お待たせいたしましてよ皆様方。
そしてアンケート確定です。
みんな地獄が好きなんですね。
どうして……どうしてこうなるのだろう
「ルビー?ジルが今日はルビーと遊びたいんだって!」
「……ママ…」
私は、幸せになってはいけないのだろうか…?
「ん〜♡ジル〜大好き大好き♡愛してるよ愛してるからね!………だから私の事を愛して……?愛してるって言ってよ……ねぇ、ジル。」
「……ママ……っ!ジルは……お兄ちゃんは、もう……此処に居ないんだよ……?ママが抱きしめてるそれは……お兄ちゃんじゃ無いよ…っ!」
私は幸福を追い求めてはいけないのだろうか?
「ジルはママの事が大好きなんだよね?ね、そうだよね?だからジルは私の事を愛し続けてくれるんだよねー?」
「ママ……?何で返事してくれないの…?お願いだから私にも愛してるって言ってよ…!」
私がいるから、みんな不幸になるの…?
私が周りに不幸を撒き散らしているの…?
「ジルはママの事が大好き、そうだよね?ね?愛してるよね?……うん、そっか!ママもジルのことずーっと愛してるよ!」
「……っ!もうやめてよ……!お願いだからぁ……!」
こんな世界もう嫌だ…ママもアクアも、ジルが……お兄ちゃんが居なくなってからみんなおかしくなった……お兄ちゃんが居なくなったから、みんな不幸になった。
「あははっ!あはははははははははっ!」
「…ママ…っ!この世界にはママとジルだけが居るんじゃ無い……私も居るの!…お願い…お願いだからママ……
私の事も見てよ!」
_____
私の名前は星野ルビー!3歳半!
私は今、人生の絶頂期にいると言っても過言では無い!
「お兄ちゃん、アクア、せんせ……大好き♡」
「…ルビー、それ辞めてくれないか…?て言うかその呼び方ってどうやって区別してるんだ…?」
「アクアとルビーはホントに仲良しだね〜」
「ママの事も大好きだよ!」
「……うちの子やっぱりきゃわ〜!♡」
(あぁ〜♡幸せ〜♡オキシトシンとセロトニンとドーパミンの過剰分泌で死んじゃいそう……♡)
前世からの推しと大好きな人に囲まれるとか……前世で闘病頑張って良かったぁ…!十二歳で死んじゃったけど!
そう……私には、前世の記憶がある。
私は…天童寺さりなと言う名前で、闘病生活で人生を終えた。
享年12歳。
『退形成性星細胞腫』と言う病気との闘病生活は……辛くて、苦しくて、何度も諦めようと思った。
両親は見舞いにも殆ど来なくて…でも、そんな親の事情を理解してる『良い子』を演じなきゃいけなくて……。
『良い子』でいるのって、凄く疲れるし……何より、やっぱり寂しかった。
そんな私を支えてくれたのが、せんせとアイ。
アイは、アイドルとしてキラキラした姿を見せてくれて、アイを推す事が生き甲斐になった。生きる目標をくれた。
せんせは……モラリストで、現実主義者で…それでいて、担当の患者でも無い私の所に、サボりと称して足繁く通ってくれたお人好しのせんせは、私に生きる意味をくれた。
そして、そんなアイの子供として、三つ子として…『推しの子』として転生して!
三つ子の内の一人が転生したせんせで!
そんな三つ子の末っ子として、アイから遺伝した将来を確約されたルックスを手に入れて!
もう幸せ過ぎて怖いくらい!
…でも、一つだけ懸念と言うか、不安な事がある。
それは、ジル……三つ子のうちのもう一人で、今世の私の兄に当たるんだけど……正直、距離を測りかねている。
だって……生まれつきの疾患とかが、前世の病気の事を思い出しちゃうから、見てて余りいい気分にならないし…。
…それに、何故か私やアクアの前世の事を知ってるし……まぁ結果的にそのお陰でアクアが…お兄ちゃんがせんせだって事に気づけたんだけど……。
まあそんな訳で、お互い踏み込まずに表面上は仲良くしている。
……その方がお互い傷つかずに済むし、ジルもそこまで気にして無さそうだから
……
まぁいっか!
「ねぇママ!よしよししてー?」
「ん〜?ルビーは甘えんぼさんだね〜よしよ〜し」
「あ〜♡極楽浄土〜♡」
前世で幸せになれなかった分、たっっっっっっくさん楽しんで、アイの…ママの子供として目一杯人生を謳歌するの!
明日にはママのドームライブが控えてる。
ママのライブ……楽しみだなぁ……!
「じゃあママ、保育園行ってくるね!」
「うん、行ってらっしゃい、ルビー!」
「行ってくるよ……アイ」
「うん、アクアも行ってらっしゃい!」
明日の為にも、今日は保育園で全力で疲れて早く寝ないとね!
保育園から家に帰って来て、びっくりした。
ママが私とアクアを出迎えてくれて……それで、私達を抱き締めながら言ったのだ。
「ルビー、アクア……愛してる」
「ママ……!私も、私も大好きだよ!愛してる!」
「母…さん……俺もだよ」
もちろん私とアクアはアイに愛を返したのだが……驚いたのはそこじゃない……いやそれも結構驚いたけど…。
「……お帰り、ルビー、アクア。」
ジルが……お兄ちゃんが、私達を出迎えてくれたのだ。
「ジル……?え?何で……?」
「どうしたのルビー?」
「いや、だって……やっぱり何でもない」
「そっか…じゃ2人とも、手を洗っておいで!今日の晩御飯はみんなでカレーを作るよ!」
ママは、私とアクアの愛の言葉を聞いて嬉しそうにしている。
「うん!ママ、私頑張る!」
「俺も手伝うよ」
私とアクアは手を洗いに洗面所に向かった。
そして、私は洗面台で手を洗いながら考える。
(お兄ちゃんが私達を出迎えてくれるなんて……今まで無かったのに)
そう、お兄ちゃんはいつもリビングから出ずに私達を見送っていた。それがいつもの事だった。
(でも、どうして急に……?」
「…さあな……でも、そろそろ俺達もジルと向き合わないといけないのかもしれないな。」
「…もしかして言葉に出てた…?」
「うん」
「うっわ〜!恥ずかしっ!」
……でも、アクアの言う通りそろそろ私達も向き合わないといけないのかもしれない。
「…ルビー、アイのドームライブが終わったら、俺とルビーとジルの三人でちゃんと話そう……前世の事も含めて。」
「……うん、そうだね……分かった、私も覚悟を決めるよ、せんせ。」
「……出来ればそれもやめて欲しいんだけどな……」
「それは無理♡」
……ママのドームライブが終わったら、ジルとちゃんと話そう。
…お互いに傷つくかもしれないけど、その傷つく距離じゃないと人は理解し合えない。
だから、ママが私達を愛してるって言ってくれたように、私も……ジルと向き合ってみよう。
私達は、兄妹なんだから。
ああ、ちなみに最初のアンケートはどれを選ばれても地獄になる予定でしたが……みんなやっぱり血に飢えてるんですね。
戦闘民族なのかな?
じゃ!俺は加賀さんと戯れて来るぜ!
そう言えば、何でアイは急に愛してるって言ったんですかねー?ナニガアッタンダロウナー
読者年代調査(恥ずかしがらず答えてね☆)
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15〜19
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20〜29
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30〜39
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40〜49
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50〜59
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60〜以上