前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
「苦しい・・・食べ過ぎた」
「あとは ぼく に任せて」
「お腹落ち着いたらデザートをだそうかな?」
【見た目によらず、ほんと食べるなぁカナリアちゃん】
【下手したら俺より食ってる気すらするw】
【普段から この量食べるならカロリー何処に行ってるんだろうね?】
【それな】
椅子の背もたれに背中を預けて自分のお腹を摩り呟くと、ヘンリの食べるスピードが上がり、マリアが にぱー と笑みながら言う
よくわからないけど、甘やかされてるよね? なんでだろう?
まぁそんな事が気にならないぐらいにはお腹が苦しいので、大人しくしておく
あとコメント欄のカロリーの行方は僕も知りたい所だ、うん
そんな訳で食べ過ぎて苦しくなったので大人しくダラっとしていると、陽が沈み出した湖からザバァと音がし、デカいナマズみたいなモンスターが湖面から生えていた
「モンスター? なんであんな巨大な物が1層に?」
「ふ〜ん、ナマズっぽいなぁ? まぁ捕まえれば良いかな? あ、カナリアちゃんは座ってて良いよ、私がやるからさ?」
「カナリア、マリアに任せておけば大丈夫だよ」
【完全に舐めプしてるw】
【流石はヘンリ姫w】
【余裕そうだなぁw】
ナマズは水魔法由来のブレス(仮)を放つ為に口の前に水球を形成しているのだが、マリアは焦らずに僕へ言い、ヘンリに至っては食事の手を止めすらしない
「さて・・・撃たせないよ」
「水球が・・・霧散した?」
「
「ディバイド、ですか?」
「そして逃がさない」
【おいおい、なんて高等技術をサラッと披露してるんだ?】
【知識としては知っていたけど、まさか見れる日がくるとは】
【なるほど、分からん】
【かろうじてナマズに拘束魔法使ったのはわかったぞ】
目の前で不可思議な事に驚いていると、手を止めずにヘンリが言うが、サッパリ分からないが、コメント欄の反応を見る限り、余程珍しい技の様だ
「ディバイドとは、文字通り魔力結合を分断し魔力素子へ解体する技術の事、適性があって 神からチカラを授かっている転生者でも1桁人居るかどうか、そんな技」
「つまり、マリアさんは転生者?」
「いや? マリアはカヅキおばさんとユーリおじさんと母様の人外部分が濃縮還元された、そこいらの転生者よりヤベー娘だよ」
「えぇぇ・・・」
【解説助かる】
【マリアの扱いw】
【幾ら身内とはいえ、もう少し手心をw】
テーブルの上に並んでいた料理を食べ尽くしたヘンリが解説してくれるが、僕が理解できたのは マリアが物凄く強いって事だけだった
「あの・・・マリアさん、ナチュラルに湖面歩いてますけど」
「ん? あれぐらいカナリアだって出来るでしょ? ぼく も出来るし、なんなら飛ぶし?」
「確かに僕も出来ますけど・・・ってヘンリさん、飛べるんですか??」
「うん、よゆー」
【んーやっぱリューネ王族はバグってるよな?】
【みんな出来ないからね? 湖面歩きとか】
【飛行魔法とか、もっと無理ゲーなんだけどなぁw】
少し離れた場所で拘束して身動きの出来ないナマズを謎の棒を使って突き回しているマリアが、自然に湖面歩行をしている事をヘンリへ尋ねたが、更に驚愕する事を投下され、少し混乱する
「ぼく には よゆーだけど、あまりオススメはしない。とてもコスパが悪い」
「そ、そうなんですか?」
「うん、魔力消費がヤバい」
「そんなに?」
「リッター500mぐらい」
「クソじゃないですか」
「ん」
【カナリアちゃん、口悪w】
【ドチャクソ燃費劣悪なのは理解したw】
【飛行魔法は使い手選ぶんよなぁw】
【だからヴァンツァーが開発された訳だし】
思わず口が悪くなる程度には燃費が悪すぎる飛行魔法に驚愕してしまった訳だが、ナマズを突き回してるマリアが視界に入ってきてイマイチ説明が頭に入ってきていない
まぁとりあえず飛行魔法は燃費最悪、とだけ覚えておこう