前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
初の同箱コラボ案件ライブ配信を無事に終わらせ、
撮影とか事務所に用事は無いが、何事も基礎トレーニングを欠かしては、いざって時に動けないので、今日はトレーニングの日なのである
「カナリアちゃん、本当に物覚えが良いよね〜」
「そうですか? あまり実感は無いです」
事務所のロッカーに鞄や荷物を入れて、いつもの様に聖女フォームで受付カウンターに行き、
「誕プレで貰ったハンドガンを使う為にトレーニングしてる訳でしょ? 本来なら毎日しても基礎の基礎が出来上がってるかどうかぐらいだよ?」
「そうなんですか? ん〜クラス補正でバフが掛かってるみたいなので、それで、でしょうか?」
的に向かってデトニクス・コンバットマスターを構え撃ち抜きながら燈の言葉に答える
僕は言うほど賢く無いのだが、頭を使わない方は割と覚えるのが早いと思う
まぁそもそも頭を使うのあまり得意では無いし、うん
だから、努力をかかしてはならないと思っている
「あ、そうそう、お願いされてた魔法適性の詳細鑑定の結果が出てたんだった」
「思ったよりかかりましたね?」
「いやぁ、魔武器生成と使い魔召喚の方が混み合ってて鑑定に回せる人員がねぇ・・・」
「あー・・・なるほど、把握しました。すみません」
「ううん、謝らないでカナリアちゃん」
燈が苦笑し言い、ギルド員が忙しくしている理由の一因が僕にあった事を察して謝ると、燈は僕の頭を撫でて言う
本当に優しいな、この人
「カナリアちゃんの適性は・・・水系統に土系統が最高値S判定、光もA判定かぁ〜なかなかレアだね? その他属性はC・D判定だから使えなくは無いかなぁ?って感じ」
「なるほど、予想通り水と土に適性がありましたか・・・小手先の技が増えて助かります」
「あー確か攻撃魔法習得・使用にマイナス補正が入ってるんだっけ?」
「その通りです、だから攻撃魔法を習得するより直接攻撃判定にならない小技の習得に時間を使ってるんです」
エクストラクラス聖女のプラス補正の恩恵は計り知れない、詳しく見比べていないから確定では無いが、僕は鷹樹と比べても保有魔力量が多い
鷹樹と僕にはレベル差があるにも関わらず、だ
確かに
攻撃魔法で無ければ消費魔力軽減が発生する最早チートではあるが、攻撃魔法だと最初級でも習得難易度が10倍〜100倍に跳ね上がる
母が常用している水系統魔法の水玉を作り、そこから派生させて魔法行使をしていくスタイルの、水玉までは直ぐに習得できたが、その後に発射したり鞭状にして攻撃しようとすると制御が出来ずに霧散してしまう現象が発生した
この事で、ある程度の線引きが判明したので後は屁理屈を捏ねてライン超えしない様に小技を増やして来た訳だ
そんなエクストラクラス聖女はプラスもマイナスも規格外のクラスなのである
「やっぱパーティメンバー探した方が良いんじゃない?」
「それはそうなんですが、下手な人と組んでも
「タンクだったら全身甲冑 着てる人が多いし、FFしても大丈夫じゃない?」
「え? FF前提で甲冑装備の人を探すと? なるほど?」
燈が冗談っぽくFF前提で募集をすれば? 的な事を言ってきたので、それは一理有るかもしれないと思う
金属鎧を着ていれば岩塩弾が当たっても大丈夫そうだし、うん