前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
「カナリアちゃん お待たせ、どちらでも良いから手をコレの上に置いて?」
「分かりました」
ゴツいタブレット端末の上に左手を置くと、一瞬 ギルドのロゴ?が手の甲に映った気がしたけど、すぐにタブレット端末から終了が発せられる
「これで登録終了、これはギルド証ね? 身分証の役割を持つから無くさない様に、ギルド内の売買もギルド証で出来るよ」
「デビットカード機能付き、みたいな?」
「そうそう、そんな感じ。通帳を持ってきてくれたら、ギルド内バンクから切り替える事が出来るよ、いちいちギルドに来てATMで下ろすのも面倒でしょ?」
「それは確かに」
一通り後輩Bから説明を聞き、色々と知ることが出来た
「それじゃな
「はいはい鷹樹さん、任せてください。とびっきりのゲテモノ食材の情報仕入れときますんで」
「お前・・・」
後輩B 改め 紅谷と鷹樹のコントを横から見ていて仲良いなぁ と思う、実は付き合ってる? うん、すぐそう言う風にするのは良くないね、うん、戒めよう、反省反省
そんな訳で反省しつつ鷹樹の案内で転移門を通り、日本第6号
雑草は少ない森の様な場所に見える
「この若宮は未だ攻略中の長深度ダンジョンだから、浅い階層は初心者とか向きのダンジョンなんだ」
「確か・・・150層まで確認されたんだっけ?」
「そうだな、2日前に更新されて公式記録では152層だ」
「で、健在っと」
「その通り未だ健在だ、そしてエリアボスは強敵でギリギリだったらしい」
「うへぇ、それはそれは」
ダンジョンは階層を重ねる毎に出てくるモンスターが強くなり、得られるドロップ品の質も良くなる、全くもって謎である
「鷹ちゃん、頭の上に青丸に三角がついてるのがあるんだけど?」
「それはパーティーを組んでる味方って事だ、黄色丸はパーティー外の探索者、赤でひし形は敵モンスターな」
「ますますゲームみたい」
「確かにな」
やはり餅は餅屋と言う事で、現役探索者の鷹樹に分からない事を聞くのが1番と思い、分からない事は直ぐに聞いてみると、教えてくれるので助かる
「この階層は何が出るの?」
「なんだっけかな・・・確かキラーラビットとか、ミドルボアとかだった気がする」
「ウサギと・・・イノシシ?ブタ?」
「角の生えたウサギと、毛深くて まぁまぁデカいブタ、だな? 実験に使うならミドルボアがオススメだ、的がデカいし、デカいから見つけやすい」
「了解、それじゃぁミドルボアを目標で」
「オッケー、俺 気配感知のスキル取ってるから安心しろ」
「流石は鷹ちゃん」
探索者であり配信者の鷹樹の有能さを誉め、彼に続き獣道を進む
「鷹ちゃん、さっき言ってたウサギとブタ以外はモンスター出てこないの?」
「出てくるぞ? シカとかヤギとかオオカミとか」
「出てくるんだね?」
「第1階層はクッソ広いからな、なんでかは知らないけど、絶滅しない。あとシカは美味かったぞ」
「ふぅん、ブタは? ブタ美味しかった?」
「ブタ? あーちょっと癖があるから人を選ぶかもかぁ、煮込みで臭い消せれば美味い、筈」
「そっかー」
流石はダンジョン飯配信で生計を立ててるだけあって調理に対しての知識が豊富な鷹樹を素直に尊敬する
そうだ、あとで岩塩舐めてみよう、経口接種したらウンヌン書いてあったし、食用にしても大丈夫だろう、多分
聖水でブタ肉を煮込んだら どうなるんだろう?
何か凄い料理が出来るかも知れない、これも試してみよう、そうしよう