前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんというか、慣れないツッコミをして疲れるなぁと思っていると、ダンジョン内と思えないエプロンドレス?とか そう言う類いの服装をしているマリアがザバっと湖面から顔を放し、顔を手で拭いながら僕達の居る方へ歩いてくる
「日本産ダンジョンの水は美味しいねぇ」
「あの・・・流石に生水直飲みは辞めた方が・・・」
「大丈夫大丈夫、私は状態異常無効のスキル持ってるから」
「え? 便利ですね?」
【状態異常無効とか強いなw】
【カナリアちゃんが 宇宙ネコみたいになっちゃったw】
【フィールドワークするのに持ってこいなスキルなだよなぁw】
【ほんと、賢い脳筋はw】
相変わらずニコニコしてるマリアがレアなスキルを有していると言う返答に、どうする事も出来ず説得に失敗してしまう
「ふふ、カナリアちゃんは可愛いねぇ〜」
「カナリアが可愛いのは自然の摂理だよ?マリア」
「それな〜」
【俺等は何を見せられているんだ?w】
【可愛いを愛でる配信じゃね?w】
【美少女と美少女(成人)と美女のわっちゃわちゃした配信だなw】
僕が惚けている内にマリアが僕を撫で始め、ヘンリもマリアに触発されたのか僕を撫で始める
おかしいなぁ、ゆっくりする為にダンジョンキャンプしに来たのに、小動物してるなぁ、なんでだろう?
「よーし、あとは私に任せてカナリアちゃんは座っててね?」
「え? いや、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ? 信じられないとは思うけどね?」
【自分で言うとか潔いw】
【まぁ今までの行動では信用出来ないわなw】
【カナリアちゃんの懸念はもっともなんよなぁw】
満足したのかマリアは僕を撫でるのをやめてそんな事を言うので、にわかには信じられなくて言うと自覚はあった用で、カラカラと笑う
そんなマリアがパチンと指を鳴らすと、彼女の背後にガチめの野営調理施設が生えてきて、驚愕する
「え? 召喚魔法? いや空間系の収納ですか?」
「収納系なのは正解、属性は闇系統の影だよ」
「希少属性じゃないですか・・・」
「凄く便利だなんだよ?」
「は、はぁ・・・」
【違う、そうじゃないw】
【またカナリアちゃんが困惑しとるw】
【カナリアちゃんかわよ】
なんか質問に対しての返答がズレてる気がするのは気のせいなのだろうか?
いや、そんな事より設備はガチだがマリアが料理が出来ると思えないのだけど?
「カナリアの懸念は正しい、普段の振る舞いから信用出来ないよね?」
「え〜? ひどいなぁヘンリちゃん、私を誰だと思っているんだい? 私はあの稀代の大天才にして人類最強と謳われた
「知ってるし、それは関係ない」
「これは実力をもって示す他無いようだ! とくとご覧いただこうじゃないか!!」
「僕は何を見せられているのでしょう?」
【俺等が言いたいわw】
【そいやマリアって立花の血筋だったなw】
【つか護衛代行も王族末席やんけw】
【叔母の護衛をする姪の図】
よくわからないがヘンリとマリアが三文芝居を始めたので、呟くとコメント欄も僕に同意してくれる視聴者が多数いるようで安心する
そういえばヘンリが叔母なんだったなぁ と思いつつ年齢差も10と少しだし、仲が良いのは見ていて分かる
そんな訳で蚊帳の外になってしまった僕は、大人しくマリアを見守る事にした、危なければワカモかヘンリが対処してくれるだろうし、丸投げしよう、そう思っていたが
「・・・無駄がない、だと?」
「リオン姉様の生家 立花家の教育方針で一通り以上の事が出来る様にマリアとリリスは躾けられいるんだ」
「え? 本当ですか?」
「本当だよ、普段はこんなチャランポランだけど、キチンと公の場では相応の言葉遣いと所作が出来る・・・けど、面倒臭がって殆ど出て行かないけどね?」
【キチンとオチまでつけてくるやんw】
【ただまぁ・・・ガチではあるんやでw】
【目撃者は語る?】
無駄の無い動きで料理をするマリアに驚いていると、ヘンリがサラッと伝えてきて、コメント欄にも目撃者がいるようで、事実だと裏付けがされてしまう
ん〜人は見掛けによらないなぁ、うん