせいなんだけど。

 

 

アイも、俺が寝てる時間に帰ってきてるので、最近は殆ど顔すら見てない。

 

 

会った所で話すこと何もないから別にいいんだけど。

 

 

 

 

 

―――十年が経った。

 

 

アクアもルビーも、もう今年で中学校卒業の歳らしい。

 

ちなみに俺も家にいる間勉強とかしてみたんだが、まぁ全然できんかったね。中途半端に終わったわ。

 

 

今も基本一日中ベッドに居座り続けて、スマホでネトフリとかYouTube見るのが趣味。勿論生活費はアイが出してくれてる(ドブカス)。

 

でも、流石にここまで至福の無職ライフ送ってたら普通飽きるよね。

 

 

やっぱ何十年もニートして奴らって才能なんやなって。

 

なんかこの身体性欲が搭載されてないのか知らんけど、アイやルビーの下着姿が目に入っても綺麗な体してんなーくらいしか思わないし、グラビアとかAVとかポルノみてもエロい以外の感想湧かんし……。

 

 

あと普通にアイの方が可愛い問題もあるよ。

 

不知火フリルが顔面偏差値80くらいだとしたらアイは偏差値90くらいよ。圧倒的過ぎるだろ。

 

 

 

……将来どうしようね。

 

 

 

 

十一年が経った。

 

 

アクアとルビーが高校入学した。

 

原作通り、芸能科のある高校に入ったらしい。

 

 

アイも近頃また仕事が落ち着いて来たっぽく、家にいることが増えた。

 

 

といっても、以前みたいな賑やかさはない。

 

 

最近、アクアもルビーもよく帰りが遅くて、俺はいつもみたいに部屋から出てこない。アイだけがいつも通りで、テレビの中で活躍してたり、家事したり、たまーに俺の部屋に来て話し掛けたりしてるけど、やっぱりどこか寂しそう。

 

 

 

 

――こんな退屈な人生、あと何年あるんだろうか。

 

 

 

 

 

十二年が経った。

 

 

 

アクアが彼女を連れてきた。

 

原作通り、黒川あかねだ。

 

 

その日、珍しくアクアが俺を呼んだと思ったら、当たり前のように黒川あかねを紹介し始めたので、俺は十年ぶりくらいに頭の血管がぶち破れたかと思うような怒りを覚えたが、冷静に中指を立て「くたばれクソ野郎」とだけ言って部屋へ戻った。俺は大人だからね。

 

 

呼び止めるような声が聞こえた気がしたが、まあきっと気のせいだろう。俺は空耳まで聞こえるようになってしまったらしい。

 

 

あいつが俺に対して声掛けるなんてありえないからね。もし声かけられてたら今日槍降るよ。

 

 

 

―――だってもう誰も俺の事なんて気にかけてねぇだろ。

 

 

 

もういいわ。

 

 

 

 

 

 

十三年が経った。

 

 

 

 

 

何をしても楽しくないってのは疲れるもんだね。

 

 

 

アイが珍しく部屋に入ってきた。そう言えば最近、ずっと話してなかったような気がする。

 

 

 

「……ジル、おはよう。今日は、よく眠れた?」

 

 

「まあ何時も通りって感じやね」

 

 

「そっか」

 

 

そう聞いて、少しだけ笑ったアイの顔は、何処か陰っていた。

 

 

「ねえ、ジル」

 

 

「なに?」

 

 

「私たち、家族……だよね」

 

 

「……」

 

 

「……最近よく考えるんだ、家族ってこれで合ってるのかなって。私は上手く君達の母親が出来てるのかなって」

 

 

嫌な質問だなぁ……、答えても答えなくても嫌な気持ちになる質問。

 

 

「急に変な事聞いてゴメンね、でもどうしても気になっちゃって……」

 

 

「…………」

 

 

そう言われても、俺はまだ答えなかった。

 

本当の事を言えば、まぁ家族では無いだろと答えるべきだろう。

 

