前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
メイド喫茶(仮)を開店して10分程経つと、近隣のクラスの生徒や巡回をしている先生、風紀委員が入店してきて、すぐに長蛇の列が生成される
思っているより需要があった様だ・・・なんか始業式の時に僕にお土産を奉納してきた人達の様な気がするけど、今は目の前の接客に集中する事にしよう
そんなこんなで大繁盛のメイド喫茶(仮)で頑張って働く事1時間がたった頃
「お帰りなさいませ、お嬢様?」
「あらあら、とても可愛いメイドさんね? 貴女も そう思わない?
「はい、とても可愛らしいと思います」
上級生の
「2名様でよろしいでしょうか?」
「えぇ、構わないわ」
「では此方に どうぞ」
僕は紗夜に尋ねて2人を空席に案内をし、2人が着席したのを確認してから
「こちらがメニューになっています、お決まりになりましたらお申し付け下さい」
「分かったわ、ありがとう」
「失礼します」
一通り説明をしてから軽く頭を下げて一旦離れる、一応変なメニューが無い事は確認しているから、大丈夫だと思う
いやぁ最初、カナリアに餌付け(意訳)とか カナリアを愛でる権(意訳)が有ったからね、うん 油断も隙もあったもんじゃない
撤廃させる為にメイドとツーショット撮影と言う代案を許可したけど、見えづらい場所に記載してるから、そうそう見つからないはず、多分
「良いかしら?」
「はい、ただいま」
少し考え事をしている間に注文を決めたらしい紗夜に呼ばれ返事をして近づく
「お伺いいたします」
「ブレンドコーヒーとクッキーのセットを2つ、メイドとツーショット権を2名分をお願い」
「・・・繰り返します、ブレンドコーヒーとクッキーのセットを2つ、メイドとツーショット権を2名分で宜しかったでしょうか?」
「えぇ、間違いないわ」
紗夜の目を誤魔化す事が出来なかった様で、ツーショット権を注文されてしまった、認めたくは無いが現実だ
「コーヒーセットが出来るまで少々時間がありますので、ツーショット権を先に済ませてしまいましょう、此方へどうぞ」
「ふふ、ありがとう」
「神よ、感謝いたします」
注文をキッチンスタッフへ流し壁際に用意された撮影スペースへ案内し
「ではツーショットの相手をお伺いしますが・・・」
「貴女以外居ないわよ?カナリアちゃん」
「ですよねー」
念の為に紗夜へ尋ねるが、予想通りの返答が帰ってきて逆に安心する
まぁ今更写真を撮られた所で何か思う訳ではないけど、大繁盛してるから可能な限り手間は減らしたいじゃない? 少し回転率も下がる気がするし
そんな事を考えていると、僕と同じくメイド担当のクラスメイトが2人のスマホを預かっているのが見える
アレ?チェキじゃ無かったっけ? まぁいいか
なんか予定と少し違う気がしたが、気のせいだと言う事にして撮影スペースの前に立ち
「あー・・・ミヨちゃん? これなんかポーズ取った方が良いのかな?」
「ん〜・・・お嬢様達の要望を聞く感じ?」
「特に決まってなかったんだね・・・紗夜ちゃん、要望ありますか?」
「そうねぇ・・・」
2人からスマホを預かったクラスメイトことミヨに尋ねると、要領を得ない返事が返ってきたので紗夜へ尋ねると、彼女は少し考える素振りを見せて僕へ要望を言い、2人で協力してハートを作るポーズを取って写真を撮る
なんというか、定番なポーズな気がする
「ふふ、ありがとうカナリアちゃん」
「いえ、これぐらいなら言ってくれたら撮りますよ? 」
「そう? なら今度お願いしようかしら?」
「はい」
ミヨからスマホを返却してもらい紗夜が、そう言ったので本心で僕は言う
正直、今更このぐらいで羞恥心を抱く程、僕はウブでは無いしね、うん