高橋さんのアイドルcoverが想像以上にアイだったので初投稿です。
以上。
アイ可愛いアイ可愛いアイ可愛いアイ可愛いアイ可愛い
もしも願い1つだけ叶うなら
どんな場所でもいいよ
ー
明日はいよいよB小町のドームライブ当日。
社長から『前日くらいはゆっくり休んでコンディションを整えとけ。』なんて言われたから、朝から家に居るのは良い物の……
「………」
「………」
――正直やる事が全然無いし、この地獄みたいな空気を何とかして欲しい――
アクアとルビーは幼稚園へ通っていて、日中は当然居ないのだが……ジルはそうはいかない。
何しろジルは体が弱い。外に出ても鬼ごっこすら出来ないくらいに。
そんな状態で幼稚園通っても楽しくないだろうし、何より本人が行きたくないと言っているので、それは尊重する事にした。
まぁ、つまりどういう事かと言うと……
「ジル、お腹すいてない?そろそろお昼にする?」
「いや、言うてそこまで腹は減ってないかな」
「そっか…」
「………」
「………」
「…………」
「…………」
……すごく気まずい…。
アクアやルビーとはある程度親子の関係を築いてるつもりなんだけど、ジルとの距離は未だに掴みきれていない。
そもそも、ジルは私に興味が無いんじゃないか?と思う時がある。
アクアやルビーは『ママ』と呼んでくれるが、ジルは私の事をそう呼んでくれた事は無いし……。
……いや、それは私が弱いせいか…。
自分が傷付きたくないから、ジルと距離を取ってるだけ。
こんなのじゃダメだって事は分かってる。
でも、頭に時々過ぎるの。
『私はジルを産んでよかったのか』
『ジルは私を恨んでないのか』
『私はジルにどう接すれば良いのだろう』
って。
そんな考えが過ぎる度、足がすくんで、開こうと思った口は閉じて、掛けようと思った言葉は喉で止まってしまう。
だから今日は…今日こそは、ちゃんとジルと話をしようと、そう決めたんだ。
明日のドームライブの為にも、これからの為にも。
その為にも、まずはご飯を食べないとね。
「よ〜し!ジル、何か食べたい物ある?ママ何でも作っちゃうよ〜!?」
同じ食卓を囲って同じ物を食べる。
家族なら当たり前の事だけど、ジルとは殆どそれが出来なかったから……だから今日は、せめて今日だけは……
「何でもいいよ。」
「ん、ん?ホントに何でも言ってくれていいんだよ?時間はいっぱい――」
「何でもいいよ、どうせ味分からんし。」
「あ……」
……ホントに私はダメだね、ジルは味覚が無い事も忘れて空回りしちゃってさ……。
「ご、ごめんねジル。ママがバカだったね……」
「……いや、別にそこまで言ってないけど…」
あぁもう!何でこんな空気にしちゃうかなぁ私は!私って奴はホントに……。
「……じゃあ部屋戻るから、なんか飯出来たら呼んで。一応食うから。」
「ま、待ってジル!その……少し、ママとお話しない?」
「……話?なんの?」
「うん、その……」
……怖い。
ジルに拒絶されるのが、恨まれるのが、嫌われるのが。
でも……それでも私は……!
「ママね、ジルに聞きたい事があるの……」
「何?」
「ジルは……ママの事、どう思ってる?ママは……ジルのお母さんで良いの?」
「……」
「ねぇ、教えて?私はどうすれば良い?何をすれば良い?私はどうしたら許して貰えるの……?」
とても3歳半の子供に聞く質問じゃないのは分かってる。
でも、私は知りたい。ジルが何を思っているのかを。
「……許す?」
「…うん、ママはジルをそんな身体に産んじゃったから…」
「……"産んじゃった"?…まるで産まなきゃ良かったみたいじゃん。」
「っ!……そ、そんな事ないよ!ママはジルを産んで良かったって思って――」
ダメだ。
全部裏目に出ちゃう。ジルを傷付けないようにと思って取り繕った言葉さえ、ジルには逆効果だ。
「本当に?本当に俺を産んで良かったと思ってるのか?」
「うん、ホントに産んで良かったと思っ――」
「"星野アイ"、俺は今から本音で話す、お前も本音で話せよ、"嘘"で固めた言葉は要らねぇ。」
「え……?」
「お互い腹割って話そうじゃねぇか、アイ」
怖い。
ジルが、怖い。
いや
誰だ、コイツは。
私が知ってるジルじゃない。
あなたは誰―――
パリンッと、何かが割れた音が響いた。
「………え……?」
足元を見ると、ジルが投げたであろうコップの破片が散らばっていた。
「なにさっきからずっと無視してんの?そっちから話したいって言ってきたんだろ」
「ご、ごめんなさい」
「謝れなんて言ってない、質問に答えろって言ってんの。」
「は、はい……」
「じゃあ質問、お前は俺を産んで良かったのか?」
「う、うん!私はジルもアクアもルビーも産んでよかったと思ってるよ!」
これはホントに本音。
私はジルもアクアもルビーも産んで良かったと思っ――
「本当はそれだけじゃねぇだろ嘘吐いてんじゃねぇっ!」
「…っ……ごめんなさい…っ!」
ジルが怒鳴り、再び物が割れる音が響く。
3歳歳児半とは到底思えない怒声に、私はその場で頭を守ってへたりこみ、ただただ謝る事しか出来なかった。
「本当は『産んでしまってごめんなさい』とでも思ってんだろ!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「産まなきゃ良かったって!そう思ってんだろ!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
「いつまで謝ってんだ!目を見て話せよ」
「っ!?」
ジルが私の髪を掴み、無理矢理目を合わせてくる。
怖い、痛い、怖い、怖い。
「子供を産んだんだろ?それならその子供と…俺と向き合えよ、責任持って。向き合えねぇなら最初から産むんじゃねぇよ!ガキがガキ産むな!」
「ぃ"っ!?」
ジルが私の頬を殴る。
痛い、怖い、辛い、痛い、痛い痛い怖い怖い!
「アンタをどう思ってるかって?何こんな体に産んでくれてんだクソボケふざけんなって思ってるに決まってんだろ!」
「ごめんなさいっ!ジルを産んでしまってごめんなさい!」
怖い、痛い。
……だけど、向き合わないと。
これは私への罰なんだから。
全部私のせいなんだ。
「マジで何でこんな体に産んでくれてんだよ」
そうだよね……ごめん…ごめんね…!
「でもなアイ」
ごめんね…やっぱり私なんかが子供を産んじゃダメだったんだよね……ごめんなさい…!
「俺はアイを"愛してる"」
「ごめんなさ―――え……?」
「アイ、愛してるよ」
ジルはそう言って、私を強く抱き締めた。
読者年代調査(恥ずかしがらず答えてね☆)
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15〜19
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20〜29
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30〜39
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40〜49
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50〜59
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60〜以上