前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
新学期が始まってから初の週末、僕は紗夜からの指示でダンジョンキャンプをする事になったので、事務所で新品のダンジョンキャンプ用のキャンプ用品の試作品を いつもの様にワカモへ積載しつつ、同行者の3人の様子を伺うと、三人共ワカモのモフみに気を取られている様だ
「なんかやけに事務所の入り口がデカいし、倉庫までの道が広めだなって思ったら、そう言う理由か」
「生で見ると大きいモフモフ、凄い」
「ワカモさん、あとでモフらせてくれない?」
「お主ら、吾がポーターだからと身支度を疎かにするでないぞ? 此度は案件配信だからな、忘れ物をしてはダメだ」
トリニティ3名の内、女性陣2名はワカモに釘付け、
「ウチの姉1号と2号がスマン」
「構いませんよ? 僕には何も被害出てないですし、それにワカモのモフみは抗いがたい魅力を放っていますし」
「お、おぉ・・・そうか? 」
ワカモに軽く叱られた
壱夜にはワカモのモフみが通じないのか、残念
そんな訳で支度も整い、事務所を出てダンジョンの1層へ降り立ち
「では改めて確認をします、今日は僕が いつもダンジョンキャンプをしている場所で、案件かつ初のコラボ配信とします」
「あぁ分かってる、
「それで選抜されたのが、私達トリニティなんだよね?」
「年頃の娘が家族でも無い異性とキャンプ、世間的には危険」
ワカモのモフみに負けていなければ、頼れる大人の対応をしてくれるので僕は安心して頷き
「そうです、では僕から注意点を2つ、1つ 僕のライブ配信は基本的に翌朝撤収しギルドに戻る転移門前までノンストップで配信しますので、視聴者に見られていると留意しておいてください、2つ 最近ダンジョンでイレギュラーが散見しているみたいなので、違和感を感じたら些細な事でも情報共有をして下さい」
「長時間になるとカメラ忘れて配信外のノリとか出ちゃうって奴だね、気をつけておこ」
「注意、大切」
「その噂は俺も聞いたけど、若宮だけか? それとも?」
「壱夜さんの懸念通り、若宮以外でもイレギュラーが発生している様ですが、関連があるかまでは現在不明です」
「了解」
やはりチームリーダーとして、しっかりしている壱夜が想定していた質問をして来たので答えると、納得したようで頷き言う
「それじゃぁ、始めましょう。あ、そうそうレビューは忖度無しでお願いします、紗夜ちゃんから そう言う契約だと聞いてます」
「了解」
「オッケー」
「りょ」
3人の返事を聞き、ワカモの背中に置いているカメラドローン4機を起動させていく
いつもより多いのは、トリニティがいるからだ
「渚さん、聞こえてますか?」
『はいはい、聞こえてるよカナリアちゃん。通信感度に異常無し、画面表示するよ〜』
「はい」
事務所に新設された管制室に居る渚へカメラドローン越しに会話をし、通信感度を確認し配信に問題が無い事を確認して、表示された待機画面を見る
なんか知らない間に新調されているが、まぁ渚か紗夜の仕業だろうと勝手に認識しておく
【配信開始までカウント5】
「はーい」
渚の言葉に返事をして正面に浮遊する赤のマーキングが入ったカメラドローンを見据える
この前まで無かった細工に、やっぱり渚は器用だな と思う
僕は こう言う塗装とかした事が無いから本当に凄いと思う、あとでプラモ作るか聞いてみようかな?
この話ふると、9割9分の人が驚くんだよね?意外らしくて
僕って、そんなにガンプラとか作らない様に見えるのかな? まぁ見えないんだろうけど、うん