 

けどまぁ、そんな事を言えば間違いなく傷付けて、アイは寝込んだりするだろ。

 

とはいえ嘘をついても、アイには多分

 

すぐバレるし、その場合余計拗らせる可能性が高い。

 

 

非常にめんどくさい問題だ。

 

 

だがこういうのは放置して解決する問題ではない。

 

 

故に、ここは俺の取れる選択肢としては一つしかない。

 

 

「アイの事は母親とは思ってるよ。アクアやルビーのことは、まあ……何とも言えないけど、少なくとも他人ではないと思う」

 

 

……俺は何も嘘を言っていない。

 

やっぱ人生逃げですよ、逃げ。

 

それが、たぶん一番無難だ。

 

 

「……そっか、ありがとう」

 

 

俺の答えを聞いたアイは、少しだけ悟ったような顔をした。

 

すみませんね、私はお宅のアクア君ほど人間ができてなくてね……。

 

 

優しい嘘で包んで誤魔化すなんて器用な真似はできませんわ。

 

 

「じゃあ私行くね」

 

「んー」

 

 

アイはそれだけ言って部屋を出ていった。

 

 

……いや何を聞きに来たんだアイは。

 

 

まさかこの期に及んで、関係改善とか狙ってるんじゃないよね?その場合もう諦めた方がいいんじゃない?そんなの今更どうこうなる問題じゃないし……。

 

 

 

だって、埋まらない格差を間近で見せ付けられ続ければ、人は学習して無気力になるものじゃんね。

 

 

テレビをつければアイが、ドラマをつければアイとアクアが、ネット番組を見ればアクアやルビーが、曲を聞けばアイドル時代のアイやルビーが、映画を見ればアイもアクアもルビーも居て。

 

 

日常生活すら碌にこなせてない、働けもしない俺を尻目に、みんなどんどん成功していって、輝いていく。

 

 

アイツらは何処にでも居て、何処ででも活躍してる。

 

俺が居るのは部屋の隅で、ただ何もせず酸素を消費してるだけ。

 

 

そんな俺たちが家族な訳ないだろ、見た目も似てなけりゃ才能もねぇ、むしろ何処で血が繋がってるのか聞きたいレベルですけど?まぁ百歩譲って仮に血が繋がってたとして、そんな最低条件満たしただけで家族なの?冗談は顔だけにしてね。

 

 

今からでも入れる保険ってありますか?

 

 

……せめてなにか飛び抜けた才能でもあればなぁ……ちょっとは違ったんやろうけどなぁ。

 

 

 

もう終わらせようか。

 

 

 

正直、ずっとアクアが羨ましい人生でしたよ。

 

 

前世の経験も知識も使えて頭も良くて、アイからの遺伝でルックスは抜群、俳優として演技も出来れば、スタイル性格家事能力全て兼ね備えた美人彼女も作れて、挙句に妹や母と仲良しって……。

 

 

星野アクア、逆に貴様は何を持ち得ないのだ(血涙)

 

 

死ねよ!

 

 

死ぬわ(決意)

 

 

 

ほな人生さん片付けるで…。

 

 

人生を片付ける方法はとっても簡単!

 

 

 

まず汚い部屋は嫌なので、死ぬほど家を綺麗しましょう!

 

 

次に頑丈な柱とかに丈夫なロープ(ない人はネクタイでも可!)をしっかり結び、自分の首のサイズに合わせた輪っかをつくって吊るだけ!

 

 

 

お疲れ様でした。

 

 

次があるなら、せめて普通の体で有りますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタッ

 

 

 

 

 

 







某カラス幼女「…………」(顔を覆い隠し天を仰ぐ)


もう手遅れだにょーん。

あ、推しの子三期見ましたよ、やっぱアニメは面白いんよなぁ……。

読者年代調査(恥ずかしがらず答えてね☆)

  • 15〜19
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  • 30〜39
  • 40〜49
  • 50〜59
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