前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ガリューのおかげで消耗は少なかったが、万全を期す為に休憩を入れ安地にアウトドアチェアを起き座りワカモの淹れてくれたお茶を飲み落ち着く
本当ワカモって万能だなぁ、淹れてくれた お茶が凄く美味しい
そんな事を考えつつワカモから僕と同じ様に お茶を受け取っているガリューをチラ見すると、普通にお茶を飲んでいたが舌が見えないので、やはり爬虫類では無い様だ、鎧蟲って書いてあったし本当に蟲系なんだなぁ
くだらない事を思いつつ身体を休めていると、ガサガサと薮が揺れ そちらへ意識を向けつつ警戒をするとガリューが お茶を置き僕を庇う様に前に出て構える
安地だからモンスターでは無い筈だが、万が一のイレギュラーが有るかも知れないし、仮に探索者・配信者でも僕の反響定位に反応を出さないで近付く事の出来る高レベルなので警戒する事は無駄ではない
僕は性善説なんて信じていないので
「カナリアちゃん、攻略のスピード速いねぇ〜」
「マリアに同意」
「マリアさん? ヘンリさん? どうして此処に?」
【ほんとそれw】
【リューネ組がなんでいるん?w】
【カナリアちゃんを筆頭に視聴者全員が思ってる事やなw】
ヌッと薮を掻き分けマリアが僕達の前に現れ、彼女に続き何か刀身が黄金色?の剣を背後に4本浮遊させてヘンリも現れて何故か僕を褒めてきたので、ガリューへ大丈夫と伝えて警戒を解いて貰う
「実は新兵器が出来上がってたんだけど、渡すの忘れててさ? だから追って来たんだ〜、紗夜ちゃんに怒られるの嫌だし?」
「そ、そうなんですか? ありがとうございます?」
【困惑しておるw】
【そりゃ困惑するわなw】
【カナリアちゃんドンマイやでw】
マリアの説明は一応納得が出来る理由だったので少し困惑しつつ頷き、ヘンリの方を見て
「ヘンリさんは何故?」
「ぼく はマリアが ぼくの護衛という建前を生かしてカナリアのサポートをしようと思って」
「あ、はい」
【その為にわざわざ来たんかw】
【確かにカナリアちゃんと冒険したい】
【気持ちは分かるけど押し掛けるのはちょっとw】
【普段 剣使わないのに、わざわざ剣を持ってくるとはw】
なんかよく分からない理由で此処に来ているマリアの言葉に何とも言えない気持ちになり、変な返事をしてしまう
あと流れて来たコメントを見る限り、ヘンリは普段は剣を使わない様だ・・・魔法使い職なのだろうか?
そういえば飛行魔法を使ってるって言っていたっけ?
そんな事を考えていると
「ヘンリちゃんからの装備説明の前に、私の用事から済ませちゃうね? コレが新兵器」
「・・・あの、コレ・・・ロケットランチャーことRPG7じゃ?」
「そうだよ?」
【そうだよ? じゃねーよw】
【キョトンとするんじゃねーw】
【そうよ、カナリアちゃんが困惑するのも無理ない、うんw】
マリアが僕とヘンリの会話に割り込んできて そう言い収納魔法を使った様で空間からヌッとRPG7を取り出し、僕に渡して来たので尋ねると『それ以外に見える?』的な表情でキョトンとされ困惑してしまう
「筒の方は無改造で使い回し出来るし、弾頭の方は手作り出来るからね、威力の割にコストも低いし? 大体1発2000円行かないぐらいかな? 」
「なるほど?」
「前にクワガタが居たじゃない? アレぐらいなら装甲突破出来る様に作ったから、安心してね?」
「ありがとうございます」
【1発2000円か・・・元々対戦車とか車両と考えると安い方なのか?】
【アサルトライフルだと20発分だから安い方じゃないか?】
【1発分なら10階層以降のボス素材を売ればお釣りが出るじゃろ、多分】
マリアの説明を聞き、ひとまず威力は申し分ない事は理解出来た、ただロケット弾の特性をしっかり理解しておかないとFFしてしまうので、気をつけないといけないし、弾速も考えて偏差射撃しないとダメだな、うん