前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ひとまず受け取ったRPG7を背負い、金ピカの剣を携えているヘンリへ目を向ける
「何というか・・・主張が強い剣ですね?」
「ぼく の趣味じゃ無いよ? いや、確かに使い勝手の良い剣をって大雑把は注文した ぼく にも原因があるかも知れないけれど、製作者はマリア」
「マリアさん作成?って事はマリアさんの趣味?」
【カナリアちゃんが、なんとも言えない表情にw】
【見た目派手だよなぁ金剣w】
【コレ金色なだけで、素材が金とは限らないんじゃ?】
ヘンリに個人的感想を述べると、ヘンリは自分の趣味では無いと主張し、理由を説明する
確かに大雑把な注文ではあるが、流石に金ピカ剣が納品されるとは僕だって思わない、うん
「えぇ〜仕方ないじゃない? ヘンリちゃんのパワーに耐えられて使い勝手が良いとなると魔法金属合金素材しか無いし? 」
「あ、理由がしっかりしてる」
「・・・ぜひもなし」
【魔法金属の合金製のロングソードとか、めちゃくちゃ高そう】
【1振りで最低3桁万円か?】
【チラッと見えたけどエングレーブもされてるから、相当手が混んでそう】
マリアの説明で、金ピカの理由が分かりヘンリが渋々納得した表情をしているのを横目に流れて来たコメントをチラ見すると、どうやら大変高価な物らしく、少しコメント欄が騒がしくなっている
「でね〜作った以上は名前をつけないとじゃない? だからバエルソードって名前にしたんだ〜」
「バエル? バエルってソロモンの悪魔のですか?」
「違うよ?
「あ、はい」
【これマリアはワザとしてないか?w】
【これは疑わしくなってきたなぁw】
【カナリアちゃんの表情がw】
理由はしっかりしているが、なんというか意図して金ピカ剣になる様に素材を選んでいるんじゃ?と疑いたくなるぐらい軽い名付けで、なんとも言えない気持ちになってしまっていると
「そろそろ行かないと、視聴者も飽きるのではないか?」
「そうだね、行こうか」
「前衛は任せて」
「カナリアちゃんに花は持たせるから、任せて?」
【ワカモ氏ナイスタイミング】
【ワカモマッマ優秀】
【さてさてどうなるやら】
ワカモの一声に気持ちを切り替え片付けをして、しっかりパーティを組んでからボス部屋へ侵入する
「お供付きは初めてですね」
「サモナー・ロックタートル、高い防御力を持つ反面 移動能力に欠陥がある、その代わり機動力・攻撃力に秀でたブラックウルフを召喚使役して戦闘を行うんだ」
「ぼく とガリュー、マリアで道を開いてカナリアがトドメ、良い?」
「え? 良いですけど・・・」
「それが1番効率的だね」
「・・・・」
【解説助かる】
【流石はダンジョン研究者、モンスターも良く知ってる】
【火力だけならマリアがトドメの方が良いんだろうけど、やっぱカナリアちゃんのチャンネルだから花を持たせなきゃね】
3mぐらいの陸亀と その周囲を6匹程の黒色の狼が陣取っているのが見え、呟くとマリアの解説を聞きヘンリが作戦立案をしてきたので、了承すると直ぐにマリアは円環型魔法陣を展開し、魔法を放ちブラックウルフのタゲを取り引きつけ、ヘンリとガリューが釣られたブラックウルフへ突貫して瞬殺する、仕事が早い
「カナリアちゃん、今だよ」
「
「うん、それ」
「了解です」
【手際が良過ぎてカナリアちゃんが困惑してるw】
【ご丁寧にリクカメの口が開いてるなぁw】
【お膳立てが凄いw】
マリアの言葉に僕はRPG7を構えて引き金を引くと、リクカメの口の中へマリア謹製 岩塩ロケット弾が運良く入り、内部で炸裂し苦悶の雄叫びを上げてリクガメが消えていく
「内部攻撃は良く効きますよね、うん」
「おめでとうカナリアちゃん」
「ありがとうございます、マリアさん」
なんかいつもと変わらずワンショットキルだったなぁと思いつつ、半人前卒業ラインである10層を攻略出来た事を喜ぼう、そうしよう