前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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111. 6層攻略 3

 

 

 

周辺警戒しつつワカモに周辺の索敵をお願いして数分も経たずにワカモが口を開く

 

「どうやら、吾等の目の前にある石碑を12時として、3時方向にボス部屋らしき物が存在する」

 

 

「え? マップでは階層ボスのボス部屋は、12時〜10時方向の筈・・・やっぱりイレギュラー? 」

 

 

「恐らくな」

 

『こちらの方でも調べてみた結果、どうやらレアイベント的な奴みたい』

 

 

「スタッフ? そうなんですか? 」

 

 

【レアイベントか、こんな上層で出るなんて珍しい】

【これを不運と言うべきか、幸運と言うべきか、悩むw】

【レアイベントのモンスターって、階層ボスより強い時もあるけど、旨味も階層ボスの比じゃないもんねぇ】

 

 

ワカモと渚の報告を聞き、石碑の正体を概ね把握する事が出来た

 

 

うん、ネトゲかな?

 

 

ここまで来ると、イオン様とかヴェスタ神より高位の神様が、娯楽の為にダンジョン生やして観察して楽しんでるって言われても納得出来るレベルで、人類に都合が良くて分かりやすいシステムなんだよね、うん

 

 

まぁ仮にそうでも、僕的にはどうでもいい事だ、楽しく生きていれれば良いしね?

 

 

 

「よし、それじゃ何かドロップ品も美味しいみたいだし、挑戦してみようか」

 

 

「うむ、主が望むならば吾は何も言うまい」

 

『レアイベントだから、事前情報ゼロ 気をつけてね?カナリアちゃん』

 

「ありがとうございます、スタッフ」

 

 

【頑張って〜カナリアちゃん】

【見せて貰おう、汝の力を】

【頑張ってねカナリア、ケーキ焼いて待ってるから】

【兄者がおるやんけw】

 

 

石碑に魔力を流しセーブを行って気合いを入れてレアイベントへ挑もうとして、コメント欄に三鶴(みつる)が生えたのが見えたが見なかった事にし、集中する様に務める

 

そういえば三鶴は こう言う人間だったな、うん 集中集中

 

 

 

三鶴が生えた事で少し集中を乱されたが持ち直し、ボス部屋と同じ様に膜の様なモノで覆われているエリアに入ると、人型の黒色甲冑を着た様なモノが膝をついて座っていて、僕に気付いたのか立ち上がり構える

 

 

「素手? いや籠手を着けてるから拳闘士タイプかな?」

 

「主よ、油断するなよ? 此奴は今までの敵とは格が違う」

 

「そうだね、完全人型のモンスターとの戦闘は初めてだから集中するよ」

 

 

【甲冑っぽいけど・・・なんだこれ?】

【アンデット系か竜人系か、はたまた自動人形系か、さっぱりだ】

【助けて、考察はーん】

【暫し待たれよ】

【居るんかーいw】

 

 

 

聖水を飲み、フロッティを軽く黒甲冑に向けて、どうするか考える

 

 

モンスターへの知識が乏しい僕は、現状目の前の黒甲冑の正体が分からない、だから用心してよく観察する事にする

 

 

黒甲冑と表したけど、その実 尻尾があるのでトカゲが鎧を着てる感じに近い ような気がする

 

 

「黒甲冑が拳闘士タイプなら、遠距離攻撃の手段は乏しい筈、なら中距離戦が出来る僕が有利の筈、多分」

 

「装甲の隙間に当たればの」

 

「うん、分かってた」

 

 

【これは微妙に相性が悪いか?】

【分からん、情報が無さすぎる】

【ダメージが通りさえすれば、ほぼ確殺なんだけどね?】

 

 

黒甲冑がトカゲ由来の人型モンスターと仮定して、厚い皮膚と頑丈な鱗に 僕の岩塩散弾は阻まれるだろうし、スラグだと拳でパリィしてきそうなぐらいの気迫を感じる

 

 

「うぇっっ速い!?」

 

「吾の想定より2割程速い、気をつけよ主よ」

 

「そうするよっ」

 

【おー流石はカナリアちゃん、後ろじゃなくて前に前転回避する度胸、見事】

【死にゲーマーかな?w】

【俺には無理だわ、敢えて前に回避なんて】

 

 

目測15mを一足飛びに一気に距離を詰めて来た黒甲冑の懐に飛び込む様に前転回避して、ガラ空きの背中へ屈んだ体勢でバックショットを撃ち込むがダメージの入った形跡はなく、流れる動きで回し蹴りが繰り出されたので、屈んだままバク宙して回避して更に胴体へバックショットをお見舞いするが、ビクともしてない様子だった

 

 

うーん、硬いなぁ

 

 

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