前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
例に漏れずワカモの尻尾パワーにより爆睡して気づけば朝になっていたので、ワカモの尻尾を傍に抱えテントから出ると人形態のワカモが朝食をアウトドアテーブルに並べていた
「おはよう主、よく眠れた様だな」
「うん、おはようワカモ。皆さんもおはようございます」
【おはよー】
【おはー】
【おはよう】
【カナリアちゃんはかわいい】
毎回の事ながら徹夜テンションの視聴者が多いみたいで、5割増しぐらいでお祭り騒ぎなコメントが流れて行くが、寝起きで少々ダルイので反応はしないでおき、ひとまず周りを見渡して
「トリニティのお三方は・・・テントかな?」
「うむ、昨晩は少々遅かったからな、まぁ配信者としては及第点だろうがな」
「そっか」
【寝起きでフワフワなカナリアちゃんかわよ】
【カナリアちゃんかわいい】
【大天使カナリア爆誕】
とりあえずトリニティが就寝中の事をワカモに尋ねると、予想通りの説明が帰ってきたので、アウトドアテーブルの適当な席に座るとワカモが緑茶を淹れて僕の前に置いてくれたので、お礼を良い一口飲む
「あれ? ワカモ、尻尾少なくない?」
「
【あの粘りは凄かったw】
【二十代女性の威厳は皆無だったw】
【壱夜がずっと謝ってたしねぇw】
緑茶により頭が目覚めてきた事でワカモの尻尾の数が6つに減っている事に気付きワカモへ尋ねると、やれやれを肩をすくめて言い、コメントを見る限り相当粘ったようだ、ワカモ お疲れ様
「では、そろそろ起こすとしよう。主よ、少し待っていてくれ」
「うん、お願い」
【ワカモ氏、ほんとママ】
【ワカモマッマ】
【怒ると怖いが、優しいマッマ】
【優しい人が怒ると怖いのは仕方ない】
ワカモがトリニティを起こしに行くのを見送り、とりあえずコメント欄を眺めると、ワカモをママと呼んでいる一団を見つける
確かにワカモは母親特有の空気?オーラ?を感じるから、同意出来るし僕に甘いしね、うん
「あー・・・眠い・・・」
「眠い」
「カナリアちゃん、おはよーーー」
「お三方、おはようございます」
のっそりとテントから出て来て眠そうな壱夜と霞三と対照的に寝起きからハイテンションの二葉へ挨拶をする視界の端に貸し出ししていた尻尾を元の場所に刺しているワカモが映る
グリグリ刺す感じで戻すんだなぁと小並感な事を考えていると
「さぁ早く朝食を食べてしまうと良い、冷めてしまうと勿体ないからな」
「いただきます」
【めっちゃ美味そう】
【野菜スープにハムエッグ、バターロール 良い】
【空腹に染みるぜ】
ワカモの言葉に同意し朝食へ手をつける、相変わらず安心する味で僕ももっと精進しないと、と決意を固める
「食事をしながらになりますが、寝具のレビューをしていきましょう。どうでしたか?」
「悪くないと思うぜ? マットレスがあるおかげで大分寝やすかった」
「寝袋も着脱難しくないし、開け閉めもスムーズだったし、良い物だと思う」
「太鼓判」
【初心者が満足出来るなら、完成度高いな】
【カナリアちゃんも熟睡だったしね】
【気になるのは値段ぐらいかな?】
僕の言葉にトリニティは各々の感想を言っていく、なかなか悪くないレビューだなぁと感じる
「今回使用した一式は概要欄にURLを貼っておきますので、ご確認ください」
【痒い所に手が届く安心サポート】
【流石だぜ】
【チラッと見たけど、今回紹介されてるやつ以外にも多種多様なのがあるぜの】
想定内のコメントが見えたので、事前に用意していたセリフを言い概要欄へ誘導しておく、これで僕の仕事の9割が終わった
そのあと、他愛無い雑談を交えながら朝食を食べ終えて撤収作業をし
「それでは今回の配信はここまで、長時間お付き合いありがとうございました、よろしければチャンネル登録・高評価よろしくお願いします」
「次回の配信も見てくれると助かる」
「是非見てね?」
「ばいばい」
配信終了の締めの挨拶をして、配信を終了させ事務所へと帰投する、感想文の提出も必要かな? まぁ事務所に渚がいるだろうし聞こう
そんなこんな事務所へと歩を進めるのだった、まる